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2024年8月

2024年8月31日 (土)

ソロピアノオリジナル祭り終了感謝

昨日のライブ。急遽ソロピアノになってしまった上に全曲オリジナルなんてことでやることに不安もあった。

私は私の書いた曲がまあまあ好きなのだけれど、知らん人からしたら「なんやそれは」ということになるので、面白がってもらえるだろうかという不安と、それからそもそもお客さんが来るのかという不安と。

結果から言えばお客さんはそこそこ来てくださったし、私も自分の演奏内容に「今出来ることとしては悪くないだろ」とある程度納得した上で、多分お客さんにも楽しんでもらえた。良かった。

昨日延期になった市川綾野(ds)さんとのデュオライブは10月30日(水)、そして次のソロピアノライブは11月8日(金)。どちらも昨日と同じく小岩「BACK IN TIME」にて。

いつも快くライブをやらせてくれて共演までしてくれる梶川マスターにも心から感謝。

今日は久しぶりの柔道の稽古。

怪我のせいでまだきちんと稽古はできないけれど、しっかりリハビリしてきます。


今日の演奏動画。

Hoagy Carmichaelの作曲した『I Get Along Without You Very Well』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月30日 (金)

本日はソロピアノ全曲オリジナルNight

昨日も告知したけれど今日は急遽ソロピアノのライブ。

8月30日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「架空カンパニー小沢一蔵商会企画
福島剛(pf) Solo Piano 全曲オリジナルNight」
piano:福島剛
Special Guest:梶川朋希(gt)
19:30~start  music charge: 2500円

昨日の午前中の段階では当初予定されていたドラムの市川綾野さんとのデュオライブを何とか出来ないものかとあれこれ思案していたのだけれど、結局昨日の時点で新幹線を含めた交通機関が運休を決めてしまったのでそもそも無理だった。こればっかりは仕方ない。自然のことには逆らえないもの。まあ、無事に延期日程も決まったので良かった。ピアノとドラムのデュオというなかなかちょっと珍しいフォーマットならではの楽曲を用意して再度お待ちしてます。10月30日(水)ですよ。

で、その代替企画としての今日のソロピアノ。今回は全曲自分のオリジナルをやる。

昨日からずっと練習していて、何とか今日の演奏の全体像がおぼろげながらも見えてきた。自分のオリジナルを腰を据えて練習するのってレコーディングの時以来なのだけれど、結構覚えてる部分とだいぶ忘れていた部分があった。

こんな急遽決まった企画にも関わらず「見に行くよ」と言ってくださる方もちらほらいて本当にありがたい。

さて、気合い入れて弾いてきます。

良かったら聴きに来てください。


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『Now It Can Be Told』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。


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2024年8月29日 (木)

明日8月30日(金)のライブに関するお知らせ

明日8月30日(金)に小岩BACK IN TIMEで予定されておりました小澤一蔵商会企画の市川綾野(ds)さんとのデュオライブですが、台風10号の接近に伴い市川の上京が困難となり延期となりました。

延期日程は10月30日(水)19:30~です。楽しみにしてくだされば幸いです。

明日は東京はまだ台風の影響は少ないだろうということで、代替企画として私のソロピアノライブを行います。今回は完全に全曲オリジナルのみを演奏するライブにします。

滅多にやらないレアな企画なので、ご興味のある方は是非いらしてください。

数曲、BACK IN TIMEのマスターでギタリストの梶川朋希氏にゲスト参加していただきます。ご存知の方も多いかもしれませんが、これまでの私の全アルバムで梶川氏にディレクターをお願いしております。おそらく他の誰よりも私のオリジナル曲を理解してくださっている梶川氏との共演を心から楽しみにしています。

8月30日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「架空カンパニー小沢一蔵商会企画
福島剛(pf) Solo Piano 全曲オリジナルNight」
piano:福島剛
Special Guest:梶川朋希(gt)
19:30~start  music charge: 2500円


今日の演奏動画。

Edgar BattleとEddie Durhamの作曲した『Topsy』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月28日 (水)

スマホの誤変換問題

先に一つだけお知らせ。

明後日の小岩BACK IN TIMEでの市川綾野(ドラム)とのデュオライブですが、二日前である今日現在、まだ予定通りに開催されるかどうかが微妙なラインとなっています。台風のせいです。

どのような形になるかは明日お知らせできると思います。基本的に中止はナシです。続報を待っていてください。

ここからはいつものブログ。

中年以降のおっさんおばさんが謎のメール文面を送ることに対して「スマホの操作に慣れていないからかな」と思っていた。謎の文字変換とか。

「こんにちは、お久しぶりです」という文面が

「こあんにちはおpしさしぶりdす」みたいになるケースだ。ちなみにこれは目を閉じてタイピングしたらこうなった。

なのだが、これはスマホの操作に慣れていないからではなく「老眼がひどいのでフィーリングで打っているからそうなる」ということに気付いたのが最近の話だ。

私も現在老眼が大変にひどい。日常生活ではド近眼のために眼鏡をかけないと生活できないのだが、眼鏡をかけているとスマホの文字など見えない。スマホを見る時には必ず眼鏡をはずして見ているが、それでも見づらいので、スマホで文字を打つ時には完全にフィーリングで打っている。

なのでスマホから文章を書いた時の誤字脱字と誤変換がすさまじい。

今日もメールで「○○さんに」と打ちたいところが「○○に」と敬称略になってしまったのを送信後に発見して「あちゃ~」となった。目上の人に失礼だろ。

マジでどうなってるんだおれの視力は。

ということで最後に【枕草子】の書き出し文を目をつぶってタイピングしてみる遊びをやって今日のブログとする。

はるはあけbののやうやうしをくなりえうくやまぎわすこしあかりてむえあさきだちだるこうものほそくたなびきたる

あ、意外と読める(笑)


今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『Samba Cantina』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月27日 (火)

台風の野郎はどんな具合なのだろうか

昨日のジャムセッションはそれほど参加人数は多くはなかったけれど非常に充実のジャムセッションだった。自由でおおらかに音楽を楽しめて、こういうのもとても良いなあと思った。

私が一人ぼっちでセッションホストを務める「福ジャム」、次回は9月30日(月)。是非奮ってご参加いただきたい。

さて、今週末にはライブが控えているのだが、開催出来るかどうかがほんの少しだけ微妙になってきた。台風のせいである。

今週の金曜日に共演するドラムの市川綾野は大阪からやってくるのだが、現在台風が接近しておりその日に新幹線が走るかどうかがまだ少しわからないのだ。

もしもJRが台風直撃を受けて新幹線の計画運休を実施するようならば今回のライブは中止となる可能性も残っている。

そういえばこの逆のことが数年前にあったなと思い出した。

ドラムの市川綾野とベースの鶴賀信高と京都でライブが予定されており私は朝から東京〜京都間を珍しく新幹線で移動して(普段は鈍行orバス)昼から京都でライブを行う予定だったのだが、その日静岡地方を襲った大雨のせいで静岡県内の電車がほぼ全て運休となった。当然静岡県を横断する新幹線も運休だった。

東京駅にて新幹線が運休であることを知った私はこりゃ参ったなと思いながらも「そうだ、飛行機なら飛ぶかも知れない、静岡県を回避して行くはずだから」と思って東京駅から電車を乗り継いで羽田空港まで向かって空きの飛行機を探したが、空きはなかった。

再び東京駅に戻ったらもしかしたら新幹線が動き出してないかなと思って東京駅に戻ってみたもののやはり動いておらず、そこから更に何とかして京都へ向かう方法を探したのだが見つからずにいよいよタイムアップとなって「すみません中止にさせてください」と各所に連絡をするということがあった。

前日に前乗りしていれば大丈夫だったのだが、その時に限ってそうしていなかった。こればっかりは仕方ない。

さて今週末、無事にライブは開催出来るだろうか。非常に楽しみにしていたライブなのだが。

開催されるならば詳細は以下。

8月30日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「架空カンパニー小沢一蔵商会企画
福島剛(pf) & 市川綾野(ds) Duo with Secret Guest」
piano:福島剛 drums:市川綾野
with Secret Guest
19:00~start  music charge: 3000円

初めての試みとなるドラムとのデュオ。どうなるかがとても楽しみ。是非お越しください!


