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2024年3月

2024年3月31日 (日)

自分の弾き方に合うピアノ

ちょっと前の話だが、アルバイトで知り合いのピアノ教室の発表会の裏方仕事をしに行った時のこと。

小さな子たちが多かったのだけれど、かわるがわる一台のピアノの前に色んな子たちが座って演奏を披露してくれた。すごく上手な子も多くて「はー、すごいなー」と感心していたのだけれど。

私にとって一番面白かったのは、見事にみんなそれぞれ音色が違ったということだ。同じピアノを弾いているのにも関わらず。

それぞれの子供にそれぞれの音色があって、それぞれの音楽があった。それがとても面白かった。

楽器による音色の違いというものはもちろんあるのだけれど、それを弾く人による音色の違いというものの方が遥かに大きい。昔からずっとそう思っていたけれど、改めてそれを痛感した。

よくテレビ番組で「超高級なピアノと普通のピアノ、どっちがどっちでしょうか」というのをやっていて、なんとなくわからなくもないけれど、私はそういうのをちょっと斜に見ている。だって弾く人の違いの方が遥かに大きいから。

なんでこんなことを書いているかというと、今日は京都の京大農学部横のカフェ「麦丸」で私のソロピアノのライブがあるからだ。2ヶ月前に初めて麦丸でソロピアノをやらせてもらって以来二回目、今回の関西ツアー最後のライブだ。

この麦丸のピアノを初めて弾いた時に「あれっ!?」と思うぐらいしっくりきた。アップライトピアノで、素朴な音色なのだけれどとても暖かみがあってじんわりと響くようなピアノで、自分で言うのも何だが「おれの弾き方にとても合っているピアノだ」と思ったのだ。

またあのピアノを綺麗に鳴らしにいきたいなと思ってする練習はとても楽しかった。

そんなに大きくないお店なので、前回はありがたいことに超満員になってとても嬉しかった。今日はそこまでではないと思うけれど、あの素敵なピアノと会話しに行くのが今から楽しみだ。

良かったら聴きにきてください。

3月31日(日) 京都京大農学部脇 麦丸
080-5786-0582
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26028035/
「ソロピアノ」
piano:福島剛
18:00~start music charge:チップ制

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今日の演奏動画。

Ron Millerの作曲した『For Once In My Life』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月30日 (土)

立ち食いそば写真でお茶を濁す

珍しくブログを書いている時間がない!

ということなので、昨日今日食べた蕎麦の写真だけアップしてお茶を濁す。

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京都河原町「都そば」月見そば値段失念。

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大阪梅田「麺2」わかめそば350円。

京都は東京と変わらないぐらい物価が高いのだけれど、大阪にいると物価感覚がバグる。


今日の演奏動画。

Jerome Kernの作曲した『Make Believe』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月29日 (金)

西成ヘブン

関西二日目。

昨日はセッション(結局ちゃんと間に合った)後に「すんません、今日は西成まで帰らなきゃならないんで」と早めに失礼して店を出たのだが、23時ちょっと前の時点で河原町三条から京都駅行きのバスがまだ走っていたので助かった。昨日は青春18きっぷ使用日だったからJRで帰れれば交通費がいらなくなるので。

京都駅で缶チューハイを買ってJR京都線に乗り込んだ。

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大阪まで行ってから環状線に乗り換えて新今宮まで。電車内でふと思ったのだが、大阪の電車内は結構うるさい。特に女性がそれなりに大きな声で話している。「こういうのって良いなあ、好きだなあ」と思った。

「人に迷惑をかけないように生きましょう」という社会は私の好む社会ではなくて、「みんなが好き勝手に活き活きと生きましょう」という社会の方が私の望む社会なので、みんなが「人に迷惑をかけないように」と静かにしている電車内よりも「楽しいなあ」という感じでぺちゃくちゃ喋ってる電車内の方が好きなのだ。私にとってはそれは全くもって「迷惑」ではないし、誰もがもっと好き勝手に楽しそうに生きてほしいと心から願う。

西成(新今宮)に帰着したのは午前0時ちょうどだった。

夕方に一度宿のチェックインの為に西成を訪れていた。
街に降りるとどこからかソースの美味そうな匂いがぷーんと漂ってきて「良いなあ」と思った。

駅前のコンビニの横に、サニー・ボーイ・ウィリアムスンのアルバムジャケットにいそうなオッサンが横たわっていて「さすが西成」と思った。ちなみにサニー・ボーイ・ウィリアムスンのアルバムジャケットはこれ。

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このオッサンが、0時に西成に帰ってきた時にもまだコンビニの横でサニーボーイっていたので、「あ、なるほど住んでるのね」と納得した。住んでるなら仕方ない。

まだ0時だしどこか飲み屋がやってないかなーと思って宿の近く、通称「あいりん地区」をふらふらしてみたら数軒の飲み屋を発見したのだが、この店に入ってみた。

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「俺の釜ヶ崎」、なかなかパンチの効いた店名に惹かれて入ってしまった感は否めない。

メニューを見たらそこまで大げさに「激安っ!」という感じではなかったが、普通に安かった。

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ハイボールとレバ刺しを注文してちびちびとハイボールを啜った。

コの字型のカウンターの向かいに座ったオッサン二人組にフレンドリーに話しかけられたので「いやー、西成初めてなんすよー、良いとこっすねー」と言うと、西成について色々と教えてくれた。楽しかった。

結局ハイボールを三杯とレバ刺しと厚揚げを食べて2000円ちょっとだった。安っ。

コンビニでもう一本だけチューハイを買って帰って寝た。久しぶりの個室宿だったので、かなりリラックスして安眠出来た。

起きたのは朝10時前だったが、その時点で「あー、朝ドラ”ブギウギ“の最終回見逃したなー。昼の12:45に再放送あるからそこで見るかー。それまでに、そうだ、ここは個室宿だからトレーニングが出来る!トレーニングやっちゃおう!」となった。腕立て伏せと腹筋と背筋とスクワットとプランクのいつものメニュー。30分強じっくりとトレーニング出来た。旅先に出てしまうとなかなかトレーニングが出来ないのだけれど、西成のドヤならばトレーニングは可能だ。ありがたい。

トレーニングを終えて、よしここからはまずはコンビニでプロテイン買って飲んで、そのあとはメシ食いに行って、そんで銭湯寄って帰ってきたら朝ドラ再放送の時間だなと算段を立てた。

まずはコンビニでプロテイン。

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続いてメシへ。ちょっと狙っていた立ち食いそば屋があって、そこに向かっててくてく歩いていった。ここである。

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じゃんじゃん横丁という商店街にある「松屋」という立ち食いそば屋。ビックリである。かけそば170円である。何か色々おかしい。

これならば少々贅沢してもバチは当たらないかなと思い、天ぷらそばに生卵をトッピング。いわゆる天玉そばであるが、これが300円だった。

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値段はもちろん味の方も申し分無し。関西風のダシが絶妙でとても美味かった。

この辺から私の頭の中に「あれ?西成って何ここ?ひょっとして天国?」という疑問が湧き始めて来た。

その疑問は立ち食いそば屋の帰りに立ち寄った銭湯で確信に変わる。

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入船温泉。清潔で湯加減も良くて最高だった。昨日からずっと風呂に入れていなかったのでかなり汗臭くなっていたのだが、一気にちゅるんと綺麗になってしまった。ちなみにこの入船温泉の入浴料サービス券を、今私が泊まっているホテルでくれる。最高である。

銭湯を出て一息つきながら「そっか、西成はヘブンなんだ」と思った。

宿に戻って朝ドラの再放送を見る。部屋にテレビがあるので見られるのだ。

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こんな贅沢な宿に泊まってしまうと少々怖くなる。普段はドミトリーだしテレビなんて無いし個室じゃなくて大部屋だしベッドは狭いし。そういう生活に戻れなくなるかもということに若干恐怖しつつも、今回の宿に深く感謝した。今回の宿は西成あいりん地区にある「ホテル加賀」というホテルである。最高だ。

朝ドラの最終回にそれなりにジーンときてから、着替えて宿を出た。再び京都まで。今日は演奏の仕事の前にお世話になっている方の写真の展覧会があるのでそれを見に行こうと思っている。このブログはそこに向かう電車の中から書いている。

今晩もあと一泊だけ西成に泊まる。電車を乗り継ぐのは少々面倒くさいが、再び西成に帰れるのが非常に楽しみだ。

今日の演奏もとても楽しみな演奏。

3月29日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

頑張ります!是非お越しください!

