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2023年4月

2023年4月30日 (日)

心震える死闘

昨日の移動中の電車の中で全日本柔道選手権、途中まで見ることができた。

テレビ中継をしていたので、スマホから見ることができたのだ。

興奮しすぎて電車の中でついつい声を上げそうになってしまったのが、準々決勝の原沢久喜選手と田嶋剛希選手の戦いだ。

かつて全日本選手権王者にも輝いた事のある原沢選手、かたや初出場の田嶋選手。体格差もなかなかのもので、重量級の原沢選手に対して90kg級の田嶋選手、その体格差は歴然としていた。

その二人の意地のぶつかり合い。本当にすごかった。

延長戦に入ってからは「待て」の声がかかるたびに畳の上で仰向けになって動けなくなる両選手。お互いにスタミナはとうに尽きていて、気力を振り絞って再び立ち上がり技をかけ合った。

「死闘」という言葉が本当にぴったりだった。

結果は僅差で田嶋選手の勝利。見ていて心が震えた。

素晴らしい熱戦だった。

最終的な結果は王子谷剛志選手と羽賀龍之介選手による決勝戦となり、王子谷選手が四度目の優勝を果たした。

全選手、本当に心を震わせる名勝負を見せてくれた。

素晴らしい大会に拍手を送りたい。
今日の演奏動画。

Lars Janssonの作曲した『More Human』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月29日 (土)

今日は全日本柔道選手権

これを書いているのが午後2時を少し回ったところ。レッスンに向かう電車の中で書いている。今日は一つだけレッスンをしてライブだ。

昼には実家の練習場に行って少し練習をして今日使うかも知れない譜面の準備をした。

で、そのあと。

本日日本武道館で行われている全日本柔道選手権がテレビ中継していたので少しだけ見た。

今回一番応援しているのは田嶋剛希選手。

田嶋選手の初戦(二回戦)は実に素晴らしい背負い投げだった。

全日本選手権は無差別級の戦いなので、本来90kg級である田嶋選手が体格差のある相手にどこまでやれるかとも思っていたのだが、これはひょっとするとひょっとするかも知れない!と期待が高まった。

もう出発しなくてはならない時間になったので後ろ髪を引かれつつ練習場を後にして、移動の電車の中で試合速報を逐一見ながら応援している。

先ほど田嶋選手は三回戦を突破したとのこと!次の準々決勝は優勝候補の一人の原沢選手。ここからはひたすら厳しい試合が続く。

ある意味ではオリンピックの金メダルよりも難しいと言われる全日本柔道選手権。ここからも素晴らしい試合を期待したい。

全選手頑張れ!

今日の演奏動画。

Tadd Dameronの作曲した『The Squirrel』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月28日 (金)

高校生の頃の思い出の味

今日のレコード。

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私が最も尊敬して愛していて師と仰ぐAbdullah Ibrahimの最新作【Solotude】。ちょっと聴いてるだけで泣きそう。やばい。

私の宝物のレコードの一枚だ。

昼から江戸川区役所に行っていた。

健康保険の切り替えとかそういう用事で。

ド底辺である私はド底辺過ぎるので晴れて嫁氏の扶養に入ることになり、それにより健康保険が切り替わったのだ。

区役所の窓口係の女性が「ド底辺様ー、ド底辺様ー」と私を呼んだような気がするが、もちろんそれは私の被害妄想の賜物だ。窓口の女性は普通に「福島様ー」と呼んでくださった。私のようなド底辺に「様」なんて付けなくて良いのに。

健康保険の切り替えは無事に終わった。

江戸川区役所まで行ったので、その帰りにとあるカレー屋に寄って昼食を摂った。

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新小岩駅の近くにある「ジャンカレー」。写真のカレーはジャンカレー590円に大辛2倍増しトッピング100円である。私はカレーだけはアホみたいに辛いやつが好きなのだ。

実はこのジャンカレーは私の思い出の味だ。

高校生の頃、受験勉強をするためにこの近くにある施設の自習室によく行っていて、その帰りにこのジャンカレーを食べていた。

その後もたまに訪れたことはあったが、今回は非常に久しぶり。多分10年ぶりぐらい。

「そうそう、こんな味だった。美味しいなあ」と思いながらカレーを食べていた。

味覚や嗅覚というものはダイレクトに記憶を呼び起こすもので、ジャンカレーを食べながら高校生の頃に感じていた将来への不安を私は思い出していた。

受験に対する不安はあまりなかった。学校の成績はそんなに良くなかったけれど、私は学校の勉強や受験勉強自体はそんなに嫌いではなかったから多分どこかの大学には合格できるだろうと思っていた。実際に合格できた。