今日の演奏動画。

Bill Evansの作曲した『Interplay』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月26日 (月)

リハしてセッション

リハしてました!

このあとはセッション!

8月26日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム vol.7 (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円

つーことで手抜き更新!


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『Lazy』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月25日 (日)

熱が37.2度ぐらいでも休んでやるぜ!

39度を超える発熱があっても気合いで仕事に行って何とか乗り切ったことがある、というタイプの自慢話を聞いたことがあるという人は少なくはないだろう。

自分の都合で人様に迷惑をかけるわけにはいかない、仕事は命と同じぐらい大切で尊いものなのだという価値観にはそれなりには賛同する。私も多少の体調不良ならば頑張って働いてしまうから。

だが、この価値観を上司が持っていたとしたら厄介だなということをふと思った。

感染病などの他人への感染を考慮に入れた上で自分が頑張るのは構わない。それは好きにすれば良いのだが、例えば部下が体調不良を訴えた時に「それぐらい何てことはないだろう、いけるだろう」という価値観で「休むな」と言ってしまうのはマズイだろと思ったのだ。

そういう時には逆に「おれなんて37.2度の熱でも休むからな!」という「休む自慢」をする上司の方が部下としては助かる。

「38度もあるのに働くわけがないだろ!そんなもの休め!」
だとか
「定時になってるのに何を残業してるんだ!さっさと帰って遊べ!」
だとか
「睡眠時間が5時間で足りるわけねえだろ!8時間は最低ライン!欲を言えば10時間!」
などという叱責をする上司であれば良いよなあと思った。

私がもしもサラリーマンをする機会があって(ないけど)部下を持つ機会があったら(絶対ないけど)こういう上司になりたいなと思ったのだが、多分すぐに会社にクビを切られるので無理だ。

まあいいや、この話の要点は「私にはサラリーマンは務まらない」という話ではなく「自己犠牲を他人に強いるな」という話なので。

今日の演奏動画。

Arthur Schwartzの作曲した『Alone Too Long』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月24日 (土)

江戸川花火大会が本日開催される事情

今日は我が街小岩に一年で一番多く人が集まる日だ。

そう、江戸川花火大会の日である。

毎年8月の第一土曜日に開催されていたこの花火大会が今年だけ第四土曜日に開催されるのには特別な事情がある。

江戸川花火大会を取り仕切っている宗家花火鍵屋の15代目当主である天野安喜子先生は、柔道の審判員の資格を持っておられ、今月初めにパリで開催されていたオリンピックにも審判員として出場されていたのだ。

天野先生の審判員としてのスケジュールを優先させたために花火大会の日程が後ろにずれ込んだというのが今年の特別な事情だった。

天野先生とは江戸川区柔道連盟の場において少しお話しをさせていただいたことがあるが、とても気さくで優しい方だった。私のような一兵卒にも分け隔てなく優しく接してくださるその姿勢に感動したことを覚えている。

天野先生が裁いた柔道の名勝負は数々ある。今回のオリンピックでも数多の名勝負を裁いておられた。

しかしその中でも特に柔道ファンである私の心に強く残っているのは、2020年12月13日に講道館で行われた東京オリンピック男子66kg級の代表選手決定戦、そう、阿部一二三選手と丸山城志郎選手による24分にもおよぶ死闘である。あの柔道史上に残る名勝負を裁いていらしたのが天野先生であった。

戦っている当人たちは当然のことながら、観ているこちらまでもが苦しくなるような熱戦中の熱戦だった。本当に見事な勝負だった。

僅かなところで軍配は阿部選手に上がったが、どちらが勝ってもおかしくない素晴らしい勝負だった。

あの勝負を裁いた天野先生も心から尊敬する。

ということで今日は天野先生の本職である花火師としての大舞台。仕事で見れないのだけれど、帰り際に少しぐらいは電車から見られるかなと期待している。

今日、江戸川花火大会に行かれる方々におかれては、あの花火を上げている方は素晴らしい柔道の先生であることも念頭に置いて頂きたい。


今日の演奏動画。

Ornette Colemanの作曲した『Turnaround』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月23日 (金)

好き勝手に生きているのだが

わりと若い時点で「好き勝手に生きる」ということを決めた。

それを今も継続して好き勝手に生きていると自分では思っている。

好き勝手に生きているので、他人に迷惑をかけることもしばしばあるし、他人から嫌われることもしばしばある。

他人に迷惑をかけたり他人から嫌われることに耐えられない人からしたら私の生き方はそれ自体が許せないものだろう。

でも別に構わない、というのが本音だ。

私が他人に迷惑をかけて生きている以上、私も他人から迷惑をかけられた時には「まあお互い様だからいいよ」と思うようにしているし、他人から嫌われても「100人いたら100人に好かれるなんて不可能だからそれも仕方ない」と思う。

もう少し言えば「あなたが私を嫌う自由も認める。私が誰かを嫌う自由を絶対に侵害されたくないのだから」と思っている。

私は誰が何を好きで誰が何を嫌いでも良いと思っている。例えば政治に関しても、私が支持しない政党や政治家を支持している人のことを私は認めていきたい。それは私が自由に自分の意志で支持する政党や政治家を決めたいし、それを誰からも指図されたくないからだ。

私は徹底して好き勝手に生きていきたいと思っているので、他人もまた好き勝手に生きてもらいたいと願っている。「好き勝手に生きない」というのもその人の勝手だ。みんなやりたいようにやれば良い。


こういう風に考えながら生きているので、人から嫌われてもあまり気にしない。気にしない、は嘘かな。少しぐらいは落ち込むけれど。だが、私のことを嫌うのもその人の自由であり、私にその自由を侵すことは出来ないのだから仕方ないということを基本線に考える。

そう思って生きているはずなのだが。

ここ数日、私は結構多くの人から愛されているということを改めて実感することがあった。

こんな身勝手で無能なポンコツでも愛してくれる人がまあまあたくさんいる。

「いいよ、おれは勝手に生きるから」と思っていても、それを支えてくれる人がいる。

勝手に生きているつもりでも、やっぱり仲間に支えられているというのはとても嬉しい。

それは多分、私が彼らを愛しているから彼らも私を愛してくれているのだろうな。

うん、とても嬉しい。

とりあえず昨夜のお気に入りの写真。その場に居合わせてくれた仲間たちに深く感謝。

幸せな時間でした。

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今日の演奏動画。

Gordon Jenkinsの作曲した『P.S. I Love You』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月22日 (木)

「餃子の」王将

午前中に一つだけレッスンをして、その後にも色々とやらなくてはならないことがあったのだが、どうにも気が乗らずにとりあえず昼めしを食べに街に出た。

今日は妙に餃子が食べたい気分だったので餃子の王将へ行った。

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実に美味い。数ある餃子の中でも餃子の王将の餃子はトップクラスに好きだ。

実は学生時代に1年か2年かは忘れたが餃子の王将でアルバイトをしていたことがある。京都山科東インター店である。大学の柔道部の先輩の紹介で働き始めた。

これまでにどんなバイトをしても必ず「無能くん」の名をほしいままにする私であるが、当然王将でも餃子の王将ホールディングス全店を見回しても比類なきほどに「無能くん」の称号を手にした。