今日の演奏動画。

Lee Ritenourの作曲した『Dolphin Dreams』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月28日 (木)

知ってる道よりも知らない道を行きたくなるよそりゃあ

今日から旅である。

家を出たのが朝の5:50ぐらい。これを書いている今はそこから約8時間が経過した14時であるが、私は三重県にある四日市駅で少々途方に暮れている。

様々な事情で、移動が上手くいっていない。

今日の演奏は20:00スタートなのだが、お店に到着する時間が開始時刻ギリギリになるかもしれないという事実に震えている。どうなっちゃうんだろうと思いながらこの文章を書いている。

旅立ちは上々だった。

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朝の6時に自宅最寄りの京成小岩を出て上野まで行き、そこで6:47発の上野東京ライン小田原行きに乗り換えた。

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ここから青春18きっぷ使用区間が始まる。朝の上野東京ラインはいつものようにかなり混雑していたが、比較的空いている最後方の車両に乗ることで満員電車を回避できたし、すぐに目の前の座席が空いたので座ることが出来た。「おおっ、なんかツイてるなー」と思った。

小田原から熱海行きの電車に乗り換える。

ここからはいつものルートで行けば

上野→熱海→沼津→浜松→豊橋→大垣→米原→京都

という東海道線のルートである。所要時間は9時間程度。豊橋での乗り換え時に時間の余裕がある時が多いので、駅構内にある「壺屋」できしめんを食べるのを楽しみにしている。学生時代からこれまでに何度となく繰り返してきたルートだ。

今回は、このルートではないものを選択していた。

今回はまずは京都ではなくて大阪の新今宮という駅を目指す必要があったからだ。宿を予約しているのが新今宮なのだ。まずはそこまで行ってチェックインを済ませてから京都に戻るという必要があった。なので私は今回の目的地は京都ではなくて新今宮と設定してスマホの乗り換え案内をいじっていたのだ。

そうしたら候補として出て来たのが、普段の東海道線ルートならば豊橋〜大垣間で通過するだけのはずの名古屋駅で降車し関西本線に乗り換えるというルートだった。この関西本線は三重県から京都南部・奈良を通過して大阪新今宮で向かうルートで、これまでに一度も利用したことのないルートだった。もちろん京都を通過して大阪まで行ってから新今宮に行くルートも候補としては出て来ていたが、よく知ったルートと知らないルートがあれば知らないルートを選択するのが旅人の性(サガ)である。私はほぼノータイムで名古屋で乗り換えて関西本線を利用するルートを選択した。

今思えばこの選択が現在の私を苦しめていることは間違いない。

普段ならば豊橋できしめんを食べるのだが、今回は珍しく名古屋駅で途中下車する。ならば名古屋駅のホームにある「住よし」できしめんかなと思い「住よし」に向かった。おそらく10年ぶりぐらいの「住よし」だ。

店内は非常に混雑していた。

まあまだまだ時間に余裕もあるし大丈夫だろと高を括っていた。大勢のお客さんをおばさんが一人で捌いていた。私は「ワンコインきしめん」という500円のきしめんを注文したのだが、10分ほど待ったあとに店員のおばさんに「ワンコインきしめんの人ー」と呼ばれてハイハイと受け取りに行くと「ごめん、間違って卵入れちゃった。ワンコインきしめんにはホントは卵は入ってないの。卵入りでもいい?」と聞かれ、そんな嬉しい間違いってないよなと思いつつ大きな声で「あざす!オネシャス!」と答えた。

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間違って卵が入ってしまったワンコインきしめんは非常に美味かった。

さて、ここから関西本線に乗り換えて南を目指すかー、と思ったのだが、ここで大きく計算が狂っていることに気がついた。

きしめんを食べている間にかなりダイヤがズレてしまったのだ。

名古屋発の関西本線も、四日市で一度乗り換えなければならず、なおかつ四日市で30分以上待ちぼうけを食らうというそういうダイヤになってしまっていた。その一本か二本前のやつに乗れていたらこんなことはなかったのに。

「もう今更引き返せねえや」と思って四日市行きの関西本線に乗り、四日市で待ちぼうけを食らいながらこのブログを書き始めたというのがここまでの展開だ。

現在のところ予定ではこのあと17:49に新今宮着。

宿にチェックインしてデカいバックパックを部屋に置いてすぐに新今宮駅に戻って早くても18:15。そうすると約1時間後の19:15前後にJR京都駅に到着し、そこからバスに乗って何とか20:00スタートのジャムセッションに間に合うかな、というところだ。

ここからは一つのミスも許されない。

さて、どうなることやら。

今日の演奏動画。

Cedar Waltonの作曲した『Firm Roots』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月27日 (水)

パチモンを身に付ける喜び

「ちょこっとだけやるライザップ」のことを「ちょこザップ」と言うので、家でやるライザップは「家ザップ」、外でやるライザップは「外ザップ」と呼んでいる。

今日は家ザップと外ザップ、どちらもやった。ま、家で腕立て伏せとか一通りやった後に近所の土手に行って階段ダッシュやって公園で懸垂やって帰ってきただけなんだけど。

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今日は階段ダッシュ日和だった。そんなに寒くなかったし。

明日からしばらく旅に出るのでこういう毎日のトレーニングが出来なくなるから出来る日にはやっとこうと思ったので、出来て良かった。

旅支度の一環で、昼にワークマンに行った。半年ぐらい前にワークマンで980円で買った靴がヘタってしまって雨の日には水が染みてくるようになってしまったからだ。
前の靴と同じ靴があればそれを買いたいなと思っていたのだけれど品切れだった。
じゃあどうすっかなーと思って店内をあれこれ見ていたらこんなのがあった。

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おおっ!コンバースのパチモン(偽物)!

これは良いと思って買うことにした。自分がパチモンを身に付けているなんてとても嬉しいから。しかも980円だし。「クッション性抜群」って書いてあるし。

これで明日からの旅も大丈夫だ。

明日は朝の6時の電車に乗らなくてはならないことがほぼ確定している。まずは新今宮(西成)に行って宿にチェックインしなきゃだから。

明日からはしばらく旅の日記になります。

そうそう、毎日演奏もしてるから是非きてね!


今日の演奏動画。

Michael Breckerの作曲した『Both Side Of The Coin』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月26日 (火)

2024年プロ野球開幕前の順位予想(セ・リーグのみ)

3月末は毎年ちょっとウキウキする。プロ野球が開幕するからだ。

音楽道と柔道に忙しいのでそこまでたくさんプロ野球を観られるわけではないのだが、ライブが終わった後なんかにスマホを見ると「おっ、今日は広島勝った!」とか「残念、今日は広島負けた」とか一喜一憂するのが楽しい。昨年は一回だけ神宮球場にヤクルト-広島戦を観に行くことが出来たし、今年もどこかで行けたらいいなと思っている。

ということで私のプロ野球観戦は贔屓球団である広島カープを中心に観ることになるのだが、昨年の広島カープはと言うと、全然悪くなかった。

愛すべきズッコケキャラである新井さん(新井貴浩監督)の監督就任一年目ということもあって、開幕前は「いいよ!新井さんが監督をやってくれるならもう全敗すら覚悟してるよ!どんなズッコケ采配があってもおれたちは新井さんと共にカープを応援していくよ!こっちの覚悟は決まったよ!」などと思っていたのだが、蓋を開けてみたら新井さんは結構有能な監督でズッコケ采配もほとんどなく、逆にそれにズッコケた。
「なんだよちゃんとやるんかい!」と。

結局昨年の広島カープは、一位の阪神タイガースには大きく水をあけられたものの、9つの貯金を作って2位という結果に終わった。新井さんめちゃくちゃよーやっとる。

開幕も近いので、今年の順位予想をしておきたい。毎年やるんだよ、これは。そして毎年1位予想はカープなんだよ、しょーがねーだろ、カープファンなんだから。ちなみにパ・リーグはあんまり見てないからわかんないので予想しない。

2024年プロ野球セ・リーグ順位予想

1位:広島カープ
新井さんが思った以上に有能な監督であることと、若手ですさまじい逸材と噂される田村俊介選手の活躍に期待を込めて優勝予想。てゆーか優勝してくれ、頼む。

2位:阪神タイガース
昨年あまりにも強かったから、さすがに今年もそんなに大コケするとは思えない。ただ、オープン戦は負けまくってたみたいだけれど。ま、多分今年も強いでしょ。

3位:横浜DeNAベイスターズ
カープと一緒に5位と最下位の定位置をがっちりとキープしていた暗黒時代も今は昔。最近強いんだよなあ、横浜。3位ぐらいいくんじゃないかな。昨年も3位だし。

4位:ヤクルトスワローズ
セ・リーグでカープの次に応援しているのはヤクルト。現地観戦する時はいつも神宮に行くし、思い入れもある。個人的に応援している青木宣親選手と川端慎吾選手が見たい。

5位:読売ジャイアンツ
普通にいけば強そうなんだけど、阿部監督どうなの?という部分もあって。ただ二軍で監督やってるのは桑田監督なんだよなあ。

6位:中日ドラゴンズ
素晴らしい監督


以上です。当たらないと思います。

開幕は今週の金曜日。楽しみ!


