44歳になった
44歳になった。もう立派過ぎるほど立派に「オッサン」であるし、完全に「若手」のカテゴリーには入らなくなった。
ということで、毎年誕生日近辺にはホームグラウンドの小岩BACK IN TIMEでソロピアノのライブをやらせてもらっているのだけれど、昨日もやってきた。
いい歳こいて妙に緊張しすぎてズタボロになった曲もあるけれど、そういうのはまた練習してやればいいや。
いつも色んな方面でお世話になっている小沢氏がお客さんとして来てくださって演奏の動画を撮ってくれたので明後日から少しずつ公開していこうと思っているのだけれど、前述のようにズタボロになった曲もいくつかあるので、ピックアップして数曲だけ公開する。公開はするけど後悔はしない。何言ってるんだ私は。
昨日のライブ自体は終わった後に「くぅー、疲れたー」となるぐらいに全力で出来たのでそれはそれで満足。
一つ新しい発見があって。
終演後にライブに来てくださった方が、私のソロピアノアルバム【流転】のライナーノーツがほしいと言ってくれた。
「あ、それならばCDをお買い上げくださればオマケで付けますんで」と答えると「それがCDを聴く機械を今はもう持っていないのでCDが買えない。代わりに配信サイトでいつも聴いている」と言ってくれた。
そうなのだ。これは今の音楽を取り巻く現状の一つで「CDを聴く機械を持っていない」という人は少なくないのだ。その事実を知っていたからこそCDプレイヤーを持っていない人でも聴けるように配信サイトでアルバムを配信しており、そのように聴いてもらうことに私は何の異論もない。
なので「そういうことならライナーノーツなんてタダで持っていってくだせえ」と言って差し上げた。サインしてくれと言われたのでサインしたら喜んでくださったので「おれのサインなんてなんの価値もねえんだけどな」と思ったのだが、喜んでいただけたなら嬉しい。
ということで今後も「【流転】はよく配信で聴いているのだけれどCDプレイヤーを持っていない為にCDが買えず、でもライナーノーツはほしい」という方がいたらその旨を私に伝えてほしい。タダであげるから。イヤでなければサインもするし。
ライブが終わったらBACK IN TIMEのマスター梶川夫妻に隣の店で酒を奢ってもらってしまった。一番お世話になっている方々に更に借りを作るあたり、私は44歳になっても未熟である。非常に美味い酒だった。
明けて今日、11月8日が私の誕生日だったのだが、今日はベースの野々口毅さんとの月に一回の基礎練習会の日だった。
野々口さんからは「基礎練習・鬼の特訓コース」という誕生日プレゼントをいただいた。二人でひたすら基礎練習をしまくった。
すごく上々な44歳の始まりだった。
44歳も、ずっとひたむきに毎日音楽と柔道と向き合っていければいいなと思った。
がんばります。
今日の演奏動画。
Thelonious Monkの作曲した『Rhythm-A-Ning』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。
野々口毅さんのYouTubeチャンネルはこちら。
https://youtube.com/user/nyonyo30
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