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2023年12月

2023年12月31日 (日)

1年間ブログ毎日書けた

今日は大晦日。

毎日更新しているYouTube、今日は久しぶりにトーク動画を撮っていた。

トークといっても何か面白いことを喋ったとかではなくて、単純に見てくれた方に対するお礼と、それから来年もまた変わらずに毎日コツコツやっていきますんで引き続きヨロシク、みたいな内容。どのみちこのブログの一番最後にもいつものように貼っておくので興味がある人は観てほしい。

そんなことを話しながらふと気付いたのだけれど、このブログも一年間毎日更新を達成できた。

去年の暮れぐらいに「来年は少し文章を書く習慣を取り戻したいなあ、そうだ、試しにブログ毎日書いてみるか」と思って今年の元旦からずっと書き続けてきた。

これもまだ慣れない頃はいつでもアップできる為に「貯金」を暇な時にいくつか書いておいたのだが、今は一切貯金は作っていない。何かしらどこかで書くタイミングを見つけられるようになった。電車移動の時とかそういう時間に。

あと、日々の中で思いついたトピックはスマホのメモ帳にメモをとるようになった。

そんなことを繰り返して少しは「書く習慣」が戻ってきたようにも感じる。毎回面白い文章は書けないけれど、それでも続けることが大切だ。

来年もまた毎日継続していきたい。

「毎日継続する」ということが何よりも強い力になる、ということについては少し信じているのだ。

今年も一年間お付き合いいただきありがとうございました。読んでくれている人たちがいるということには、ものすごく励まされました。

来年、いい年にしましょう!

2023年12月31日 ピアニスト 福島剛


今日の動画。

大晦日の挨拶を撮りました。最後にAbdullah Ibrahim (Dollar Brand)の作曲した『Blues For A Hip King』をソロピアノで弾いています。

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2023年12月30日 (土)

年末だからって浮足立ちやがって

いよいよ年末。ド年末。

こういう年末年始みたいな時にちょっと浮足立ってしまう自分も確かにいるのだけれど、なるべく普段と変わらないように過ごしたいなと思っている。

きちんと起きて、トレーニングをして朝ドラを観てそれからピアノの練習に行って、というように。

なのだけれどやっぱり気が緩んでいたみたいで、今日は午前中は「もうこれ以上は無理」というレベルでダラダラしてしまった。本当に何もしていない。なので朝ドラも観ていないしトレーニングもしていない。

午後に差し掛かったところでさすがに罪悪感に負けて風呂に入ってからピアノの練習に向かった。それでも今日は正味五時間ちょっとの短時間練習。

現在夕方18時ちょっと前。今日はここで練習を切り上げて忘年会へ。

非常に尊敬している先輩ピアニストを囲んでの忘年会だ。色んな話を聞いて来ようと思う。

くれぐれも酔っ払っていらんことを言ったりしたりしないように。

ホントにマジで気をつけろ、おれ。

今日の演奏動画。

いずみたくさんの作曲した『見上げてごらん夜の星を』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月29日 (金)

来年1月の新しい試み

新曲を発表して数日が経ったが、全然視聴回数が伸びていない。ひょっとしたら回数がアナリティクスに反映されるまでに時間がかかっているだけなのかも知れないけれど、念のためにもう一度こちらにも貼っておく。

ソロピアノによる新曲『Murmuration』が各種音楽配信サイトにて配信開始されました。
こちらよりお聴き頂けます。
https://linkco.re/AZtfY7eM

新作小説『Murmuration』もnoteにて発表いたしました。
https://note.com/fukushimatakeshi/n/n6028fb90e27c

ま、これまでも「これはすごい作品創ったわー、これはバズるわー」と思ったものがうんともすんとも言わないということは度々あったので、そんなものかなとも思っているけれど。そんな簡単にはバズりませんよ、マジで。

今日は一日練習の日だったのだけれど、その練習の合間にチラシをいくつか作った。来年のライブのチラシ。

その内の一つを紹介。

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京大農学部の脇にある「麦丸」というカフェがあるのだけれど、そこで来年の1月27日にソロピアノライブをやらせてもらえないかとお願いした。そのチラシ。

これまでにソロピアノライブはたくさんやってきたのだけれど、大体いつも緊張感ピリピリでお客さんに対しては「ド真剣にやるから黙って聴け」みたいな感じでやってきた。これはおそらく今後もずっと続ける活動の一つだ。やっぱり自分を追い込みながら客との真剣勝負をするというのは私の音楽活動の核になっている。

そういうのとは少し趣を異にしたソロピアノライブをやってみたいなあと思い始めていて、例えば小さなカフェでお客さんたちが話をしながら寛いでいるところでそこの空間に同化するようなソロピアノを弾いてみたいなということを考えた。

そんな時に京都出町柳のジャズ喫茶「LUSH LIFE」からの縁で知り合った「麦丸」というカフェがあったので、そこのお店の雰囲気ならばそういうことも可能かなと思ってお願いしてみた。

ということで来年の1月27日にやる。

いつものピリピリしたソロピアノライブとは違うので、チャージはチップ制にしたし、飛び入り参加も大歓迎。多分店内には楽器やマイクはないけれど、どうにかしてほしい。あと、大歓迎と言いつつも知らない曲でなおかつ譜面もなければ弾けないのでそこは歓迎しない。あと、「黙って聴け」ではないけれどあんまりうるさくされたら「うるさい黙れ」とは言う。私は人間が出来ていないので。

年明けに新しい試みをやるのは結構楽しみだ。

こちらもお楽しみに。

今日の演奏動画。

Victor Youngの作曲した『My Foolish Heart』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30


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2023年12月28日 (木)

昨日は釣り、今日は練習会

昨日はちょっと久しぶりに釣りに行っていた。

外房の片貝まで。

ヒラメとハナダイのリレーだった。

早朝の4時集合なので出船した時にはまだ夜だった。

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幻想的な海と月。

前半のヒラメ釣りはなかなかに苦戦して一枚しか釣れなかったのだが、良い一枚なので満足。

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ほら、人はヒラメを手にするとこんなに笑顔になる生き物なんだよ。

後半のハナダイはそれなりに調子良くハナダイ7匹でフィニッシュ。

ヒラメ釣りでは一緒に行った先輩の高瀬さんが3枚で竿頭となって船宿のホームページに写真が載ってた。

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おめでとう!

昨日のうちに魚を捌いた。

ほら、立派なヒラメ。

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こいつを渾身の五枚卸し。

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昨日は少しだけ食べたのだけれど、その中でもとりわけ罪深いメニューがこちら。

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ヒラメのエンガワの肝(ヒラメの)醤油和え。

見た目は全然美味しそうじゃないけれど、悪魔のように美味かった。

明けて今日は月イチ恒例のベース野々口さんとの基礎練習会。今月はもう既に一回やっているのだけれど、お互い年末はそこそこ暇だということで今月二回目。ドカスカ練習したよ。

なのでいつものように練習会の日は「今日の演奏動画」のコーナーは野々口さんとの合奏動画。

今日も楽しかった!