今日の演奏動画。

Bart Kaempfertの作曲した『L-O-V-E』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月25日 (月)

旅支度をいくつか

今週の木曜日から京都に行く。

あと三日間もあるし準備はそんなに焦らなくてもいいやと高を括っていると前日あたりに泣きが入るというのはこれまでの経験則でわかっていたので、少しだけ旅の準備をした。

まずは洗濯から。前日になって「下着がない!靴下がない!」と騒ぐのはよくあるケースなので、今日の内に溜まっていた洗濯物をやってしまうことでそういった衣類をキープしておく。これはとても大事だ。

それと今回は花見シーズンとモロかぶりしてしまったので京都の宿がアホみたいな価格高騰をしていて予約が出来なかった。どうしよっかな、ネカフェに行くか最悪野宿するか…と考えていたのだが、色々と探した結果、最初の二泊だけは大阪の西成というところに宿を予約することができた。西成の宿と言えば、そう、「ドヤ」である。

一泊2000円ちょっとだったので、京都からの交通費がかかることを考慮に入れても値段的には何とかここで手を打つかと思えた。問題は京都から西成は電車で1時間以上かかるので、その移動がめんどくさいこと。まあ一度ぐらい西成にも泊まってみたかったからその興味も半分ぐらいあるしこれでいいや。

毎日更新しているYouTubeの演奏動画のストックがもう随分少なくなってしまっているので、明日と明後日の間に少しは補充しておきたい。これも旅支度の一環。

さて、今日はこれから一人でセッションホスト。

お客さん来るかなあ。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Ligia』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月24日 (日)

すまんな、転載だ

今日はFacebookに投稿した記事からの転載のみ。つーことで宣伝です。

以下転載。

昨日の小岩BACK IN TIMEの14周年記念ライブ、多数のお客様に見届けていただきありがとうございました。その場に演奏者の一人として関われたことを心より嬉しく思います。

BACK IN TIMEでの演奏は直近では以下の二つです。

明日3月25日(月)はコチラ。

3月25 日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円

私が一人でホストをやっているジャムセッションです。基本的にはジャズのセッションですが、歌や楽器の方はもちろん朗読や身体表現などどんなジャンルの方でもご参加大歓迎です。ピアノやギターの方が来てくれると私がピアノ演奏をやめて楽しそうにベースを弾きますのでピアニストやギタリストもご遠慮なく是非お越しください。

そして月が変わって4月の頭はコチラ。

4月3 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:登敬三 piano:福島剛
20:00~start  music charge: 3000円

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サックスの登敬三さんとのデュオライブです。様々なミュージシャンから憧れられるワンアンドオンリーの登さんの演奏を見て頂きたいのはもちろんですが、私は登さんと演奏している時の自分がまあまあ好きなので、そんな私も見に来てください。年に数度やらせていただくこのデュオライブは、私にとってものすごく特別なライブです。
どちらも張り切ってまいります!是非お越しください!

以上転載。

もういっちょ転載。

今週は関西に行きます。

今回の関西ツアーの演奏スケジュールは以下です。

3月28日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
https://sesamo-kyoto.webnode.jp/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:矢野克宏 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円

3月29日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

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3月30日(土) 京都西院 さうりる
050-3749-3566
http://sahouril.com/
vocal:西池のり子 bass:矢野克宏 piano:福島剛
19:30~start music charge:2000円

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3月31日(日) 京都京大農学部脇 麦丸
080-5786-0582
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26028035/
「ソロピアノ」
piano:福島剛
18:00~start music charge:チップ制

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関西でも精一杯やらせていただきます。是非ライブやセッションにお越しくださいませ!

今日の演奏動画。

Henry Manciniの作曲した『Two For The Road』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月23日 (土)

一生懸命やって負けると二倍悔しい

昨年の秋に出場した柔道の大会は一回戦負けを喫した。とても悔しかった。

悔しかったし情けなかった。なぜならばそこに向けて私なりに一生懸命努力して試合に臨んだからだ。

一生懸命に下準備をしていなかったらそこまで悔しかったかどうかはわからない。「まあそんなに練習も出来なかったし負けても当然かな」と自分で自分を納得させていたかも知れない。

でもそうではなかった。かなりしっかりと練習をして臨んだし、確かに大会に出場している選手は皆若くて強かったが私は彼らに勝つのだという明確なイメージを持っていたし、その為に努力を惜しまなかった。

それでも負けた。私が弱かったからだ。

「一生懸命やって負けると二倍悔しい」

この時に私が学んだことである。


これは全てのことに共通することなのかも知れない。人は一生懸命に何かをやってそれがうまくいかなかったらものすごく傷付く。例えばそれは恋愛でも。ものすごく好きになった誰かに拒絶され(フラれ)たら、きっと強烈に傷付くだろう。だから傷付かない為にはそんなに好きにならなければ良い。人はそうやって予防線を張る。

「別にそんなに好きじゃなかったし」、「別にそこまで一生懸命やってたわけじゃないし」、「所詮おれには無理だし」

そう思っておけばそんなに傷付かなくて済む。二倍傷付かない為の予防線は「一生懸命頑張らないこと」なのだ。

傷付くのが怖くて一生懸命にならない(なれない)というのはわからなくもないが、私の場合はそればっかりじゃつまらない。深く傷付いても良いから何かに夢中になりたいし、そこに向けて努力を重ねたい。その対象を深く愛したい。拒絶されたら二倍傷付くけれども。

今年の5月にも再び柔道の大会にエントリーするが、「負けて当然」とは微塵も思っていない。勝ちたいとリアルに思って毎日少しずつ練習を積み重ねているから、負けたらきっと無茶苦茶悔しいだろうと思う。負けた時の悔しさを想像したら本当に怖くなるレベルだが、それでも毎日努力することは止めない。

そして今日のライブもそんな感じのライブだ。音楽には勝ち負けなんて無いのかも知れないが、私はこのライブの為にしっかりと準備をしてきた。もしも今日の音楽に拒絶されたら二倍か三倍悔しいだろうと思う。

良い演奏が出来たらいいな。

今日のライブはこちら。

3月23 日(土)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「BACK IN TIME14周年記念ライブ」
guitar:梶川朋希 piano:福島剛 bass:内藤竜也 drums:長根弘毅
20:00~start  music charge: 3000円

ありがたいことに予約で満席とのこと。予約の無い方は入場出来ませんので悪しからずご了承ください。


今日の演奏動画。

Jerome Kernの作曲した『The Folks Who Live On The Hill』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月22日 (金)

依存症との向き合い方

昨日のニュースでギャンブル依存症のことが度々話題に上がっていた。

それを見ていて私は少々憂鬱な気持ちになった。

多分私は20代の頃はギャンブル依存症だったからだ。

一番よくやったのはパチスロと麻雀と競馬。今になってから「なぜあの20代の時にギャンブルなどに無駄な時間を遣わずにピアノの練習をしておらんかったんだ!だから今のおれはこんなにヘタクソなんだ!」と思う事も多々あるが、そうやって無駄な時間を過ごしていたのだから仕方がない。確かにギャンブルは楽しいことも少しはあるのだけれど、実態はものすごく高いレベルでの「時間の無駄」でしかない。すごく後悔しているが、本当に仕方がないとしか言いようがない。

今は、数年に一回ぐらいの頻度で年末の競馬の重賞レース「有馬記念」の馬券を1000円ぐらい買う程度なので、ギャンブル依存症の真っただ中ではないのかなという自覚がある。

ただしこれは全ての依存症に共通して言えることなのだが、依存症というものは基本的に完治はしない。アルコールや薬物などもそう。「(ギャンブルを)やらなかった今日」や「(アルコールを)飲まなかった今日」を積み重ねていくしかない。いつまたその泥濘にずぶずぶと引きずり込まれるかわからないという自覚は全ての依存症者に必要なのかもしれない。

私は20代の終わりぐらいから自分のギャンブル依存症を自覚し始めたので、自分なりに色々な対策を取った。まずは「現金を持たない」ということである。結婚した当初は嫁氏に有り金を全て渡していた。持っていたら使ってしまいそうだったからだ。これは結構効いた。ふらっと「あー暇だなーパチンコでもするかなー」と思っても金が無いので出来ないというのは良かった。

これは「ギャンブルをやりたい気持ち」を根本的に無くすというよりは「やりたくても出来ない環境を整える」という視点からの対策である。

では「ギャンブルをやりたい気持ち」をどうやって無くしていくかということだが、これは多分無くならない。ではどうしたら良いかということで考える一番の依存症対策であるが、「他の依存先を見つける」である。実際にはこれが私には最も効果があった。

他の依存先は、私の場合はもちろん音楽である。そこに依存することが出来たのは私にとっては非常に幸運だった。それが良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど、少なくとも私の気持ちとしてはギャンブルに依存しているよりはずっと楽しい。

他にも魚釣りという依存先もあるし、ここ数年では何よりも柔道という最強の依存先がある。

ということで私は現在はギャンブルに依存していない代わりに音楽と柔道にどっぷりと依存している。

ギャンブルをやりたい気持ちがゼロにはなっていないけれど、それ以上にやりたいことが多すぎてギャンブルにかまっている暇がないという構図である。

人間は弱い。私には様々な依存症の人間の気持ちが少しぐらいはわかる。私も一種の依存症患者なのだ。

今は音楽の仕事の都合で柔道の稽古に行けない日々が続いているので、私の心の中にいる三井寿(みついひさし)くんが「安西先生…柔道が…したいです…」と毎日うなだれている。

安西先生、柔道がしたいです。


今日の演奏動画。

Wayne Shorterの作曲した『Infant Eyes』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月21日 (木)

予約で満員御礼のお知らせ

他のSNSにさっきこういう風に書いた。

昨日は「歌声酒場」へのご参加ありがとうございました!珍しくピアノの参加者がいたので私はずっとベース弾いたりギター弾いたりして遊んでいました。
来月もまた第三水曜日に開催します。来月のベーシストは野々口毅さんです。

小岩BACK IN TIMEでの演奏がしばらく続きますが、明後日はお店の開店記念日ライブです。14周年です。開店当初からずっとお世話になっているのでもう14年もご面倒かけまくっているのかと思うと本当に感謝してもしきれません。今回は腕利きのメンバーの中に超絶不器用なオッサンが一人混ぜてもらって難曲に挑みます。今回のために書き下ろした私の曲もやる予定です。

たくさんの感謝の気持ちを込めて演奏させてもらいます。今のところ憤死する予感しかありませんが。
是非お越し下さいませ!

