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2023年12月 1日 (金)

謙虚と慢心と天才とストロングとバカ

この間ふと考えたこと。

自分よりも実力が上の人なんてゴマンといる。

私よりもピアノが上手い人なんてゴマンといるし、私よりも柔道が強い人は更にゴマンといる。

どうしてもそういう「自分よりも実力が上の人」と自分を比べてしまうから、そうすると「おれはピアノがヘタだな」とか「おれは柔道がクソ弱いな」という風に考えてしまう。

だからこそもっと上手くなりたい、もっと強くなりたいと思って毎日努力をする。こういう「自分はまだまだだ」という認識はそういう意味では決して悪くはない。

ただ、程よくそういう認識を持っている分には良いのだが、それが行き過ぎた卑下や自嘲になってしまうのはどうなのだろう。精神的にはあまり健全ではないのではないかなと思ったのだ。

結論から言えば、私はそこまでピアノがヘタクソではないし、そこまで柔道がクソ弱くもない。

おそらく全柔道家の中ではトップクラスにピアノが上手いし、全ピアニストの中ではトップクラスに柔道が強い。「そこで比べるのはどうなんだ」という気もするが、多分これはそんなに間違っていない事実だ。

「自分なんてまだまだです」と言う美徳が、特に私たち日本人の中にはある。慢心は全ての成長の妨げになるし、常に謙虚でいるべきだということには全面的に賛同するが、それが行き過ぎた時には逆に成長を阻害することもあるのかなと思ったのだ。

今の自分にはどういう強みがあってどういう弱点があるのかということを正確に見極めることこそが大事であるはずなのに、必要以上に「自分なんてまだまだ」と思い過ぎてしまうのは良くないのかも知れない。

最初にも言ったように私は割と「くっそー、おれはクソみたいに劣った人間だなー」と思ってしまいがちなので、こういうことに気をつけなくちゃいけないのではないかなということを、先日ふとしたタイミングで考えた。

努力の継続を阻害するような、あるいは他人を下に見て優越感にひたるようなレベルでなければ、多少の慢心もアリなのかもしれない。

”おれたちのバイブル”でお馴染みの小林まこと先生の『柔道部物語』にあった「おれって天才だあああ」と「おれってストロングだぜえええ」をもう一度胸に刻もう。

ちなみに「おれって天才だあああ」と「おれってストロングだぜえええ」は言い過ぎるとマジで慢心してしまうので、そのあとに「おれってバカだああああ」も言わなくてはならない。

さすが”おれたちのバイブル”。


今日の演奏動画。

Chick Coreaの作曲した『You're Everything』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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