ステレオタイプとの向き合い方がわからない
「ドイツ人は真面目で堅物」や「イタリア人の男は陽気で女好き」や「インド人は時間にルーズ」のような、いわゆるステレオタイプの見方を極力しないようにしようと気をつけてはいる。
確かにそういう傾向のようなものはあるのかも知れないが、結局のところ「人による」というところに落ち着く。激烈にチャラいドイツ人もいるだろうし、絶望的に暗いイタリア人もいるに決まっている。私たち日本人がみな勤勉で協調性があるわけではないように、結局のところは「人による」のだ。
ただし時間にルーズでないインド人はいないと思う。そんなインド人は見たことがない。あいつらは悠久の時を生きていやがる。
そういうことを気を付けて生きているのだが、昨年ぐらいから増えてきた外国人生徒のピアノレッスンにおいて無断の当日キャンセルなどを繰り返されると、「外国人はちゃんとレッスンに来ない」というステレオタイプが私の中に芽生えてしまう。
今日も外国人の生徒から派手に無連絡ドタキャンをカマされてしまったために「ちゃんとレッスン来いよ外国人…」と一人で愚痴ってしまう瞬間があったのだが、ちゃんと来る外国人はちゃんと来るのだ、みんながみんなそういうわけではない。
ほとんどの生徒がちゃんとレッスンに来てくれたるし、お休みの時には前もって連絡をくれる。それは当たり前のことだと思っていたのだが、あまり当たり前ではないらしい。
あまり性悪説で仕事をしたくないなとは思いながらも、今後こういうことの為にレッスン料を予約時に前払いでもらうなどの対処が必要なのかなとも考える。あんまりしたくないんだけど。
何より自分の中でステレオタイプの偏見が生じてきて人を疑いながら生きていくのが実にストレスだ。
どうしたらいいんだろう。
今日の演奏動画。
Richard Rodgersの作曲した『June Is Bustin' All Over』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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