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2024年7月

2024年7月31日 (水)

永瀬が「永瀬」であるということ

オリンピック柔道4日目。

昨日の試合には以前より特別に応援している選手がエントリーしていた。

男子81㎏級の永瀬貴規選手である。

手足が長くて遠い間合いから試合をコントロールする永瀬選手の柔道は、私のようにドラえもんぐらい手足が短い人間には再現不可能な柔道なので、彼の柔道スタイルを参考にすることはほとんどない。

しかし、ここ何年も私は永瀬選手を日本人柔道選手の中では一番に応援してきた。

なぜならば永瀬選手は「永瀬」であるからだ。

様々な柔道選手たちが「永瀬選手こそが最強の柔道家だ」と口をそろえるのには理由がある。彼らは永瀬選手の「永瀬」ぶりを近くで見てきているからだ。

誰よりも早く稽古場にやって来て、そして誰よりも遅くまで一瞬も休むことなく黙々と稽古をこなす永瀬選手。
大きな試合が終わった翌日にも稽古場にやってきて稽古をする永瀬選手。
オリンピック選手としてSNSを開設するも、その自身のアカウントにはロック(鍵)をかけているので一般の人は見ることが出来ない永瀬選手。

一説によれば、あの大野将平選手が引退を決意したのも「永瀬みたいにあんなに練習できるモチベーションが今は続かないから」ということらしい。

そんな「永瀬」ぶりに多くの柔道家たちが魅了されてきた。私もその一人だ。

勝ち負けが何よりも重要な要素である柔道という競技において、「勝つか負けるか」という価値観ではなく「永瀬であるか永瀬でないか」という価値観で見れる選手はこの選手を置いて他には存在しない。

東京オリンピックでは金メダルに輝いた永瀬選手だったが、その後は勝ちに恵まれなかった。大きな国際試合でも国内の試合でもなかなか勝てない日々が続いた。きっと苦しかったと思う。しかし、その苦しい期間もまた永瀬選手は「永瀬」として過ごしてきたのだ。

一日も休まずに稽古を積み、周囲の声などどこ吹く風でマイペースに鍛錬を重ねてきた。それこそが「永瀬」であるのだ。

昨日のオリンピック柔道男子81㎏においては、永瀬選手はどこまでも「永瀬」だった。

身体のキレも素晴らしかった。攻守ともにハイレベルな柔道を見せてくれた。

決勝では相手の一瞬のスキをつく谷落で見事な一本を奪って金メダルを獲得した。私が自宅のテレビの前で「ながせーーーーーーー!!!!!!」と絶叫したのは仕方のないことだ。解説の大野将平氏も「これで永瀬最強説が立証されました!」と非常に嬉しそうだった。

表彰式では金メダルを獲得したにも関わらず、銀メダルや銅メダルの選手たちに隠れて後ろのほうでもじもじしながら笑顔を浮かべている永瀬選手は、どこまでも「永瀬」だった。

永瀬選手、おめでとう。そして「永瀬」でいてくれてありがとう。

今後も私はずっと「永瀬」選手を応援し続ける。


今日の演奏動画。

John Coltraneの作曲した『Alabama』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月30日 (火)

それを「根性」と呼ぶ

昨日はオリンピック柔道3日目。

夜はセッションの仕事だったので集中して仕事をやり切ってから家に帰ってゆっくり柔道を見るかと思っていたら、なぜかセッションに道場の先輩である加藤先生がお客さんとして来てくださって「ふくしまくーん、一緒に柔道見ようよー」と言ってくれたので、仕事終了後に河岸を変えて一緒に観戦した。

昨日は本当にしんどい戦いが続いた。見ているだけでもしんどかった。

日本代表は男子73㎏級に橋本壮市選手、女子57㎏級に舟久保遥香選手がエントリーしていた。

二人とも準々決勝以前で一度敗退してしまったのだが、そこから気持ちを切り替えての敗者復活戦→3位決定戦へと進出した。

結果としては二人とも銅メダルを獲得。気の抜けないタフな試合を勝ち切っての3位は素晴らしい成績だったと私は思っている。

女子57㎏級で優勝に輝いたのは日本出身で現在はカナダ代表として出場している出口クリスタ選手だったが、彼女の準決勝と決勝もハードな試合だった。

おそらく準決勝で左膝を傷めたと思う。怪我のせいでなかなか普段のような動きが出せない中でよく頑張った。精神力でもぎ取った勝利にも見えた。

怪我をおして戦いに臨むことに対しては必ずしも良いことだとは言い切れない気持ちもある。それが後々の柔道人生、あるいは日常生活に支障をきたすような怪我であった場合、そこで無理をしなければということにもなりうるからだ。なので一旦はその良し悪しについては置いておく。ここに関しては様々な意見があるのもわかる。

だが、昨日の各選手たちのすさまじい精神力を見た時に、「やっぱ最後は根性だろ」という気持ちになったのは確かだ。

今の世の中では忌み嫌われる傾向にある「根性」。

理不尽や不条理に耐えるための精神力を根性とは呼びたくないが、自分が苦境に立った時に、それでもたった一人で自らを奮い立たせる精神力を私は「根性」と呼びたい。

勝ち負けのある勝負事では必ずいつも勝てるとは限らない。勝者と同じ数だけの敗者がいる。

人生も同様だ。いつも思い通りになんていかない。というか私に限って言えば人生なんてまるっきりうまくいかない。いつも失敗して負けてばかりの人生だ。

しかしその状況で「上等だよ、やってやんよ」と自らを奮い立たせるのはやはり柔道で培った「根性」であるのだ。

昨日の熱戦の数々を見て、「やっぱ最後は根性だな」という思いを強くした。

深夜の1時に加藤先生と二人で「素晴らしい柔道だった!柔道最高!」と言いながら固く手を握りしめて別れた。

今日もオリンピックの柔道から目が離せない。


今日の演奏動画。

Thomas 'Fats' Wallerの作曲した『Keepin' Out Of Mischief Now』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月29日 (月)

阿部詩選手に唯一欠けていたもの

昨日のオリンピック柔道二日目。

女子52kg級においては絶対王者としてここまで君臨し続けた阿部詩選手が二回戦で散るという大波乱があった。

勝ったのはウズベキスタンのケルディヨロワ選手。結局ケルディヨロワ選手はそのまま決勝戦まで勝ち上がり、決勝戦でも見事な柔道で優勝した。阿部詩選手からの勝利はまぐれやフロックではなくケルディヨロワ選手の立派な実力であることがわかった。

阿部詩選手とケルディヨロワ選手との一戦は、終始阿部選手が試合をコントロールしていた。組手で圧倒し、ポイントで圧倒し、流れは完全に阿部選手のものであった。パワーもスピードも技術も、阿部選手に分があった。

しかし、本当にごくごく僅かな一瞬の隙をついたケルディヨロワ選手の谷落(たにおとし)が勝負を分けた。まさに「ここしかない」というレベルの、ゼロコンマ数秒にも満たないような一瞬のワンチャンスをケルディヨロワ選手は捕えた。

いくら阿部選手が圧倒的王者とはいえ、ある程度実力の拮抗した相手との戦いの中であのタイミングを掴めばひと溜まりもない。もちろん、あんな絶妙なタイミングを捕らえられることはそうそうないことであり、そのチャンスをオリンピックという大舞台で掴んだケルディヨロワ選手が見事としか言いようがない。

