美容・コスメ

2011年2月25日 (金)

101回目のダイエット

禁煙とダイエットをこれまでに一度たりとも成功させた事の無い事でお馴染み、どうもぼくです。

数日前から、再びダイエットに取り組んでいる。何故ダイエットなんかに取り組んでいるのかって?デブだからだよ、バカヤロウっ!

いかんいかん、自らの体形について語る時、私の中にいる「中学二年生反抗期真っ盛りのたけし」が出て来てしまう。母親の「たけし宿題やったの?」の声の最後の「たの?」の辺りに被せるようにして「今やろうと思ってたんだようるせえなっ!」と怒鳴り散らす「The反抗期」が。気をつけなくては。

これまでにも私は幾つものダイエットを試して来た。その内の幾つかと、事の顛末を皆様にお伝えしよう。

まず王道の「走って痩せるダイエット」。ジョギングである。走りに行くのが面倒くさすぎて失敗した。この失敗から学んだ教訓は「走るのは面倒くさい」。

続いて「節酒ダイエット」。三日に一日ぐらい酒を抜く日を作り、摂取カロリーを抑えるダイエット。これも酒が好き過ぎて酒を我慢出来ずに失敗した。この失敗から学んだ教訓は「酒はウマイ」。

更に「炭水化物カットダイエット」。米をあまり食わない、というダイエットであるが、自分の中で作ってしまった「麺類は炭水化物にカウントしない」という訳のわからないルールにより失敗。この失敗から学んだ教訓は「麺類は炭水化物である」。

といった具合に、なかなかに失敗ばかりで上手い事いかない私であるが、今回実践しているダイエットは、名付けて「ムキムキダイエット」。文字通り、筋肉でムキムキになって痩せようというダイエットである。

私は悟った。私は何かを我慢するのが嫌いだ。酒も、メシも、ラーメンも。そしてラーメンのスープも。スープは必ず飲み干したい。

ならば飲み干せば良いのだ。その為に、筋肉を付ければ良い、という結論に至った。

スクワットと腹筋を中心に、一日に数回に分けて筋トレをする。以前、柔道をしていた時にやっていた筋トレは瞬発力を身につける事に重きを置いた筋トレだったが、今回はとにかく筋肉を太くする筋トレ。

具体的にどう違うかと言えば、腹筋運動は以前は素早くやっていたが、今はゆっくり。上体を起こすのも倒すのもゆっくりとやる。この方が腹筋に負荷がかかる。

といった具合にやり始めて今日でちょうど四日間。とりあえず三日坊主は免れた。

筋トレをしまくる事で、基礎代謝が一日に10000キロカロリーぐらいになれば良いのに。そうしたら何をしたって太らないのに。

今後は、長渕剛・清原和博路線を行こうと思いますが、日焼けサロンとか通い始めたら、似合わないピアスとか付け始めたら、お願いだからゴルゴ13に依頼して射殺してやって下さい。

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2008年9月29日 (月)

痩せてやるって

肥ってしまったが為に買い換えざるをえなくなったズボン、4500円。

ダイエットしようと思ってジョギング用に買ったジャージ、結局はパジャマ、3200円。

肥っている自分、priceless。

お金を払う価値もない。

という事で私は今猛烈に肥っている。絶賛肥満中である。日々自己最高体重を更新し、気付けば70kgの大台が既に目の前という惨憺たる有様である。これからは必ず語尾に「ぶー」、もしくは「でぶ」を付けなくてはいけない。

「そうでぶ。明日は夕方18時に現場入りでぶ。いやあ、明日はどんな演奏になるか楽しみでぶね。」

「違うぶー。新井が広島を見限ったお陰で、栗原が立派な4番バッターへと成長したんだぶー。若手の活躍と控えのベテラン、この組み合わせが今年のカープの躍進の原因だぶー。」

などといった具合に。しっかりとデブとしてのアイデンティティを確立させ、「デブとしての現代人の苦悩」を体現するオンリーワンの存在を目指さなくてはならない。

「むしろ体脂肪率100パー(%)を目指してますから」とは伊集院光大先生のありがたいお言葉であるが、私もそれぐらいの自覚と気概をもってデブ道を邁進しなくてはならない。最早それは一つの使命であり宿命であるとすら感じている私がいる。

♪でーぶでーぶでぶ、メタボの子~、少しでも動くと汗が出る~

などと歌ってしまう訳だ。

本当に私はこれで良いのだろうか。

良い筈がないではないか。

このままでは私は「福島くん=あの肥った人」みたいな認識で見られてしまうではないか。数人で集まる算段をする時には、

「なあ、福島も来たいみたいだけど、呼んであげる?」

「ああ、あのデブ?でもあいつが来ると部屋の温度が二度ぐらい上がるしなあ」

「あ、あと、あいつが来ると窓ガラス曇るよね」

あはははー、あはははー。

などと罵られてしまうではないか。デブデブ言うな!!!