↑という風に書いたところ、上記のライブは現時点で予約で満員御礼とのこと。

すごいなあ。地元でみんなに愛されているお店ってこういうことなんだなあ。

頑張ります。今日はこれから梶川さんと二人リハです。みっちりしごいてもらってきます。


今日の演奏動画。

Miles Davisの作曲した『Solar』をピアノとベースの「一人合奏」で弾いてみました。

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2024年3月20日 (水)

柔道高校選手権の熱戦をちょびっとだけ観る

昼の練習の合間に柔道の高校選手権の団体戦の決勝戦がテレビでやっていたので少しだけ観た。

テレビ放送がやっているのを気付いたのが少々遅かったので、決勝戦の最後の大将戦から見始めた。

決勝戦の組み合わせは埼玉の埼玉栄高校と東京の足立学園高校の組み合わせだった。

私が高校生の頃、今から30年近く前のことだが、その頃から足立学園はめちゃくちゃ強くて全く歯が立たなかった。東京の東部ブロックで同じエリアだったのでたまに試合をすることがあったのだが、一度も勝てなかった。

というわけで若干ではあるが足立学園に贔屓目を入れつつ見ていた。

見始めた時点では副将戦までを終えて埼玉栄高校が1-0でリードしていた。最後の大将戦で勝つか引き分けるかで埼玉栄高校の優勝が決まる一番だったのだが、ここでなんと足立学園の大将の選手が僅差勝ちを収めて1-1で並んだ。足立学園の大将の選手はおそらく中量級~軽量級ぐらいのそんなに大きくない選手だったので、よく勝ちまでもっていったなあと驚嘆した。

大将戦が終わって1-1のドローということで、そこからは代表戦にもつれこんだ。両校のエースが登場して勝っても負けてもそこで終わりの熱戦を繰り広げてくれたのだが、結果は埼玉栄高校の選手が大内刈りで見事な一本を取り決着がついた。

非常に見ごたえのある良い勝負だった。

これからの柔道界の未来を担っていく若者たちの戦いを見ながら「こいつらとやったら絶対負ける」と思ったりもしたが、そういう素晴らしい若手が育ってきていることを喜ばしく思う。

さて、今日はこれからセッション。

毎月第三水曜日恒例の「歌声酒場」at 小岩BACK IN TIME。

今日も良いセッションになりますように。張り切ってやってまいります。


今日の演奏動画。

Jerome Kernの作曲した『Yesterdays』をピアノとベースの「一人合奏」で弾いてみました。

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2024年3月19日 (火)

作品が自分の手を離れたそのあとに

スポーツ選手が試合前に音楽を聴いて集中力や闘争心を高めているというのはよく見る光景だ。

その音楽のチョイスは人それぞれに色々あって面白い。

最近飲み屋で知り合った元自転車競技の選手だというある男性は、競技会前に中島みゆきの歌を聴いて集中力を高めていたと教えてくれて、「ぼくも中島みゆきは大好きですが、競技会前に聴いたらどよーんとしちゃいません?」と尋ねたら「心が落ち着いていく感じが良いんですよ」と教えてくれた。本当に人それぞれだなあと思った。

中島みゆきさんはおそらく(というか間違いなく)ご自身の素晴らしい楽曲を「自転車の競技会の前に聴いて選手の集中力を高めるため」には作られていない。色んな目的で楽曲を作るのだろうけれど、そういった目的のために作られていないのは間違いない。しかし、そのように利用する人もいる、ということである。

これが非常に面白い部分なのだ。

どんな作品も、作者の手を離れて一旦リスナー等の受け手に受け取られたら、受け取られた瞬間にそれは様々な場面で活用されることは避けがたいのである。

中島みゆきさんの楽曲と言えば「失恋した人間がその傷を見つめるため(ex: 『わかれうた』)」とか「人生はしょっぺえなあ」と思った時に聴く(ex: 『タクシードライバー』)とか、「青春18きっぷを使って鈍行列車の旅に出ている時に暗くなった寂しい駅のホームで聴く(ex: 『ホームにて』)」とかそういった用途で聴かれるのが一般的ではないだろうか。
一般的というか全て私の体験談なのだが。
さすがに自転車の競技会前に選手の集中力を高めるために聴かれているというのは想像の範囲外のような気もするが、これもこれでまた正しいのだ。

なぜこんなことを思ったかというと。

私も折に触れて様々な作品を発表する。最近は配信にて一曲ずつ発表することもあるが、数年前にはCDアルバムを二枚作っている。どちらもソロピアノでほぼ全曲オリジナル。私にとっては非常に思い出深い作品だ。

三年前に発表した【流転】というアルバムを、とある知り合いの女性が買ってくださった。そしてそれを家のリビングで聴いていたところ、その女性のご主人が「何聴いてるの?これ良いじゃん」と言ってくださったらしいのだ。

女性が「知り合いのピアニストが最近発表したアルバムだよ」と教えると、ご主人は「これ、自分でも買いたいからそのピアニストにお願いしてみて」とおっしゃったそうだ。そしてその女性は私に「夫が気に入ってしまったのでもう一枚買わせてください」と連絡をくださった。

後日その女性と話す機会があった時に女性は「ビックリした。夫は普段はピアノ音楽なんて全く聴かない人なのに。たまに聴いていても浜崎あゆみとかのJ-popばっかりで」と教えてくれて、私としてはそういう人に気に入って頂けたのもとても嬉しかったのだが。
ご主人は仕事帰りに車を海辺に停めて私のアルバムをカーステレオから流しながら海を見つつぼんやりするなどしてくれていたらしい。私としてはそういう風に私のアルバムを使ってくださるのは少々想定外のことだったのだが、とても嬉しい報告だった。

そしてつい先日のこと。そのご主人は最近定年退職をして、これからは数年間だけとある地方都市で単身赴任で働くということが決まっておりその為の荷造りをされていたそうだ。そしてその際に「あ、アレ持っていかなきゃ」と言って荷物の段ボールの上の方に私のアルバムをエアキャップで梱包して大事そうに入れてくださっていたそうだ。その女性と最近話したという共通の知人から聞いた。ちなみに浜崎あゆみのアルバムは荷物に入れていなかったらしい。

こんな嬉しいこともそうそうない。

私の作品を制作するにあたっては私なりの思いが色々とあったのだが、一度私の手を離れてしまえばそれがどのように扱われても構わない。もちろん気に食わない人もいるだろうが、それでもこうやって私の作品を大事にしてくださっている方がいるのは本当にありがたい。

知人の女性のご主人であるその男性が、これから見知らぬ地方都市で数年間働く時に、たまに私のCDをカーステレオから流してくれるのかなと思ったら、ちょっと泣きそうになるぐらいに嬉しい。

ちなみに私のCDはこちらから買えます。

https://fukushimatakeshi.amebaownd.com/pages/3725283/discography

amazonとかでも買えます。最後はどさくさ紛れに宣伝でした。


今日の演奏動画。

Paul Westonの作曲した『Amor En Paz ~Once I Loved~』をピアノとベースの「一人合奏」で弾いてみました。

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2024年3月18日 (月)

20円の値上げは値上げとは呼ばない

よく働いた。今日はずっとレッスンだった。

珍しくへとへとになりながら最後にこのブログを書いている。書き終わったら今日は店じまいをして飲酒を開始する。

教えている側の私が言う話ではないのかも知れないが、今日はどのレッスンも充実していた。生徒によってレベルは様々だけれど、前向きに努力を重ねてきてくれる方ばかりでそういうレッスンは本当に良い。こちらもついつい熱くなってしまうのだが、熱くなり過ぎないように注意。ウザがられて嫌われてしまっては元も子もないから。

レッスン前に久しぶりに浅草橋の立ち食いそば屋「ひさご」に立ち寄って朝食にした。

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たぬきそば400円。

ここのそばが実に好きだ。

甘味のあまりない、キリっとした醤油の香りが立ったつゆは見た目以上にあっさりとしていて端正だ。ものすごく好みの味なのである。

店内に「値上げしました」という張り紙が貼ってあったので、「ん?そうかな?」と思って自分の過去のTwitterの投稿をさかのぼって調べてみたら、2022年9月の時点では380円だった。

値上げってアンタ…たったの20円じゃないか…

私の頭の中に「値上げしてけしからん!ひさごにはもう行かん!」なんてものは微塵もなかった。それと真逆。こんな厳しいご時世にそんな少額の値上げで抑えてくれてありがとうございます、もっと値上げされてもそれでこのお店が存続するならば喜んで値上げを受け入れます、だった。

飲食店に限らず今や多くの店が値上げに踏み切っているが、出来ることならば値上げはしたくないというのが多くの店主たちの意見だと思う。苦渋の決断で値上げに踏み切ったのだ。

私はこれからも「ひさご」を推していく。

現在全国の立ち食いそば屋はすさまじい閉店ラッシュだ。私の愛する立ち食いそば屋が少しでも永く続いていくように、これからも推し活を続けていきたい。


今日の演奏動画。

Vince Guaraldiの作曲した『Cast Your Fate To The Wind』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月17日 (日)

「ちょっと違う」は「全然違う」

今日は朝からレッスンをして昼からリハに行くという一日。これだけ書くといつもと大して変わらない一日のような感じだけれど、ちょこっとだけ違う。

朝のレッスンはオンラインレッスンだったし、今この文章を書きながら電車で向かっているリハーサルはポップスバンドのリハーサルだ。

レッスンは普段ならば対面のジャズピアノレッスンだし、リハーサルも普段ならばジャズバンドのリハーサルだ。本当に微妙にではあるけれど、いつもと少しずつ違う。

同じようなことをしているようで実はちょびっと違うという、こういうことがたくさんあるなと思う。

というか、繰り返される日常は「同じように見える」ことがたくさんあるだけで、実際には「同じこと」は一つとしてないのだ。多分。

こういうことが昔からずっと気になるのはサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』が好きだからだ。