これが柔道の怖さであり、柔道の面白さなのだと思った。

ある程度実力が拮抗していればという前提で言えば、必ずしも「大きい」者が勝つとは限らないし、必ずしも「強い」者が勝つとは限らない。一瞬のワンチャンスをものにすることで「弱い」者や「小さい」者が勝つ可能性もあるのだ。
そういった意味では昨日のケルディヨロワ選手の阿部選手からの勝利は、柔道の魅力に満ち溢れたものでもあった。

とにかく彼女の優勝を称えたい。

さて、阿部選手であるが、昨日男子66kg級で見事優勝を果たした兄の阿部一二三選手と共に日本柔道界のエース選手でありスター選手としてよく知られている。もちろん実力も十二分に兼ね備えた素晴らしい選手だ。

だが、私は阿部詩選手に関してはもう一つか二つレベルの違うところで「凄い選手なのでは」と思っている。

約40年に渡って長らく柔道ファンとして柔道を見続けてきたが、ひょっとしたらこれまでに見てきた女子柔道選手の中でも最強の選手なのではないかという思いがここ数年は強い。

立ち技のセンスやキレ、スピード感のある寝技、そしてそれらを支えて裏打ちする卓越したフィジカル。どれをとっても超一級品なのだ。

日本の女子柔道の軽量級と言えば、山口香氏に始まり、一時代を築いた谷(田村)亮子氏、谷本歩実氏に松本薫氏に中村美里氏に福見友子氏と名選手は枚挙にいとまがない。これまでに素晴らしい選手が何人もいたのだが、阿部詩選手というのはそういったレジェンド選手たちと並んでも引けを取らないどころか、傑出した選手なのではと思うのだ。

そんな素晴らしい逸材、阿部詩選手の昨日の敗戦だが、彼女は畳を降りた後に人目を憚らずに大声で号泣した。それだけこの試合に賭けていたのだろう。誰も彼女を責めることは出来ない。何度も言うが、ケルディヨロワ選手が素晴らしかっただけだ。

阿部詩選手の今後はわからない。次のオリンピックを目指すのか、はたまたこのまま引退してしまうのか。それは本人が選ぶことであり我々ファンが決めることではない。

もしも無理でないのなら、私は今後の彼女をまだ現役選手として見てみたい。まだ23歳。「これから」という言葉はあっても「ここまで」なんて言葉はしっくりこない。

そして完璧に見えていた阿部詩選手に唯一欠けているものがあるとすれば、それは「敗北」だと私は感じていた。ここ数年の試合はあまりに圧倒的過ぎて「敗北」の気配すらなかった。

しかし彼女は昨日の試合で唯一彼女に欠けていた「敗北」を手に入れた。

ここから彼女は本当の意味で歴史に名を残すレジェンド中のレジェンド選手になっていくのではないか。

そんなことを期待してしまってしょうがない。

阿部詩は何度でも立ち上がる、と私は信じている。


今日の演奏動画。

Louis Bellsonの作曲した『The Hawk Talks』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月28日 (日)

これまで秘密にしていたこと

さあ二本持ったよ!ここ勝負だよ!落ち着いて!足からいこう!

昨夜の小岩のとある居酒屋ではこんな声が飛び交っていた。

そう、柔道である。

私はこれまで秘密にしていたが、実は熱烈なる柔道ファンである。

現役柔道選手たちの最高峰の舞台であるオリンピックが昨日から幕を開けた。昨夜は柔道部の仲間たちと共にその熱戦を居酒屋のテレビの前で見守った。冒頭に書いたかけ声は、我々柔道クラスタ独特の声援の様子である。

他の競技もおそらくそうなのだろうが、柔道でオリンピックに出場するというのはそれだけでとんでもないことである。想像を絶するほどの膨大な時間を「柔の道」に捧げ、各国の代表の座を勝ち取ってあの舞台に立っている。その努力が想像に難くないので、全ての国の全ての柔道選手を深く尊敬するし、応援している。

ただし日本代表に関しては特別な思いがある。それは「おれたちの代表」であるからだ。私は最底辺ながらも日本柔道界に携わっているので、彼らを「おれたちの代表」だと思う権利がある。毎年全柔連に会費も払っているし。

オリンピックをナショナリズムと結び付けるのはあまり好きではないのだが、私は個人的に柔道の日本代表選手をちょっとした身贔屓の感覚で応援している。

昨夜は女子48kg級では角田夏実選手が見事優勝に輝いた。もっと圧勝かとも思っていたのだが、かなりタフな試合もあった。よく戦い抜いたなあと舌を巻いた。

男子60kg級では永山竜樹選手が少々物議を醸す形で一度は敗退したが、見事に敗者復活戦を勝ち上がり銅メダルを獲得した。一度は切れかけた集中力を再び奮い立たせたその姿に心が震えた。

今日は男子66kg級と女子52kg級。共に絶対王者として君臨するのは日本代表の阿部一二三選手と阿部詩選手の兄妹だ。よほどのことがない限りこの二人が負けるところは想像がつかないが、それでもオリンピック、何があるかわからない。じっと見守ろうと思っている。

そして彼らがここまでの王者として成長した大きな要因でもある彼らのライバルの存在も忘れてはならない。阿部詩選手は昨日優勝した角田夏実選手(彼女はかつては52kg級だった)としのぎを削ったし、阿部一二三選手には永遠のライバルである丸山城志郎選手がいる。東京オリンピックの代表選考試合、あの24分にわたる死闘を私たちは決して忘れない。

様々なドラマの末に今日の試合がある。

さて、ここからは宣伝だが、明日は私はジャムセッションをやっている。

これだ。

7月29日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム vol.6 (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円

当然であるが「精力善用自他共栄」の理念の元に行われる。

また明日の試合は男子73kg級と女子57kg級である。日本代表は「片手でも両手でも。どこからでも飛んでくる袖釣込腰」でお馴染みの橋本壮市選手と「立って良し、寝て良し、もはや寝技のスタンダードである舟久保固めは彼女から」でお馴染みの舟久保遥香選手である。
二人とも決勝ラウンドに進出する可能性は極めて高いので、私の開催するセッションが終了する22:30以降にその熱戦を観ることが出来る。

ということで明日は是非セッションに遊びに来てほしいし、その後には是非柔道を観てほしい。

柔の道も音楽の道も、一日にしてならずである。


今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『Eleven Four』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月27日 (土)

レアなシーンに遭遇しがちマン

昨日の野球観戦は9-6でカープの勝利だった。

私はすごい強運の持ち主なのかなと思う時がたまにあって、そんなに頻繁に野球観戦に行かないくせに、行けばなかなかにレアなシーンに遭遇することが多い。

横浜スタジアムに野球を観に行ったことはこれまでに一回しかないのだが、その日は2012年の4月6日、カープの前田健太投手がノーヒットノーランを達成した日だった。

また、2017年7月7日の神宮球場におけるヤクルトー広島戦、俗に「七夕の奇跡」と言われている一戦だが、これも現地で観戦していた。9回表に代打で登場した現監督の新井さんが逆転3ランホームランを打って大逆転勝利を収めた試合だ。

実は昨日もそういうレアなシーンに遭遇した。

9回裏に登板したカープの守護神栗林良吏投手であるが、一打者に対してそれぞれ一球のみの合計三球でセーブポイントを獲得した。1イニング三球でのセーブ機会というのはプロ野球史上初の珍事らしく、昨日もうっかりそのようなレアなシーンに遭遇してしまった。

自分で言うのもなんだが「持っている」と思う。マジで。

さて、今日からは柔道のオリンピック大会が始まる。このブログを書いている現在、日本の女子48kg級の角田夏実選手は危なげなく初戦を突破した。男子60㎏級日本代表の永山竜樹選手はまだ登場していない。

日本代表に限らず、各国の各選手たちはここまで膨大な時間を「柔の道」に捧げた結果、オリンピックという晴れの舞台に立っている。

彼らのここまでの努力の結晶をしかと見届けたい。

しかしワクワクするな、オリンピック柔道。

柔道大好き。


今日の演奏動画。

Sammy Fainの作曲した『You Brought A New Kind Of Love To Me』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月26日 (金)

久しぶりの神宮球場から

今日は久しぶりの神宮球場なのでブログの更新はテキトーです。

浮かれるオッサン二人の写真を置いておきます。

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頑張れカープ!頑張れスワローズ!


