おれはまだ若い
先日魚釣りに行った時には、午前2時過ぎという「早朝」ではなく完全に「深夜」に我が家まで仲間に車で迎えに来てもらってから行った。
その後4時過ぎから12時ぐらいまで釣りをして、家に帰りついたのが15時ぐらい。そこからひたすらに魚を捌き続けて更に道具を洗ってなんてしていたら21時ぐらいになってしまった。
完全にグロッキーになってしまって酒もほぼ飲まずに気絶するように寝た。21時に寝たのに、そのままノンストップで朝の9時ぐらいまで、実に丸々12時間も寝続けてしまった。
ここ最近では一番眠かったのがその時なのだが、12時間も連続して寝続けられるとは私もまだまだ若いなと思って少し嬉しくなっていた。
今日のことなのだが、昨日早く(23時ぐらい)寝られたこともあって今日は朝6時にしっかり目が覚めた。
少しだらだらしてからからトレーニングを開始して、今日も予定通り家でのトレーニングの後は土手に階段ダッシュに行くことが出来て自分ではそれなりに満足していた。よしよし、なかなか良い一日のスタートだぞ、と。
その後朝食を摂ってから風呂に入っていつものように接骨院へ。
今日は少し待ち時間も長かったのだが、そんな時の為に現在読みかけの小説を持って来ていたから大丈夫である。今日は「先生」が「私」に”しかし君、恋は罪悪だよ”という名シーンを読みながら「きたぜ名台詞!」と少し興奮していたのだけれど、そのあたりを読んでいる時に強烈な睡魔に襲われ始めた。
あれ?どうした?めちゃくちゃ眠いぞ?と。
小説は前半の佳境、「先生」の過去や雑司ヶ谷の墓の秘密などに迫るシーンで、ドキドキワクワクが止まらない名場面であったからページをめくりたいのに、どんどん意識が遠のいていく。
おかしいな、今日は睡眠時間もたっぷりなんだけどな。
その時に気が付いたのだが、「トレーニングは疲れる」ということだった。
しっかり睡眠時間を取っていてもトレーニングは疲れる。終わってメシ食って風呂入ったら、そりゃあ眠くなる。たとえ「先生」が「K」に向かって”精神的に向上心のないものは馬鹿だ”と言う名シーンであっても眠くなる。何をどうしても眠くなるのだ。
電気治療を受けながらほとんど寝かかっている私を見て、接骨院の杉村院長が「昨日寝るの遅かったんですか?」と聞いてきたのだが、「いえ、早かったです。11時には寝ました。ひょっとしてトレーニングをしたらしんどくて眠くなるのかもしれません」と言ったら「なぜ今更そんなことに気付くのか」と呆れられてしまった。
トレーニングは疲れるので、終わると眠くなる。たとえ睡眠時間がばっちりでも。
ということは、私はやはりもうそんなに若くないのかもしれない…
こないだ釣りの後に12時間寝てしまったのも、体力が落ちているからかもしれない…
もうダメなのかもしれない…
違う!
そんなことない!まだ若い!精神的に向上心のないものは馬鹿だ!
明日もトレーニングはしたい。それから少し小説も読みたいしピアノの練習もたくさんしたい。
大丈夫。おれは若い。
今日の演奏動画。
Marcos Valleの作曲した『Summer Samba ~ So Nice ~』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
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