不安だったのはその後のことだ。

私は高校生の時には既に自分の決定的な人間としての欠落を自覚していた。

大学にはおそらく行けるだろうが、その後にきちんとした人として生きていけるのだろうか、まず間違いなくきちんと生きていけない、いけるはずがない、と不安に思っていた。

好きなことならば寝食を忘れて没頭できる一方で、自分の興味のないことには一切興味が湧かないしやる気も起きない。

高校生の時に「将来なりたい職業から逆算して進路を選びましょう」というアンケートがあったが、私は希望の職業欄(複数書くところがあった)に「詩人」と「ホームレス」と書いた。それは半分冗談でもあったが、半分は本気だった。つまり「私はきちんとした大人になれない」ということをその時に強く自覚していたのだ。

40代も半ばに差し掛かり、そういった高校生の時に不安に思っていたことの答え合わせをするような段階に来ているが、高校生の私の予想通りに私はきちんとした大人になれていない。碌に金を稼がずに毎日好きなことだけをやっている。人に迷惑をかけることはあっても人の役に立つようなことはない。

悪い意味で私には先見の明があったようだ。

ジャンカレーからの帰り道で、川に架かる橋の上で10分ほどぼーっとした。平日の真っ昼間に川原でぼんやりするような大人になるような気がしていた。実際そうなっている。

もうしょうがねえのかな、と思ってそこからいつものように練習に向かった。うん、もうしょうがない。

そんな私も明日からしばらくはライブが続く。

とても楽しみなライブだ。

まずは明日と明後日はこれ。

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4月29日(土) 東京立川 Jesse James
042-525-7188
http://jessejames-tachikawa.music.coocan.jp/
vocal:高原かな piano:福島剛
19:00~start music charge:2600円

4月30 日(日)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
vocal:高原かな piano:福島剛
14:30~start  music charge: 2500円

きちんとした大人にはなれなかったけれど、やりたい音楽が少しずつ出来るようになってきているのだから人生はそんなに悪くない。


今日の演奏動画。

宮本浩次さんの作曲した「エレファントカシマシ」の『Listen To The Music』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月27日 (木)

サイゼリヤで読書する私の背後で

今日のレコード。

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Phineas Newborn Jr. の【I Love A Piano】。ノってる時のフィニアスって最強のピアニストの一人だと思う。A面一曲目のアップテンポの「Teke the ”A” train」でのパッセージの美しさの後に二曲目でくる「Gee Baby ain't I good to you」のブルースフィーリング。たまらんわー。ホントにたまらん。

今日は朝から良い天気だったので自宅でのトレーニングの後に公園に行って打ち込みできた。

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いつも打ち込みをする木の前のベンチに人が座っていたので別の木でやったのだけれど、こっちの木の方が良かった。木にコブがあってそこに帯が引っかかるので打ち込みを続けても帯が下にずり落ちてこなかった。明日からも空いてたらこっちの木でやろう。

さて、こちらの写真。

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近所のサイゼリヤでの読書風景である。

最近久しぶりに読書をしている。村上春樹の新作【街とその不確かな壁】。

もちろん「読みたかった」というのもあるのだけれど、最近本当に読書をしていないのでたまには読書をしたいなあと前から思っていた。

若い頃は結構たくさん本を読んだ。確実に「読書の習慣」というものがあったのだけれど、いつの間にかそれがなくなってしまった。

こうして毎日取り留めもなくブログを書いているのも「書く習慣」を身に付けたいというのが一番だ。それと同じで読書の習慣も取り戻したかった。丁度村上春樹の新作も出たところだし、この辺から少しずつ読書の習慣を戻したい。

この本に関しては読み終わったらまた感想を書きたい。

原則として読書は飲酒とセットにしようと思っているので、このサイゼリヤや立ち飲み屋などで酒を飲みながら一時間ちょっとゆっくり本を読んでいる。この村上春樹の新作は今の所全ページ飲酒現場でしか読んでいないし、今後もそうしたいと思っている。