今日の演奏動画。

Paul Desmondの作曲した『Take Five』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30

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2023年12月27日 (水)

全力で自分の作品たちを宣伝するブログ

今日はおもくそ宣伝のためのブログです。

数日前から当ブログでもわーわー言うておりました新曲が配信開始されました。
それと連動して、小説も一本書きましたのでそちらも公開になっております。

自分で言うのもなんですが、お気に入りの作品となりました。曲に関してはまたライブなどでも弾いていこうかなと思っています。弾かないかもしれないけど。

まずはどなたかの目や耳に届けば。

ということで以下宣伝。


本日、ソロピアノによる新曲『Murmuration』が各種音楽配信サイトにて配信開始されました。
こちらよりお聴き頂けます。
https://linkco.re/AZtfY7eM

今回も配信、ミキシング、マスタリング等でお世話になりましたBQRecrdの梶川氏に深く感謝申し上げます。

また以前より、自作曲を発表する時に、その曲をモチーフにした短編小説を書くという奇特な癖を持っておりまして、今回もこちらの曲より着想を得た新作小説『Murmuration』もnoteにて発表いたしました。併せてお読みくだされば幸いです。
https://note.com/fukushimatakeshi/n/n6028fb90e27c


今日の演奏動画。

Henry Manciniの作曲した『Moment To Moment』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月26日 (火)

専門用語連発ブログ

今日で仕事納め。

たまにしか働かない私は普通の人より働いていないので、普通の人より仕事納めが早いのは至極当然である。

今日はレッスンだけ。このブログを書いているのは本年最後のレッスンの前の空き時間で。

ということで明日からまたしばらく長い無職期間に入るのであるが、明日は大学時代からの友人で先輩の高瀬さんに釣りに誘われたので釣りに行ってくる。

予定では高瀬さんは今日の26:30、つまり深夜2:30に私の家に車で迎えに来てくれるので、そこから千葉の外房に行くつもりだ。某船宿から船に乗ってヒラメを釣りに行く。

今朝、明日お世話になるその船宿へ電話をかけて「すみませんヒラメはオモリ何号でやってますかね?」と尋ねたところ「60号」と教えてくれたのだが、電話口のその方は「あ!あとね、明日ハナダイもやるからハナダイの道具も持って来てね!」と教えてくれた。

聞いてねえよ。

ヒラメのつもりで段取りしてたよ。

とりあえず「あざっす!サニービシ60号で良いすか!オキアミは?いただける!あざっす!じゃあ明日よろしくオナシャス!」と言って電話を切ったが、ハナダイの段取りもしなくてはいけなくなった。

ということで今日は昼のレッスンが終わってからの空き時間にせっせとハナダイの仕掛けを自作。高瀬さんもハナダイ仕掛けは用意してなかったというので彼の分まで。車で連れて行ってくれるしね、出来ることで恩返ししないと。仕掛けは全長2.5m、ハリスは2号、針はチヌ2号で3本針。

以前自作してストックしておいた同様のハナダイ仕掛けが家に3セットあったので、それプラス今日の昼に5セット自作して合計8セット。二人分だとしてもこれだけあれば十分でしょ。

あと今のLTヒラメってリーダーから三又サルカン直結が流行りなのね。両軸リールにリーダーなんて結んでなかったから急いでフロロ8号をリーダーとして結んどいた。FGノットなんて久しぶりに組んだよ。最初3回ぐらい失敗した。

ということで仕事納めの今日のブログは釣りの専門用語連発ブログでした。何言ってるかわからない方はわからないままでOKです。大したことは言ってません。


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『They Say It's Wonderful』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月25日 (月)

新曲『Murmuration』配信準備完了

朝イチからずっとレッスンの日だったので、朝ドラ鑑賞後に即座に家を出た。

朝めしはこういうスケジュールの時はもはや定番化しつつある浅草橋「ひさご」。

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山菜そば390円。もう、激しく美味い。本当に大好き「ひさご」の蕎麦。

で、そこから千駄ヶ谷について怒涛のレッスン。今日は本当にハードなレッスンスケジュールなのだけれど、生徒がみな熱心な方々なので気分的にはラク。とは言え終わったら肉体的にはヘロヘロになるけれど。

レッスンが終わった瞬間から、次の山場が始まった。

今日中にやらなくてはいけない作業があったのだ。

何回か前のブログにも書いたのだけれど、配信サイトで発表する新曲の配信審査の締め切りが今日だった。それを小岩に戻ってもりもりやっていた。

すでに録音は終わっていた。
いつもミキシングとマスタリングをお願いするBQRecordsの梶川さんに数日前に音源を送ったら、昨日の時点でマスター音源を送ってくださっていた。なのでこの時点で音源は確保。
ジャケ写はその素材となる写真は事前に撮っていたので、それを加工してジャケ写にしなくてはならなかった。これも30分ほどかけて加工完了。あとは配信サイトに諸々の情報の打ち込み。楽曲説明の欄が日本向けと海外向けがあって、海外向けの欄に頑張って英語で文章を書くのがいつも骨が折れる。おかしいな、大学は英文科だったのにな。なんでこんなに英語苦手なんだろう。

その辺も何とか終了。

それと今回は楽曲と連動して小説を書くことにしていたので、そちらも最後まで書き上げた。

音源と小説。

梶川さんにミックスしてもらった音源は、「本当にこれおれが弾いてんのか?」と思うぐらいに綺麗な音に仕上げて頂いた。ものすごく気に入っているしめちゃくちゃ感謝しているし梶川さんのその力量に感服している。今は「ヤバい、こんなの発表したらおれ売れてしまう。売れてしまったら忙しくなるからイヤだ」などと割と本気で思っているが、もちろん多分売れない。

小説も全編を読み返してみたら、あまりに良く書けた小説で「なにこれむちゃくちゃ面白い。芥川賞と直木賞とノーベル文学賞を同時受賞しちゃう。ヤバい売れちゃう」とかなり本気で思っている。もちろん絶対に受賞しない。

基本的には自分の作品には気恥ずかしさもあるけれどものすごく愛着を持っている。なので今回も音楽も小説もめちゃくちゃ良いものを作ってしまったという達成感がすごい。

実は小説は音楽と連動させる意図で既に某所で公開しているのだけれど、まだ宣伝はしない。小説を宣伝してそちらだけ読まれてしまって音楽を聴いてもらえないのはイヤだから。

配信の審査が通って全面的に配信が開始されたら連動している小説と共にきちんと告知する。

そんなにたくさんではないのだけれど、私の作品を楽しみに待ってくれている人々は確実に存在する。そういう方々やまだ私の作品に触れたことのない方々に作品を届けるのが本当に楽しみだ。

とりあえず今日はやり切ったので今から一人で祝杯を上げに行く。

どこのイタリアンレストランに行こうかな。何ゼリヤにしようかな。


あ、そういえば新曲のタイトルは『Murmuration』と言います。超絶楽しみにしていてください。

今日の演奏動画。

Jule Styneの作曲した『The Party's Over』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月24日 (日)

忙しくても忙しくなくてもテンパる

忙しいのに慣れていないので、たまに忙しい日があるとテンパる。

いや、そうでもないのか。毎日暇なのにテンパってるか。

今日ら朝からテンパってた。

レッスン行かなきゃ!その前に風呂入らなきゃ!夜ライブだからシャツ用意しなきゃ!あ、CDも持っていかなきゃいけないんだった!レッスンの用意して!あ、でもお腹すいたからなんか食べたい!食べてる時間ねえか!我慢しよう!風呂入らなきゃ!背広どこだ!バスタオルどこだ!

こんな感じ。

よく考えると大して忙しくない日も毎日こんな感じにしてる。

今はレッスンに向かう電車の中で仕事のメールを一通り終わらせた後に「あ、ブログ書かなきゃ!」ってことで書いてるけどもう電車が池袋に着いてしまうのでこの辺で。

今日のYouTubeは久しぶりに日本の曲。この曲昔から好きなんだよなあ。


今日の演奏動画。

宮沢和史さんの作曲したTHE BOOMの『からたち野道』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月23日 (土)

7つの指輪

毎日更新しているYouTubeの演奏動画だけれど、どんなに早くても一曲をアップするのに三時間弱はかかる。

譜面を書くのが早くても一時間、そこから練習して早くて30分、録音するのも早くて30分、アップロード作業はいつも決まって30分弱だ、合計で三時間弱というわけだ。これが最短の時間だ。

それとは逆に最長に近くなるぐらい長い時間を要する曲もあって、今日アップするEgbrto Gismontiの『7 Aneis (Sete Aneis)』という曲は約半年以上かかった。

そもそも譜面を書くのに約3日間ぐらいかかった記憶があるのだが、そこからも長かった。全然弾けないのでずっと練習していた。

今年の夏の少し前に福岡に行ったのだが、福岡の音楽スタジオでもこの曲をずっと練習していたなあと思い出してあれはいつのことだったっけかとブログの過去記事を辿ったら今年の6月だった。今が12月なのでまさに半年前だ。

11月に一度ライブでも弾いてみたのだが、全然満足のいく出来ではなくて「こりゃもうちょっと練習しなきゃだな」と思っていたのだが、今回やっと「まあとりあえずの及第点まではきたからいいや」というところまで来たので録音してみた。やっぱり鬼のように難しかった。

