頗る気分良し
今日は無職の日の予定だったので朝からトレーニングをしてその後はがっつりピアノの稽古を、と思っていたのだが、朝から身体中が痛かったのでトレーニングはサボってしまった。一昨日の柔道の稽古による筋肉痛だ。そうだ、オッサンなので筋肉痛は二日後にやってくるのだった。
明日からまたトレーニングは頑張ろうと思ってピアノの稽古をしに仕事場に向かった。
そういえば昨日の夜にメールが来てたなと思ってメールボックスを開いてみたら体験レッスンを希望される方のメールだった。
これはさっさと返信しなくてはならないと思い体験レッスン可能な日程を先方に送ったところ、急遽本日に決定。本日のスケジュールも候補日にいれていたのだ。本日の私は無職ではなくなった。
ピアノの稽古を少しやってから体験レッスンの為の諸々の準備をした。体験レッスンをしたところ、結局そのまま入会が決まったのでほっと胸を撫でおろす。一生懸命やっても私のやり方が合わない人もそりゃあいるからそれはそれで仕方がないのだけれど、私の教室でピアノの稽古に励んでみようと思っていただけたのはとても嬉しい。
そこに関してもう一つ嬉しかったのは、今日お越しになった方は私が毎日更新しているYouTubeを見てやって来てくれたとのことだった。
これ、めちゃくちゃ嬉しい。
ライブに来てくださる方でもたまに「YouTube見てます。それで実際にライブに来てみようと思って」と言ってくれる方がいて、そうやって言ってもらえるのがめちゃくちゃ嬉しい。
私のYouTubeチャンネルはジャズピアノの有意義な練習方法を解説したり日本のジャズシーンを毒舌で評したりなどという要素も皆無で、スポーツ刈りのピアニストらしからぬ風体のオッサンが毎日ただひたすらにピアノを弾いているだけのものだ。もちろんびた一文収益化などされていないし、誰かから頼まれてやっていることでもない。ただ単に「おれの練習の為におれがやると決めたことだからおれがおれの為にやる」というだけのものだ。
それでも今日みたいにそこから興味を持ってくださってレッスンに来てくれる方もいるし、ライブに来てくれる方もいる。もうこれだけで十分お釣りがくるぐらい嬉しい。
「積み重ねよりもすごいことなんてない」というのは一つの信念として持っている。私のように音楽の才能が皆無な人間は一段飛ばしにぐんぐん上達していくことなどありえないのだが、それでも毎日少しずつでも積み重ねていったらそれはいつしか結構な「量」になる。
練習もそう、YouTubeもそう、このブログもそう、もちろん柔道の稽古もそう。少しずつの積み重ねが膨大な「量」になって、段々と見える景色が変わってくる。
ライブや試合で表に出すことが出来るのは、その「量」のひと欠片でしかない。
ということで今日は体験レッスンから一人入会が決まったのでものすごく機嫌が良い。すごく前向きで「ジャズのことをもっと知りたい」という意欲のある方だったのでこちらとしてもテンションが上がる。これからのレッスンが非常に楽しみだ。
さて、祝杯のビールを飲みながら家に帰ろう。
わーいわーい。
今日の演奏動画。
Joe Sampleの作曲した『Ashes To Ashes』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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