今日の演奏動画。

Don Grolnickの作曲した『Nothing Personal』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月25日 (木)

プロの音楽家とは

我々音楽家の世界にはプロの免許のようなものは存在しない。

それが良いのか悪いのかという議論は置いておいて、とにかくその類いのものは明確には存在しない。

なので自分で「プロです」と宣言したその日からその人はプロの音楽家ということになる。

私自身のことで言えば、まだ26歳の大学9年生(!?)だった頃に、今は亡きジョニー大倉さん(元「CAROL」)のツアーバンドを半年だか一年だかぐらいやらせて頂いて、「こんだけ有名な芸能人の方と一緒にやらせてもらってアマチュアですってのも無理があるだろ」と思ってその辺から「おれはプロです宣言」をした記憶がある。

なのだが、その頃はほとんどピアノが弾けなかったし実は譜面もロクに読めなかった。音楽的な知識も皆無に近かった。今はその頃に比べれば多少なりともピアノは弾けるし譜面も読めるし音楽の知識もついてきた。今から考えると「なぜお前はそのレベルでプロを名乗れるのだっ」と思うが、アホだったのだからしょうがない。

ということは、想像に難くないと思うのだがいくら自らプロを宣言したところで実力が伴っていなければそこから仕事が来なくなる。また、仕事が来たとしてもすぐにクビになる。そりゃあそうだ、実力が伴っていないのだから。
客が料理店で美味くない料理に金を払いたくない、もしくは一度食べてみて「こりゃあもういいや、再訪は無し」となるのと同じだ。
案の定私にはそんなに仕事が来なかったし、来たとしてもすぐにクビになっていた。今考えればこれは極めて自然な成り行きなのだ。

それでも何とか工夫を重ねたり貧乏を受け入れたりしながら20年近くやってきた。

先日「嘘から出たまこと」という言葉を久しぶりに聞いた時にこういった自分の過去のことを思い出した。

約20年前に私が「おれはピアノ弾けます、プロです」と言ったのは嘘とまでは言わないけれど確実にハッタリではあった。
嘘やハッタリがあっさりとバレて実力不足が露呈して苦労するハメになるのだが、それでも何とか帳尻を合わせてギリギリのところで踏みとどまってきた。

私自身はプロだろうがアマチュアだろうがどっちでも良いと思っているのだが、多分私はプロのピアニストだ。嘘やハッタリがいつの間にか本当になってしまった。

もちろん私のような今でもヘタクソなピアニストに対して「あんなやつはプロとは呼べん!」と言う奴らもいるだろうが、そういう奴は相手にしていないので好きに言っておけば良い。私は私を好きな人たちの為に努力することに忙しいので、私のことを嫌いな人の為に割いているような時間はない。そんな時間があったら河原で一人で飲酒していた方が遥かにマシだ。

嘘から出たまことの話はこれからもまだまだ続く。

徹頭徹尾冗談みたいな毎日だが、これはこれで良いや。


今日の演奏動画。

Dizzy Gillespieの作曲した『Tanga』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月24日 (水)

場所が変わると「やり方」がちょっと変わる

最近水曜日は隣町の新小岩にある宮下道場という道場に、仕事が入っていない日限定で柔道の出稽古に行かせてもらっている。

と言っても仕事を色々と工面して何とか行けるようにしているのだけれど。

約2年半に渡ってお世話になっている小岩の忍田道場といくつかの点で稽古の「やり方」が違うのが面白い。これはどちらが良い悪いという話では全くなくて、単純に「ちょっと違う」のだ。

高校生の頃、私の高校の柔道部では週に3回しか稽古が出来なかったのでよく近所の高校に出稽古に行かせてもらっていたが、その時にも学校によって「やり方」が少しずつ違うのが面白いなあと思っていた。どこの学校も「柔道」をやっていることに変わりはないのだが、それぞれ少しずつ違うのだ。

そういえば今日は福岡で高校生の柔道の全国大会である金鷲旗柔道大会が行われており、埼玉栄高校、国士舘高校、修徳高校、大牟田高校というベスト4の中から埼玉栄高校がチャンピオンに輝いた。

どこの高校もめちゃくちゃ強いのだけれど、やっぱり「やり方」が少しずつ違うんだろうなあと思った。

今週末からはオリンピックも始まるし、柔道観戦も忙しくなってくる。

というわけで今から一つだけレッスンしたら出稽古に行ってきます。

今日も音楽と柔道が出来ることに感謝。


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『Let's Face The Music And Dance』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月23日 (火)

明々後日は久しぶりの神宮球場

今週はいくつか出かける予定があるのだけれど、その内の一つに久しぶりの野球観戦がある。金曜日に神宮球場にヤクルトー広島戦を観に行く。もうすでにチケットは買ってある。

昨年は野球を現地に観戦に行ったかどうかは覚えていない。行ってないような気がする。とにかく結構久しぶりだ。

一番頻繁に野球観戦に行っていたのは今から10年以上前のことで、その時もいつも神宮球場にヤクルトー広島戦に行っていたのだが、そんなに人気がなかったので当日でもチケットが買えた。千駄ヶ谷までレッスンの仕事に行って、レッスンが19時ぐらいに終わったらそのまま神宮球場まで歩いて行って当日チケットを買って観戦なんてことも難しくなかった。

その頃のカープは弱かった。いつも最下位争いをしていた。けれど私はそんな弱いカープも好きで、いつでも楽しく応援していた。

それがいつからかカープが強くなってしまって、なんとセ・リーグを3連覇した時もあった。その頃から「カープ女子」なんて言葉も出て来てファンの数も目に見えて増えていった。チケットを買うのがだんだん難しくなってきた。

そういったせいで少し観戦頻度が落ちてきた時にコロナ禍があった。入場制限もかかってしまったので球場に行くペースは一気に落ちた。年に1回行くか行かないかというペースになってしまった。

それでもやっぱりたまに球場に野球を観に行くと楽しい。勝っても負けても楽しい。ヤクルトー広島戦の場合にはもちろんカープを応援しているのだが、セ・リーグではカープの次にヤクルトスワローズを応援しているのでカープが負けても「まあヤクルトが勝ったからいいや」ということになる。オトクである。

明々後日はいつも一緒に野球を観に行く関さんという友人と一緒に行く。関さんにも久しぶりに会えるので楽しみだ。

さて、カープは勝つかなー。


今日の演奏動画。

Freddie Hubbardの作曲した『The Intrepid Fox』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月22日 (月)

「セルフハイボール」のレシピ

学生時代にラウンジバーというところでアルバイトをしたことがある。

当時私は京都で大学生をしていたのだが、京都には「祇園」という東京でいうところの銀座にあたるような高級飲み屋街があって、そこのラウンジバーでアルバイトをした。マスター夫妻が生演奏を提供し、その合間にバイトが酒を出すというような店だった。

大学の先輩で今でもたまに一緒に魚釣りに行くほどに仲の良い高瀬さんという先輩が先にそこで働いており「一人バイトに欠員が出るからフクシマお前バイトするか?」と聞かれて「やりますやります」と言って働かせてもらった。

