ノープロブレムおじさん
自分で意図して始めたことではないのだが、昨年からたまたま始まってしまったこととして外国人の生徒さんへのピアノレッスンがある。
レッスンでは英語と日本語を交えての会話ということになるのだが、私は「オー、ユーはドリームをハブだね!」と平気で言っちゃうレベルの英語力であるので、ホントに笑っちゃうような英語を駆使している。
そのように自分の英語力の無さに関して絶大なる自信があったので特に自分から「フォレインスチューデントウェルカム!」とは口が裂けても言えないのだが、向こうが体験レッスン受けたいって言ってきてなおかつ私のズタボロな英語力を目の当たりにしてもなお「レッスンに通いたい」と言うならば断る道理はないということで受け入れている。
今日の体験レッスンはロシアからやってきた19歳の青年であった。それなりに日本語が喋れる。彼の日本語力が10とすると私の英語力は0.2ぐらいだ。なんだ0.2って。視力かよ。
「私はあんまり日本語が上手じゃありません」と言うので「何言ってんだよ、おれの英語力に比べたら君の日本語は遥かにベリーグッドだよ」と釘を刺しておいたのだが、その彼も今後もレッスンに通いたいということだったので「じゃあ断る道理はねえや。ベリーウェルカムだぜ」と言って迎え入れた。
生徒が一人増えたという喜びは確かにあるのだが、外国人の生徒さんが一人増えるたびに「ホントにいいのかおれで」という気持ちもある。
まあ向こうがいいっつうんだからいいんだろう。
現在複数の外国人の生徒さんがいるが、私の英語力は一向に向上しない代わりに、生徒さんの日本語力がぐんぐん向上する。私に英語を喋らせるよりも彼らが日本語力を向上させて日本語でのコミュニケーションを取るほうが色々と円滑なのだ。
ちなみに私の英語での口癖は「ノープロブレム」なので、おそらく外国人の生徒さんたちからは「ノープロブレムおじさん」と思われているに違いない。
ノープロブレム。無問題だ。英語力がズタボロでも何も問題はない。
今日の演奏動画。
Jean Schwartzの作曲した『Rock-A-Bye Your Baby With A Dixie Melody』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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