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2023年7月26日 (水)

旅立ちが万全だったことってこれまでに一回もないな

この文章を書いている今は青春18きっぷで東京〜京都間を移動中。何回か前から書いていたが、今日から京都ツアーなのだ。

全行程は約10時間あるので、時間はたっぷりあるからその間にこのブログ上で先日読み終えた本の分析でもガッツリやろかなとも考えていたのだけれど、どうにもそこまで集中力が高まらない。ついついダラダラしてしまう。なので今はダラダラ書いている。

朝もダラダラしてた。

無事に朝5時には起きられたのだけれど、スマホの充電を怠っていたことに気付いてスマホを充電器に繋いで充電待ちをしながらダラダラ。ダラダラしている内に「今から10時間も電車乗るのかよ。マジかよ。激しくめんどくさいぞ」などと思い始めたらなかなか動き出せなくて。

やっと家を出られたのが6時過ぎ。くっそー。

いつも最初は京成線で上野まで行ってそこから長いJRの旅が始まるのだけれど、家でダラダラしてしまったせいでこの乗り換えの間に30分待ちというタイムロスが発生してしまった。

参ったなー朝飯でも食べて時間を潰すか、と思って朝からやってる上野の蕎麦屋を調べてみたら、JR上野駅の入谷改札の先に「元長」という蕎麦屋があった。ちょっと遠いけどまあ良いかと思って行ってみたらこんな店構え。

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お、いいねえ、と期待が膨らむ。この見た目は私の好きな安いジャンク系立ち食いそばの気配がする。これは期待大!と思って店に入って券売機を見たら、たぬきそば480円だった。

あれ?ちょっと高い?と思いながらもせっかく歩いてきたんだしと思って注文。

ほどなくしてやってきたたぬきそばがこちら。

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なるほどなるほど。

私は店構えから勝手にジャンク系立ち食いそば屋だと想像していたのだけれど、ここはそうじゃなかった。「普通の蕎麦屋」だった。

なのでたぬきそば480円も納得のクオリティ。麺はちゃんとした蕎麦だし、出汁は上品だしワカメとカマボコとネギまで入ってるし。

「きちんとしたたぬきそば」が480円で食べられるのは安い。素晴らしい味だった。また行こう。

で、その後は上野駅に戻ってここから青春18きっぷ旅のスタート。まずは上野東京ラインに乗って熱海まで。

この電車の中で私はとても恥ずかしい振る舞いをしてしまったので、未だに後悔している。

電車が横浜を過ぎたあたりで車内は随分と空いてきて、私も無事に座席を確保出来た。
少し本でも読もうかなと思ってページをめくっていたのだけれど、すぐに眠くなってきてうとうとと眠りこけてしまった。

なのだが、すぐ横にいた家族連れの娘さんが数分に一回叫び声のような大声を上げるので、その度に私は目を覚ました。

眠りを邪魔されて少々不愉快だったのだが、家族連れの父親の手を見てみたらそこには伊豆の旅行本があった。
これから夏休みの家族旅行なんだろうな。それで一家みんなテンションが上がりまくっているんだ。良いじゃないか。娘さんの奇声ぐらい大目に見よう。

そう思ったはずだったのだが。

何回目かの眠りをその娘さんの奇声で起こされてしまった時に、私はついつい軽く舌打ちをしてしまった。ほとんど反射的に。

それが隣の家族にも聞こえてしまったようで、母親は娘に「ちょっと大きい声出さないで!静かにして!」と怒り始めてしまった。

ああ…私が舌打ちをしたせいで…

みんなで計画して楽しみにしていた夏休みの家族旅行。私のようなゴミカスの心無い舌打ちでその出鼻を挫かれるとは。

本当に自らを恥ずかしく感じ、「くっそー…やっちまったなー…」と思っていた。私の舌打ち以降、家族は声をひそめて話すようになってしまった。完全に私が悪者である。

申し訳なさにまみれていたたまれなくなったので、私は荷物をまとめてその車輌を離れた。

私みたいなクソが生きているせいで彼らのささやかな幸福を傷付けた。やはり私には生きている価値は微塵も無いなと再確認した。

その後悔は熱海で電車を乗り換えた後もしばらく続いた。

傷ついた私の心をふっと癒したのは、静岡駅で乗り込んできた盲導犬だった。
目の不自由なご主人に連れられて電車内に入ってきた彼(彼女?)は、ご主人を座席へ案内し着席したのを見届けると、そのご主人の膝の下に丸まって座った。

ふわあああああ!!!!!!かわいいいいいいい!!!!!!!!お利口さんんんん!!!!!!

彼(彼女)のその姿を見ていた車内の誰もが萌え死にそうになっていた。

なんであんなにかわいくて、なんであんなにお利口さんなんだ。

その後もご主人の膝の下で丸まってすやすや眠るその「萌え王」を何度もチラ見してはキュン死にしそうになった。

あの「萌え王」は間違いなく私の5000倍ぐらい生きている価値がある。すごい。


電車は先ほど浜松を過ぎた。

最近のスマホの乗り換え案内アプリは非常に便利で、青春18きっぷ旅に特化した案内も可能だ。

その乗り換え案内によると、浜松での乗り換え待ち時間が12分、豊橋での乗り換え待ち時間は3分だった。いつも昼食は豊橋の「壺屋」できしめんを食べるのだが、今回はどうやら無理らしい。

浜松と豊橋を過ぎればあとは停車駅は大垣と米原のみ。ここには立ち食いそば屋が無い上に乗り換えの待ち時間もタイトだ。ということは、昼食のラストチャンスは浜松だということになった。

浜松はホームを降りてすぐにとある立ち食いそば屋があるのだが、私はここで二回ハズしている。
最初は山菜そば、次は天ぷらそば。
どちらもあまり私の好みではなかったのだ。

しかし今日はスケジュール上、浜松で昼食を摂らなければあとはひたすら電車に乗りっぱなしだ。三度目の正直という言葉もあるぐらいだし、ということでチャレンジしてきた。

今回は月見そば440円。

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むー…今回もハズした…

なんだろう、つゆが妙に甘いのが苦手なのかもしれない。薄く削ったかつお節が入ってたりするのはものすごくポイント高いんだけど。

仕方ない。切り替えよう。次だ次。

電車はもうすぐ豊橋に着く。

私は大好きな「壺屋」を横目にダッシュで乗り換えをする。

仕方がない、これが青春18きっぷ旅なのだ。

さて、これから大垣〜米原〜京都。後半戦です。


今日の演奏動画。

Irving Berlinの作曲した『Alexander's Ragtime Band』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。

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