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2024年8月 1日 (木)

誤審では?と思ったら

オリンピック柔道五日目。

ここ数日オリンピック柔道のことばかり書いているが、実はここに書いているのはかなり慎重になって書いていることばかりで、もっと正直に(なんならちょっと酔っ払って)書いたら、この何倍も言いたいことはある。

私の基本的なスタンスは一貫して「選手ファースト」であるので、死闘を繰り広げてくれている選手たちを貶めるようなことは決して言うな、ということだけをここで宣言しておく。

まあ全て終わったら総括として色々ぶっちゃけるかも知れないけど。

昨日の男子90kg級の決勝でも「誤審では?」ということが話題になった。
日本の村尾三四郎選手とジョージアのべカウリ選手との決勝戦、ポイントは以下の二点だった。

・終盤に差し掛かったところで村尾選手が繰り出した内股すかしが技ありに見えたが何のポイントも入らなかった。
・本戦終了間近に村尾選手が放った谷落にべカウリ選手が小内刈をカウンターで合わせたシーンは同体に見えたがべカウリ選手の技ありとなった。

この二点である。

結論から言えば、
・内股すかしに関しては勢いは十分だったもののべカウリ選手は尻から落ちており、畳には片手しかついていないので技ありはない
・小内のカウンターは同体に見えたがべカウリ選手が寸前のところで体をコントロールしており、同体で両者ポイント無しという判断もべカウリ選手の技ありという判断もどちらも可能性としてはありえる

ということだった。

実際に振り返ってみたらそうだった。

私も最後の小内のカウンターは「んー?同体くさくねーか?」と思ったのだが、スローで見たら「まー技ありあるっちゃあるかー」となった。

ということで、昨日の柔道はそんなに誤審ではなかった。

非常に気になるのは、こういった時にまるで陰謀論のように「不正が行われているのでは!」と騒ぎ立てる人間が少なからずいるということだ。

自分の応援している選手が勝てなかった時に「不正だ!」と騒ぎ立てるのは、まるで政治の選挙で自分が投票した候補者が落選した時に「不正選挙だ!」と騒ぐのに似ていると私は思った。

もちろんそういった不正が行われた可能性もゼロというわけではないだろうが、きちんと精査してみたらやはり結果が正しかったというケースの方が圧倒的に多いだろうとは思っている。

昨日の柔道の決勝戦に関しては誤審だ!と騒ぐ前に、今一度柔道のルールを理解し直した方が良い。その為には常日頃から柔道という競技に興味を持ち続け、観戦する癖をつけてもらいたい。

私は昨日の柔道の稽古でわりと派手目に怪我をしてしまったのでしばらく柔道の稽古はお休み。左肩をやってしまったので上半身が動かせないので、治るまでは腹筋背筋と下半身を中心にトレーニングをしようと思っている。

あと、非常に心配していたことだが、肩を怪我していてもピアノは問題なく弾けた。肩は痛いが気合いと根性で弾ける。昨年は指を折りながらでもピアノ弾けたしな。こんなもん楽勝だ。

明後日のライブもバッチリだ。是非観に来てほしい。

明後日は京都でピアノトリオ。めちゃくちゃ楽しみだし気合い入ってます。

8月3日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
【福島剛トリオ】
piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野 
14:00~start music charge:2500円


今日の演奏動画。

Ron Carterの作曲した『Blues For D. P.』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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