その時のバイトぶりについては以前このブログに少し書いたことがあるが、週6日の営業期間を私と高瀬さんとKさんという3人で二日ずつ回しており、Kさんの仕事の評価は「丁寧だけれど少し仕事が遅い」であり高瀬さんの評価は「仕事は早いが少しザツ」であり私の評価は「めちゃくちゃ仕事が遅い上にめちゃくちゃ仕事がザツ。なお態度も悪い」であった。完膚なきまでにダメなバイトであった。

私は若い頃に色んなバイトを経験したことがあるが、そのどこにおいても完全無欠の「出来なさ杉くん」の認定をもらっており、常に自らの無能さに打ちひしがれながら「資本主義が全て悪い!能力主義で世の中が回っていったらおれのような無能はどうやって生きていけば良いんだ!資本主義を打倒して破壊するしかない!」という極論に走っていた。

話が少々脱線した。

ラウンジバーでの仕事は酒を作ることや掃除をすることなどであったのだが、私は酒を作るのも掃除をするのもめっぽう苦手であった。

今でも上手に酒を作れないし、綺麗に掃除が出来ない。

そんな私が唯一得意なカクテル作りが「セルフハイボール」である。

ノーマルのハイボールは上手に作れない。セルフハイボールのみが上手に作れる。

作り方は簡単だ。以下、箇条書きにてセルフハイボールのレシピを紹介する。

・ウイスキーの瓶を片手に持ち蓋を開け、じかに口をつけて口の中にウイスキーを少し含む。なおこの時にウイスキーは飲み込まない。
・口の中にウイスキーを含んだままウイスキーの瓶の蓋を閉め、その瓶を一度傍らに置いたら炭酸水のペットボトルを取り出してこれもじかに口をつけてウイスキーの約3倍ほどの量を口の中に含む。
・口の中で二、三度ウイスキーと炭酸水を混ぜ合わせたらそのまま飲み込む。

これがセルフハイボールである。

酒を作ることが非常に苦手である私が唯一作れるカクテルのレシピである。

普通に美味いしグラスなどを洗う必要がない(そもそもグラスが必要ない)ので大変優れたカクテルであるのだが、人前でこれをやってしまうと生ゴミを見るような蔑んだ冷たい目で見られるのであまりオススメはしない。

昨日久しぶりに路上でこのセルフハイボールをやっていたら楽しくなったので今日はこのカクテルについて書いた。

おれを筆頭にしたどんなゴミくず人間にも生きていく権利があるんだよっ!


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『The Song Is Ended』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月21日 (日)

雨に打たれても

傘を持つのが嫌いだ。

その原因の一つは、移動する時に手に何かを持つのがものすごく嫌いというものだ。なので、リュックサックか肩掛けカバンで移動することがほとんどだ。そもそも傘を持って出かけても高確率でどこかで失くすというのも傘を持って出るのが嫌いな理由の一つだ。

もう一つの原因として、雨に打たれるのがそんなに嫌いじゃない(むしろ好き)というのもある。濡れたら着替えれば良いし風呂に入れば良いだけじゃないかとどこかで思っている。


昨日、仕事が終わってからさて柔道の稽古に行こうかなと思った時には外は激しい雷雨だった。後から聞いたのだが、その雷雨のせいで足立区の花火大会が中止になったらしい。なかなかに景気の良い派手な雷雨だった。これはちょっと稽古に遅刻してでも家で雨脚が弱まるのを待つのが賢明かなと思った。

しばらくしたら雨脚が弱まったのでその隙に急いで自転車に乗って道場へ行った。雨上がりの高い湿度と気温のせいで道場に着いた時にはすでに汗だくだったが、稽古をしたら案の定すさまじい勢いで汗をかいて。ちょっとだけフラフラしたので、ひょっとしたらごくごく軽い熱中症だったのかも知れない。もちろんこれは決して大事には至らなかったのだけれど。

稽古が終わった時にはまたすさまじい豪雨だったので、仲間たちと共に道場の中で雨が止むのを待った。

2〜30分ほどで雨が止んだのでそのタイミングで稽古後にいつも訪れる飲み屋に行った。いつものように柔道談義に花が咲いてあっという間に午前0時を回って「さて帰りますか」ということになったのだが、そこでも外は激しい豪雨だった。

まあ良いや、濡れて帰ろうと自転車を漕ぎ始めた。激しい雨はシャワーのようで、着衣の上からではあるもののそれまで大量にかいていた汗を全て洗い流すかのようだった。

ついでに欲望や煩悩や生きる苦しみも洗い流してくれれば良いのに。

そんなことをふと考えたが、今朝起きた時にはいつものように欲望と煩悩にまみれた愚かな生き物であったので、雨に打たれてもそういったものは洗い流されないことがわかった。

当たり前だろ。


今日の演奏動画。

Louis Armstrongの作曲した『Potato Head Blues』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月20日 (土)

オリンピックを直前に控えて言っておきたいこと

数日後からパリオリンピックが始まる。

もちろん柔道を中心にして非常に楽しみにしているのだが、そのオリンピックについて思っていることを少し。

1. まず、オリンピックというものに「国と国が威信を賭けて戦う」という構図を求めるのは大嫌いである。極限まで技術を高めたアスリートたちが自分(あるいは自分のチーム)の為に戦うという構図以外に変なナショナリズムを挟むのには私は強く反対する。よって国別メダル数などには何の意味も無いと思っている。

2. 柔道日本代表についてであるが、「金メダル以外は負け」というような風潮があるが、それには盛大に異を唱えたい。オリンピックというあの場に立てるのは数多の柔道家の中のほんの一握りである。あそこに立てるだけですごい。
彼らの必死の勝負をじっと見守るだけだ。結果はあくまでも結果でしかない。
また、他競技と違って柔道日本代表に関しては「おれたちの代表」だという意識がある。私も最底辺ながら日本柔道界の片隅におり、今回代表として派遣される選手たちは間違いなく「おれたちの代表」なのだ。そりゃあ当たり前に応援する。めちゃくちゃ応援する。ここには一切のナショナリズムは無い。

3. 未成年(しかも成人間近)が飲酒喫煙してもオリンピックに出ても良いと思う。

とりあえず三項目書いてみた。

また気になったことがあったら書く。


今日の演奏動画。

Axel StordahlとPaul Westonの作曲した『Day By Day』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2024年7月19日 (金)

オッサンは毎日風呂に入った方が良い(誰に会う予定の無い日でも)

無職デー。

今日も家でトレーニング。ここのところちょっとだけ手首が痛いので腕立て伏せと懸垂を控えているので、その代わりにスクワットを多めに。普段は500回だけれど今日は800回。1000回やっても良いんだけど途中で疲れてしまった。プランクと首上げV字腹筋はいつものように5分。背筋もいつものように100回。

そこからいつものように練習に行く予定で、トレーニングで汗だくになってしまったので風呂に入らなくてはと思ったのだが、私の脳裏にデカデカと浮かぶ「めんどくせえ」の6文字。

まあ今日は誰にも会う予定は無いし別に風呂に入らなくても良いだろと思って家を出て歩き始めたのだが、そこでも滝汗。

実家にある仕事部屋に到着した時には汗でびっしょりだった。

そして気付いたのだが、「おれがものすごく汗臭え」ということ。

忘れていた、自分が臭い中年のオッサンだということを。誰にも会う予定がなくて本当に良かった。自分で自分の臭さに対して我慢すれば良いだけだ。

明日はレッスンもたくさんあるので、今日の夜と明日の朝の二回に分けて風呂に入ろうと思う。オッサンは風呂をおろそかにしてはならん。

今日の演奏動画は先日の野々口さんとの練習会の時に撮ってもらった動画の続き。私が「なんか3拍子がやりたいっす。サムデイマイプリンスとかどうすか」と言ったところノノさんが「それは曲が綺麗すぎるからフットプリンツにしよう」と言ってやってみた曲。

