8年目と19年目
昨日の夜はいつもお世話になっている小岩BACK IN TIMEで飲み会だった。
8年前に亡くなった先輩のドラマー、町田浩明氏を偲ぶ会が行われていたのでそれに参加してきた。私も随分と町田さんにはお世話になった。生意気な口ばかり利いていたのだけれど。
彼が遺した作品を聴きながら彼の思い出話に花を咲かせた。町田さんは困ったところもたくさんあったけれど、みんなから愛されていた。私も彼を愛していた。とても良い会だった。来年もまた参加させてもらおうと思う。
そして今日、1月31日は私のピアノの師である市川修先生の命日だ。2006年に亡くなったので、もう丸19年が経つ。
私の人生の中で分岐点みたいなものがこれまでにいくつかあったのだけれど、市川先生との出会いはその中でも一番大きな分岐点だった。彼と出会っていなかったら私は多分ジャズピアニストという仕事を選んでいないと思う。
きっとこれからもいくつかの岐路に立つ時があるのだろう。
明日は奈良に行ってくる。
市川先生の命日の翌日に、市川先生と非常に縁の深いメンバーとライブをしてくる。
2月1日(土)奈良 Blue Note
0742-27-8230
http://kyoto-bluenote.jp/
vocal:市川芳枝 piano:福島剛 bass:矢野克宏 drums:市川綾野
16:00~start music charge:2800円
ボーカルの市川芳枝さんは先生の奥様で、ドラムの市川綾野さんは先生の娘だ。ベースの矢野克宏さんは先生と共に数々のライブを共にした盟友で、そして私は先生の弟子だ。数多いる弟子の中でもぶっちぎりに出来の悪い弟子だったけれど。
死んでいった先生や数々の友人や親戚などは、まだ私の心の中で生きている。
明日は先生のことを思い出しながら思い切り演奏して来ようと思う。
今日の演奏動画。
Anthony Newleyの作曲した『Who Can I Turn To』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
2020年6月20日にもやっているのでリテイクです。
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