という事でいくつかのダイエットを始めた。今やっている事。

・なるべく3食食べる。朝と昼はそれなりにしっかり。夜はあまり食べない。

・炭水化物控えめ、野菜多め。

・ビールは最初の一杯だけ。あとは焼酎かワイン。

・こまめに運動。特に腹筋をしっかりつけて、腹の肉を燃焼させる。

・蒟蒻を食べる。

・大好きなラーメンは週に1回のみ。ラーメンが食べたくなったら、蕎麦で我慢。

・毎日体重計に乗る。

取り敢えずは今やっているのはこんな所だ。強調して言っておきたい事なのだが、私は「楽をして痩せたい」。無理はしたくない。

こんな怠けた私に、何か良いダイエット方法でもあれば教えていただきたいものである。「しんどい事」と「面倒くさい事」はダメだ。

うむ、楽をして痩せたい。

あー、鳥の唐揚げをつまみにビール呑みてえなあ。

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2007年12月10日 (月)

コンプレックスとムヒ

何がしかのコンプレックスをも抱えずに生きている人間などいないであろう、と私は考えている。一切の自己肯定に走ってしまう人を稀に見かけるが、それは逆説的にあまりにも強烈な羞恥の裏返しなのだ、と私は感じる。コンプレックスが激しい自己愛の裏返しであるように。

羞恥心と自己愛は表裏一体である。

自己実現欲求、或いはアイデンティティの確立に至るその過程。

「自分はこうありたい、あらねばならない」といったある種滑稽な呪縛の中で、客体を通した自己認識と主体である自己を通した自己認識との間に生じる齟齬。それこそがコンプレックスの正体なのかも知れない。

かく言う私も、やはりコンプレックスなるものを抱えつつ、魑魅魍魎が跋扈するこの浮世を渡り歩いている。

嘗て私は肉体を激しく鍛えた時期があった。それは大体私が中学生から高校生ぐらいの時期であった。昼休みには学校に置いてあったベンチプレスの器械で100kg近いバーベルを持ち上げ、ほどよく汗をかいた後にプロテインを飲む。銭湯で風呂上りのフルーツ牛乳を腰に手を当てながら爽やかに飲み干す快男児のように、私は満足げにプロテインを飲んでいた。また、新中川の川べりをよく走りこんだ。約10km近い距離のランニング、そして200mのダッシュを10本前後。そうして自らの躯を半ば自虐的とも言える程に痛めつけたその先に、私は強固な躯を夢想していた。それこそが、まさしく強烈なコンプレックスの裏返しであった事は、三島由紀夫の例を出すまでもなく明らかである。私は、ボディビルなぞに精を出した三島由紀夫の気持ちが痛いほどよくわかる。かと言って私は三島は好きではないのだが。

もう一つ、私が若い頃から抱えていたコンプレックスの一つに、脂性、というものがあった。どちらかと言えば新陳代謝は活発な方だったので、余分な皮脂はすぐに皮膚の表層へと追いやられた。すぐに顔にニキビが出来た。何だか全体的に顔が汚らしいのが嫌だった。さほど深く思い悩んだ問題ではないのだけれど。

そのコンプレックスは、加齢により解消された。つまり、体質が変化してしまったのだ。

私は現在、驚くほどの乾燥肌である。先日、酒の席で先輩の音楽家の方と話をしている時に、乾燥肌の話になった。その方、ここでは仮にAさんとしておこう。実名を出すのは憚られる。

私「最近、体中痒いんですよねー、冬だから肌が乾燥してるんですかねー。」

Aさん「福ちゃん、それは恐らく加齢による乾燥肌なんじゃないか?」

私「えっ?歳とってくると肌って乾燥してくるもんなんですか?」

Aさん「あたりまえじゃんか、オレだってむちゃくちゃ痒いもん」

私「確かに、潤いはゼロです!乾燥してます!」

Aさん「あーあ、もうしっかりオッサンの仲間入りだなー」

という何気ないやり取り。

しかし、私はこの加齢による乾燥肌において、一つ重大な問題を抱えている事を自覚していた。

それは、繊細な部分、横文字で言うとデリケートゾーン、直截的な言い方をすれば股間周辺がたまらなく痒い、という事である。

主に痒いのは、臍下から核心に至るまでの部分、つまり下腹周辺。そしてふぐり(或いはタマーキン)の裏の部位である。出来れば、人目を憚らずに掻き毟りたいほどに痒い瞬間が日に数度訪れるのだが、部位が部位なだけに人前ではあまり掻き毟れないのである。

想像してみていただきたい。

私が日頃のジェントルマンな口調で「いやあ、昨日我が家のワイフがミートパイを焼いてくれてねえ」などと和やかに談笑している時に(ちなみに私は独身なのだけれど)、片手にワイングラスを持ち、そしてもう片手では股間をボリボリと掻き毟っているその光景を。

「昨日、うちで飼っているゴールデンレトリバーのジョンが夜中に私の元にやって来てねえ」と言いながら(ちなみに我が家には拾ってきた雑種の猫が一匹いるだけだが)、やおらズボンの中に左手を突っ込んだかと思いきや、その場に居合わせた全ての人間が戦慄するほどの大きな音を立てながら股間を掻き毟り、そして恍惚の表情を浮かべる私の姿を。

まるっきり基地の外の人ではないか。もう少しマイルドに言えば、完全なキチガイではないか。

流石に人前で股間は掻き毟れない。しかし、痒い。

このジレンマ、さながら私は現代のハムレットである。

深遠な哲学者のように思いを巡らせ、諸葛亮孔明のごとく知略駆け巡らせた結果、私が至った解決策は、以下のものであった。

「ムヒを塗ってみる」






この解決策は、諸刃の剣であった、とだけ言っておこう。

痒みは解決する。しかし、それ以外の問題もまた浮上する。

本日、私が諸兄にお送りする一つの格言である。


「ムヒは、無茶苦茶きく」

以上である。

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