読書習慣を戻す
昨日は久しぶりに近所にある高級イタリアンバル(通称サイゼ)に行って少しだけ読書をしてきた。
今読んでいるのはポール・オースターの『Ghosts (幽霊たち)』。大学生の時に読んで以来だ。
最近よく小説を読んでいて、「そういえばおれって小説読むの好きだったよな、若い頃」ということを思い出す。
小説を読むのが好きだったから大学は文学部に行った。というか大学受験の時には文学部しか受けていない。文学が当時の私にはとても面白いことだったし、それ以上に面白いことはその当時には無かった。
日本文学科でも英文学科でもどちらでも良かった。どちらかというとその当時の私には日本文学の方が馴染みがあったのだけれど、海外の文学作品もどんどん読んでみたかったから本当にどっちでも良かった。
結局私が行ったのは京都府立大学の文学部文学科西洋文学専攻というところだった。ここは他大学のいわゆる「英文科」に比べて、文学を研究することに比重を置いてくれていたのでここを志望した。結局めちゃくちゃ不勉強だったので卒業に9年かかったけど。私は自分以外で大学卒業に9年もかかった人間を知らない。卒業する時27歳だぞ。何やってんだまったく。
ここでの在学中に海外の文学作品を結構読んだ。ポール・オースターもその時に読んだ。夢中になって読んだ記憶がある。
文学部文学科西洋文学専攻。私たちは「セイブン」と呼んでいたのだけれど、今はもうない。何年か前に「欧米言語文化学科」という名前に変わってしまった。文学なんて今日び流行らないのかな、やっぱり。
今はポール・オースターの『Ghosts』と並んでもう一つ読んでるのがあって、それがこれ。
漫画版『風の谷のナウシカ』。
これもものすごく面白いのだけれど、一つだけ難点があって、持ち運びが異常に不便だ。デカいのよ、コミックスが。
なので出先では小さな文庫本、家ではナウシカ、と読み分けている。
少しずつ自分の読書習慣が戻ってきているのが嬉しい。
今日の演奏動画。
Arthur Schwartzの作曲した『You And Night And The Music』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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