値上げと、みんなの幸福
昨日、池袋の立ち食いそば屋「君塚」が閉店してしまった悲しみをブログに綴ったが、今日もそば屋の話を。
最も数多く訪れるそば屋は「ゆで太郎」である。
我が街小岩にもあるのでしょっちゅう行く。
その「ゆで太郎」にも変化があった。
6月1日から値上げをすることを事前に告知されていた。
さて、いくらになっているのかなと思って行ってみたところ、
かけそば400円は430円に値上がっていた。
ただし「ゆで太郎」は天かすが無料なので、実質たぬきそばが400円から430円に値上がっていたということと変わらない。
また、月初めに配られるクーポン券を駆使すれば、かけそばは天ぷらそばやコロッケそばやワカメそばに変貌するので、それらの値段も同様に400円から430円に値上がったということだ。
30円は確かに痛いのだが、これは甘んじて受け入れざるを得ない、というのが私の印象だ。
何のために値上げをするのかということを考えた時に、店側も決して値上げはしたくなかっただろうということは想像に難くない。
それは引いては従業員の幸福のためなのだ、と理解した。
これまでと同様のクオリティのものを提供しつつも、そこで働く人たちのお給料をきちんと支払うための値上げ、きっとそういうことなんだろう、と。
確かに値上げは痛いのだが、私が何よりも憎むのは「自分(たち)さえ良ければそれで良い」という考え方ではなかっただろうか。
宮沢賢治はかつて『農民芸術概論綱要』の中で「世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」と言った。
そう、私たち客だけが幸福ではそれではいかんのだ。
店も従業員もみな幸福でなければならない。
その為の値上げならば甘受しようではないか。
よってこれからも「ゆで太郎」には通う。クーポン券を集めまくる。
そういえば今日は明日のライブの為の練習をしていた。
明日のライブはこれ。
6月3 日(土)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
sax:Micah Silverstein sax:Quint Johnson bass:Michael Santos
drums:Lyle Carr piano:福島剛
13:30~start music charge: 2000円
ジャズの本場アメリカからやって来る四人の若者と共に。
「これやりませんか」と言って送られてきた曲が全部ムズイ。なので一生懸命練習。
ということで今日の演奏動画はその練習の中から。
ムズイっつーの。
今日の演奏動画。
John Coltraneの作曲した『Moment's Notice』をソロピアノで弾いてみました。リードシート(譜面)も添えてあります。
2020年9月10日にもやっているのでリテイクです。
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