ヴラジーミルとエストラゴンという二人がゴドーという「何ものか」を待つ(そしてゴドーは来ない)という物語が第一幕と第二幕で繰り返されるこの不条理演劇は、繰り返された二つの物語が細部において異なり、「同じように見えるだけ」の二つの物語は実は別の物語だということを表現している。

私も毎日同じような日々を繰り返しながら過ごすけれど、同じことは何一つ起きていない。いつも新しいことが起きている。

何か新しいことをしようと思い立つのはとても素敵なことだけれど、代わり映えの無い日常を過ごしていても何かしらの新しいことが起きているのだ。

ゴドーはやってこないけれど。

知らんけど。


今日の演奏動画。

Marcus Millerの作曲した『Maputo』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月16日 (土)

今日はアルバイト

今日はここ数年続いている年に一回のアルバイトの日。知り合いのピアノ教室の発表会の裏方仕事だ。

これを書いている今は行きの電車の中から。早めに家を出て現場近くの立ち食いそば屋で朝食でもと思っていたのだが、少し寝坊してしまい集合時間ジャストの到着になりそうなので立ち食いそばは我慢。目覚ましアラームかけてたのに10分だけ二度寝してしまったのが痛かった。くっそー。

朝早くから電車に乗ることはそんなに多くない。たまに乗る朝早い電車と言えば魚釣りに行く時に乗る始発電車なのだが、そういえばぼちぼち魚釣りにも行きたいなと思って「いつが良いかな」と手帳を見たら、向こう三週間以上魚釣りに行けるような休みが無かった。別に毎日忙しい訳ではないのだが、何かしらぽこぽことレッスンが入っていたりリハーサルが入っていたり。魚釣りはしばらくお預けだ。

少しだけ、本当に少しだけなのだが、仕事の量が回復して来ているのかも知れない。

さて、そろそろ電車が到着。頑張ってきます。


今日の演奏動画。

Ron Carterの作曲した『Eight』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月15日 (金)

ほとんどの人は矜持を胸に働いていると信じたい

生活の糧として音楽のレッスンをしているけれど、完全に「金の為」にやっているかと言えばもちろんそんなことは全然ない。金の為という部分も当然あるけれど、私には私の理想があるし、信念も熱意もある。そういうものに突き動かされてやっている部分の方が遥かに大きい。

演奏だってそうだ。確かに金は儲けたいが、それだけの為にやってないし、ましてやどこかの権力者に媚を売る為の演奏なんてしていないし出来ない。

そもそも金儲けの為のみに音楽の演奏やレッスンをやるならば効率が悪すぎる。何か他のバイトをした方が遥かに効率が良い。それでも私は音楽を生活の糧として選択しているのだ。


こういったことが、どんな業界にも当てはまると思っている。

例えば多くの医者は金の為だけに医療に従事している訳ではない。人を病から救いたいという信念があってその仕事に就いている。
多くの警察官も、市民が平和に暮らせる為に身を粉にしようという心意気で働いている。

どんな職業においても、大多数の人間はそれぞれに矜持を胸に抱きながら働いている。そこは私の「現場感覚」からいっても多分そんなに間違っていない。

なので「今のマスコミは完全に腐っている。言論は封殺され、一部の人に都合の良いことしか報道されない」とか、「医者たちは利権と金の為にワクチンを推奨している、彼らにはもう一切のモラルは無い」なんて言われると「ホントにそうか?」と思ってしまう。
医者もジャーナリストも大多数の人たちはプライドを持って仕事をしていると思う。そりゃあ利己的に自分の利益ばかりを追求するやつも中にはいるだろうが、そんなやつは少数で大半の人間は自分の信念に基づいて動いている。多くのジャーナリストは真実を伝えたいと思っているし、多くの医者は人の命を救いたいと思っている。

ひょっとしたらこれは多分に性善説に寄り過ぎているのかも知れないが、私は現場の人間の矜持を信じている。そんなに簡単に金や権力には靡かない。ナメんな。

当然政治家に対しても同じ思いがあって、大多数の政治家は「国(或いは地域)を良くする為に働きたい!」と思っている人間が大半だと思っている。そこに関しては矜持があるでしょ、と。右だとか左だとかの立場の違いはあるにしても、そうやってプライドを持った人間が仕事をしているのだと信じたい。

信じたいのだが。

昨今の議員の裏金脱税疑惑の報道を見るにつけ「こいつらってまさか矜持ない?」と思ってしまう。あまりにも利己的で、そして何よりも大問題なのだが、くそダサい。全然カッコよくない。

「他にもやってる議員はいっぱいいるし」とかそういうことじゃねえんだよ、とツッコミたくなる。

大半の議員は自分の高潔な信念の元に政治活動をやっているとまだ信じていたい。

彼らが若い頃に政治家を志した時には、きっと心の中に希望と矜持があったはずなのだ。


今日の演奏動画。

Ray Nobleの作曲した『Love Is The Sweetest Thing』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月14日 (木)

小岩を堪能する日

小岩という街で生まれ育って、18歳からは京都に住んでいたり外国に行ったりもしていたけれど、27歳でまた小岩に戻ってきた。

なので人生の大半の時間を小岩という街で過ごしている。

背中に女性器名称をプリントした服を着たオッサンが「世の中金だ!」と叫んでいたり、つい数か月前に他界した某大手宗教団体のトップの方を揶揄する謎の歌を大声で歌っているオッサンがいたり、駅前で昼から酒を飲みながらゴロゴロしている通称「先輩」と呼ばれるオッサンがいたりとかなりヤバい街ではあるのだが、それでも私はこの街のことをそんなに嫌いではない。住み慣れたこともあるので良い街だと思っている。

そしてそうやって長いことこの街で暮らしているので、街中を歩いているとよく知り合いに会う。

今日は駅の近くに買い物に行く途中で従姉妹と叔母さんにばったり会ったと思ったら、そのすぐ後にすぎむら接骨院の奥様のエリちゃんにもばったり会った。今日はばったり知り合いに会う日なのかなと思った。

別に何を話すわけでもなく「あーどーもこんちわー」ぐらいのものなのだが、それでも知り合いとばったりすれ違うと何となく気持ちが軽くなる。

ずっと住んでいる街ならではのことなのかも知れない。

今日は一日ずっと練習をしていて先ほど終わり。思ったよりもはかどらなかったけれど続きは明日やれば良いや。

これから久しぶりにどこかで読書をしようかなと思っている。

イタリアンバルか、スタンディングバーか、焼き鳥ダイニングか。

つってもサイゼと立ち飲み屋と鳥貴族のことなんだけど。

小岩を堪能しているなあ。


今日の演奏動画。

Irene HigginbothamとErvin DrakeとDan Fisherの作曲した『Good Morning Heartache』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月13日 (水)

『Charleston』にまつわる思い出

26歳から音楽を飯の種にしているので今年で19年目だ。

若い頃には「音楽で食ってくとかそんなん絶対無理ってみんな言うけどやってみなきゃわかんねーじゃん、ひょっとしたらおれには音楽の才能あるかも知れないし」と思っていたが、途中で「やっぱ才能無いっぽい」と思うに至り、今では私には音楽の才能などは皆無であることはハッキリと自分で認めている。才能なんて無くても良いのだ。ヘタクソにはヘタクソなりの努力の仕方というものがある。今ではそう開き直っている。

私は今もピアノがヘタクソだが、若い頃は更に輪をかけてヘタクソだった。よくそれでやってこれたなと思うが、なぜやってこれたのかは自分でもわからない。諦めが異常に悪かったからかも知れない。或いは若い頃に柔道で培った何度投げられても立ち上がるスピリッツで、何度仕事をクビになっても「くっそー今に見とけやボケが!」と這い上がってきたからかも知れない。わからないけれど。

いつものYouTube用に昨日録音した「Charleston」という曲は、今よりも更にヘタクソだったその若い頃から練習していた曲だ。数週間かけて練習していたのだが、ぼちぼち録っても良いかなと自分で思えるようになったので録ってみた。ハッキリ言って難しかった。

もちろん若い頃に比べれば今の方が高いクウォリティで弾けるのだが、練習しながら「なんであのヘタクソな頃のおれにこの曲が弾けたんだ?」と不思議に思った。これ結構難しいよなー、あんなヘタクソなおれに弾けるはずがないんだけどなー、と。

でも実際に「きちんと弾けているか」ということを別にすれば若い頃からこの曲をよく弾いていたし、それはしっかりと身体の記憶として残っていた。マジでどうやって弾いてたんだろう。

今はもう一曲、この「Charleston」の作曲者であるピアニストJames P. Johnsonの曲を練習中だが、鬼のように難しくてまだ全然弾けない。でもこれもゆっくり少しずつ練習したら必ず弾けるようになることもわかっている。

そういえばずっとこうやってやってきたのかもな。若い頃もこうやって「ゆっくり少しずつ練習したら絶対弾ける、なぜならおれは天才だから」と思って練習していたのかも知れない。

「身の程を弁えない」ということに関してはひょっとしたら私は天才なのかもしれない。


今日の演奏動画。

James P. Johnsonの作曲した『Charleston』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月12日 (火)

タダで使ってるんだから仕方ない


練習の合間の休憩時間に「今のうちにブログ書いとくかー」と思った。

ブログは昨年の正月から毎日更新することにしている。理由は特にない。強いて言えば文章を書く習慣を復活させるため、ぐらいだ。

さかのぼるとかれこれ20年ぐらい書いているのだが、もちろん昔の記事は恥ずかし過ぎるので一切読まない。これを読んでいる人たちも決して読まないように。

ブログのログイン画面に行こうとしてみたら「現在障害発生中のためログインできません」とのこと。ありゃ。

仕方がないのでgmailの下書きにこの文章を打ち込んでいる。今日中に障害が復旧できればこの文章をコピペして更新出来るので毎日更新の目標は達成できる。もしも今日中に復旧しなかったとしても明日以降にこの文章をそのままコピペする。そしてそれでも毎日更新の目標は達成ということにする。

ブログもそうだし各種SNSもそうだが、基本的に無課金で使用している。なので何かしらの障害があったり、あるいはいきなり利用停止になったとしても文句は言えないだろうと思っている。

Twitter(現X)やFacebookなどに障害が起こると騒ぐ人も多いが、私はいつでも「タダで使っといて文句言うな」と思う。

なのでブログも仕方ない。

さて、今日中に復旧するかなー。

↑した!

