浅草橋で浮気してムラムラしてレコード屋に行く
今日は朝からちょっとした背徳感を味わってしまった。
朝から千駄ヶ谷でレッスンがあったのでいつものように浅草橋で電車を乗り換える時に朝食を、と思ったのだが、いつも行く立ち食いそばの「ひさご」から浮気してその裏にある「文殊」という蕎麦屋に行ってしまった。
こちらが「文殊」のたぬきそば470円。いわゆる"The 立ち食いそば"ではなく、街中の蕎麦屋で食べられるタイプのやつ。それが470円というのは非常にリーズナブル。
「ひさご」と甲乙つけ難いが、値段を考えるとやはり「ひさご」に行ってしまうのかなあ。とにかく「文殊」は十分に美味しかった。「ひさご」、浮気してごめん。
千駄ヶ谷でレッスンをしてから池袋へ。こちらもレッスン。
しばらくお休みしていた生徒が久しぶりにレッスンに来てくれた。まずは軽く実戦形式のスパーリング的にセッションをしてみたが、腕が落ちているということもなく、休みの間にも彼女が地道に稽古を積んでいてくれたことに嬉しくなった。
池袋でレッスンが終わったついでにカリスマ美容師たちがやっている行きつけの美容室(1300円)で散髪を終えて、さて小岩に戻ろうと思ったのだが乗り換えの御茶ノ水でつい「レコード屋行きてえ」とムラムラしてしまった。
あまりお金もないのについついレコード屋で散財。2000円ちょっとだけど。良いんだよ、これは無駄遣いじゃないんだよ、投資なんだよ投資!と自らに言い聞かせる。
けど今時聴きたかったらYouTubeとかでいくらでもタダで聴けるからね。無駄遣いっちゃあ無駄遣いなんだけど、良いんだよ、レコード好きなんだから!
ついつい買ってしまった三枚はコチラ。
ジャケットがイカつくてカッコよかったGeorge Lewisのアルバムと、曲目が割と好みにドンピシャだったJimmy Witherspoonのアルバムと、「どんなんだろう?」と興味をそそられた『B.B.King、スピリチュアルとゴスペルを歌う』というアルバム。
練習後にブログを書きつつ聴いているのはB.B.Kingの一枚。本当に普通にゴスペルやってる。インプロがどうとかじゃなくて、めちゃくちゃシンプルに。かなり良い、このレコード。
明日以降はこれのB面いって残りの二枚もゆっくり聴こう。今回のラインナップはだいぶ黒人音楽色強いなあ。だって好きなんだもん、仕方ないよね。
これはちょっと言い訳に聴こえてしまうかも知れないけどね。
私もYouTubeで音楽を聴くし、これは自分の勉強の為にはめちゃくちゃ役立ってるしありがたいし感謝している。
けどね、無いお金を無理矢理捻出して買ったレコードを「最高だなあ」と聴くのは、ちょっと「音楽の経験」としての質が違うんだよ。
もちろん生で聴くのには敵わないけれど。
レコードを買ったり生の演奏を聴きに行ったり。こういうことに固執していくのはいくら古臭いとバカにされても良い。これは私の音楽家としての一種の矜持だ。
今日の演奏動画。
Thelonious Monkの作曲した『In Walked Bud』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。
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