そうだった、私は汚いオッサンだからあんまり綺麗な曲をやるのも憚られるのを忘れていた。

というのは半分冗談だが、ノノさんとこういうモーダルな曲をやるのはとても楽しい。いつも一緒に練習してもらって感謝。


今日の演奏動画。

Wayne Shorterの作曲した『Footprints』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2024年7月18日 (木)

2024年7月15日(月)高原かな(vo)福島剛(pf)Duo Live at BACK IN TIME Tokyoダイジェスト動画公開

先日の小岩BACK IN TIMEでのボーカルの高原かなさんとのライブの映像を撮ってくださった方がいて、そのデータを送ってくれた。

非常にありがたいのだが、データが激重なのでその動画をパソコン内に保存しておくだけでパソコンの動作が生まれたての小鹿ぐらいノロくなる。パソコンが「無理だって!あんまり重いデータ背負わせんなって!動けねーじゃんか!」と悲鳴を上げる。私の使っているパソコンはそんなにハイスペックなものではないのだ。

ということでいつもそういうライブ動画をもらったら、ノロノロのパソコンに頑張ってもらいつつ一旦YouTubeに動画をアップする。で、そのデータがYouTubeというクラウド上に保存されたらパソコンからは削除する。これでパソコンは「はー重かったー。勘弁してくれよマジで」と言いながら元通りに動くようになる。これがいつもの流れだ。

そういったライブの動画は基本的にはあんまり公開しない。色んな理由があって。

自分のソロピアノとかだと「ま、いっか」という感じで公開してしまうことも多いのだけれど。

ただし、自分ではいつでも見られるようにしているので、ライブの数日後などに一人で鳥貴族に行って(そう、一人貴族である)酒を吞みながらその演奏内容をじっくりとチェックするというのがお決まりになっている。これはこれでなかなか楽しい。

で、今回の高原さんとのライブ映像なのだが、全編を公開するのはありえないにしてもダイジェスト版にして公開するのはアリかなーと思ってダイジェスト版を編集した。少なくとも一か月に一回は二人でのライブもあるし、その宣伝の為にかいつまんで公開するのはアリなんじゃないかなと思ったのだ。

ということで今日は昼からチマチマと編集作業を頑張ってダイジェスト動画を作ってから非公開の設定で一度YouTubeにアップした。そしてそののちに高原さんに連絡をとって「こないだのライブのダイジェスト動画作ったんだけど公開しても良い?」と訊いたら「ええよん」と言われたので公開することにする。高原さんありがとう。

いつもこんな感じでライブをしています。

次回は8月10日(土)に東京立川「Jesse James」でやります。

「東京の西側でばっかりやらないで東側でもやってくれよ」というご要望にお応えして先日はホームタウン小岩に彼女を呼びましたが、これからも年に一回は彼女を呼ぼうかなと言ったところ「年に二回にしろ」とのご要望を重ねて頂きましたので、年に二回にするかもしれません。


今日の演奏動画。

2024年7月15日(月)に小岩「BACK IN TIME」で行われた高原かな(vo)・福島剛(pf)デュオライブのダイジェスト動画です。(撮影:小沢一人氏)

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2024年7月17日 (水)

野々口さんと練習会から歌声広場

昼からベースの野々口毅さんと練習会。

昨日を全力でサボり倒した私にとっては昨日のサボりを取り返すためにも非常にありがたい機会。みっちりと二人で基礎練習をしまくった。

16時前に終了してそこからはパソコン作業。いくつか演奏動画も撮ってもらったのでその編集とアップロード。

今一通り終わったので、このブログを書いたら一旦家に戻ってメシを食って風呂に入る。

今日はこれから野々口さんと共にセッションホストだ。第三水曜日恒例の「歌声広場」。

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今日も良い演奏がたくさん出来るといいな。

ということで簡単ですが今日はここまで。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Desafinado』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2024年7月16日 (火)

完全にダメな一日

昨日のライブはとても充実の演奏だった。現時点で出来る範囲として良い演奏が出来たと思う。色々なチャレンジも出来たし。

問題はそのあとだ。

ついつい上機嫌に酒を飲み過ぎてしまい、いらんことをべらべらと言いまくってしまったような記憶がうっすらと残っていた。

朝起きた時には「うわー、死にたいー」となった。

それだけで踏ん張れれば良かったのだが、今日はそこから芋づる式に様々なネガティブ感情が頭に押し寄せてきた。仕事のことや生活のことにまつわる不安や被害妄想がどんどんやってくる。

一過性の鬱病みたいな状態になって「うちのマンションの最上階から飛び降りたい」とか「タオルで首吊って死にたい」とかそういう希死念慮みたいなもので頭の中がいっぱいになった。

こいつはヤバい、と思って、布団に寝転がって天井をじっと眺めつつなるべく感情をオフにした。何も考えない、何も感じないという精神状態をなるべくキープして、ネガティブな感情の嵐が過ぎ去っていくのをじっと待った。

今日は無職の日だからしっかり練習をしに行かなくてはならない日だったのだが、そんな風にしてサボっているから練習にも行けない。その罪悪感もすごかったのだが、とにかく感情をオフに、何も考えずにただ「待つ」ことしか出来なかった。

三時間ほどじっと待ったら、ようやく嵐のピークは越えた。

まだ元気良く立ち上がれるような状態ではないけれど、それでも「いや、やっぱ死ぬの怖いわ」という状態までは戻ってこれた。危ない危ない。

ということで今日は一日完全にダメな一日。何もしていない。

何もしていないけれど、おかげで何とか生きている。

とりあえずそれで良しとしよう。


今日の演奏動画。

Harold Arlenの作曲した『Between The Devil And The Blue Sea』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月15日 (月)

2024年7月15日高原かな(vo)DUO at 小岩「BACK IN TIME」

今日はライブ。

なのでバタバタしているので他のSNSに投稿した文章の転載でブログ更新。

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とんでもなく素敵な大阪生まれの歌のお姉ちゃんが下町小岩に降臨します。
色んな音楽の在り方があって良い(誰も一緒である必要すらない)のだけれど、おれは彼女と一緒に演奏をしている時に「こういう形で音楽が存在しうることを心から感謝する」と思います。

市井の、ガチにリアルな音楽がここにあります。
是非見にきてください。


今日の演奏動画。

Art Farmerの作曲した『Blueport』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月14日 (日)

タートルネックのセーターは着ない

昨日の柔道の稽古の時に頭から落ちた瞬間があって、首がグキッといった。一瞬「あ、やべっ!」と思ったのだけれど、そこからしばらく様子を見て何ともなかった。少し首が痛いぐらいで、別にどこかが痺れたりとか手に力が入らないとかそういうこともない。

一日経った今日も全然平気だ。

昔学生の頃に試合で頭を打ったことがあるのだけれど、その時には一週間ぐらい手に力が入らなかった。握力が10数kgとかになってしまって「かよわい女子かよ!」と思った。それに比べたら全然大したことない。

これは多分、毎日首上げをやってるからだと思う。

仰向けに寝た状態で自分の臍を見るような角度で首を上げる。ついでに伸ばした足も30度ほど上げる。首の筋肉と腹筋を同時に鍛えるトレーニングである。今はこれを毎日5分やっている。

