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2024年4月20日 (土)

おれにポルシェ

以前よりこのブログにもちょこちょこ書いていることなのだが、私が提唱している理論に「人は自分の興味のあることは良く見ているけれど興味がないことに関してはそうでもない理論」というものがある。

例えば私は街で人とすれ違う時にその人の耳と指を見る癖がある。そして耳が餃子のように潰れていたり指の関節がボコボコと膨れている人を見たら「あっ!あいつは柔道家だ!しかもだいぶ強い!」と思う。

しかしそれを一緒に歩いている人に「今の人めっちゃ耳潰れてたね。多分柔道が鬼強いよ」と言っても「え?そうだった?気付かなかった」と返されることがほとんどだ。私が気にしているほど人は誰かの耳や指の形状を気にしてはいない。

これはもちろん私が若い頃からずっと柔道をやっているからで、そういう耳が潰れたり指の関節が膨れたツワモノを意識しているからだ。

逆のこともあって、「今すれ違った人が◯◯の靴を履いていたね」と言われても私はまるっきり気付いていない。これは私が靴に一切の興味がないからだ。さすがに下駄でも履いていれば気付くだろうが、それ以外ならば絶対に気付かないという自信がある。

つくづく人は自分に興味のある部分しか見ていないのだなと思うのだが、その理論を更に強固にする根拠に今日一つ気付いた。

私は自動車の車種がまるっきりわからない、ということだ。

もちろんこれは私が自動車に一切の興味が無いことに由来する。そもそも私は自動車の免許を持っていないので、自分が自動車を運転することすら出来ない。そういったことも自動車への極度の無関心に拍車をかけていることは間違いない。

あらゆる自動車が私にとっては全て一緒に見えるので辛うじて車の色で判別するのだが、もしもそれが違う車種の同じ色の車だったら私にはわからない。プリウスだろうがシビックだろうがマジェスタだろうが白かったら私にとっては全て「白い車」なのだ。

こういうことって多かれ少なかれあるのではないだろうか。

例えば私はエレキギターのストラトキャスターとテレキャスターとレスポールとSGとフライングVの区別はつくが、興味がない人からしたら一括りに「エレキギター」だろう。

テナーサックスとアルトサックスとソプラノサックスとバリトンサックスの違いもわかるが、興味がない人からしたら一括りに「サックス」だろう。下手するとそこにバスクラリネットとファゴットを混ぜてもわからないかも知れない。興味がない人からしたらそんなものなのだ。

そんな私であるが、今日は街中で見かけた車の車種が一つだけわかって、それはポルシェだ。なぜわかったかと言うと車に「ポルシェ」と書いてあったからだ。

ほーん、これがポルシェかー。なんかお金持ちの人が乗る車でしょー?他の車と同じに見えるけど、なんか色々違うんだろーなー。おれにはわかんないけどー。と思った。

猫に小判。

おれにポルシェ。

「価値がわからないものに与えても無駄なもの」の慣用句の一例である。


今日の演奏動画。

Victor Youngの作曲した『Stella By Starlight』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30


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