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2024年5月13日 (月)

負けざまについて

昨日の釣りは結構惨敗だった。産卵後でアジの活性がイマイチだったというのも原因としてはあるが、私の戦術がどうにもうまくハマらなかった。ハリスを細くしてみたり付けエサの形状を変えてみたり誘いのパターンをあれこれ試してみたりと色々手は尽くしてみたのだが、そのどれもが良い結果をもたらすことが出来なかった。

昨日は7人の仲間グループに入れてもらって行ったのだが、多分その7人の中で私が一番釣れなかった。

でも仕方がない。そういう日もある。

「色々試してみてダメだったけど、でもとても楽しかった」というのが私の感想で、その釣り仲間のグループラインにも「皆さんと一緒に釣りに行けてとても楽しかったです、また誘ってください」と送っておいた。

こういうのって大切だと思っていて、誰かと一緒に釣りに行って釣れなくて不機嫌になるというのはとても良くないと思っている。なかなかそういう人ともう一度釣りに行こうとは思えない。なので自分が釣れなかった時にも「釣れなかったけど楽しかったー」と思いたいと心掛けている。

最初からそういう風に出来たわけではなくて、例えば麻雀なんかだと若い頃には負けが込むと不機嫌になってしまっていた。わりと勝負事にはのめり込んでしまうタイプなのでそのせいかも知れない。

そういうのってダメだな、とてもカッコ悪いなと思ったのはひょっとしたら私の中では成長かもしれなくて、「負けた時こそなるべく朗らかにいよう」というのは私が心掛けていることの一つだ。

「負け方」というのはとても大事だと思う。

そんなことを考えていた今日、今月末の柔道の試合のトーナメント表が発表されて、私の一回戦の相手の名前を調べたら数年前の群馬県の高校生の大会で中量級の3位に入賞した選手だった。誰でも名前を知っているような強豪校の出身選手でなおかつ二十歳そこそことめちゃくちゃ若い。「こりゃあ、死んだな…」と思って「そうだ、こういう時こそ見事な負けざまを…」と思ったところで私の心の中のアントニオ猪木が「戦う前から負けること考えるバカがいるかよっ!」と私の頬をビンタして闘魂注入してくれた。

そうだよ、相手がどれだけ強かろうが若かろうが大きかろうが立ち向かっていくんだよ。

「勝ちたい」という気持ちは、恥ずかしながらめちゃくちゃたくさんある。だからこそ負けたら悔しいんだろうなあ。

ちなみに前回の秋季大会でもやはり若い強豪選手に一回戦負けを喫した。「力不足でした!また頑張ります!」と言ってはみたものの、その後の打ち上げの二次会でスナックに行った時にカラオケで中島みゆきの『ファイト!』を歌いながら派手に悔し泣きをカマしている。恥ずかし過ぎて死んでほしい。

なんだよめっちゃ悔しいんじゃねえかよ。

試合まであと二週間。日々のトレーニングになるべく妥協を許さないように。

冷たい水の中を震えながら昇っていくんだよっ。


今日の演奏動画。

Jaco Pastoriusの作曲した『Three Views Of A Secret』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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