首の強さというのは柔道の強さには直接はそんなに関わってこないけれど、昨日のような頭から落ちるような時に頚椎を守るという意味で多分とても重要だと思う。

子供の頃からこの首上げは定期的にやっているので、私は普通の人よりも首が太いし強い。ワイシャツの一番上のボタンは留まらないので、フォーマルな場で「おい、ボタン上まで留めろ」と言われても「留まんないんです、マジで」と答えるのだが、これはわりと柔道家あるあるなのかなと思う。

そんなわけで、私はこれからも引き続き首を鍛えるし、おかげでワイシャツのボタンは上まで留まらないし、タートルネックのセーターはめちゃくちゃ似合わない。

良いのだ。首は太い方が良い。


今日の演奏動画。

John Scofieldの作曲した『Still Warm』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月13日 (土)

割れたスマホを直しに

昨日の演奏は色々と不安もあったものの、無事に盛況にて終了。

お客さんはもちろんのこと、お世話になったスタッフや共演者に感謝。ホントにみんな素晴らしかった。

写真は終演後に立川ジェシージェイムスにて打ち上がるメンバー。良い演奏のあとはみんな自然と良い顔になる。

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今日はレッスンを終えてから、数日前に落として叩き割ってしまったスマホの修理に東奔西走する。

まずは地元のauショップに行って「すみません…スマホの画面を割ってしまいまして…」と正直に白状すると、蔑んだ目で見られつつ(見られてない)「まあちっと待っとけや」と言われつつ(言われてない)そのままそこで30分ほど待たされた。

「調べたらお前きちんと保険に入ってるから保険で安く直せるわ、ここに電話かけやがれ」と言われ(言われてない)、電話番号を書いた紙を渡された。

渡された電話番号は修理サポートセンターの番号で、一旦帰宅後にそこに電話をかけると
「まーアホだなー。おめーの選択肢は二つ。同機種の新しいスマホを送ってやっからそれを自分でデータ移行するか、もしくは池袋にある修理センターに持ってきゃあ即日直してやんよ?」と言われる(言われてない)。

ではっ!池袋に行きますので直していただきたいです!本日伺ってもよろしいでしょうか!と聞くと「しゃーねーなー、予約取っといてやっから今から行けや」と言われる(言われてない)。

ということで池袋に行ってきた。

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ラウンドワンの下にあった。

再度おそるおそる「すみません…スマホを叩き割ってしまいまして…」と差し出すと「ドアホだな。まあ直してやっから一時間ぐらいどっかで油売っとけ」と言われたので(言われてない)、その辺で時間を潰した。

一時間後に行ったらスマホが直っていた。

ありがたい!

なお、自責の念により被害妄想が炸裂しているのでスマホショップの人たちの言葉が私の脳内ではキツめの言葉になっているが、実際にはとても丁寧だった。

アホですみません。


今日の演奏動画。

Joe McCoyの作曲した『Why Don't You Do Right』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月12日 (金)

ツイてるorツイてない

ここ数日、不調というか、ツイていないのかも知れない。

数日前の柔道の稽古には財布を忘れるし、昨日の夜にはスマホを地面に落として液晶を割るし、今朝はズボンのベルトと手首のサポーターが家の中でどこかに行った。

このブログも割れたスマホから打っているのだが、ぶっちゃけものすごく打ちづらい。調べてみたら治すのにはそれなりに金がかかるらしい。一万円とか二万円とか。そんな金どこにあるっつーんだ。

今は総武線で立川に向かっているのだが、今日は野外イベントでの演奏仕事の予定なのに外は小雨模様。これは果たして無事にイベントは開催されるのだろうか。

ツイてる時もあればツイてない時もあるのが人生なので、また良いこともあるだろうし、今はこの不調の波を乗り切ろう。

あ、今日野外イベントなのに洗濯バサミ忘れた。あと譜面灯。
何やってんだよもう。


今日の演奏動画。

Django Reinhardtの作曲した『Diminushing』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月11日 (木)

強がりでなくこれは怪我の内に入らない

昨日はレッスンののち、柔道の出稽古へ。

昨日も充実の稽古が出来たのは良かったのだが、またしても財布を忘れるという発達障害あるあるをカマしてしまった。

スポーツドリンク無しで稽古を乗り切るのは生命の危険に関わるので、20歳ぐらい年下の同門下生に「ごめん、ちょっと1000円貸してくんない?土曜日返すから」と言って1000円を借りてスポーツドリンクを買う始末。何をやってるんだ、おれは。

財布も無いのでその後の飲み会は断ってさっさと帰った。

起きてみて今日、何となく左手首が痛いなーと思った。

怪我、というレベルではない。軽く痛めただけだ。なので湿布でも貼っとけばこんなもん治る。

湿布を固定するためにサポーターを使ったらいささか大袈裟になってしまった。

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どんどん「怪我」という言葉の指すレベルが下がってきているのを実感する。ぶっちゃけ「折れてなきゃ怪我じゃない」ぐらいに思っている。

明日は大事な本番も控えているので、今日はあまりピアノを弾かずに日課のトランスクライブ(音源を聴いてそれを採譜すること)に時間を費やす。やることはいっぱいあるのだよ。

明日は久しぶりの大きな舞台での演奏。それも素晴らしい共演者たちと。

集中して目一杯やってこよう。


今日の演奏動画。

Wayne Shorterの作曲した『Prince Of Darkness』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月10日 (水)

どこでも寝ない

44歳にもなってなお治らない悪癖が「どこでも寝る」である。
ドラえもんが「どこでもドア」というニュアンスで読んでもらいたい。「どこでも寝る」である。

昨日は23時には小岩に帰りついていたのに、公園で「ちと、眠い」と思ってベンチで横になったら午前2時になっていた。3時間も寝続けてしまった。何をやっているんだ。

土手で寝たりするのが昔から好きなのだが、公園はさすがによろしくないなと昨日はさすがに考えた。

今週は楽しみかつ責任重大なイベントも控えている。

立川のグリーンスプリングスというところでの野外の音楽イベントだ。

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7月12日(金) 東京立川 グリーンスプリングス
「TACHIKAWA JAZZ NIGHT」
https://greensprings.jp/event/7764/
お問い合わせ:042-524-2222
vocal:高原かな sax:杉本匡教 bass:千葉征央 piano:福島剛
17:00~&19:00~start music charge:無料

普段から共演してもらっている高原さんの素晴らしさは言わずもがなだが、初めて一緒に共演させていただく杉本さんと千葉さんの演奏に関する素晴らしい噂もかねがね伺っている。

そういったグレイトな音楽家の方々の共演も、久しぶりの大きな舞台での演奏であることも全てがありがたく責任重大であるなと感じている。

いつものように何をやるかは当日までわからないので、日々の鍛錬を粛々とこなしていくよりほかない。

とりあえず、あんまりどこでも寝ないようにしよう。

何をやっているんだおれは。

今日の演奏動画。

Glenn Millerの作曲した『Moonlight Serenade』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 9日 (火)

やらないよりもやった方がマシ

朝からレッスン。昨日今日と怒涛のレッスンデーが続いている。

自営業なので自分で仕事のペースを調整出来るので、忙しい日と忙しくない日をわりとはっきり分けるようにしているのだが、今週は明確に忙しい日が続く。

なので空き時間になんとか少しでも練習時間を確保するようにしていて、今日はほとんど練習が出来ないことがわかっていたから昨日のうちに今日の分までやっておいた。こういうので良しとしておく。