けれどとても美しい曲でこの曲がずっと私の心を魅了していたので、練習は決して苦ではなかった。おかげでそこそこ長いこの曲も完全に暗譜で弾けるようにもなった。

今年はこのEgberto Gismontiというブラジルの作曲家の曲にいくつか挑戦したが、この『7 Aneis』と『Frevo』という二曲はその中でも特に思い入れの強い曲となった。

ということで是非聴いてみてください。

今日の演奏動画。

Egberto Gismontiの作曲した『7 Aneis』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月22日 (金)

楽曲と物語の関連性

今日もまだまだ好調を維持しているピアノを使ってもりもりと録音。今日は五曲ほど録ったのだけれど、いつものようにジャズを三曲と、久しぶりに日本の曲も二曲録った。誰でも知っている昭和のヒット曲と、THE BOOMの名曲。YouTubeで公開するのはもう少し後になると思うけれどお楽しみに。

昨日のブログに書いたように短い小説を書くことにしたので、その合間に少し小説を書こうと思って書き始めた。

昨日の時点では何もプロットは思いついていなかったのだが、昨日の帰り道に飲酒散歩をしながら考えていたら大まかなプロットが見えてきたのでそれを少しずつ文字にし始めた。

ここで一つ困ったことが出てきた。

今回配信予定の曲(既に録音済み)は、明るいか暗いかどちらかと言えば明るい曲なのだが、私が書き始めた物語はカス野郎の物語を書き始めてしまったのだ。

なぜそんなことになったかと言うと、今回の曲のタイトルはいつものように曲を書いてから後付けで決めている。そしてそのタイトルから連想する物語を書き始めたので
「曲→タイトル→物語」
という順序になっている。曲と物語の関係性があまりない。

そういえば、と思い出したのが以前のアルバム【流転】の中に収録した『Orion』という楽曲であるが、この曲に関して書いた小説はネットに公開した。

こちらである。

Orion(小説)

これはそこそこ楽曲と物語に関連性がある。多分狙ったわけではないのだけれど。

今回はそうなっていない。あまり関連性はない。

なので「え?この曲なのにこの物語?」と思われるかもしれないのだが、もう引き返せない、書き始めちゃったもん、それに時間がねえんだもん。

あと数日しかないので、書き始めてしまったこの物語を最後まで書き切ることが大事である。

しかし相変わらず何をやっているんだ私は。アホなのかな。

今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Brigas Nunca Mais』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月21日 (木)

またしても余計なことを思いつく

昨日調律を入れてピアノの状態が一気に回復したので、今日はずっと録音の日。

絶対に今日中に録りたかったのは今度配信するオリジナル曲。今日何とか録り切る為に昨日一昨日とじっくり練習してはいたのだけれど、これがまー全然弾けなかった。しょーもない凡ミスを重ねてしまうのでその度にリテイク。結局「この辺で勘弁しといたろか」というテイクを録れたのはやり始めてから4時間ちょっと過ぎたあたり。4時間ひたすら一つの曲を録音していると気が狂いそうになるが、それでもなんとかなったのでホッとしている。

そこからはもう一曲録音。これはYouTube用。

実は半年前からずっと練習してきた曲があって、全然弾けなかったのだけどやっと形になってきて「今度調律入れた時に録音しよう」と思っていた。もちろんその曲も簡単にはOKテイクは出ずに、約3時間強。

ということで今日は丸一日かけてもそんなにたくさんは録れなかったのだけれど、一番しんどいところをクリアできたので結構満足感はある。良かった、ここまで終わって。


ところで前述の近日配信する予定のオリジナル曲についてなのだが、めんどくさいことを思いついてしまった。

その曲から着想を得た短編小説を書こうかななどと思いついてしまったのだ。

「何をおかしなことを言っているのだ?」と思われる方もいるだろうが、これは過去にも同じことをやっている。2年前に発表したソロピアノアルバム【流転】にはそこそこの分厚さのライナーノーツがオマケとしてついており、そこには曲にまつわるエッセイや曲から着想を得た短編小説が散りばめられているのだ。

書くのにものすごい時間がかかったことを覚えている。小さいワープロを持って朝から近所の図書館に行ってひたすら原稿を書いていた。確か全部で4万字か5万字あったんじゃないだろうか。自分でも思うのだが、正気の沙汰ではない。

CDを買ってくださった方に無料で差し上げているのだけれど、「なんだこれは?」とポカンとされる方も多いが、概ねこの試みは好評で、なおかつ私もこういうアホな試みをするのは決して嫌いではない。

配信予定日(多分12月25日か26日あたり)からスケジュールを逆算して考えるとかなりタイトなスケジュールになる。そして小説を書くにしても全然プロットを思いついていない。どうすんだ、いけんのか。

ということで今日は全ての業務を終了した今現在より路上を徘徊しながら飲酒をしつつ、そのプロットを考えてきます。大体こういうのは散歩している時なんだよ。


今日の演奏動画。

Victor Youngの作曲した『Street Of Dreams』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月20日 (水)

寝落ちして起きたら仕事

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ピアノの調律が終わって家のピアノが絶好調になって嬉しくなってそれを弾いていたら激しい眠気に襲われて寝落ちして起きたらもう歌声酒場の始まる時間。

なので今日のブログはここまで。

今日の演奏動画。

Elmo Hopeの作曲した『Happy Hour』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月19日 (火)

ジャケ写撮影に

普段からロクに働いてもいないので暇かと思いきや、毎日遊び倒しているのでそれなりに忙しい。と言っても私の遊びはピアノを練習したり柔道の稽古をしたり本を読んだりたまに釣りに行ったりという程度なのだけれど。

目下は近日中に迫った新曲のレコーディングという遊びに向けての準備で忙しい。

曲を書いたは良いもののまだちゃんと弾けないので今日の午前中からはその練習に忙殺された。まだちゃんと弾けない。自分で書いた曲なのに。

夕方からはアートワーク制作の為に外出。いわゆる「ジャケ写」である。以前アルバムを作った時にはきちんとした専門の方に依頼してやってもらったのだが、シングル曲でしかも配信のみという時には自分でやるようにしている。今日はその撮影に。

リリースまでにあれこれと間に合うのかどうか不安しかないが、とにかく出来ることを一つずつ。

無事にリリースされたら是非聴いてください。

そうそう、明日は演奏の仕事。

第三水曜日なので小岩BACK IN TIMEでジャムセッション「歌声酒場」です。ベースの上條貴史さんとお待ちしています。19:30〜。

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今日の演奏動画。

Kenny ClarkeとGerald Wigginsの作曲した『Sonar』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月18日 (月)

折れてはいなかった

今朝起きたら右手に違和感があった。

昨日から何となく「痛いなー」とは思っていたのだけれど、気のせいだろと思って放置していたのだが、朝起きた時にはなかなかに見過ごせない状況になっていた。

よく見たら手がだいぶ腫れて変色しており、腫れて大きくなっている分、右手と左手の大きさに差があった。

こんな感じ。

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「うわー、これはヤバいぞ」と思って少々焦った。

右手の小指を動かすと痛かったからこれはひょっとしたら突き指のちょっと激しいやつか、最悪のケースでは折れている可能性も少しあるのかなと思った。

明日以降に演奏の仕事やレコーディングの予定などが入っていたのにこれは非常にマズい、と思って焦ったし、そしてだんだん落ち込んできた。

今日はピアノトリオのリハーサルがあったので昼過ぎにスタジオに行く予定だった。そのリハーサルもきちんと出来るか不安だったが、せっかくドラムとベースの若い二人が時間を空けてくれたのだからこれは何とかして気合いで弾きにいかなくてはと思ってスタジオに行った。

リハーサルは指の痛みを何とか我慢しながら乗り切った。

それが終わったらすぐにかかりつけの「すぎむら接骨院」に行った。怪我をするとすぐにここに行く。

色々な方向に押したり引いたりしながら反応を見ていただいたのだが、「間違いなく折れてはいないし腱の損傷もあまり見られない。ひょっとしたら打撲の可能性が高い。腫れているのは昨日怪我をした直後に酒を飲んだからかもしれないし、まずはこの腫れを引かせるためにしっかりと冷やすのが急務」という見立てをしていただいた。