様々なことで怒られたが、一番印象に残っているのは餃子にまつわる失敗談だ。

私は餃子を焼いていたのだが、何か考えごとをしていたのかぼーっとしていたのかは忘れたが、気がつくと餃子がよく焼け過ぎていた。

焼き目を強めにつけた餃子のことを「よく焼き」と呼ぶが、よく焼きと黒焦げと焼死体の中間ぐらいの焼きばえだった。控え目に言って丸焦げだった。

どうすっかなーと思案した私だったが、そういえば…とインドにいた時のことを思い出した。

インドの山奥にある食堂に行った時に焼きそばを注文したのだが、出て来た焼きそばはなかなかにデンジャラスなスメルを放ちつつ、大量にハエがたかっていた。
「こんなもん食えるわけねえだろ!」と私が声を荒げると、インド人の店員は「お前は何を言ってるんだ?これが普通だ、黙って食え」と微塵も悪びれる様子もなく私のクレームを切って捨てた。

たかるハエを手で避けつつ食べるデンジャラススメルの焼きそばは、間違いなくこれまでに食べた焼きそばの中でもぶっちぎりのマズさだった。何の罰ゲームだよこれは、と思った。

あんな焼きそばでもインド人は悪びれずに出してくる。ということは、私が焼きすぎてしまった餃子も悪びれずに出せば何とかなる。あの焼きそばに比べたら遥かにマシだ。

そう思って私は丸焦げの餃子をそのまま客に出したのだが、もちろん光よりも速くクレームがきた。当たり前である。

そして私は社員である料理長のオッサンに首根っこを掴まえられるような格好で店の裏に連れて行かれた。

「お前、何考えてんだ!ふざけんな!」

「すみません、いけるかと思って…」

「いけるわけねえだろ!!!!」

「すみません…」

「ここは何の王将だ!?おい!何の王将か言ってみろ!!!!」

「餃子の…王将です…」

「餃子の王将があんな餃子出して良いわけがねーだろ!!!!ふざけんなお前!!!!」

「はい…ごめんなさい…」

どう考えても社員のオッサンが正しい。私が悪い。いや、むしろインドが悪い。

これ以降私は二度と餃子を焼かせてもらえることはなかった。

若かりし頃の苦い思い出の一つである。

今日食べた餃子は実に見事な焼き加減で、良かったおれのようなポンコツがこのお店で働いていなくて、と思った。

今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『El Prince』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月21日 (水)

誰も間違えたくて間違わない

昨日のレッスンでふと気付いたこと。

リズムや拍がズレてしまったり、走ったりモタったり(速くなったり遅くなったり)。そういうことを少しずつ改善するためのトレーニングをレッスンの中ではよくやる。色んな方法があるのだけれど、その時の用途に合わせて様々なトレーニングをする。

昨日のレッスンでもしていた。その時に考えたこと。

この「リズムがズレていく」という現象について考えた時に非常に重要な点であるが、ほとんどの場合においてそれは「ズレたくてズレてるわけではない」のだ。

私も自分の演奏の中でそうやってズレていくことはある。昔に比べたら少しは頻度が減ってきているけれど。そういう時に「おれだってズレたくてズレてるんじゃねえんだよ!」ということは言いたい。決して悪気はないのだ。これが非常に大きなポイントなのだ。

なので、自分の演奏を客観視するためにメトロノームを使ったり、あるいは録音して聴き直してみたりする。そうした時に「ズレるつもりはなかったんだが、なるほどここでちょっとズレてるなあ」と自分で気付く。気付くと同時に、傾向を把握するというのが重要だ。これこれこういうシチュエーションに置かれるとズレがち、とかそういう個人的な傾向みたいなものがそれぞれにあって、自分の場合はどういう傾向にあるのかを把握するのはそういったリズムの改善においては有効だと思っている。

で、ここからが本題なのだが、我々人間(或いは私)は不完全な存在なのでいつも「間違える」。色んな失敗を繰り返しながら生きている。それによって周りに迷惑をかけることもあれば、情けない思いをすることもある。

その「間違える」際に、おそらく私を含むほとんどの人が、間違えたくて間違えているわけではない。あるいはどこで間違えたのかも最初は気付かない。目を閉じて歩く時に、真っ直ぐ歩いているつもりが知らず知らずの内に左右のどちらかに曲がりながら歩いてしまうように、本人は間違っていないつもりでも傍から見れば本筋からは外れてしまっているということが往々にして起こり得るのだ。

かつてグレートティーチャー・ゴールデンエイト(GTG8)こと金八先生はこう言った。
「問題が起こったって良いじゃありませんか!
彼らはまだ未熟なんです!だから間違えるんです!
間違ったら繰り返し繰り返しそれは間違いだと教えてやる!それが教育なんです!」と。

音楽にどこまで「間違い」というものがあるのかという問題はさておき、みんな間違いたくて間違えることはないのだ。間違えたなら元に戻れば良いのだ。リズムがズレたら戻せば良いのと同様に。

そしてGTG8(グレートティーチャー・ゴールデンエイト)はこうも続けた。

「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです!我々は毎日人間をつくってるんです!人間のふれ合いの中で我々は生きてるんです!たとえ世の中がどうであれ、教師が生徒を信じなかったら、教師は一体何のために存在しているんですか!お願いです!教えてください!」

我々も多分、音楽を通じてミカンや機械を作っているんじゃない、人間をつくっているのだ、と私は再びGTG8(グレートティーチャー・ゴールデンエイト)の言葉を胸に刻みつけた。

おれたちは腐ったミカンなんかじゃねえんだよっ!

今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『Bossa Antigua』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月20日 (火)

努力せずに能力が手に入るのはやっぱりちょっと怖い

今日も朝からレッスン。

最初の生徒さんから「総武線が人身事故で停まってしまってたどり着けるかわかりません!」という連絡が入り、こりゃちとやべえかなと思ってそれ以降の生徒さんを可能であればみんな30分ディレイにしようかなと画策していたところで「電車動きました!」と再度連絡が入ったので事なきを得た。良かった良かった。

人身事故の様子を伺うのにTwitterで情報を集めていたのだが、相変わらず「自殺するなら人に迷惑かけないようにやれよ」みたいなカスなことを言っているやつが多くて辟易する。電車がちょっと遅れたくらいなんだっつーんだ。亡くなった方のことを悼めよ。アホか。

レッスンは無事に全員時間通りに来てもらえたので恙なく終了。今日も充実のレッスンだった。

レッスンが終わってからはいくつかの事務作業を。

海外の方から体験レッスンの問い合わせが来ていたのでその対応メールを送った。英語で。

英文科を卒業しているとは到底思えないほどの私の杜撰な英語力であるが、最近の翻訳アプリの性能がすさまじいので翻訳アプリに全力で頼り切ってメールを作成した。昔ドラえもんで見た「翻訳こんにゃく」がもう現実にはあるよ、すごいよ。

すごいのだけれど、私の英語力はkasu of kasu(カスの中のカス)であるにも関わらずそのように体裁を取り繕えてしまうことに一抹の怖さを覚えた。本来はこういうのは努力して身につけなくちゃいけないはずのスキルなんだけどなあと思って。まあいいや、そんなにすぐに英語が出来るようにはならないし。

いくつかの事務作業を終えてからすぎむら接骨院に行って施術してもらった。まだまだ肩の怪我が良くならないけれどやっぱり施術してもらうとだいぶラクになる。地道に接骨院に通おう。

接骨院から帰ってきてからは仕事の続き。来週のライブでやる曲をざっくり決めて譜面を送付。それからその曲たちの練習。ちょっと難しい曲を選び過ぎたかなと後悔したけれど、練習してたらだんだん弾けるようになってくる。まだ時間あるしこれも地道にやったら大丈夫だろ。