今日は朝のトレーニングもプランク5分だけ。全然物足りないけれど、やらないよりもマシ。

なんでもそうだな。やらないよりもやった方がマシなんだよ。ほんのちょっとでも。

今は移動中の電車の中で白目を剥きそうなぐらいの眠気に襲われながら日課のブログ更新とYouTube更新。
これ終わったら15分寝よう。

こんな雑なブログでもやらないよりもやった方がマシなんだよ。

今日の演奏動画。

Buster Williamsの作曲した『Christina』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 8日 (月)

「やめろコール」には一切賛同しない

昨日の都知事選は現職の小池氏が当選。

まあ、それだけ彼女を支持した人が多かったということで、結果には納得がいっている。

何回か前に書いたが、私は蓮舫氏に投票した。なので蓮舫氏の健闘を期待したのだが、選挙当日の数日前に「あー、こりゃダメかも」と思った出来事があった。

蓮舫氏を支持する方々が小池氏の演説中に「やめろコール」を大声で張り上げたというニュースを見た時がそれだ。

私の信条の一つに「自分の推しを推すために誰かの推しを貶すのはダメだ」というのがある。

そうすることで相対的に自分の推しを上に置くというのは非常に野暮だなと思っている。

「こりゃやべーぞ」と思った予感はやはり当たって、結局蓮舫氏は3位の得票数でフィニッシュした。

私は小池氏の再選を望んではいなかったが、かと言って「やめろコール」には賛同したくない。

共通の敵を作り上げてそれを憎むというのは戦争や差別の構造と酷似している。

そういう形で蓮舫氏が当選しなくて良かったというのが私の正直な感想だ。

自分の推しを推すために誰かの推しを貶すのはやめようマジで。


今日の演奏動画。

Henry Bettiの作曲した『C'est Si Bon』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 7日 (日)

数字の鬼が示す今日の選挙の「まあオッケー」なライン

今日は都知事選の日。

これを読んだ人でまだ投票に行ってない人は行こう。

何回か前に書いたけれど、私はもう期日前投票で投票を済ませている。それと誰が選出されても構わないというところまでは覚悟は決まっている。

ただし、非常に気になるのが投票率と有効得票数だ。

ここで計算の鬼であり数字の鬼である私がざっくりと今回の都知事選において「ここを超えればオッケー」というラインを明確な数字と共に示してみたい。

東京都の人口は約1400万人である。さっき調べた。

1400万人の内、選挙権のある人間は多分7割ぐらいはいるんじゃないかと思っている。ということで
1400×0.7=980万人
東京都の選挙権を持った人間は約1000万人である。多分。

その1000万人の内、残念ながら投票に行かない人もいるだろうから、投票率は50%を超えればまあオッケーなので、500万票がトータルで投じられれば良い。
ただし、500万票の内の1割ぐらいはやはり残念ながら「入れたい人がいない」などと眠いことを言いながら白票を入れたりまず間違っても当落線上にいない候補者に入れたりなどということはあるだろう。

ということでトータル500万票の内の9割である450万票が小池氏・蓮舫氏・石丸氏・田母神氏のいずれかに投じられていれば私の中では「まあまあオッケーな選挙」ということになる。

ということで夜の選挙速報を楽しみに見たいのだが、誰が勝利するかももちろん重要だが、上記の4名の得票数の合計が450万票に届けば、ギリオッケーな選挙だ。500万票を超えればなお良いし、600万票を超えれば更に良い。

こういう楽しみ方もあるのだ。

ということで再三になるが、まだ行ってない人は行こう。


今日の演奏動画。

Harold Arlenの作曲した『Down With Love』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 6日 (土)

龍の巣の中にラピュタはある

今日は池袋でのレッスンが終わったら小岩への帰り道で日暮里で途中下車してから「一由そば」へ立ち寄って蕎麦を食べてから帰ろうと決めていた。それを楽しみにしていた。

だが、レッスンが終わって教室から池袋駅へ歩こうという時に空模様がなかなかハードコアな有り様になっていた。雷鳴が轟き、空は真っ暗になっていた。

これは、ゲリラ豪雨がくるっ…

幸いにして雨足が強まる前に池袋駅に到着したので雨に濡れることはほとんどなかった。

日暮里での途中下車を諦めてそのまま小岩まで向かえばゲリラ豪雨の影響を受けずに家にたどり着くことができる。

だが…

と思った。「一由そば」を諦めるのか?と。

答えは「否(いな)」だった。

龍の巣を発見した時のパズーよろしく「父さんは、竜の巣の中でラピュタを見たんだ!!行こうっ、おばさん!!父さんの行った道だ!!父さんは、帰ってきたよ!!!!」と私の中の田中真弓が気勢を上げた。

行こう、ゲリラ豪雨を抜けて、一由そばへ。

ということで行ってきた。

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たぬきそば340円である。相変わらずバカ美味い。

店を出る時にはゲリラ豪雨はいよいよ佳境に入っていた。

稲光が荒れ狂い、雷鳴が轟き、打ちつけるような大粒の雨が地面を鳴らしていた。

コレだよコレぇぇぇぇ!!!!

そう、私は台風とかゲリラ豪雨とかが大好きなのだ。テンションがすさまじく上がる。

龍の巣の中にラピュタはあった。ゲリラ豪雨の向こうにたぬきそばもあった。

『土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春をうたおう。』
どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!


今日の演奏動画。

Gerry Mulliganの作曲した『Bark For Barksdale』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 5日 (金)

ビールの季節だ

昨日家に帰ったらプレジデント社というところから「Dancyu」という雑誌の最新号が届いていた。

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あれ、何だろう?と思ったのだけれど、そういえばほんの少しだけこの号の原稿に協力したことを思い出した。

この雑誌上で友人の作家石田ゆうすけ氏が書いているコラムで「倍音を聴かせることで味わいを豊かにするビール」というのがあったのだが、石田さんから「タケシ、ぶっちゃけ倍音って何なの?」という質問がLINEでやって来たので「倍音っちゅうのはこれこれこういうものなんですよ」と説明したことが数日前にあったのだ。

そこで原稿に協力したということで献本の形で最新号が送られてきた。

ラッキーだ。

今月号はビールの特集号で、非常に面白そうだった。もしも協力していなかったとしても普通に本屋で買いたい内容だった。

それが我が家にやって来たので、普通にラッキーだった。

ということでみんなも今月号のDancyu買ってください。私が協力したのはほんの数行(ていうか一行)なんだけど。

暑くなってきたね。

美味いビールを飲もうぜ。


今日の演奏動画。

Horace Silverの作曲した『Me And My Baby』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 4日 (木)

痩せてもすぐに酒で戻す

昨日今日と暴力的な暑さの日が続いていて、これがあと3ヶ月〜4ヶ月続くのかと思うと若干うんざりしてくる。

昨日の夜の柔道の稽古も、稽古自体は非常に楽しく充実の稽古だったのだが、準備運動の時点で滝汗をかいており、本チャンの稽古ではヘトヘトになった。全て暑さのせいだ。

そういえば数ヶ月前に柔道の稽古の直後に音楽仲間たちの飲み会に参加したことがあったがその時に「あれ?痩せた?」と言われたことがあって、それは多分稽古の後は体重が2〜3kg落ちているからだ。稽古直後の私は普段よりも痩せている。いつも急いでその後にアルコールを摂取するために体重はすぐに元に戻るのだけれど。

今週はそんなに忙しくない日々が続いていたのだけれど、今週末からまた怒涛の忙しい日々が続く。

最近ふと気付いたのだけれど、仕事がちょっと増えているかも知れない。

ありがたい。


今日の演奏動画。

Georger Gershwinの作曲した『I 'll Build A Stairway To Paradise』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 3日 (水)

選挙に行こう(おれは蓮舫氏に入れた)