そのあとにテーピングの仕方を教えていただいて、お手本としてテーピングをしてもらった。こんな感じになった。

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細いテーピングで小指の動きを制限している。太いテーピングは細いテーピングの先っぽが剥がれないようにするためのものであり実際に利いているのは細いテーピングの部分。

これでしばらく様子を見るしかない。

レコーディング出来るかなあ。そして今週の水曜と日曜の演奏の仕事、ちゃんとピアノ弾けるかなあ。

とにかく冷やしまくって乗り切ろう。

今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Estrada Do Sol』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月17日 (日)

深夜のコインランドリー

現在午前1時24分。

こういう所にいる。

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コインランドリーである。

洗濯した柔道着を乾かしている。

数時間先ほどまでの昨日が稽古で、日付が変わった今日が昼から試合。

柔道着を一着しか持っていないので、試合前日だし稽古は軽く汗を流す程度に留めておいて、柔道着は洗濯せずに家の空気乾燥機の下にでも一晩吊るして明日の試合に臨むか、という目論見だったのだが、いざ稽古をしてしまうと普通に思い切りやってしまって汗だくになってしまった。

これではいけない。

汗だくになった柔道着は洗濯せずに空気乾燥機の下に吊るしておけば明日までには乾くかも知れないが、私のような汚い中年の汗が染み付いた柔道着は洗っていない状態では非常にヤバい。先々月の試合の時にはやはり洗濯せずに空気乾燥機の下で乾かしただけで翌日の試合に臨んだのだが、着ている当人である私が「あれ…ちょっと道着が臭いな…」と気になるレベルであったので、きっと他の人にも迷惑をかけていたはずだ。

そういう経験を踏まえて今日は「干すだけにしとこうと思ったけどきちんと洗濯してからコインランドリーで乾かしちゃお」と思って、深夜なのだが私は今コインランドリーにいる。家で洗濯した柔道着を乾かしにきたのだ。こんな深夜に。

で、30分ほどやることもないのでこうしてスマホからブログを書いている。

ふと思ったのだが、私はこういう「深夜の密室」みたいな状況が好きだ。

私はちょこちょこ短い小説を書いたりする癖があるのだが、これまでに書いた小説で
・電車の車両で二人きり
とか
・観覧車で二人きり

みたいなシチュエーションで小説を書いたことがある。

私は「密室に知らない者同士が二人きりでいる」というシチュエーションが小説の舞台として好きなのだ。

「深夜のコインランドリー」というシチュエーションで何か小説の題材になるような事件が起きるかなと思いながら30分いたのだが、当然のことながら何も起きなかった。もちろん誰も来なかった。人生にはそんなに簡単に事件は起きない。

そんなことを考えていたらコインランドリーがピーピーいって乾燥が終わった。柔道着の上着は首回りの部分が半乾きだったけれど、これは家で干したら明日までに乾く。

さて明日は江戸川区社会人柔道大会。

1日忙しいので日課のブログ更新はこうして深夜に。

たった一試合だけれど、相手と仲間に感謝しながら一生懸命戦ってきます。

今日の演奏動画。

Herbie Hancockの作曲した『Watermelon Man』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月16日 (土)

第一関門突破

曲が、書けた。

昨日のブログで書いていたように、新曲を書いてレコーディングしてから配信にてリリースすることを決めた。

〆切りが今月の25日なのだが、そこまでのスケジュールから逆算して考えた場合には今日中に曲を書き上げるところまではやってしまわないとまずかった。

もしも今日中に曲が書き上がらなかった場合には、今日の夜は柔道の稽古の日なのだがその稽古を欠席して何とか書かなくてはと思っていたので必死だった。

朝からずっと仕事部屋にカンヅメになりつつ、途中でレッスンなどしつつ、何とかどうにかこうにか夕方17時過ぎに書き上がった。きっちり始めから終わりまで。

あとは
・書き上がった曲を練習しながら
・直したいところは逐一直して
・ピアノの調律をしてもらって
・録音して
・ミックスならびにマスタリングという行程を経て
(↑ここまでで音源完成)
・ジャケットを作って文字情報などを整理して
・配信サイトに手続きをして
・配信サイトが審査をして
・それが全て通れば配信開始

という流れだ。

一曲を配信として世に発表するのには大体これくらいの手間がかかる。ちなみに現物のCDを作るのはこの5倍ぐらいの手間がかかるし、初期投資の費用も全然違う。大きなレーベルに所属しているアーティストなどは話が全然違うだろうが、無所属フリーランスのミュージシャンは大体こんなものだ。

とりあえずは第一関門突破。

明日は何もしない。明日は柔道の試合だからだ。

ということで今日は試合前日の最後の調整稽古。無理しすぎないように頑張ってきます。

そして明日の柔道の試合も、戦ってくれる相手や日々ご指導いただき稽古を共にしてくれる仲間に感謝しつつ精一杯やってきます。


今日の演奏動画。

João Donatoの作曲した『Minha Saudade』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月15日 (金)

「できるかな」じゃねえんだよ、「やる」んだよ

先に宣言してしまおうと思うのだが、再来週の月曜日、12月25日までにオリジナルの曲を一曲配信にて発表する。

宣言したらやらなくてはならない。やる。やります。

これまでのソロピアノのアルバム二枚は配信でいつでも聴けるようにしてある。これは手続きにちょっと費用(年間いくらの)がかかる。

この配信で利用しているサイトが「TuneCore」というサイトなのだが、このサイトが年に二回ぐらい「シングル曲ならば一曲だけ一年間無料で配信してあげるよ」というキャンペーンをやってくれることがある。無料になる金額は2000円にも満たないのだけれど、私はなるべく毎回このキャンペーンを利用することにしている。

なぜかと言えば、こういうことでもないときちんとオリジナル曲を書いてレコーディングなんてしないからだ。

曲を書くのもそんなに簡単に書けるわけでもないし、レコーディングするとなれば自宅のピアノに調律を入れなくてはならない。放っておくと先延ばし先延ばしにしてしまうこれらの事項を、このキャンペーンがあると半ば強制的にやらなくてはならなくなるので、このキャンペーンは極力利用するようにしている。

これまでに三曲のシングル曲をこの機会にリリースした。
・Night Station In The Rain (現在は配信停止)
Twilight Stroll
Petrichor

一番上の曲は一年間の無料配信期間が終わってしまったので配信停止としたが、下の二曲は今でも各種配信サイトで聴ける。どっちも良い曲なので是非聴いてほしい(積極的に自分で自分を褒めていくスタイル)。

過去に出した二枚のソロピアノアルバムに関しては自分で一年間の配信費用を払っているのでこちらも聴ける。良いアルバムなので聴きまくってほしい。
Self Expression
流転

なお、CDアルバムの現物も刷りまくってしまったのでまだまだ家に現物があるのでほしい人は買いまくってほしい。握手券とか入ってないけど、一人10枚ぐらい買ってもらっても一向にかまわない。

嘘です。一枚で良いから買ってください。良いアルバムなので。この「良いアルバムだ」というとこに関しては異論は一切認めません。


閑話休題。で、このシングルリリース一年間無料キャンペーンが今月の12月25日を締め切りにして行われているので、ここに向けて一曲書いてレコーディングしてリリースすることにした。

昨日、普段からお世話になっている調律師の青木さんに連絡を入れて調律の段取りは済んだ。

さて、曲である。

書かなきゃいけない。

でも書けない。

書かなきゃ始まらない。

書け書け書け。

ということで今日はずっと作曲をやっていたのだが、ちょっと書いてはボツ、ちょっと書いてはボツの繰り返し。いつもこうなんだよなあ、作曲って。

でも少しは書けた。明日も引き続きこの作曲作業。

「書けるかな?」じゃねえんだよ、「書く」んだよ。

私の中のノッポさんがそう言った。

そう、「できるかな?」じゃねえんだよ、「やる」んだよ。

新曲期待していてください。必ず良い曲書いて発表します。


今日の演奏動画。

Ben Oaklandの作曲した『I'll Take Romance』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月14日 (木)

