昨日の営業仕事のこと
昨日は数年ぶりの営業仕事だった。とある企業のパーティーでの演奏、というやつ。
都内某所のホテルの宴会場まで電車を乗り継いでえっちらおっちらと。
リハが終わって撮った昨日の機材。
「キーボードは弾きません」というクソ生意気な宣言をしてからもう随分と経つけれど、こうやってちゃんとギャラのあるお仕事ならば話は別。たまにはお仕事しないと諸々の支払いが滞るからね。
楽屋に置いてあった弁当がハイパー豪華だった。
すき焼きの「今半」のすき焼き弁当。当然死ぬほど美味い。
昔はこういう営業仕事で弁当が豪華だったりすると「弁当は豪華にしなくて良いからその分ギャラを数千円で良いから上げてくれ」なんてことを思っていたものだけれど、今は素直にめちゃ嬉しい。なぜならば、こういう豪華な弁当は自分では決して買うことはないので、こういう機会でもないと食べられないからだ。
一品一品に舌鼓を激しく連打しながらも「これは非日常これは非日常」と自分に言い聞かせた。普段からこんな豪勢なものが食べられるなんて勘違いしてはいけない。普段はこれまで通りに質素にいく。身の程を弁えるということは非常に大切なことだ。
演奏は楽しく終了。「どうせ売れるわけないけどとりあえず数枚だけ持ってっとくか」と思って持参した自分のソロピアノのCDが終了後に3枚も売れた。思わぬ臨時収入。超嬉しい。
現場は東陽町の某所だったのだけれど、帰りはそこから半蔵門線の住吉駅まで歩くことにした。東陽町から私の住んでいる京成小岩までは一旦東京駅か西船橋駅に行ってから乗り換えなければならないという少々面倒くさいルートだったので、それならばと思って住吉駅まで一人で歩き始めた。住吉駅からならば半蔵門線で押上まで行って、そのまま京成線に乗り換えれば京成小岩に着く。
高校生の頃にひそかに好きだった同級生の女の子が東陽町に住んでいたっけなと思い出した。昔のことを思い出すと大体ものすごく恥ずかしくなるのだが、この時もめちゃくちゃ恥ずかしくなった。恥の多い生涯を送ってきました。
歩きながら「京成小岩に着いたら鳥貴族で一杯やるか」などと考えていたのだが、そういえば京成小岩の鳥貴族は23時30分がラストオーダーだったことを思い出した。その時点で23時ぐらいだったので、これは間に合わないなあと思って住吉よりもさらに北に歩いて錦糸町まで行くことにした。錦糸町からJR総武線に乗って小岩駅に行けばいい。JR小岩駅の近くの鳥貴族は25時過ぎまで開いているのだ。
住吉から錦糸町までの風景。私の高校は錦糸町にあったのでこの辺りはよく知った景色だ。
小岩に負けず劣らず錦糸町もダメな街なので、そこらじゅうに酔っ払いが溢れていた。
道すがらで女の子に「壁ドン」をしている男を初めて見た。笑いそうになってしまったが、あんまり凝視せずに通り過ぎた。
そこから少し歩いたら錦糸町駅に到着した。
そこから小岩まではすぐ。小岩駅に到着したらすぐに鳥貴族へイン。
メガレモンサワー。お疲れさまでした。
今日の演奏動画。
Charlie Hadenの作曲した『Our Spanish Love Song』をピアノとベースの「一人合奏」で弾いてみました。
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