今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Someone To Light Up My Life ~Se Todos Fossem Igais A Voce~』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月11日 (月)

頗る気分良し

今日は無職の日の予定だったので朝からトレーニングをしてその後はがっつりピアノの稽古を、と思っていたのだが、朝から身体中が痛かったのでトレーニングはサボってしまった。一昨日の柔道の稽古による筋肉痛だ。そうだ、オッサンなので筋肉痛は二日後にやってくるのだった。

明日からまたトレーニングは頑張ろうと思ってピアノの稽古をしに仕事場に向かった。

そういえば昨日の夜にメールが来てたなと思ってメールボックスを開いてみたら体験レッスンを希望される方のメールだった。

これはさっさと返信しなくてはならないと思い体験レッスン可能な日程を先方に送ったところ、急遽本日に決定。本日のスケジュールも候補日にいれていたのだ。本日の私は無職ではなくなった。

ピアノの稽古を少しやってから体験レッスンの為の諸々の準備をした。体験レッスンをしたところ、結局そのまま入会が決まったのでほっと胸を撫でおろす。一生懸命やっても私のやり方が合わない人もそりゃあいるからそれはそれで仕方がないのだけれど、私の教室でピアノの稽古に励んでみようと思っていただけたのはとても嬉しい。

そこに関してもう一つ嬉しかったのは、今日お越しになった方は私が毎日更新しているYouTubeを見てやって来てくれたとのことだった。

これ、めちゃくちゃ嬉しい。

ライブに来てくださる方でもたまに「YouTube見てます。それで実際にライブに来てみようと思って」と言ってくれる方がいて、そうやって言ってもらえるのがめちゃくちゃ嬉しい。

私のYouTubeチャンネルはジャズピアノの有意義な練習方法を解説したり日本のジャズシーンを毒舌で評したりなどという要素も皆無で、スポーツ刈りのピアニストらしからぬ風体のオッサンが毎日ただひたすらにピアノを弾いているだけのものだ。もちろんびた一文収益化などされていないし、誰かから頼まれてやっていることでもない。ただ単に「おれの練習の為におれがやると決めたことだからおれがおれの為にやる」というだけのものだ。

それでも今日みたいにそこから興味を持ってくださってレッスンに来てくれる方もいるし、ライブに来てくれる方もいる。もうこれだけで十分お釣りがくるぐらい嬉しい。

「積み重ねよりもすごいことなんてない」というのは一つの信念として持っている。私のように音楽の才能が皆無な人間は一段飛ばしにぐんぐん上達していくことなどありえないのだが、それでも毎日少しずつでも積み重ねていったらそれはいつしか結構な「量」になる。

練習もそう、YouTubeもそう、このブログもそう、もちろん柔道の稽古もそう。少しずつの積み重ねが膨大な「量」になって、段々と見える景色が変わってくる。

ライブや試合で表に出すことが出来るのは、その「量」のひと欠片でしかない。

ということで今日は体験レッスンから一人入会が決まったのでものすごく機嫌が良い。すごく前向きで「ジャズのことをもっと知りたい」という意欲のある方だったのでこちらとしてもテンションが上がる。これからのレッスンが非常に楽しみだ。

さて、祝杯のビールを飲みながら家に帰ろう。

わーいわーい。


今日の演奏動画。

Joe Sampleの作曲した『Ashes To Ashes』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月10日 (日)

すぐに楽しいことばかりやりたがる

今日は夜からリハーサルがあるだけだったので、昼から練習。リハーサルのための練習をしなくてはならないというセルフ言い訳があったので、日課にしている音源からの採譜はサボり。すでに書き上がっている譜面をずっと練習するだけ。

採譜はいつもそれなりに苦行なのだけれど、それに比べて練習は全然苦行じゃない。楽しい。

私は放っておくと自分が楽しいと思うことばかりをやり続けるクセがあるので「楽しいことばっかりやってたらいかんぞ、明日からはまたちゃんと譜面も書くぞ」と自分に言い聞かせながらも、とりあえず今日は別にいいのだ。

そういえば昨日の夜は柔道の稽古だったのだが、これもものすごく楽しかった。いつもめちゃくちゃ楽しい。本音を言うと毎日柔道がしたいのだが、私の本業は音楽なので週に一回で我慢。我慢している分は日々のトレーニングで。

なのだが、来週からしばらく柔道の稽古には行けなくなる。毎週土曜日が稽古の日なのだが、土曜日に仕事が立て続けに入っていて稽古に行くことができない。よく考えたら、音楽家なんて仕事をしていて毎週土曜日の夜が空いているというのも大問題なのでこれも仕方のないことなのだけれど。

なので今月は残りの期間は日々のトレーニングをなるべくサボらないように頑張って、あとは音楽修行の日々。ツアーもあるしな。

また来月から柔道が再開できる日を楽しみにしながら。

そうそう、今度の水曜日はこのライブ。

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このライブもくっそ楽しいので毎日やりたいけど集客とかそういうことが理由で毎日はできない。当たり前だけど。

月に一回のお楽しみ。はー、早くやりたい。

おれ、やっぱりアホの子なんだな。

今日の演奏動画。

Lovie Austinの作曲した『Down Hearted Blues』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 9日 (土)

遠回りも悪くない

ジャズには色んな「流派」がある、と思っている。

根底の部分では結び付く共通点も非常に多いのだけれど、方法論が違ったり、語彙が違ったりと色々ある。私の場合はそういう様々な流派をひっくるめて大きな意味で「ジャズ」と呼んでいる。

ここ数年、普段から自分が演奏している流派の「ジャズ」以外の研究を定期的にやる。一昨年はレニー・トリスターノやリー・コニッツなどがその代表格とされる「クール・ジャズ」という流派を研究してみたし、昨年はブラジル音楽をかいつまんで研究してみた。一年やそこらの研究でその全貌を知ることは到底出来ないが、それでもこれまでに知らなかった方法論や語彙を知ることが出来て自分にとってはとても有意義な研究だった。

ちょっと前のブログにも書いたのだけれど、今年はかなり古い流派のジャズの研究に勤しんでいる。ブギウギやストライドやブルースなどに分類される流派である。元々好きな流派なので研究も楽しい。

今日もレッスンとレッスンの合間の時間に直近のライブの為の練習をやってから、その古い流派のジャズの練習も少しやった。

この古い流派のピアノは左手に非常に特徴があって、一言で言ってしまえば左手が結構忙しい。あれこれとやることが多いのだ。なので技術的にもかなり難しい。

しばらくこういったスタイルのピアノの練習をやっていなかったので、さて左手がどれぐらい動くかなーと思っていたのだが。

実際には私の左手はよく動いてくれた。何なら以前よりもスムーズに動いた。あれ?最近このスタイルやってなかったのに不思議なもんだな、と自分でも少々驚いた。

これは多分なのだけれど、そういった古い流派のジャズを直接練習するので無しに、ちょっと遠回りに見えるような違う流派の音楽を練習していたからではないだろうかと思っている。他の流派の音楽でも左手が忙しい時はあるし、リズムのツボも様々に違う。そういうことを少しずつ身体に取り入れていったことが私の音楽力を総合的に高めてくれたのかもしれない。

こういうのは非常に面白いもので、色んな練習が相互的に補完し合って思わぬ部分が強化されるということが起きうるのだ。

例えば数学に強くなりたいと思って数学の勉強をするのももちろん構わないのだが、国語の勉強をみっちりとやることで読解力や思考力が養われて結果的に数学の問題が以前よりもスムーズに解けるようになる、ということもあるだろう。そういう感じに近い。

色んなことが繋がっている。

世界中にはまだ私の知らない色んな音楽が存在するが、そういうものを一つずつ丁寧に探っていきたい。

色んなものが繋がって、その時にはまた知らない景色が見えるかもしれない。

遠回りも悪いものではない。


今日の演奏動画。

Freddie Hubbardの作曲した『Up Jumped Spring』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 8日 (金)