お引越し

毎日練習後には飲酒をしつつ散歩をするのだが、昨日の散歩にはいつもとは違う目的が一つあった。

午前中の柔道のトレーニングの際によく公園に行って木に自転車の古チューブを巻き付けて打ち込みをするのだが、その際にもう一つ、懸垂をトレーニングとして取り入れたかった。

私がやりたかったのは通常の懸垂とは少し異なっていて、鉄棒に柔道着をかぶせてその柔道着を握って懸垂をする「柔道着懸垂」だった。これによって、そもそも懸垂によって鍛えられる背筋による引っ張る力プラス柔道着を握る力が同時に鍛えられる。

この柔道着懸垂が出来る公園はどこか家の近くにないかなあと思っていたのだ。

普段打ち込みで使う公園には手ごろな木はあるのだが、懸垂に適した高さの鉄棒が無かったのでどこかそこに代わる公園を見つけたくて、昨夜の練習後の飲酒散歩ではそういった公園を探しながら夜の街を徘徊していた。飲酒しながら。

歩いている時に良い感じの公園にはいくつも遭遇するのだが、どこもいかんせん鉄棒が無かった。あったとしても低い鉄棒で懸垂には向かない鉄棒だった。

それが小一時間飲酒散歩を進めて手に持った酒も二本目に突入しかけた時に、その公園を見つけた。

懸垂が出来る鉄棒を完備した公園があったのだ。

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バッチリだ。これなら懸垂が出来る。試しに数回懸垂をしてみたが、いい塩梅だった。高い方の鉄棒ではなくて一段低い方の鉄棒で十分だった。

この公園は以前にも通りかかったことがあってその存在は認識していたのだが、鉄棒があるかどうかまでは認識していなかった。人間は物事を見ているようで見ていない、自分が興味のあることにしか気付かない、ということをここでも再確認させられた。

横を見ると、打ち込みに適した木もあった。

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なんだよここは「柔道公園」かよ、と思った。


ということで本日の朝、家での筋トレを終えたあとに自転車に乗って昨夜の「柔道公園」に行って打ち込みと柔道着懸垂をやってきた。

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やってみた感想。
・柔道着懸垂は今のところ連続で5回が限界。それ以上は上がらない。
・なので木への打ち込みを50本やってから懸垂を5回というのを1セットとして考える。
・今日は6セット。合計で打ち込み300回+懸垂30回。
・まだ少し余力はあったけれど、とりあえず今日は様子見。
・懸垂は連続して10回出来るようになるのを当面の目標としたい。
・公園自体が非常に広いのでそんなに目立たずに出来るかなと思ったのだが、ヘンテコなことをやっているので目立つことは目立つ。
・午前9時前だと太陽の位置がちょうど建物に隠れる位置にあって練習場所は日陰になるので、今の季節はちょっと寒いけれど夏場には涼しそう。
・鉄棒に引っ掛けた柔道着の首のところがどうしても鉄棒の鉄で汚れる。懸垂用に安い柔道着の購入を検討するのもアリかも。

というところである。

とりあえず今日は「お引越し」初日。

明日も出来ればこの公園に行って打ち込みと懸垂をしたいと思っている。

今日の演奏動画。

Matt Dennisの作曲した『The Night We Call It A Day』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月13日 (水)

すごい時代を生きているのかもしれない

週末には寒気が戻ってくると天気予報で言っていたのだけれど、今日は十分に暖かい。12月なのに。

子供の頃や、何だったら20数年前の二十歳ぐらいの頃のことを思い出しても12月はもっともっと寒かったと思う。

二十歳ぐらいの頃には私は京都に住んでいたので、その頃の京都は本当に寒かった。大学の友達で北海道の旭川から京都にやって来ていたツネキは「京都の方が旭川よりも寒い。間違いない」と言っていたし、私も冬の京都といえばものすごく寒いイメージがあるのだが、今京都に行くと全然寒くない。

確実に温暖化は進行しているのを肌身で感じる。

趣味の魚釣りに関してもそうで、昔は東京湾でタチウオはあまり釣れなかった。それはもっと暖かい海域に住んでいる魚だったからだ。それが温暖化によって海水温度の上昇により、南方にいたタチウオが東京湾でも住めるようになってきたので今ではタチウオは東京湾の魚釣りの人気魚種だ。私もタチウオ釣りは大好きだけれども。

ひょっとして今私たちはものすごい変動の時期を過ごしているんじゃないかなと思うことがある。

地球が出来てから約46億年らしい。その中で私たちが過ごしているこの100年は地球規模で見れば4600万分の1という瞬き一つのような瞬間なのに、その100年の間にものすごく地球は温暖化した。もちろんこれまでにも地球の大きな気候変動はあったのだろうけれど、その大きな気候変動の一つの真っただ中を私たちは生きているような気がする。

そして何よりすごいことなのだけれど、我々人間は地球を破壊しうる力、そう、原子力も手に入れてしまった。

原子力の是非に関しては私は私なりに思うところもあるのだが、長くなるので今日は割愛する。

科学の発達により我々人間が原子力を手に入れてしまったというのは地球の歴史の中でもものすごく重要なターニングポイントだと思う。

少なくとも私たち以前の人間は「地球を破壊しうる力」は持っていなかった。物理的かつ直接的に破壊しうる力、だ。それを私たちは持っている。

地球の立場から考えてみれば、それまで自分たちの地に暮らす生命たちは自分を破壊しうる力を持っていなかったのに、今は「人間」という連中がその力を持っているということなのだから、そりゃあ大変だよなあと思う。

これからどうなるんだろう、と今日みたいな小春日和の日に自転車を漕ぎながら考えた。


今日の演奏動画。

Michel Petruccianiの作曲した『Beautiful But Why ?』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2023年12月12日 (火)

テーピング巻き放題

数日前からちょっと両脚が痛い。

左足は膝。右足は足の甲。あとどちらも過去に怪我した足首。

過去の怪我に関してはまだしっかり治りきってないんだろうなということでそんなに気にしてないのだけれど、膝と足の甲に関しては怪我をしたような記憶はあんまりないので、どうしたものかなあと思っている。とりあえずは「気のせい」ということにして放っておく。

今週末の日曜日には柔道の試合があるのでその時に騙し騙しやれればそれでいいや。

そういえば、と思い出したのが四十肩だ。去年の11月ぐらいに発症してからもう一年以上経つのだけれど、実はまだ完全には治っていない。右肩はほぼ完治したと思っているのだけれど、左肩がまだ少し痛い。

身体の他の部位が新規にあれこれと怪我をするので古株である四十肩の存在を忘れていたが、よく考えてみるとヤツはまだひっそりと存在していた。くっそー、いい加減どっかいけよ。

最近は柔道の稽古の時には新規の怪我を増やさないようにと思ってあちこちにテーピングをしてから稽古に臨んでいる。両手の中指薬指小指と両足首。動きが多少制限されるのはイヤなのだけれど、それで怪我をするリスクが下がるならそれでいいやと思って。なので先日働いて金が入った時に、ドラッグストアでテーピングを3000円分ぐらい大人買いしておいた。今はテーピング富豪なのでテーピング巻き放題である。

これで今週の試合も頑張りたい。

昨日のブログで「生きづらい人の力になれるように音楽が出来たらいいな」なんてことを書いたら、毎日演奏動画をアップしているYouTubeのコメント欄に「今日は苦しい日だったけどこれを聴いて明日から頑張ろうと思えた」というコメントを頂いた。一年近く前にアップした演奏動画だったのだけれど。

それは何より嬉しいことだった。

生きていれば辛いことも苦しいこともたくさんあるけれど、それでもなんとか懸命に前を向こうぜ。

前を向いて生きていこうぜ。


今日の演奏動画。

Egberto Gismontiの作曲した『Cego Aderaldo』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月11日 (月)