一通り練習を終えてこうやってブログを書いて今日も一日が終了。

明日はセッションだ。

8月21日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:30~start  music charge: 2000円

明日も良い演奏が出来ますように。


今日の演奏動画。

Abbey Lincolnの作曲した『Wholly Earth』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月19日 (月)

そこにはもともと価値がある

丸一日レッスンだった。

ピアノレッスンの中では基本的には「技術」と「知識」を伝えている。

自分がこれまでに技術や知識を培った経緯を参考にして、それが他人にも理解しやすいようにということに気を配って試行錯誤しながら20年近くやっている。

なのでレッスンの主目的は「上手くなってもらうこと」である。そこは間違いない。芸事のレッスンなのだから、その本筋を外してしまってはまずいと思っている。

だが、そうやって「上手くなった先」にあるものは何なのだろう、ということを今日のレッスンでは考えた。

技術や知識を得ることで人から賞賛される、言い換えればそこに自らの価値を見出すのであれば、それはおそらく私の本意ではない。

たゆまない鍛錬によって技術と知識を身につける。ピアノを弾くのが少しずつ上手くなっていく。

しかし、その人が「ピアノが上手いから」という理由でその人に価値があるわけではないのだ。その人には元々かけがえのない価値があるのだ。

修練の過程で自らの至らなさに気付く。自らの弱さや愚かさを自覚する。

そういったものを自分できちんと受け入れて、それでもまるごと自分を肯定して「私には価値があるのだ」ということを知って、そして自由になっていくことが私の目的なのではないかなということを考えさせられた。

今日気付いたことなのでまだ考えがまとまっていない。

とりあえずの備忘録としてここに書いておく。


今日の演奏動画。

Andy Gibsonの作曲した『The Hucklebuck』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月18日 (日)

ぼくらが旅に出る理由

ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
誰もみな手を振ってはしばし別れる

という小沢健二の書いた「ぼくらが旅に出る理由」という歌の歌詞が頭に浮かぶことがたまにある。

もちろん旅に出る時の話だ。

「旅が好きだ」なんていう青臭くて小っ恥ずかしいことを殊更に言うのは憚られるが、何かあればすぐにどこかへふらふらと行く習性のある私は、多分旅が好きなんだろう。

知らないところへ行って知らない人と会って知らないものを食べるということを熱病のようにずっと繰り返しているし、多分これからもやめないんだと思う。

最後に手を振って別れるというのも良い。

そのたびに井伏鱒二が訳した于武陵の「勧酒」という漢詩も思い出される。

この盃を受けてくれ
どうぞなみなみつがせておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離

今日の演奏動画。

小沢健二の作曲した『ぼくらが旅に出る理由』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月17日 (土)

明け方の街桜木町でこんなとこにいるはずもないのに

2週間ほど前に青春18きっぷを使って京都に行っていた。

帰りの電車はほぼ始発に近い電車に乗れたので、熱海を通過したのが13時過ぎぐらいだった。

そのまま真っ直ぐ家に帰っても良かったのだが、どこでも途中下車出来るのが青春18きっぷの魅力の一つ。帰ってから特に仕事があったわけでもないので寄り道をすることに決めた。

何回か行ったことはあるものの最近はとんと訪れていなかった横浜で途中下車をしてみた。

海が見たかったのだ。

横浜の海を見ながらビールを飲むのをこの旅のフィナーレとしようと思って、横浜駅から海を目指した。途中のコンビニでビールを買って。

海辺に腰かけてビールを飲んでいたら、海の水が足元までやってきた。急いで潮汐表を調べたら大潮の満潮時刻に近かったのでなるほどなと納得した。

そのあとはあてどもなく横浜の街をさまよい歩いた。知らない街を歩くのはいつも楽しい。

横浜駅に戻るのもつまらなかったので、隣の駅である桜木町駅を目指して歩いた。昔何度か来たことがあるけれど、とても久しぶりに行く駅だった。

その時にふと、私の頭の中で山崎まさよしの「One more time, One more chance」が流れた。高校生の時に好きでよく聴いていた曲だ。

いつでも探しているよ
どっかに君の姿を
明け方の街桜木町で
こんなとこにいるはずもないのに

急に懐かしい気持ちになった。昔好きだった歌がふと頭の中で流れる時の、何とも言えない幸福感ってあるな、と思った。

どこかの場所を訪れた時に頭の中で歌が流れる現象って、とっても好きだ。千鳥ヶ淵を訪れるとさだまさしの「風に立つライオン」が頭の中で流れる。

ナイロビに来て三度目の四月がきて今更
千鳥ヶ淵で昔君とみた夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でも可笑しいくらいです
可笑しいくらいです


これからも色んな場所で色んな歌が頭の中で流れるんだろうな。

それがちょっと楽しみだ。


今日の演奏動画。

山崎まさよしの作曲した『One more time, One more chance』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月16日 (金)

嵐の日には働かない

朝から外で雨の音がしていてそれで目が覚めた。そうだ、台風が近づいてきているんだなと思った。

早起きに成功したので、首上げ腹筋と背筋とスクワットだけの簡易トレーニングをさっさと終わらせてから朝めしを作ることにした。

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納豆卵かけごはんにネギをしこたま入れたやつとワカメと豆腐の味噌汁と目玉焼きとソーセージを焼いたやつ。なかなか豪勢な朝めしだ。

作る前に近くのコンビニに行って卵と豆腐とプロテインを買った。台風の日だというのにコンビニは普通に空いていて「便利だな、助かるわ」と思った。

思ったのだが、そこでふと考えた。

今日は台風だから色んなところが臨時休業になっている。電車も随分止まっている。その中でコンビニが普通に開いているのって、ある意味じゃ異常だなと思った。

コンビニの店員さんももしも台風がすごいことになれば家に帰れなくなる可能性だって十分にある。ということはいつも開いてて当たり前のコンビニだって臨時休業をしたって構わないはずだ。

「当たり前の便利さ」が「当たり前ではない誰かの努力」によって支えられているんだなということを思った。

もちろんそれに対して感謝はするが、ここは感謝して便利さを享受するばかりでなく、不便さを許容してみんなで休んでしまうのもアリなのでは?と私は思った。

私の個人的なボーダーラインであるが、電車が止まるような嵐の日には全員働くの禁止でも良いのではないか、と思った。

それで多少不便になっても良いじゃないか。それぐらいのことで死ぬわけでもあるまいし。

ということで「嵐の日にはみんな働かない」というのを提言していきたい。

私は嵐に関係なく今日は無職の日だったのでビタイチ働いていない。

「お前はもうちょい働け」という声がどこからか聞こえてきそうだ。

嵐はかなり拍子抜けするショボさだった。「過去最大の台風」って言ってて過去最大だったことなんてほとんどないよな。


今日の演奏動画。

Earl Zindarsの作曲した『How My Heart Sings』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30


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2024年8月15日 (木)

8月15日に霊的な存在に思いを馳せる

霊感が全然ないので幽霊の類に遭遇した経験が一度もない。

なのだが、そういう霊的なものを一切信じていないかと言うとそうでもない。

霊的なものに遭遇したことがあるという人の言う事を「それは嘘だろう」とは思わないで「そういうこともあるんだろうな、おれにはないだけで」と思う。

で、もしも出来ることならばそういう霊的なものと遭遇する経験を一度はしてみたい!と思っているので、いわゆる「幽霊スポット」などでは無駄にキョロキョロしてしまうのだが未だに一度もお目にかかったことがない。私の方は会いたいと思っているのに向こうは私には会いたくないのだろうか。