自分が心から「良い」と思えるということ

今日は昨日の宣言通りに税務署まで確定申告の書類を提出しに行ってきた。

書類作成の方は随分長蛇の列が出来ていたけれど、提出コーナーはほとんど人もおらずに並ぶことなく即提出。すぐ終わった。

そして終わってからはお待ちかねの「〇政(まるまさ)」のラーメンだ。

税務署から自転車で5分ぐらいのところに〇政はある。

到着したのは12時半ぐらいだったが、昼飯時だというのにその時点での客は私一人だった。それからぱらぱらと何人か入ってきたけれども。

注文したのはノーマルのラーメン750円。これだ。

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ランチのサービスで半ライスもついてくる。嬉しい。

一口スープを啜った瞬間に溜息が漏れた。

「うっわ…うっま…」

鶏ガラベースの澄み切ったスープが五臓六腑に染み渡る。決して押しつけがましくなく、そっと傍らに寄り添ってくれているかのようなスープは絶品中の絶品だ。

縮れた麺も美味いし、チャーシューも半熟卵も全て美味い。

私の中では「完璧なラーメン」なので、コショウもラー油も七味もかけたくない。この味のバランスが崩れてしまうのがもったいないといつも思うので、何も足さず何も引かずにこの完璧なラーメンを堪能する。実に至福のひと時だった。

店を出てから「おれにとってはこれ以上に美味いラーメンってないのかも」と思った。

世間一般には「行列必至の激ウマラーメン」なんてものもたくさん存在して、それはそれで確かに美味いのだろうが、ラーメンなんていうものは個人的な好みがものすごく関係してくる。それはラーメンに限らず食べ物全てに言えることかもしれないけれど。

私にとってはこの〇政のラーメンは「最も好きなラーメン」なのだ。改めてそれを実感した。

私は私の好きなものを私以外の人も好きだと言ってくれたらそれはそれで嬉しいのだが、やはり最重要なのは「私が好きかどうか」である。例えばこの〇政のラーメンを人に勧めた時に「いやー、美味しかったけどもうちょっとガツンとしたやつが好きだなー」と言われたとしても(実際に何度も言われたことがある)、それはあくまでもその人がそう感じたのだなと思うのに過ぎない。誰かにとってはそこまで心魅かれる一品でなかったとしても、私にとってはこれ以上ないくらいに心が震える最高の一品なのだ。

こういうのは音楽も一緒だなと思った。

人が「良い」と言っているから良いのではないのだ。自分がどれだけその音楽に心を震わせられたか、そこが私にとっては最重要なのだ。

もちろん誰かがとても好きなものを私も同様に好きになれるのは素敵なことではあるけれど。


改めて〇政は私にとってナンバーワンでありオンリーワンのラーメン屋なのだなと確信した。

こうやって書いてたらまた食べたくなってきた。


今日の演奏動画。

Morgan Lewisの作曲した『How High The Moon』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30



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2024年3月 7日 (木)

確定申告の書類を作成しながら昔のことを思い出す

今日と明日が無職デーなので、この無職の内に確定申告をやってしまおうと思っていた。

予定では今日用紙を書いて、明日税務署に提出しに行くというプラン。朝から「やりたくないよう、めんどくさいよう」と布団の中でグダグダしてしまったが、昼過ぎに意を決して仕事部屋に向かって夕方前には書類作成を終わらせた。明日提出すれば完了だ。

今どきオフラインで税務署に行ってアナログ提出をするなんてとんでもない情弱だと思われても一向に構わない。税務署は平井にあり、平井には私がものすごく好きな(多分東京で一番好きな)ラーメン屋「〇政(まるまさ)」がある。毎年確定申告書類を平井の税務署に提出し終わった後にはご褒美として「〇政」のラーメンを食べに行くのを習慣としているのだ。確定申告をしに行ったついでにラーメンを食べるのではない、ラーメンを食べに行くために確定申告をするのだ。なので必ずオフラインで税務署にじかに行く。

確定申告というのは音楽家としての商売を始めてすぐの頃からずっと毎年やっているので、もうかれこれ20年近くやっている。なので随分と慣れたものだ。

そもそもコロナ禍以降、私の収入は激減しているので書類作成もそんなに面倒でもない。雀の涙ほどの金額をポチポチと入力して、そこからいくつかの控除を差し引くと金額が簡単にゼロになる。ここ何年かは「よくこんな収入で生きていけてんなー」と自分でも驚くが、実際に生きていて何とかなっているのだから不思議なものだ。人間はそんなに金がなくとも何とか生きていけるものなのかもしれない。

過去10年ぐらいの確定申告の控えもデータとして残っていて、約10年前の2015年とか2016年のデータを見ると収入が今の3倍ぐらいあった。私が36歳とか37歳の頃だ。もちろん真っ当にサラリーマンなどをしている人たちに比べれば遥かに低収入なのだけれど、それでも今の3倍あったというのはすごい。今の私はちょっと真面目にアルバイトをしている高校生と同じぐらいかそれ以下しか稼いでいないというのに。

そういえばあの頃はレッスンもたくさんやっていたし、ライブも月に15本ぐらいやっていたような気がする。

でも、今の方が良い。

あの頃の私は「プロの音楽家としてやっていくんだ。その為には仕事はたくさんやらなくちゃ。たくさん稼いで一人前のミュージシャンになるんだ」と思っていた。言うほど稼いでもいなかったけれども。それはそれで悪いことだとは今も思わないけれど、仕事をし過ぎていて自分の練習がおろそかになっていたのも事実だ。収入が3分の1になった今はあの頃の3倍以上練習をしている。今の方が良い。

音楽家生活も20年近くになってきて、「音楽で稼ぐ」ということと「良い音楽をやる」ということの価値基準が逆転した。

そういえばあの頃にもうっすらと「仕事がたくさんあるのはありがたいけれど、おれは本当に何がしたいんだろう。今もずっとヘタクソなままじゃねえか」と思っていたのだが、やはり忙しかったので「ま、いいか」と有耶無耶にしていた。

今はその頃よりはもう少し自分のやりたいことがはっきりとしている。

とはいえ、ここ数年の確定申告のたびに「やべーなー、もうちょい稼がねーとなー」とも思う。

ま、いいか。練習しよっと。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Fotografia』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30

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2024年3月 6日 (水)

好きな言葉は「根性」です

昨日、こんなニュースがあった。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240305/k10014379121000.html

かつての勤務先の自衛隊で性被害に遭ったことを訴えていた五ノ井里奈さんが米政府から「世界の勇気ある女性賞」を受賞したというニュースだ。

彼女がインタビューで言ったように、「そもそも勇気を出さなければいけない状況が間違っているので今後こういった被害が出ないことを願う」というのはまさにその通りだと思う。そういった犯罪や被害の根絶を私も心から願う。

そしてこの授賞式に柔道家でもある彼女は柔道着で出席した。

記事内にこうある。

「幼いころから柔道を通して心も体も強くなりました。自衛隊で被害にあって声を上げ、心が折れそうになったときも柔道があったからこそ立ち直ることができました。投げられても何度も立ち上がる強さを教えられ、人生においても戦う力に変わっていきました。柔道に敬意を表すために柔道着を着て出席しました」

被害を訴えている期間中(もちろん今現在も)には心無い言葉に苦しめられたことだろうと思う。それ自体も非常に許しがたいことなのだが、心が折れそうな時に彼女を支えたのは柔道で培ったスピリッツだ。

私も音楽家としてのキャリアの初期は、今以上にヘタクソで何も出来なかったから何度も心が折れかかった。「辞める」という選択肢はそもそもなかった(今もない)が、なんでこんなにおれは劣った人間なんだろうと挫けそうになった。そしてその時に心を奮い立たせてくれたのは彼女と同様に柔道で培った「根性」だった。

彼女と違って私は若い頃(「現役時代」とは言わない。今も現役の選手だから)に柔道において輝かしい成績を残すことは出来なかった。けれど柔道が好きで、練習をする喜びを知ったし、負けても立ち上がる力を得た。今私が音楽家として底辺ではあるものの何とかやっていられていることの原因の一つには柔道がある。音楽の修行に一番大事なのは「根性」だと、わりと本気でそう思っている。

まだ現役を退くつもりはないので選手としても頑張りたいが、それと同時に今後の私の柔道人生の多くは「柔道への恩返し」に自分を捧げていきたい。私もレベルこそ違えど彼女と同様に柔道に深く感謝をしている。

また、現在も音楽家としてずっとやり続けていられることの他の要因として大きいのは周囲の支えだ。師匠筋や音楽仲間、家族や音楽を通じて出来た友人たちに支えられながらなんとかやっている。

ということで今日の演奏動画は私を支えてくれている先輩で音楽仲間の野々口毅さんとの演奏。

よく知られたスタンダードをちょっと変な拍子でやっています。いつも付き合ってくれる野々口さんにも深く感謝。


今日の演奏動画。

Bart Howardの作曲した『Fly Me To The Moon』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30

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2024年3月 5日 (火)

バンド編成で私の書いた曲をやる(多分)

昨日、オリジナル曲を一曲書いた。

今月の3月23日(土)にやるライブのためだ。

公私共にめちゃんこお世話になりまくっている小岩「BACK IN TIME」がその日で14周年で、その周年イベントでBACK IN TIMEのオーナーでありギタリストである梶川さんと一緒にライブをさせていただく。一緒にやってもらうのはベースの内藤竜也くんとドラムの長根弘毅くんという若手の腕利きたち。

今回のコンセプトとして
・梶川さんの書いた曲を4曲やる
・私、福島の書いた曲を2曲やる
・内藤くんと長根くんのチョイスした曲をやる
・あとは追々決める
というものがあった。

私のオリジナル曲は色々あるのだが、どれも全てソロピアノ、ピアノ一本で弾くことを想定して書いた曲なので、バンドでやるのにはちょっとやりづらいかなと思っていた。どの曲もすぐにテンポやコードがフリーになるような曲が多くて。