ロクデナシの居場所

非常に好きだった大学時代の文学部の恩師が授業中に言ったことで印象的な言葉がいくつかあるのだが、その中の一つにこんなものがある。

「例えば”戦争はいけない”ということを誰かに伝える時に、直接的に”戦争はいけない”ということを伝えるのももちろん悪くない。しかし、戦争の悲惨な光景やそこにまつわる人間の愚かさを克明に描くことで”戦争はいけない”ということを読者に伝えることも出来る。”何が書いてあるか(what)”だけではなく”いかに書いてあるか(how)”という部分が合わさることこそが文学の持つ力の本質なのだ」

今でも私にとってすごく大事にしている言葉で、こういう考え方は私の指針になっている。

原則として文学には「良いこと」は書いていないと思っている。「悪いこと」が書いてあり、「愚かな人」が出てくる。


先に挙げた恩師の言葉が示すように、戦争を批判するための文学に「戦争はいけない」なんて書いていないのだ。そんなこと言われても「知ってるわ」で終わってしまう。その代わりにそこには悲惨な光景と愚かな人間が描かれている。もちろんそれは決してそれらを礼賛するようなものではない。私たちの中にある根源的な愚かさを文学を通して見つめるための表現なのだ。

そんなことを今更に考えたのは、ふと「そういえばなんでおれは昔文学に心を惹かれたんだっけな」ということを考えた時に、「そうだ、文学の中にはダメなやつがいっぱいいたからだ」と思い出したからだ。

先ほどの戦争批判の話とは少々ズレてしまうが、自分があまりにダメで他人よりも劣っていてどうしようもないなあと落ち込みそうな時に、文学書の中には私などよりも遥かにカスな愚か者がたくさんいた。愚かな登場人物たちが愚かな失敗を犯しまくり、にっちもさっちもいかなくなるような情景が本の中にはたくさんあった。

「うわー、こいつカスだなー」と思いながら読み進めていく内に、「あ、おれはまだ生きていても大丈夫っぽい」と勇気づけられた。

多分そこに自分の「居場所」があったのだと思う。

ロクデナシを描く文学は、ロクデナシの私を励まし、そして居場所を与えた。

音楽家として20年近く生きている今、私の音楽を聴いてもらいたいなと思うのは、人生がどうやっても上手いこといかなかったりそれによって傷を負っていたりするような人々だ。だから極論にはなるのだが、人生が上手くいっている人にはぶっちゃけ聴いてもらわなくても結構と思っている。私はそういう人に向けて音楽をやっていない。

何をやってもダメなカス野郎であるこの私が奏でる音楽はどこかで、傷ついたロクデナシを勇気づけるかもしれない。そういうことがあればもう他には何も求めない。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Angela』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月10日 (日)

攻略法の攻略法

昨日の柔道での稽古の時のこと。

普段からご指導いただきお世話になっている塩沢先生が、他の練習生の方に「福島攻略法」を伝授してくださった。
福島(あるいはそれに似たタイプの選手)の技を喰らわないためにはまずはどの間合いをキープすべきか、そしてもしも間合いが近くなってしまって福島が技に入ってきたらどう防ぐか、という攻略法である。

非常に理に適っていて私も教えて頂きながら「うわー、これでは技に入れないや、これはマズいなー」と逐一頷いていた。

そして話はそこから「ならばそのような防ぎ方が存在するとして、それをかいくぐって技に入るためにはどうすれば良いか」というところに発展していった。塩沢先生はそこからも非常に親切かつ理論的に「私ならばこうやってかいくぐっていく」というパターンを教えてくださった。とても貴重でありがたい学びの時間だった。

この時に思ったのが、これこそが「技を磨く」ということなのかも知れない、ということだ。そしておそらくこれは色んなことに共通する。

昨日の例でいくと、私の得意技は背負い投げという技なのだが、塩沢先生がご教示くださったのは
・背負い投げに入られづらい間合いの作り方
・もしも入られた時の防ぎ方
であり、私が今後自らの背負い投げという技を磨いていく中ではそのような攻略法があることを考慮に入れた上で「ではその攻略法をかいくぐる方法はないだろうか。あるいはその攻略法を逆手に取ることは出来ないだろうか」ということを考えていく必要がある。

つまり、自分が上手くいかないパターンをいくつも想定した上でそれを乗り越える術を考えるということが一つの技術を磨く上では重要になるということだ。

私を含めた多くの人間が「それまでの成功パターン」を追いかけて同じように成功しようとしてしまうのだが、いつも柳の下にどじょうがいないように以前の成功パターンは再び繰り返されないことの方が多い。

その時に少しの工夫や改善を加えてやることで、以前とは少し違った形で上手くいくこともあるかも知れない。

そんなことを考えさせられた。

もう一つ、昨日は道場の仲間の加藤先生に「これは完璧に入ったな」と思った背負い投げを見事に封じられた瞬間もあって、稽古後に飲んでいる時に「なんでアレ防げたんですか?」と聞いたら答えは「脱力」だった。

脱力。

全てのテーマはここに帰るのかもしれない。

脱力。

出来ねえんだよなあ。

今日の演奏動画。

Josef Myronの作曲した『You Make Me Feel So Young』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。


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2023年12月 9日 (土)

ワンマッチに向けて

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昨日のブログに書いていたように、練習後は立ち呑み屋で読書。1000円分の立ち呑みチケットを使い切るまでに約50ページ読み進めた。

大体「1000円≒50ページ」という計算だとすると、現在読んでいるドストエフスキーの『罪と罰』の上巻が残り200ページちょっとあるから、あと4回ほど立ち呑みに行くと上巻が読み終わる計算。ま、のんびり読もう。

今日はレッスン仕事があるので池袋へ。これを書いている今は池袋へ向かう電車の中から。

午前中に1時間ちょっとだけどピアノの練習をしに行った。今日は時間が少ないので、ひたすら身体を使うタイプの練習だけを。1時間ちょっとだと本当に準備運動ぐらいで終わってしまうのだけれど、やらないよりは全然マシだと自分に言い聞かせて。

電車に乗る前にスマホを見たらメールが一通来ていて、来週の柔道の試合の組み合わせのお知らせが来ていた。

わくわくしながらメールを開いたのだが、少々残念なことが判明。私の出場する弐段の部は出場選手が私を含めて二人しかいなかったので、そのもう一人の選手との一試合のみ、完全なるワンマッチだった。

・段外の部
・初段の部
・弐段の部
・参段の部
・女子の部
と開かれて、段外・初段・参段はそれなりに出場選手もいて賑わっているのだが私の出場する弐段の部は二人のみ。女子の部も三人のみだったが、それでも三試合は組めるので一人二試合ずつは出来る。「勝っても負けても良いから二試合はやらせてもらいたいなあ」と思っていたのでちょっと拍子抜けした。

それでももう一人の弐段の部に出場を決めてくださった選手に感謝しながら精一杯一試合だけ戦ってこようと思っている。

私の当面の目標は参段に昇段することなのだが、そのためには試合に出場して点数を貯めなくてはならない。私はまだ点数が足りていない(若い頃に弐段昇段後に出場した試合などはあまりに昔過ぎるので多分ノーカウントだ)。その点数を貯めた上で私の通う道場の師範代が「受けても良いよ」と許可をくださったら初めて参段を受験できる。まだまだ許可を頂くレベルにないことは承知の上なのだが、まずはその許可を頂けるかどうかのラインの上に立つ為にも点数を貯めなくてはならない。

今回は頭シュンシュンに沸かずに試合が出来ると良いな。

今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Este Seu Olhar』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 8日 (金)

財布の中のチケット

昨日の練習を終えてから帰りがけに財布の中を見たら4000円入っていた。

昨日も無職だったが今日も無職なので日銭が入ってこないことを考慮したのだが、それでも4000円は余裕なレベルだった。

これは行っても良いでしょということで久しぶりに一人で鳥貴族へ。そう、一人貴族へ。

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読みかけのドストエフスキー『罪と罰』であるが、2~3か月読んでいるのにまだ上巻が終わらない。

小説を読むのは移動中の電車の中かもしくはこういった一人呑みの時に限られているので、遅々としてなかなか進まない。もう少し移動中の電車の中でも読めばいいのだが、すぐにスマホを触って遊んでしまうのも良くない。

「小説はなるべく酒を飲みながら読むべきである」ということに私は気付いてしまったのでなるべく一人呑みのタイミングも見つけなければならない。

今日はもう財布の中に2000円しか入っていないので、明日仕事に行くための交通費などを考えると練習後の一人呑みは難しいかなと思ったのだがなんと!