今日は7月7日に行われる東京都知事選挙の期日前投票に行ってきた。

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もうちょっと悩むかな、もうちょっと待とうかなとも思ったのだが、自分の中で投票したい人がほぼ決まったので「じゃあもう早いうちに済ませちゃおう」と思って行ってきた。

20歳を超えてからこっち24年ぐらいになるが、多分これまでに選挙に行かなかったことはない。ほとんど全ての選挙に行っている。

で、多くの選挙がそうなのだが、「入れたい人がいないなあ」と思って行ったことは非常に少ない。多くの場合において「この人が当選して我々の暮らしが少しでも良くなるといいな」と思って投票している。何ならちょっとワクワクしながら投票している。私の投票した人は当選する時もあれば落選する時もある。大体3:7ぐらいで落選することが多いが、少なくとも当選する確率が少しでもある人に入れている。

選挙において「入れたい人がいない」という意見はよく聞くが、私は基本的に「誰がやってもおれがやるよりは100倍マシ」と思っているので入れたい人がいないということはあまりない。

今回の都知事選で現実的な当選確率があるのは小池氏、蓮舫氏、石丸氏、田母神氏の4名だと思うのだが、このいずれの立候補者が当選しても私がやるより3億倍ぐらいマシなので誰が当選しても構わない。ただし他のフザけた候補者たち、あいつらはダメだ。現実的に当選する確率はゼロだと思うのでそこまで気にしてはいないけれど、何名かのフザけた立候補者に対しては私は明確にイラついている。あいつらはダメだ。

上記4名のうち、私は蓮舫氏に投票してきた。いくつかの面で現時点では彼女が良いと思ったからだ。

もちろん彼女を快く思わない人が多数いるのもわかっているし、それは他の候補者に関しても同様で小池氏や石丸氏や田母神氏に対して快く思わない人もいる。立場が違えば意見が違う。それを全て一つにする必要なんてない。

なので、私が蓮舫氏に投票したことを私は誰かから非難される筋合いはないし、私もそれ以外の候補者に投票した人を非難する筋合いはない。誰からも非難されずに自分は良いと思った人に投票すれば良いのだ。そして選挙の結果を粛々と受け止め、政治による生活の変化で「これはおかしいだろ」と思うことがあれば「おいおいちょっとおかしくねえか?」と声を上げ続ければ良いのだ。選挙というのはそういうものだと私は思っている。

選挙の結果が楽しみだ。

やっぱり小池氏が現職の強みを生かして勝ち切るという予想が優勢だが、どうなるかはわからない。もしも私が投票した蓮舫氏が当選したとしても、都政の在り方にはずっと興味を持って見守るし、「おかしいだろ」と思えば「おかしくない?」と声を上げる。
実は約10年ちょっと前の都知事選では私は小池氏に投票したのだが、今の現状を見るに「ちょっとおかしくない?」と思っている部分もあるから今回は蓮舫氏に入れたという部分もある。

ということで、選挙権のある人たちみんなも選挙に行こう。誰に入れても良いのだ。願わくばフザけた候補者には入れないでほしいと思っているけれど、それはそれで仕方がない。

選挙に行こう。


今日の演奏動画。

Jerome Kernの作曲した『Till The Clouds Roll By』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 2日 (火)

同時多発仕事

朝、異常に早起き(4時台)してしまったので、朝から家でトレーニングをしてから久しぶりに江戸川土手に階段ダッシュに行ってきた。

階段を片足ケンケンでダッシュするという新メニューを取り入れてみたのだが、これがかなりキツくてヘロヘロになった。

すべてのトレーニングを終えて家に帰ってゆっくりしていた。今日は夜にレッスンがあるだけだし、休んでからピアノの練習でもいくかーとのんびりしていたのだが、ここから予想外に一気に忙しくなった。

譜面作成依頼の仕事が立て続けに複数、別々のところからやってきて、どれもそんなに急ぎではないとのことだったのだが吉野家ばりに「早い安い上手い」をモットーとしている「譜面屋ふくしま」であるので超特急で譜面を書きまくった。7時間かけて3曲、とりあえず書き上がった…

さてレッスンに行こうと思ったら新たにメールが来ていて、体験レッスンの問い合わせだった。「おっとこちらも対応しなくては!」ということでテンパっている。

色んな仕事が同時多発的にやってきて非常にありがたいのだが、私は無能なのですぐにテンパるから不安もある。

一つ一つ丁寧に。

さて、レッスン行って来よう。

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今日の演奏動画。

Will JasonとVal Burtonの作曲した『Penthouse Serenade』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年7月 1日 (月)

たまには不調な日もある

今日はたまーにやってくる精神的に不調な日だった。

ろくでもない人生を送っているので冷静に考えれば生活の中に色んな不安が常にあるはずなのだが、それを「よくわかんないけどなんとかなるんじゃねーか」と見て見ぬふりをして毎日を過ごしているのに、ふと冷静になってあれこれと不安になってしまう、そんな時がたまにあるのだ。

そういう不安がだんだん大きくなってくると考えは常に「死にたい」とか「消えたい」という方向に進む。非常によろしくない。

なのでそういう時は嵐が過ぎ去るのを待つようにじっとするに限る。そもそもそういう時はまともに動けないし。

そんな感じで午前中は丸々動けなかったが、午後からは少しだけ動き出せた。

何か食べた方がいいなと思って家にあったインスタントラーメンを茹でた。

冷蔵庫を見たらネギとほうれん草があったからそれをたくさん入れた。こんだけ野菜が入ってればほぼサラダだなと思いながら食べた。

そこから風呂に入れればもう少し復活できたのだろうけれど、強烈にめんどくさかったので風呂には入らなかった。いいのだ、今日は誰にも会わないし。

歩いて仕事場に行って、月初めなので演奏スケジュールの更新を先にやっつけた。頭を使わない事務作業はそれなりに気分転換になる。

それからピアノの練習を少し。これはあんまり良くなかった。情緒が不安定なので、少しのミスで「あーもーおれはクソだな」となってしまうから。

色んなことは時間が解決してくれる。明日にはもう少し復活してると良いな。

今日の演奏動画。

Django Reinhardtの作曲した『Manoir De Mes Rêves』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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演奏スケジュール(2024年7月1日更新)

2024年


7月12日(金) 東京立川 グリーンスプリングス
「TACHIKAWA JAZZ NIGHT」
https://greensprings.jp/event/7764/
お問い合わせ:042-524-2222
vocal:高原かな sax:杉本匡教 bass:千葉征央 piano:福島剛
17:00~&19:00~start music charge:無料


7月15日(月祝)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
vocal:高原かな piano:福島剛
14:30~start  music charge: 3000円
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7月17 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:野々口毅
19:30~start  music charge: 2000円


7月29日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム vol.6 (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円


8月3日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
【福島剛トリオ】
piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野 
14:00~start music charge:2500円
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8月10日(土) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円


8月11日(日)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:登敬三 piano:福島剛
19:00~start  music charge: 3000円
20240811nobori_page0001_20240701171201


8月21日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:30~start  music charge: 2000円


8月30日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「架空カンパニー小沢一蔵商会企画
福島剛(pf) & 市川綾野(ds) Duo with Secret Guest」
piano:福島剛 drums:市川綾野
with Secret Guest
19:00~start  music charge: 3000円

9月13日(金)東京浅草 Soultrane
03-3843-5063
https://soultrane.jp/
piano:福島剛 bass:内藤竜也 drums:田辺保彦
20:00~start music charge:3000円
20240931soultrane_page0001_20240701171501


9月18日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:野々口毅
19:30~start  music charge: 2000円

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