出来れば今後いつか遭遇したい。

こんなことをふと考えたのは今日が8月15日だからだ。お盆真っ盛りのこの時期には死者が家へ帰ってくるのを迎えるための迎え火やそれを再び彼岸へ送り返すための送り火などの習慣がある。

目に見えて会ったことはないけれど、そういう霊的な存在がいれば良いなと思う。

私もこれまでに何人かの親しい人と死による別れを経験したことがある。彼ら彼女らが霊魂となって未だにその辺をうろついていると思うととても愉快だ。

それから今日は8月15日。終戦記念日だ。

戦争ではびっくりするぐらい多くの人間が死ぬ。私たちの国はこれまでにそういう戦争に加担してきたし、今もウクライナやパレスチナを始めとする諸々の戦争に現在進行形で加担していると思っている。

早く戦争がなくなれば良いのに、という極めて当たり前のことを改めて思う日だ。

早く戦争がなくなれば良いのに。


今日の演奏動画。

Alan BrandtとBob Haymesの作曲した『That's All』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30


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2024年8月14日 (水)

練習会withノノさんでした

昼からベースの野々口毅さんと月イチ恒例の練習会。

練習って色んなタイプの練習があってその全てが決して無駄になるとは思わないのだけれど、今日はかなり「強度」の高い練習をみっちりとやった。

柔道の稽古でいうと乱取り5分×10本とかベンチプレスでひたすら100kgのバーベルを上げまくるとかそういう感じの「強度」の高いやつを。ちなみに乱取り5分×10本もベンチプレスで100kgのバーベルもどっちも出来ないけど。そんなの無理に決まってんだろ。

もちろん終わったらへとへとに疲れる。

集中してやっているので脳みそが疲れるのはもちろんのことなのだけれど、結構物理的に身体を使っている部分も多いので身体もしっかり疲れる。当然のようにそこから小一時間ダラダラする。良いんだよ、頑張ったんだから。

で、そこから重い腰を上げて細かな事務作業。今日録った演奏動画の編集とか直近のセッションの宣伝とか。

1時間で終わらすぞ!と思っていたのだけれど1時間半かかった。仕方ない。

このブログを書き上げたら細かな作業は終了。

このあとのレッスンまで一時間弱あるから、明日以降の練習のための譜面を書こう。

ということで今日の演奏動画はもちろん野々口さんと一緒にやってもらったやつ。3本あるので一日に1本ずつ公開します。まずは大好きなチャーリー・ヘイデンのこのナンバーから。ノノさんがベースで弾くメロディがカッコいい&美しい。


今日の演奏動画。

Charlie Hadenの作曲した『Waltz For Ruth』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30


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2024年8月13日 (火)

お盆休みほぼ関係ナシ

朝から特に仕事も無かったので今日はたっぷり寝てやろうと思っていたのに、朝5時過ぎに目が覚めてしまってそこから再度寝付けなかった。

仕方ないからもうそのまま朝の内にやることを終わらせてしまおうと思って、家でトレーニングを始めた。

今は肩を怪我しているので腕立て伏せとプランクが出来ないので、腹筋と背筋とスクワットだけ。どんどん身体がなまっていくような気もするけれど、何もしないよりはマシだろうと思って。

そこから朝ドラを観て風呂に入ってから肩の治療に接骨院へ。明日から数日間だけ接骨院がお盆休みに入るので今日は行っとかないとと思っていた。ピークの時に比べたら随分痛みがマシになってきたけれど、まだまだ完治にはほど遠い。お盆が明けたらまたこまめに接骨院に通おう。

接骨院で施術してもらっている時から強烈な眠気が襲ってきていたので、一旦家に帰って朝飯を食べてから寝た。

昼過ぎから練習へ。

明日はベースの野々口さんとの練習会があるのだけれど、その時にやろうと前から言っていた課題曲の練習を中心に。ものすごく難しい。明日弾ける気がしない。野々口さんに怒られてしまう。明日の午前中にもう一回特訓しよう。

世間はお盆休みみたいだけれど、私は特に関係なく普通の日常を過ごしまくっている。

今日も平和です。


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『It's A Lovely Day Today』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月12日 (月)

音楽って何なんだろう

一昨日、昨日と渾身のライブが続いた。

いつものことながらいらしてくれるお客さん、やらせてくれるお店、そして共演してくれるミュージシャンに本当に感謝。

昨日はサックスの登敬三さんとのデュオ。もう何回目になるかはわからないけれど、毎回やる前からものすごくドキドキして、やってる最中は興奮しながら夢中で駆け抜けて、終わったら抜け殻のように腑抜けになる。昨日もそうだった。

音楽って何なんだろうと思った。

私の場合は音楽は生活費を稼ぐ為の唯一の手段でもあるのだけれど、多分それだけじゃない。
夢中になって演奏している時にどんどん自分が解放されていって、虚飾が剥がれ落ちていく。
そういう中で「(良くも悪くも)おれはおれなんだ」ということを確認する。音楽にはそういう行程が含まれている。私の場合は。

20年以上ピアノを弾き続けてきて、ちっとも上手にならないけれど、多分こういうことを今後もずっと続けていくんだろうな。

明日は無職の日。ゆっくり寝てから接骨院に行って、そのあとはたっぷり練習しよう。

今日の演奏動画。

Jerry Roll Mortonの作曲した『Mr. Jerry Lord』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月11日 (日)

昨日も今日も高らかに悪びれず愛を白状する

k昨日は立川Jesse Jamesでボーカル高原かなさんとのデュオ。

全力で演奏したあとのビールがめちゃくちゃ美味かった。

終わるといつも高原かなやお客さんに向けての愛を悪びれず普通に白状してしまう。本当にいつもありがとう。

終電でJR小岩駅に帰って来てからもまだ少し興奮しているのでそのまま歩いて帰る。タクシー代がもったいないというのもあるのだけれど。

ということをしていたらへとへとに疲れてしまって、今日も朝10時までたっぷり寝てしまった。

これだけ寝ると随分回復している。

今日もライブ。

私にとってものすごく特別なミュージシャンであるサックスの登敬三さんとのデュオライブ。

日中に一人で練習しながら「この数時間後に登さんと一緒に演奏出来るんだ」と思うとワクワクが止まらない。

是非観に来てもらいたい。

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8月11日(日)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:登敬三 piano:福島剛
19:00~start  music charge: 3000円

あー!ドキドキする!


今日の演奏動画。

Burt Bacharachの作曲した『What The World Needs Now Is Love』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月10日 (土)

青春18きっぷ算(上級者向け)

先週の京都行きの為に青春18きっぷを買った。

青春18きっぷについてはこのブログで何度も取り上げているのでもはや説明不要かとは思うが、12050円で利用期間内であれば任意の5日間普通電車が乗り放題になるというナイスなきっぷだ。

先週の東京〜京都間の往復で2日分を使ったので、あと3日分が余っている。

今日は立川でライブなのでこのきっぷを使って小岩〜立川間を往復しようと思って小岩駅でスタンプを捺してもらった。

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「あれ?それってちょっと損じゃない?」と思った人はなかなかに鉄分が高めの人だ。

青春18きっぷは12050円で5日分なので、一回あたり2410円である。

小岩〜立川は片道830円(往復1660円)なので、この往復だけで使ってしまっては750円の損、という計算になる。ここまで計算出来るのは青春18きっぱーとして中級者クラスになってきたら当然だろう。

しかし考えてもみてほしい。

私は先週東京〜京都間を往復しているのだ。東京〜京都間の普通列車による運賃は8360円、往復で16720円であり、それを青春18きっぷ2日分4820円で移動しているということは、ここですでに11900円も得をしている。
もっと言えば、東京〜京都間を往復した2日分だけしか使い切らずに利用期限が切れてしまったとしても本来16720円の東京〜京都間を12050円で往復したことになり、その時点で4670円の儲けということになる。