財布の中からこれが発見された。

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立ち飲み「くら」のチケット300円分である。これで一杯飲める!

ということはおかわりの酒と簡単なツマミ代を考えても1000円でカタがつくのでこれは今日も帰りに一人吞み読書会に行ける。よしよし。

明日からはしばらく仕事があるからお金も入って来るし。

ということで立ち飲みに行く前に最後の1時間、鬼のビバップ地獄練習を頑張って立ち飲みに行きます。


今日の演奏動画。

Egberto Gismontiの作曲した『Iluminada』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 7日 (木)

何でもかんでも一度自分で作りたい

ベースの鶴賀の産休(育休)が理由で今年の夏以来しばらく活動していなかった「福島剛トリオ」が少しずつ活動を再開できそうだということで、ドラムの市川と共に連絡を取り合ってまずは三人での練習の相談を、ということになった。

「今度の練習ではこんな曲をやろう」ということでそれぞれに譜面や音源を送り合ったりしている。こういう時に「今は便利な世の中になったなー」と痛感する。一昔前までは音源はCDRに焼いたりして手渡ししていたし、譜面も全て紙にした状態で封筒に入れて郵送したりしてたんだから。今は全部メールで済む。音源もYouTubeにあるものであればそのURLを貼り付ければ良いだけだし。本当に便利になった。

で、鶴賀が送ってくれた何曲かは譜面も全て添えてあった。ありがたい。

非常にありがたいのだが、この譜面を私は全て一度自分で書き直す。鶴賀の送ってくれた譜面と音源と照らし合わせて、もう一度最初から自分で書く。

これはもちろん鶴賀の譜面を信用していないからではない。だから私が書き直した譜面を見て鶴賀が「福島さん、おれの譜面は不満なんかな」と思う必要は1ミリもない。むしろとても助かっている。ただし自分で書き直す。

私はこういう風にしないと気が済まない性格なのだ。そういうことを改めて思い知った。

何でもかんでも一度自分で作ってみたいのだ。

音楽においてはその性格と傾向が一番顕著に出るが、もう一つ、魚釣りの時にも私のこの性格が顔を覗かせる。

魚釣りに使う仕掛けを、私は常に自作する。大体どんな仕掛けでも作れる。自作した方が安いというのもあるが、一番は「どういう仕組みになっているのかを一度自分で確認したい」ということが大きい。そういう理由で私は魚釣りに行く時にはいつも数日前から自宅でチマチマと仕掛けを自作する。

自作していく中で「これは作る時間を考えると市販品を買った方が良い」と思うものと「これは絶対に自作した方が良い」というものがあることに気付く。

具体的に言うとアジ釣り用の仕掛けは市販品を買った方が良いが、マゴチ釣り用の仕掛けは自作した方が良い。
アジ釣り用の仕掛けは糸を結ぶ箇所が非常に多いので作るのに時間がかかるのだが、市販品を買ってしまえば2セット200円ぐらいで買える。面倒くさい時はアジ釣り用の仕掛けは自作せずに買ってしまう。
それに対してマゴチ用の仕掛けなどは糸を結ぶ箇所はサルカン部分と針の部分の二か所だけだ。ものの5分ぐらいで一つ作れてしまう。なのに市販品を買ったら2セットで600円ぐらいする。これは絶対に自作した方がお得だ。私のマゴチ釣り用の仕掛けはいつもなかなかに美しい出来栄えである。

こういうことに気付くのも、一度自分で作ったからこそである。


音楽に関しては、自作のメリットはこの比ではない。ものすごくメリットがある。

どんな曲を演奏する時にも必ず複数の音源を聴きながら自分で譜面を作成するのだが、この譜面を作成する段階でメロディが頭に入り、そして曲の分析もある程度までは終了する。一枚の譜面を書くのにそれなりの時間はかかるのだが、それが書き上がった時にはかなりの情報が既に頭の中に入った状態になっているのだ。

なので人から渡された譜面をそのまま使うということはほとんどない。仕事の性質によっては人から渡された譜面をそのまま使うこともあるけれど、「自分の音楽」として演奏したい場合にはまずありえない。必ず自分で書き直す。

鶴賀が送ってくれた丁寧に書かれた譜面を自分で書き直しながらそんなことを考えた。

うん、送ってくれた譜面に不満があるわけじゃないんだよ。

一度自分で作りたい病なんだよ。


今日の演奏動画。

Johnny Mandelの作曲した『Close Enough For Love』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 6日 (水)

初めて目黒へ

電車に乗って目黒に向かっている。多分初めて行く街だ、目黒。

ことの発端は今朝まで遡る。

いつものように自宅でのトレーニングを終えて実家の仕事場へ向かった。

今日は昼過ぎからベースの野々口さんと月イチの基礎練習会があったので、その前に自分の練習を少し終わらせとこうと思っていた。

1時間ほど練習をしたあたりで野々口さんから電話があった。

「ギックリ腰の一歩手前のやつをやってしまった。悪いんだけど今日の基礎練習会はお休みさせて」とのことだった。

もちろん大丈夫です、くれぐれもお大事にしてください!と答えて電話を切ったが、そのすぐ後に思い出して野々口さんにメール。そうだ、こういう時こそ「すぎむら接骨院」を紹介しなくては!と思ったのだ。

柔道の道場の仲間である杉村夫妻がやっている「すぎむら接骨院」は我々貧乏ミュージシャンにも優しい診察料であるにも関わらず、非常に丁寧に施術してくれる。ギックリ腰みたいな症状はお手のものだ。

「時間があるならすぎむら接骨院に行って下さい!午後の診療は15:00からです!」と伝えた。

野々口さんは多分すぎむら接骨院に行ってくれた。少しでも腰の具合が良くなっていると良いのだけれど。

そのやり取りの最中に野々口さんから「今日目黒でセッションホストなんだけど、もし暇だったら手伝いに来てくれない?」と言われた。私が何の力になれるか全然わからないのだが、返す刀で「行きます」と答えた。

現実問題としては「重いものを持つ」ぐらいしか力になれそうにないのだが、それでも普段からお世話になっている人に少しでも恩返しをするチャンスがやってきたので、私は生まれて初めて目黒という街に向かっている。

目黒って、駅前でサンマ焼いてたりするのかな。

しねえだろうな。

とりあえず重いものを持ったりしてきます。


今日の演奏動画。

Márcio Montarroyosの作曲した『Carioca』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 5日 (火)

何にもなれないかも知れない

多くの人間は物事に優先順位をつけながら生きている、多分。

何もかもが大切だという気持ちはわからなくはないけれど、それら全てに「きちんと」向き合えるほど我々の時間は無限ではない。

限られた時間の中で自分の大切なものに優先順位をつけて、何とかそこは死守するというスタイルで生きている人はそんなに少なくない。

何よりも家族を大切にする人もいるだろうし、何よりも仕事を大切にする人もいる。

生活をするということ自体に重きを置いている人もいると思う。

人それぞれに大切なものがあるのは素敵なことだし、その大切なものがそれぞれ違っていて当然良い。

そういうことを考えた時に、私はとんでもないロクデナシだということに気付く。

家族はあまり大切にしていないし碌に働いてもいないし、生活がそもそもきちんとしていない。

ただ「芸事」の修行だけをずーっとやっている。

よく人から「何を目指してるの?」とか「どうなりたいの?」みたいに聞かれるが、正直なところを言えば私自身にもわからない。何にもなれないような気もする。

だからぼんやりとではあるけれど、死ぬ直前に「ここまでの修行は全て不毛だった!おれは何にもなれなかった!」と思うんじゃないかなという不安もある。

それでも毎日練習するんだから、多分もうとっくの昔に頭がおかしくなっているんだろうなと思っている。


今日の演奏動画。

Frederick Loeweの作曲した『I've Grown Accustomed To Your Face』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 4日 (月)

