アブさんに復帰する日
朝からバイト。昨日の夕方からのバイトと同様に四時間弱で6000円ほどを稼いでフィニッシュ。あんまり稼げてないけど仕方ない。
そこから池袋に一つだけレッスンをしに行ってから小岩に戻ってきた。
小岩に戻ってからは練習をするか再びバイトをするか迷っていたのだが、ふと思い出したことがあったので練習もバイトもやめにした。ジャズ喫茶に行くことにした。
10日前にアブさんことAbddulah Ibrahim氏の訃報を聞いてからというもの、彼の音楽を聴くことを意識的に避けてきた。それ以来まだ一度も彼の音楽を聴いていない。
それはまだ彼の不在を受け止めきれない私の問題であって、彼の音楽を聴いたりあるいは自分で彼の曲を弾いたりした時におそらくやってくるであろう喪失感に向き合う準備が出来ていなかったのだ。
SNSなどでアブさんを追悼するために色んな方がアブさんの音源をアップしているのを幾度となく目にしたが、それを見るたびにスマホのボリュームをゼロにしつつブラウザを閉じた。私は「まだ」彼の音楽を聴きたくなかった。
しかしいい加減そうも言っていられない。
何しろ勝手に師と仰いでいるのと同時にアブさんは一番好きな音楽家なのだ。
聴くのも、それから自分で弾くのも、一番好きな音楽家だ。もうこれ以上避けるのは無理があった。
今日、レッスンが終わった後に池袋の教室で気のおもむくままに30分ほどピアノを弾いた。練習というよりは自分の楽しみのために。
そうしたら、やはりどうしてもアブさんの曲が弾きたくなった。アブさんの曲ならば譜面なんて見なくても弾ける曲が何十曲もある。なぜならば超絶ファンだからだ。おそるおそる数曲弾いてみた。
彼が残したいくつもの旋律は、すーっと私の中に染み渡った。やはりどう考えたって「一番好き」だ。もうどうしようもない。
30分ほどでピアノを弾き終えて、「よし、ジャズ喫茶行こう」と決心した。今日はもう練習もしないしバイトもしない。
アブさんの音楽を再び聴くのに、まずはスマホでは聴きたくなかった。今後は聴くけど。とりあえずはきちんとしたオーディオで聴きたかった。それからアブさんのことを好きな人がやっている店で聴きたかった。
となると京都の「Lush Life」が最適解であるのだが、いかんせん京都は遠い。一瞬考えたんだけどね。アブさんのレコード聴くためだけに京都行こうかなとかも。まあ、また今度行く。
それ以外となると千葉の稲毛にある「Candy」だ。あそこの店主のアブさん愛もすさまじい。そして音響も素晴らしい。
ということで電車を乗り継いで、えっちらおっちらと稲毛までレコードを聴きに行ってきます。
今後もずっとアブさんの音楽を聴いていくし、弾いていく。
今日から復帰するんだ。
今日の演奏動画。
Duke Ellingtonの作曲した『Vip Boogie』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
| 固定リンク


コメント