猛禽類のいる蕎麦屋とブックオフ
今日も昼に蕎麦を食べに行ってきた。
とはいえ、今日はいつもの「ゆで太郎」ではない。
小岩の名店で名高い「やぶそば」である。柴又街道が千葉街道と交差するところをそのまま柴又街道沿いに南下するとある。
実はこの「やぶそば」、名店であるという噂はかねがね聞いていたのだが、これまでに一度も訪れたことがなかった。人生初の「やぶそば」である。
さすがの名店で昼食時にはなかなかに混雑していたのだが、通されたのは座敷の席だった。横に立派な庭があった。
そしてその庭を見ていたらなんと!
鷹がいた!
こっち向いてくれないかなあと思っていたらこっちを向いてくれた。
ぎゃあ!かわいい!
まさかの特等席である。鷹を見ながらの蕎麦である。
蕎麦の方は、10年に一度ほどの贅沢をしてしまった。
天ぷらそば、1450円である。大富豪の食事である。
普段の「ゆで太郎」の3倍ほどの値段であるが、これが「ゆで太郎」の3倍美味かったかと聞かれれば、美味かった。何なら5倍ぐらい美味かった。極上の出汁と風味豊かな蕎麦、そしてぷりっぷりの大きな海老天が二本である。もう美味すぎて失神するかと思った。
たまにはこれぐらいの贅沢をしても許されるはずだ。
帰りに自転車を停めたところから裏庭を見たら、更にフクロウっぽいやつらがいた。
ここは猛禽類の多い蕎麦屋である。
「やぶそば」を出て、近くのブックオフに向かった。本が安かったら買おうかなと思って。
結局文庫本の一冊100円のコーナーがあったので5冊も買ってしまった。
向かって左から
・『小さき者へ / 生まれいずる悩み』有島武郎
・『にごりえ / たけくらべ』樋口一葉
・『老人と海』アーネスト・ヘミングウェイ 福田恆存訳
・『フラニーとズーイ』J.D.サリンジャー 村上春樹訳
・『深い河』遠藤周作
の五冊。
どれもそんなに長い本ではないのですぐに読み終わりそうだ。まずは今読んでいる夏目漱石の『それから』をさっさと終わらせたい。
なかなか充実した昼下がりでした。
さて、練習しよっと。
今日の演奏動画。
Dick Charlesの作曲した『Mad About Him, Sad Without Him, How Can I Be Glad Without Him Blues』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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コメント
「老人と海」を読んでトークやってくれないかなぁと密かに願ってた!
叶うといいな。
投稿: | 2025年2月23日 (日) 16時38分
ありがとうございます!
3月の文学YouTubeは夏目漱石の『それから』で決定していたのですが、4月は『老人と海』に決定です!誰も興味ないかと思いきや!嬉しい!
投稿: 福島剛 | 2025年2月23日 (日) 16時48分