ということで、バンドで演奏することを想定した曲を書いてみようと思い立ったのが一ヶ月ほど前のことだったのだが、全然書けなかった。まあ私がサボっていたからなのだが。数週間前に一曲書けて、もう一曲は遅々として進まなかった。

一回目のリハーサルが近日に迫ってきており「いよいよヤベえな、書かなきゃな」と思って昨日レッスンが終わってから書き始めたら、3時間ぐらいで書けた。つくづく私は尻に火がつかないとダメなタイプだなと思った。

今日、その日のバンドの連絡網に新しく書いた2曲の譜面を送った。良い曲かどうかは実際に演奏してみないとわからないけれど、私の曲をバンドでやるのは滅多にない機会なので非常に楽しみだ。

私の新曲がバンド編成で聴ける(多分)のは3月23日(土)の小岩「BACK IN TIME」でのライブである。

うっすら期待しておいてもらいたい。

なお、現在は梶川さんが昔書いた曲が難し過ぎて半べそをかきながら練習しているところである。これもちゃんと弾きたい。


今日の演奏動画。

Buster Williamsの作曲した『Air Dancing』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 4日 (月)

下品な私を鉄拳制裁でKOする

朝から千駄ヶ谷でレッスンだったので、朝ドラ終わりの8:20には家を出た。

京成小岩から浅草橋まで行って総武線に乗り換えて千駄ヶ谷まで行くのだが、この時間に出ておくと浅草橋で朝食をとる時間がある。家を出るのが8:40を過ぎてしまうと無理なのだが、8:20ならばいけるのだ。

浅草橋と言えば何と言っても立ち食いそばの「ひさご」である。いかにも下町然とした初老の夫婦が営む「ひさご」の蕎麦は、キリッとした醤油の香りが立ったつゆと共にいただく絶品である。

なかなか朝早く家を出るのに難儀してしまっていたせいでしばらく訪れていなかったので、何としても今日は「ひさご」で朝食を、と思っていた。

都営浅草線が浅草橋の駅に着いてそこから歩いて地上へ向かう私の足取りは軽かった。ひさごでおそば、ひさごでおそば♪と脳内で歌いながらルンルン気分だった。

だが、

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本日は臨時休業だった。

あー、そっかー、残念ーとうなだれたそのすぐ後の瞬間に、私は自分の浅ましさを省みた。

臨時休業の看板には「体調不良のため」としっかり書いてあるではないか。ならば、まずはあのご夫婦の体調が回復することを願うのが人としての道理だろう、と思ったのだ。

にも関わらず、私の頭にはまず先に「自分が蕎麦を食べられなかった残念さ」が来てしまった。何と利己的なんだろう、と自分を恥じた。

自分が少しでもトクをしたい、あるいは自分の思うように世界が動いてほしいというような気持ちは多かれ少なかれ誰しもが持っている感情だろうが、あまりにそれが先立ってしまうのは下品だろうと私は思っている。そう、私はその時下品だったのだ。

具体的な何かを出来るわけではないのだが、自分だけでなく周りの人がみな健やかで幸せであるようにと願うことぐらいは出来る。自分さえ良ければそれでOKではなく、他人も健やかで幸せであってほしいと人々が願い合う社会こそが私の望んでいる社会なのに、私はついついこうして利己的に自分の利益ばかりを考えてしまう。なんと浅ましいのだろう。

ということで、私はその場で「ひさご」の蕎麦を食べられなかったことを残念に思う私を鉄拳でフルボッコにKOして葬り去り、夫婦の安寧を祈る私を主人格に据えることで辛うじて人としての形を保つことにした。

ささくれだった私の心だったが、その後のレッスンにより回復した。生徒たちに感謝である。

これからも下品な私が出てきそうな時には鉄拳制裁でそいつをノックアウトしていきたい。

手加減をしてはならない。


今日の演奏動画。

Dan BelloeとLew DouglasとCliff ParmanとFrank Levereの作曲した『Pretend』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 3日 (日)

歩いていたらかわい子ちゃんに遭遇

今日は自分の怠惰のためにあまり練習時間を確保できなかったので、2時間だけ練習。今練習している難曲シリーズをさらうだけ。いかんなあと思いつつも、まあなんにもやらないよりはマシだろと自分に言い聞かせつつ。

練習を切り上げてからは歩いて隣町の新小岩まで。もうかれこれ15年以上続く唯一の出張レッスン。

途中で通りかかった公園のベンチに猫がいた。

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かわいい。

歩くのが好きなのでいつも結構歩くのだけれど、歩いているとこういう出会いもある。

レッスン頑張ってきます。


今日の演奏動画。

Duke Ellingtonの作曲した『I'm Gonna Go Fishin'』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 2日 (土)

ちょっとだけ忙しい土曜日

朝イチレッスンを終えて少し練習してから昼めしで近所の蕎麦屋に。

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「よねむら」という蕎麦屋。ここのたぬきそばは本当に飽きが来なくて、いつも頼んでしまう。つゆも蕎麦も本当に美味しい。

そのあとは勝田台までリハーサルに。久しぶりに津田沼より東に行った。前にも行ったことのあるリハスタは確かセブンイレブンの上だったよなーと思いながら歩いているとセブンイレブンが無くなっていて一瞬通り過ぎそうになった。セブンイレブンではなくて学習塾になっていた。

ふと横を見ると隣のビルにも複数の学習塾が入っていて「そうかこの辺は学習塾銀座なんだな」と思った。受験も最終盤だからきっと忙しいんだろうな。

リハーサルも楽しく終えて小岩に帰ってきてこれからは柔道の稽古。

5月の試合に向けてあと三ヶ月弱。少しでも技を磨いて強くなれますように。

頑張ってきます。


今日の演奏動画。

Victor Youngの作曲した『A Hundred Years From Today』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2024年3月 1日 (金)

3000時間の箱

昨日からやっていた譜面の整理がやっと終わった。

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約1500曲のジャズスタンダードの譜面をABCごとにファイルに入れてなおかつその中でもABC順に並べてという気の遠くなる作業。結局昨日4時間+今日3時間の合計7時間でフィニッシュ。終わった時には感慨深くて写真を撮ったが、写真でものの大きさを表す時にタバコの箱を置くのは完全にオッサンの悪い習性だなと思った。

譜面を書く時には何かしらの音源を聴きながら採譜していくので一枚の譜面を書くのに平均すると大体2時間ぐらいかかるから、この束は2時間×1500の3000時間を表しているのかと思うと確かになかなか感慨深い。ひたすらに色んな人のコピーを重ねていくというこのやり方が私には合っている。これからも続ける。現在二箱パンパンになっているのが三箱四箱と増えていくことを祈りたい。あと、譜面は書いたらその辺に放置しない。きちんとこの箱のABCのファイルの中に入れる。そうじゃないとこうやって膨大な時間を取られることがわかったから。

明日は朝イチでレッスンしてから昼からリハーサルで夜は柔道。レッスンとリハーサルの合間に少しだけでも練習できると良いな。


今日の演奏動画。

Charlie Parkerの作曲した『Segment』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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演奏スケジュール(2024年3月1日更新)

2024年

【3月】

3月13日(水) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円


3月20 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:30~start  music charge: 2000円


3月23 日(土)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「BACK IN TIME14周年記念ライブ」
guitar:梶川朋希 piano:福島剛 bass:内藤竜也 drums:長根弘毅
20:00~start  music charge: 3000円


3月25 日(月)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福ジャム (Jam Session)」
piano & bass:福島剛
19:30~start  music charge: 2000円


3月28日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
https://sesamo-kyoto.webnode.jp/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:矢野克宏 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円


3月29日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円


3月30日(土) 京都西院 さうりる
050-3749-3566
http://sahouril.com/
vocal:西池のり子 bass:矢野克宏 piano:福島剛
19:30~start music charge:2000円


3月31日(日) 京都京大農学部脇 麦丸
080-5786-0582
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26028035/
「ソロピアノ」
piano:福島剛
18:00~start music charge:チップ制

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【4月】

4月3 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:登敬三 piano:福島剛
20:00~start  music charge: 3000円

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4月6日(土)&7日(日) 千葉印西牧の原 かくれ里
0476-97-0288
https://www.kakurezato.net/
「春の里マルシェ」
※【里パラキャンディーズ】での演奏です
お昼過ぎから 入場無料


4月10日(水) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円


4月17 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:野々口毅
19:30~start  music charge: 2000円


【5月】

【高槻ジャズストリート】
https://www.0726.info/

5月4日(土)
13:00~
クロスパル高槻8階イベントホール
《高原かな with 福島剛トリオ》
vocal:高原かな piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野

16:00~
JKカフェ
《西池のりこ with 福島剛トリオ》
vocal:西池のりこ piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野

21:00~
Bar Amitie
《高原かな 福島剛 Duo》
vocal:高原かな piano:福島剛

※全て投げ銭


5月15 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:未定
19:30~start  music charge: 2000円


5月26日(日)江戸川区スポーツセンター大体育館
https://www.edogawa-spocen.com/
第76回江戸川区総合体育祭春季柔道大会
弐段の部
※柔道の試合です


5月29日(水) 京都西院 さうりる
050-3749-3566
http://sahouril.com/
vocal:西池のり子 bass:矢野克宏 piano:福島剛
19:30~start music charge:2000円


5月30日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
https://sesamo-kyoto.webnode.jp/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:矢野克宏 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円


5月31日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

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