これが青春18きっぷ上級者の計算方法である。

つまり、青春18きっぷを使って一度でも東京〜京都間のような長距離往復を達成した時点で、そこから先は完全なるボーナスステージとなるのだ。残りの3日分はどこに行くのも実質タダ、という夢のようなボーナスステージだ。

今日のように小岩〜立川間という短or中距離の移動ですら往復1660円がタダになるのはだいぶデカい。帰り道に電車で飲む用(やめなさい)に酒のロング缶を2缶買ってもまだ余裕でお釣りがくる。

このような事情があるので、私は青春18きっぷ利用期間内に立川でライブがある時には迷わずにこのきっぷを使うようにしている。もはやボーナスステージにいる私には恩恵しかないのだ。

ということで青春18きっぷを利用しつつ本日のライブ会場へ向かう電車の中から「上級者の青春18きっぷ算」を紹介した。

なお、この青春18きっぷが廃止になるのでは?という噂がまことしやかに囁かれているが、もしそのようなことになったら本気でデモをやろうかなと思っている。

青春18きっぷを廃止してはならないっ!


今日の演奏動画。

Joseph Oliverの作曲した『Dippermouth Blues』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 9日 (金)

無職の日には節約生活を

今日は久しぶりに無職の日。何も仕事がなかった。

午前中に接骨院に行ってからそのまま練習へ。

無職の日というのはすなわち何の収入もない日であるので、極力節約をして過ごせると良いなと思っているのだけれど、今日は朝に家でメシを食ってから出かけたので、20:30現在でまだ接骨院の診療費(これがまた安いんだ)しか使ってない。上出来である。
やはり練習こそが最大の節約生活だ。練習してれば金を使わないし。

これで、帰り道にコンビニに立ち寄って酒を買って飲みながら歩いても何も問題はない。


明日は全然無職じゃない。朝からレッスンがあるし、夜にはライブもある。

夜のライブはこれ。

8月10日(土) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円

ボーカルの高原かなさんとのデュオライブ。

前回の小岩BACK IN TIMEでのライブを動画に撮ってもらっていたので、それをダイジェスト版に編集したものがあるのでコチラの記事から見てもらえれば雰囲気だけでもわかると思う。

毎月やらせてもらってもう丸二年になるのだけれど、飽きるどころかどんどん楽しくなってきている。多分これからももっと楽しくなる。

是非生で観に来てください。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Águas De Março』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 8日 (木)

スケジュール変更はすぐに手帳に書こう

一週間ちょっと前にやらかしてしまった肩の怪我の具合がまだ思わしくない。

なるべくマメにすぎむら接骨院に通うようにして少しでも早く回復させたいと思っているので、今週は月曜日から水曜日までは接骨院に行けたのだが今日は行けなかった。

朝からレッスンがあったので、接骨院に行っていたらレッスンに間に合わないなあと思って今日は接骨院を諦めて朝から仕事場に向かっていたのだが、時間になっても生徒が来なかった。あれ、おかしいなと思って生徒に連絡しようとスマホを見たら、今日の朝イチのレッスンは数日前に別日に振り替えていたことが判明した。ちゃんと手帳に書いとけよ!

自分できちんと手帳に書いていたら今日は11時からレッスンがスタートだったので朝の接骨院に行けたのに。

まあ逆のパターン(生徒が教室に来てくれたのに私がいないというパターン)じゃなくて良かったということで自分を納得させた。

昼過ぎにレッスンが終わってそこから練習開始といきたかったのだが、ちょびっと寝てしまった。最近すぐに昼寝をしてしまう。良いんだ、中年なので。疲れてるんだもん。

一時間ほど寝てから練習開始。

毎日演奏動画を一本アップしているYouTubeの演奏動画の貯金が残り3本になってしまっていたので、それを補充しておくのが今日の練習の主なミッション。だいぶ補充できた。譜面は事前に書いていたものも多かったので。

夕方にちらっとニュースを見たら九州の方で大きな地震があったみたい。これからまた更に大きな地震がくるかもしれないとのこと。

どうなっちゃうんだろう。


今日の演奏動画。

Freddie Hubbardの作曲した『Birdlike』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 7日 (水)

コント【歎異抄】

私は自分のことをモラルや倫理観というものが著しく欠落した人間だなと思うことがよくある。

「これは良いことなのでしよう」とか「これは悪いことなのでやめておこう」という倫理観が自分の中からすっかり欠落しているのだ。

人からそのように言われても「そうなんですか。よくわかりません」となってしまう。

かと言っていわゆる「悪いと言われていること」を積極的にやるかと言えばそうでもないし、「良いと言われていること」をしている時も度々ある。

例えば私はコンビニや飲み屋などで店員に対して低姿勢かつ礼儀正しく接するように心掛けているが、これは「良いこと」をしているのではない。逆にそういう場において高圧的で横柄に振る舞う人間がものすごく嫌いなので、自分はそうありたくないという利己的な欲求によって低姿勢に振る舞うようにしている。

タバコのポイ捨てに関してもそうだ。タバコをポイ捨てする人間のことを「限りなくダサい」と思っているので自分ではやらない。それだけのことなのだ。

なぜこのような価値観になってしまったのかと言うことをふと考えた時に、それはおそらく私が若い頃から今に至るまで【歎異抄】という本の影響を強く受けているからだと思うに至った。

【歎異抄】はご存知の通り浄土真宗の教典であるが、その中にこんな一節がある。第十三条であるが、私なりに現代語訳していきたい。師匠親鸞と弟子の唯円の会話である。

親鸞「唯円よー、お前さー、おれの弟子だよな?」
唯円「いかにもでございますっっっ!」
親鸞「じゃーさー、おれの言うことなら何でも聞ける?」
唯円「ロンモチでさぁ!師匠!」
親鸞「オッケー牧場。じゃーさー、今からさくっと1000人殺してきてくれや」
唯円「(こいつ何言ってんだよ…マジかよ…正気かよ…なんて答えんのがこの場合の正解なんだよ…)」
親鸞「おれの言うこと何でも聞けるって言ったべ?ほれ、早く殺してこいよ?」
唯円「すんません…無理っす…」
親鸞「あん!?無理!?」
唯円「はい…無理っす…てか、1000人とかじゃなくて1人でも無理っす…すんません…」
親鸞「だよな」
唯円「はい」
親鸞「ってことなのよ」
唯円「はい?」
親鸞「お前が1000人どころか1人も殺せないのは当たり前なの。だって殺す理由もねーんだもん。だろ?」
唯円「はい。誰かを殺す理由もありませんし、意味がわかりません…」
親鸞「そうなんだよ。お前が今人を殺さない理由は、お前が"良い人"だからじゃなくて、単に人を殺す理由がないからなのよ。意味がわかんねーから殺せねーのよ」
唯円「はい。理由がありませんし全然意味がわかりません」
親鸞「てことは、逆にどういうことかわかるか?」
唯円「逆に、とは?」
親鸞「理由があれば殺しちまうってことよ」
唯円「そういうことになりますかね」
親鸞「ま、これはあくまでもそういう可能性もあるって話だけどな。誰も殺さないって心に決めていても、人を殺しちまうことはある。そういう可能性を持ってんだよ、おれたちはOROKAMONOだから」
唯円「J-POPのタイトルみたいに言わないでくださいよ、師匠」
親鸞「だからさ、心が良いからオッケー、心が悪いからウンコ、とかじゃねーんだよな」
唯円「はい」
親鸞「おれたちレベルの心の善し悪しなんつーのはマジで五十歩百歩っつーか目くそ鼻くそっつーか、そんなもんでよ。どんなに"良い人"に見える奴でも色んな理由やタイミングさえ合っちまえば人を殺しかねない。そんなモンスターをおれたちはみんな心の中に飼ってんのよ」
唯円「はい」
親鸞「だからそんな目先の善悪に惑わされんな。アミダのアニキはもっと広い心でおれたちを救ってくれっかんよ!」
唯円「ですね!師匠!」
親鸞「おれたちはBOMP(凡夫)だ!」
唯円「BUMP OF CHICKENみたいに言わないでください」
親鸞「それはそうと唯円、さっきおれの言うこと聞けるって言ったべ?」
唯円「は、はい」
親鸞「わりーけどちっとコーラ買ってきてくんね?喉渇いちった」
唯円「そんぐらい自分で行ってきてくださいよ!」


