頭の中の歌を弾く
2日続けて公園に行けた。
300本の打ち込みを終えてベンチで一服しつつプロテインを飲んでいたら、散歩にやってきた犬がその木におしっこしてた。別に良いんだけど。
そのまま朝から練習に行けた。早起きやっぱ良いな。
昼からはレッスン。
今日のレッスンでは面白い発見があった。
「譜面からちゃんと歌が聴こえてくるか」というのがその発見だ。
これはクラシックピアノの場合はまた少し事情は違うだろうと思うのだけれど、ジャズピアノに用いられる譜面は非常に大雑把なものが多いというのがその要因だ。
クラシックピアノの譜面が演奏に必要な情報の6〜7割が譜面に記載されているとすれば、ジャズピアノの譜面は2〜3割程度だ。ほとんどメモ書きみたいなものなのだ。
その断片的な情報を元に各々が自分の歌を歌うというのがざっくりしたジャズの方法論なのだが、そういう事情であるために"譜面だけを見ていたら音楽にならない"という側面がある。
ということは"あらかじめ頭の中に歌が無くてはならない"ということなのだ。譜面はあくまでもそれをガイドするものに過ぎない。
よく考えたら私にも身に覚えがあって、よく知った曲は譜面を見ると間違えてしまうことがある。
頭の中に歌があるはずなのに、そこから離れて目の前の譜面に書いてある頼りない"情報"を"処理"することによって、本来の音楽というものから離れていってしまうのだ。
ピアノを弾くということは頭の中にある歌をピアノという楽器を介して表現するということなのかなあと思っているのだが、「やっぱりそうかも」と思い直した。
音楽は奥が深くて面白い。
今日の演奏動画。
Miles Davisの作曲した『Dig』をソロピアノで弾いてみました。
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