練習強化週間に突入

今日からまたしばらく無職期間が続くのだけれど、この期間にやっておきたい練習が結構たくさんある。

仕事(ライブ)はそんなに無いのに練習が忙しいというのは良いことなのか悪いことなのかわからないのだけれど、何回か前にも書いたように練習は
・金がかからない
・ちょっとは上手くなる(ならない時もある)
・そこそこ楽しい(辛い時もある)
というようにそれなりにメリットがたくさんあるので、仕事がなくて金がなければ練習をしていれば良いのである。

ということでしばらくは練習強化週間に入る。

今朝は早くも遅くもない普通の時間に起きていつものように朝ドラ視聴と自宅での筋トレを終わらせた。普段ならばここから階段ダッシュもしくは公園打ち込みに行きたいところなのだが、今日はここまでとしておいた。この期間は何よりも午前中に仕事部屋へ行くことを最優先としたい。

結局午前11時前には仕事部屋へ到着。さてそこから練習開始、と思って始めたのだが。

やってきやがったよ、睡魔。

なんと開始から一時間も経たずにやってきやがったよ。

ピアノを弾きながら睡魔で意識が朦朧としてきたら必ず少し寝ることにしているのだけれど、開始から一時間弱でその時間がやってくるとは。

んで寝て、起きたら13時。一時間以上寝てしまった。

気を取り直してそこからは練習。

結局今日の課題が難しくてそこで苦戦してしまったので、今日の課題以外にやろうと思っていた練習には手を付けられず。まいったなあ。現在21時ちょっと前。こうやってブログ書いて今日は終了。

なので今日は100点満点中65点ぐらいの日。まあいいでしょ。明日また頑張ろう。


今日の演奏動画。

Caetano Velosoの作曲した『Menino Do Rio』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 3日 (日)

おれたちの代表でありおれたちの頂点

柔道のグランドスラム東京二日目がやっている。

今日はピアノの練習もしなくてはいけないし少し仕事もあるので、テレビ放送を録画をしておいて後からゆっくり見るつもり。とりあえずの試合結果の速報だけはスマホで逐一チェック。悲喜こもごもの途中経過だけれど勝負事なのでそれは仕方ない。

今日は男女ともに軽量級と重量級の試合が行われている。

スポーツにナショナリズムを持ち込むことはあまり好きではないし、どんなスポーツにおいても何が何でも日本を応援するし日本に勝ってほしいというのは全然ない。

なのだが、柔道の軽量級だけはどうしても日本の選手を応援してしまう。

おこがましいことを承知で言えば、柔道の軽量級の日本代表選手に関しては「おれたちの代表でありおれたちの頂点」という気持ちがどこかにあるからだ。

私など若い頃から全く優れた柔道選手ではなかったし、今でも全く大したことはない。けれど、私も底辺としてではあるけれど柔道の軽量級で戦ってきたし今も再び戦っている。その階級の頂点に君臨している選手に対して「おれたちの代表でありおれたちの頂点」という感情を抱いてしまうのはそこまで不自然なことではないと思っている。

なのでひときわ強い感情を持って軽量級の代表選手たちを応援している。

結果はスマホで見れば良いのであまり気にしていない。重要なのは試合内容だ。その内容をじっくりと明日以降見ておれたちの頂点に立つ者たちの匠の技を勉強させてもらおうと思っている。

私自身は昨日も柔道の稽古に行ってきたのだけれど、やっぱり柔道がものすごく楽しい。20年以上のブランクを経て40代半ばで再開した柔道のことを、私はひょっとしたら若い頃よりも深く愛しているのかもしれない。


今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Vivo Sonhando』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 2日 (土)

難しいのはわかるんだけど

朝から昼過ぎまでもりもりとレッスンをしてから、細かな仕事をいくつかやっていたら16時になってしまった。

今日は16時から柔道のグランドスラム東京のテレビ中継があったのでそこからはテレビにかじりついてしまった。

みな熱戦を繰り広げていて観ていてとても面白かったのだが、90kg級で優勝した村尾三四郎選手の準決勝だけが理解に苦しんだ。村尾選手は延長のゴールデンスコアで勝利を収めたのだが、相手の反則による指導三つの反則勝ちだった。

私から見ていたら、村尾選手が何度も技ありと同等の投げ技を決めていたように見えたのだが、それらは全てノーポイントだった。

柔道の審判は非常に難しいというのはわかる。常に微妙な場面の連続だ。しかしそれにしても「うーん」となってしまいすぎた。

明日はグランドスラム東京の二日目。明日も熱戦を期待したい。


今日の演奏動画。

Pat Scottの作曲した『Seems To Me』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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2023年12月 1日 (金)

謙虚と慢心と天才とストロングとバカ

この間ふと考えたこと。

自分よりも実力が上の人なんてゴマンといる。

私よりもピアノが上手い人なんてゴマンといるし、私よりも柔道が強い人は更にゴマンといる。

どうしてもそういう「自分よりも実力が上の人」と自分を比べてしまうから、そうすると「おれはピアノがヘタだな」とか「おれは柔道がクソ弱いな」という風に考えてしまう。

だからこそもっと上手くなりたい、もっと強くなりたいと思って毎日努力をする。こういう「自分はまだまだだ」という認識はそういう意味では決して悪くはない。

ただ、程よくそういう認識を持っている分には良いのだが、それが行き過ぎた卑下や自嘲になってしまうのはどうなのだろう。精神的にはあまり健全ではないのではないかなと思ったのだ。

結論から言えば、私はそこまでピアノがヘタクソではないし、そこまで柔道がクソ弱くもない。

おそらく全柔道家の中ではトップクラスにピアノが上手いし、全ピアニストの中ではトップクラスに柔道が強い。「そこで比べるのはどうなんだ」という気もするが、多分これはそんなに間違っていない事実だ。

「自分なんてまだまだです」と言う美徳が、特に私たち日本人の中にはある。慢心は全ての成長の妨げになるし、常に謙虚でいるべきだということには全面的に賛同するが、それが行き過ぎた時には逆に成長を阻害することもあるのかなと思ったのだ。

今の自分にはどういう強みがあってどういう弱点があるのかということを正確に見極めることこそが大事であるはずなのに、必要以上に「自分なんてまだまだ」と思い過ぎてしまうのは良くないのかも知れない。

最初にも言ったように私は割と「くっそー、おれはクソみたいに劣った人間だなー」と思ってしまいがちなので、こういうことに気をつけなくちゃいけないのではないかなということを、先日ふとしたタイミングで考えた。

努力の継続を阻害するような、あるいは他人を下に見て優越感にひたるようなレベルでなければ、多少の慢心もアリなのかもしれない。

”おれたちのバイブル”でお馴染みの小林まこと先生の『柔道部物語』にあった「おれって天才だあああ」と「おれってストロングだぜえええ」をもう一度胸に刻もう。

ちなみに「おれって天才だあああ」と「おれってストロングだぜえええ」は言い過ぎるとマジで慢心してしまうので、そのあとに「おれってバカだああああ」も言わなくてはならない。

さすが”おれたちのバイブル”。


今日の演奏動画。

Chick Coreaの作曲した『You're Everything』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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演奏スケジュール(2023年12月1日更新)

2023年


12月17日(日)江戸川区スポーツセンター柔道場
https://www.edogawa-spocen.com/
江戸川区社会人柔道大会
※柔道の試合です

12月20 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:30~start  music charge: 2000円


12月24日(日) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:3000円
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2024年


1月12 日(金)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
vocal:佐々木美智代 sax:日野林晋 piano:福島剛
19:30~start  music charge: 3000円

1月17 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:野々口毅
19:30~start  music charge: 2000円


1月25日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
http://sesamo.okoshi-yasu.net/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:矢野克宏 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円


1月26日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

1月31日(水) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円

2月21 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:木田浩卓
19:30~start  music charge: 2000円

3月20 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:未定
19:30~start  music charge: 2000円

3月28日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
http://sesamo.okoshi-yasu.net/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:矢野克宏 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円


3月29日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

3月30日(土) 京都西院 さうりる
050-3749-3566
http://sahouril.com/
vocal:西池のり子 bass:矢野克宏 piano:福島剛
19:30~start music charge:2000円

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