という一幕である。

【歎異抄】は一貫して「おれたちの善悪とかはしょーもない」ということを言っているのだが、ここでもその価値観は色濃く反映されている。

こういう本の影響を受けているから「善い」と「悪い」を基準に行動を決定しないようになってしまったんだろうなと自分でも考えている。

こうやって書いていたら「コント【歎異抄】」の台本をいつか書いてみたくなってきたな。

主題歌はもちろん光GENJIに「勇気100%」を「そうさ100パーセント他力ー、もう念仏しかないさー」と歌詞を変えて歌ってもらいたい。
もしくは広末涼子に「マジでOujouする5秒前」を歌ってもらってもいい。
とってもとってもとってもとってもとってもとっても大往生ー。

今日の演奏動画。

Randy Breckerの作曲した『There's A Mingus Amonk Us』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 6日 (火)

「有り難い」というのは「当たり前ではない」ということ

生徒さんから「先生のブログの演奏スケジュールが改行がバグってめちゃくちゃ見づらくなってるよ」と教えてもらったのでそれを修正した。

パソコンから下書きを書いておいたのだけれど、更新する時にスマホからやったからそういうことになったんだと思う。今後は気をつけないと。

その更新のついでに、ちょっと先のライブの話が今日一つ決まったのでそれも追記で載せておいた。

それは毎月やらせてもらっている立川でのライブなのだけれど、そうやって毎月オファーが来ることを本当にありがたく思う。

定期的にレッスンに来てくれる生徒さんもそう。毎月同じところでライブが出来ることも、毎月生徒さんがレッスンに来てくれることも決して当たり前じゃない。

ちょっとでも気を抜けばそれはすぐになくなる仕事なんだということを私はこれまでの職業音楽家人生の中でイヤというほど味わってきている。

だから一つ一つの仕事を丁寧に全力で。もちろんそうやっても切られる時は切られるし、それはしょうがない。単なる実力不足だ。元々ありえないほどの実力不足で職業音楽家の世界に足を踏み入れているのだからそこは割り切って受け入れるよりほかない。

ただしそれでも一つ一つ丁寧に。

準備を怠らずに、いつでも出来る範囲のことを一生懸命に。

そんなことを思った。


今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『Late Lament』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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演奏スケジュール(2024年8月1日更新)

2024年


8月3日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
【福島剛トリオ】
piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野 
14:00~start music charge:2500円
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8月10日(土) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円
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8月11日(日)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:登敬三 piano:福島剛
19:00~start  music charge: 3000円
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8月21日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:30~start  music charge: 2000円


8月26日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム vol.7 (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円

8月30日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「架空カンパニー小沢一蔵商会企画
福島剛(pf) & 市川綾野(ds) Duo with Secret Guest」
piano:福島剛 drums:市川綾野
with Secret Guest
19:00~start  music charge: 3000円


9月13日(金)東京浅草 Soultrane
03-3843-5063
https://soultrane.jp/
piano:福島剛 bass:内藤竜也 drums:田辺保彦
20:00~start music charge:3000円
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9月18日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:野々口毅
19:30~start  music charge: 2000円


9月22日(日) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円


10月6日(日) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
14:00~start music charge:2600円


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2024年8月 5日 (月)

ちゃんと負けてちゃんと勝つ

昨日まで旅に出ていたのだけれど、今日からはまた東京での「日常」。

レッスンしてから接骨院に寄って怪我の治療をして練習っていう普通の日々。

「日常」っていうものをかなり大事なものとして捉えているので、こういう日が大事なんだ、本当に。

ただ、やっぱり旅から帰ってきて数日間は日中に「眠いなー」と感じることがたまにある。このあたり、中年になってしまって体力が落ちてきているんだなと実感する。しっかり寝ないと回復しない。

数日前に格闘家の青木真也氏のインタビュー記事でこういうものを読んだ。

頷き過ぎて首がもげそうなほどに頷いたが、この中にもある「伸びていない自分と向き合うのはきつい」というのも本当によくわかる。

けれど文章は前向きだった。

最後にはこんな言葉が書いてあった。

「とにかく一生懸命やりなさいって。やれるだけやって向き合って、ちゃんと負けなさい、ちゃんと勝ちなさい」

そうなんだよな。本当にそうだ。その通りだ。


今日の演奏動画。

Herbie Hancockの作曲した『Actual Proof』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 4日 (日)

旅の終わりブログ

ピアノトリオのライブは無事終了。バンドの二人や来てくれたお客さん、それからやらせてくれたお店に感謝。良いライブだった、またやりたいな。

ライブの後はいくつかの場所でゆっくり酒を飲みながら夜が更けていくのを待った。

深夜の3時ぐらいに京都駅に到着したら京都駅は普通に閉鎖されてた。

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そりゃそうだよな。

近くにあるネカフェで仮眠しつつ時間を潰して、始発に乗って東京に戻りたかったのだけれど少し寝過ぎてしまったので始発には間に合わなかった。それでもその次ぐらいの電車には間に合ったので朝6時には京都を出られた。

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朝の6時だとまだ駅そば屋もやっていない。開店準備中だった。

そこから鈍行列車を乗り継いでえっちらおっちらと。

豊橋で朝食としてきしめんを食べた。

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私は同じ店に何度も行ってしまうし同じメニューを何度も注文してしまうのだが、その傾向がここでも炸裂していた。

往きの道中でもこの豊橋の「壺屋」できしめん400円を食べている。ホントに同じ行動を繰り返す。一種の病気のような気もする。

最後の乗り換えスポットの熱海に到着したのは13時過ぎ。

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ちょっと早めに戻ってこれたし今日は電車乗り放題だからどこかに寄り道して帰ろうかな。

今回も良い旅だった。次回は年末だ。


今日の演奏動画。

Stevie Wonderの作曲した『You Are The Sunshine Of My Life』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 3日 (土)

時間は追われるものではなくて潰すもの

カスなのでいつも時間ギリギリの行動をしてしまう癖があるのだが、今日は少し時間に余裕を持った行動ができた。

ライブのリハ時間の一時間近く前に最寄り駅について、昼メシを食べてから今はマックでアイスコーヒーを飲みながらこうしてブログを書いている。時間は、「追われる」よりも「潰す」方が圧倒的に精神衛生上良いよなあと実感している。いつも追われてばかりなのだけれど。

昼メシには京阪伏見桃山駅近くのラーメン屋「大中」で食べた。
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ベースのラーメンがそもそも美味いのだが、キムチや温泉卵のトッピングも無料なのに730円という値段はものすごい企業努力を感じる。素晴らしい。
ただし私には重かった。これは今はラーメンを食べた時の5回に4回は思うのだが「ラーメンやめときゃ良かった、蕎麦にしときゃ良かった」である。
私の脳がラーメンを求めていても、身体はそれほどラーメンを求めていない。コッテリ過ぎて食べ疲れてしまう。しまった。

