雑な貧乏メシ
久しぶりに「本日のレコード」。【Earl Hines 1928-38】。A面がソロピアノでB面がバンド演奏。今日はとりあえずA面を。左手が独特なんだよなあ、この人。とても良い。
加齢が原因というのは大いにあるのだろうけれど、食の好みが年々薄味になってきている。
あんまり塩辛いものやコッテリしたものを食べるとしんどくなる。
それにも関わらず、どうしても思い切りしょっぱくしたくなってしまうものがあって、それが納豆だ。
未だに納豆には醤油を結構たくさんかけてしまう。
これは原因はわかっていて、若い頃、一人暮らしをしていた学生時代の名残だ。
学生時代と今を比べると僅差で今の方が貧乏かなとも思うのだが、学生時代もそれなりに貧乏だった。
だが米だけは家にあった。よく実家から送ってもらっていたからだ。米にはそんなに困らなかった。
貧乏なのだが米だけは家にあって、おかずが買えないので、いつでも課題は「いかに少ないおかずでいかに米をたくさん食べるか」ということだった。
その際に活躍したのが納豆だった。納豆に醤油をどばどばかけて思い切りしょっぱくして、納豆1パックで大盛りの丼メシを食べるということをよくやっていた。
他にもよくやっていたのは100円でコロッケを2つほど買ってきて、そのコロッケにどばどばとウスターソースをかけてそれを丼メシに乗せて食べるというやり方だ。ウスターソース漬けになったコロッケはご飯の上で潰しながら食べる。これも貧乏メシの王道パターンだった。
さすがにコロッケにソースをどばどばかけることはしなくなってしまったが、納豆に関しては未だに結構しょっぱめにして食べてしまう。
先日朝のトレーニングから帰ってきて「よし、タンパク質を補給だ!」と納豆と卵を混ぜてからそこにどばどばと醤油をかけて、そこに丼メシを上から放り込んでかき混ぜて食べる、というめちゃくちゃザツな朝食をやっている時にその学生時代の貧乏メシを思い出した。
いい加減に40代も半ばに差し掛かってるんだからやめなさいよと自分ツッコミを入れそうになったが、たまにはこの貧乏メシも悪くない。
ちなみにご飯の量が少ないとしょっぱくて食べられないので、基本、ご飯は超大盛りだ。
食べ盛りか!
今日の演奏動画。
Donald Kahnの作曲した『Beautiful Friendship』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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