昨日の昼に食べた豊橋駅の駅そば「壺屋」のきしめんは良かった。

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元々東海道線の駅そばの中では特に好きな店であるのだが、久しぶりに食べたらやはり素晴らしかった。実に美味かった。ちなみにここで大盛りを頼むと、ものすごい大盛りになって出てくるので注意が必要だ。

ということで昨日今日と食べた麺を紹介していたらリハに向かう時間となったので今日はここまで。

やはり時間は追われるものではなくて潰すものである。


今日の演奏動画。

John Coltraneの作曲した『Dahomey Dance』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 2日 (金)

「不快から逃れる」という行動原理

京都に向かっている。

この時期なのでもちろん青春18きっぷの旅だ。ほんの9時間ぐらい電車に乗り続けているだけで、片道2410円で東京から京都まで行けてしまうのだから青春18きっぷはホントにすごい。ありがたい。

今日は特に演奏の予定もないので、今日中に京都に到着すれば良い。そんなに時間に急かされていないので、朝も少々寝坊したが余裕をカマしながらいつものように朝ドラを視聴してから家を出た。

上野で朝食として「つるや」のたぬきそばを食べた。460円。

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上野駅から電車に乗り込んだ。上野東京ラインが東海道線になるやつ。この電車は終点が小田原バージョンと熱海バージョンがあるのだけれど、当然終点熱海バージョンが大当たり。乗り換えをしなくて済むから。今日乗り込んだのは終点熱海バージョンだった。ラッキー。

横浜を過ぎた辺りで座れたら良いなーと思いながら立っていたのだが、新橋で目の前の席が空いたので座れた。しかもロングシートの端の席!これは荷物の置き場所にも苦労しない席なのでとても良い!これまたラッキーだった。

だが問題はここからだった。

電車が横浜を過ぎて戸塚に差し掛かったところで、杖をついた初老の男性が乗り込んできた。きっと足があまり良くないのだろう。男性はゆっくり歩いていた。

車内の座席にはざっと見渡したところ空席が無かったので「これは席を譲らなきゃマズいか」と思ったのだが、かなりのベスポジ席を確保出来たのでここを手放すのは少々手痛いと思いつつ「誰か他の人が席を譲ってくれねーかなー」と思って周囲を伺っていたのだが、誰も席を譲る気配がないので「じゃあ仕方ねーか」と思ってその男性に席を譲った。

結局男性は私に軽く礼を言いつつ平塚で降りていったので、私は30分ほど立っていただけで、そこからはまた元のベスポジ席に戻った。
その立っていた30分の間に考えたこと。

私は「良いことをしたかったから」あるいは「私が良い人であるから」という理由で男性に席を譲ったのではない。私は私の中に生じる「不快」から逃れる為に男性に席を譲ったのだ、とつくづく感じていた。

もしも私が席を譲らなかった場合、その男性は杖をつきながら私の近くで立っていただろう。

私にはそれが非常に不快なのだ。

もちろんその男性が不快なのではない。私は私に対して不快なのだ。目の前で座席を必要としている人がいるのに、自分の快適さを優先させてのうのうと座り続ける自分が不快なのだ。

そういった自分への不快さと、しばらく(ひょっとすると終点熱海まで)立ち続けることの二つを天秤にかけた時に、私は自分への不快感から逃れることを優先した。

この「不快から逃れる」というのは、様々な場面での行動決定の理由になっているぞというのがその時私が考えたことだ。

身体の不自由な方に席を譲るのは私が「良い人」で「良いことを出来る」からではない。単に私は「席を譲らない自分」という自分への不快感から逃れる為に席を譲っているだけだ。
それと同様に私は様々な場面で自らの不快から逃れることを優先しながら行動決定している。
ということは私は極めて自己中心的で利己的で身勝手なのだ。基本的に自分のことしか考えていない。

私にとっては「席を譲る」という行為は、偽善ですらない。極めて自己中心的かつ利己的で身勝手な行為なのだ。

ということを考えながら、「でも自分のことを良い人だとか正義の人だと思ってるやつに比べたら自分のことを身勝手でジコチューなバカと思ってる方が遥かにマシだからこれでいいや」と思った。

私は身勝手でジコチューな愚か者であるが、そこまで自分のことを嫌いではない。

そんなことを思った。

今日の演奏動画。

Anna Sosenkoの作曲した『Darling, Je Vous Aime Beaucoup』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年8月 1日 (木)

誤審では?と思ったら

オリンピック柔道五日目。

ここ数日オリンピック柔道のことばかり書いているが、実はここに書いているのはかなり慎重になって書いていることばかりで、もっと正直に(なんならちょっと酔っ払って)書いたら、この何倍も言いたいことはある。

私の基本的なスタンスは一貫して「選手ファースト」であるので、死闘を繰り広げてくれている選手たちを貶めるようなことは決して言うな、ということだけをここで宣言しておく。

まあ全て終わったら総括として色々ぶっちゃけるかも知れないけど。

昨日の男子90kg級の決勝でも「誤審では?」ということが話題になった。
日本の村尾三四郎選手とジョージアのべカウリ選手との決勝戦、ポイントは以下の二点だった。

・終盤に差し掛かったところで村尾選手が繰り出した内股すかしが技ありに見えたが何のポイントも入らなかった。
・本戦終了間近に村尾選手が放った谷落にべカウリ選手が小内刈をカウンターで合わせたシーンは同体に見えたがべカウリ選手の技ありとなった。

この二点である。

結論から言えば、
・内股すかしに関しては勢いは十分だったもののべカウリ選手は尻から落ちており、畳には片手しかついていないので技ありはない
・小内のカウンターは同体に見えたがべカウリ選手が寸前のところで体をコントロールしており、同体で両者ポイント無しという判断もべカウリ選手の技ありという判断もどちらも可能性としてはありえる

ということだった。

実際に振り返ってみたらそうだった。

私も最後の小内のカウンターは「んー?同体くさくねーか?」と思ったのだが、スローで見たら「まー技ありあるっちゃあるかー」となった。

ということで、昨日の柔道はそんなに誤審ではなかった。

非常に気になるのは、こういった時にまるで陰謀論のように「不正が行われているのでは!」と騒ぎ立てる人間が少なからずいるということだ。

自分の応援している選手が勝てなかった時に「不正だ!」と騒ぎ立てるのは、まるで政治の選挙で自分が投票した候補者が落選した時に「不正選挙だ!」と騒ぐのに似ていると私は思った。

もちろんそういった不正が行われた可能性もゼロというわけではないだろうが、きちんと精査してみたらやはり結果が正しかったというケースの方が圧倒的に多いだろうとは思っている。

昨日の柔道の決勝戦に関しては誤審だ!と騒ぐ前に、今一度柔道のルールを理解し直した方が良い。その為には常日頃から柔道という競技に興味を持ち続け、観戦する癖をつけてもらいたい。

私は昨日の柔道の稽古でわりと派手目に怪我をしてしまったのでしばらく柔道の稽古はお休み。左肩をやってしまったので上半身が動かせないので、治るまでは腹筋背筋と下半身を中心にトレーニングをしようと思っている。

あと、非常に心配していたことだが、肩を怪我していてもピアノは問題なく弾けた。肩は痛いが気合いと根性で弾ける。昨年は指を折りながらでもピアノ弾けたしな。こんなもん楽勝だ。

明後日のライブもバッチリだ。是非観に来てほしい。

明後日は京都でピアノトリオ。めちゃくちゃ楽しみだし気合い入ってます。

8月3日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
【福島剛トリオ】
piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野 
14:00~start music charge:2500円


今日の演奏動画。

Ron Carterの作曲した『Blues For D. P.』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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