昨日のサイゼリヤでは、読書に集中できないほどではなかったのだが、背後の二人組の客のことがちょっと気になってしまった。

男女二人組。完全に背後にいたので振り向いて姿を確認することはなかったが、会話が逐一聞こえてきた。

男が「カシコぶる」のがものすごく気になった。

自分は色んなことをわかっている、相手の女性の人は色んなことに理解が足りない、そう言わんばかりの口調だった。

最初は男の喋り方が何となく気に食わんなあと思っていただけだったのだが、途中から面白くなって男の文頭(話し始め)の言葉をメモしてみた。

話し始めの言葉、上位4つは以下の通りだった。
・いやいや
・じゃなくて
・むしろ
・あーそういうことね

おわかりだろうか、このイラっとする感じ。

人の振り見て我が振り直せ。このような話し始め方はしないようにしようと心に誓った。

ちなみに相槌を
・あるいは
・かまわないよ
・もちろん
・ほんの少しだけれど

にすると会話が一気に村上春樹テイストになります。こういうのは積極的に使っていきましょう。

今日の演奏動画。

Michel Legrandの作曲した『You Must Believe In Spring』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月26日 (水)

靴と靴下

今日のレコード。

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Eric Dolphyの【Eric Dolphy At The Five Spot】。

朝から雨が降っていたので公園に打ち込みに行けなかった。二日続けて行けてたのになあ。

雨自体はものすごく好きなのだが、雨が降ると非常に困ることがあって、靴に雨がしみ込んできてしまうことだ。

私の履いている靴は「ワークマン」の1000円のやつだ。昔は「靴の流通センター」などでも買っていたのだが最近はほとんどワークマン。というか衣服のほとんどもワークマンで買う。

少し前までは我が家の近くに「りんご」という名前の古着屋さんがあって一着500円くらいで買えたので重宝していたのだが、残念ながら閉店してしまった。一時期私の着ているものは頭のてっぺんからつま先まで「りんご」の通称「りんカジ」だったのだが、「りんご」無き今、私のファッションのほとんどを支えてくれているのはワークマンだ。

ワークマンの靴は1000円なのでそこまで良いものではないので、半年も履いているとヘタってくる。今の靴は多分半年以上履いているのでもうとっくにヘタっている。なので今日みたいに雨降りの日には雨が靴の中にしみ込んできてしまうのだ。

もちろん安い靴だからそれを履き倒してダメになったらまた1000円の靴を買うというそういうことを前提で買っているのだが、これぐらいのヘタってきている時期が一番微妙だ。私の中でファッション大王が「早く新しいの買おうぜ」と言えば、貧乏王が「まだいける、まだ履ける」と言うし、それに割って入るようにめんどくさい王が「買いに行くのめんどくさい。良いじゃん今のままで」と言う。

結局2対1で「まだ買わなくて良い派」が勝つので買いに行かない。

もうじきすると貧乏王が「さすがにもう無理だわ」と言い始めるのでそうしたら再びワークマンに靴を買いに行く。

ワークマンに行ったら必ず靴下も買う。3足で1000円のやつ。必ず同じデザインのやつにする。家にあるワークマン靴下と同じものがあればベストだ。なぜならば私はズボラ王でもあるので家の中で靴下の片方を高確率で失くすのだが、その時に同じデザインの靴下ならばスペアとして機能するからだ。

そういうことに気付いていなかった時にはデザインの違う靴下を買ってしまった時もあって、やはり片方を失くしてしまうので、我が家には生き別れになった靴下が大量にある。あれはなんなんだ。なんでなくなるんだ。

雨が降っているけれど今からは柔道の稽古に行ってくる。

靴の中に雨がしみ込んでくるのは「我慢」という必殺技でクリアすることにする。

今日の演奏動画。

Chick Coreaの作曲した『Matrix』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月25日 (火)

頭の中の歌を弾く

2日続けて公園に行けた。

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300本の打ち込みを終えてベンチで一服しつつプロテインを飲んでいたら、散歩にやってきた犬がその木におしっこしてた。別に良いんだけど。

そのまま朝から練習に行けた。早起きやっぱ良いな。

昼からはレッスン。

今日のレッスンでは面白い発見があった。

「譜面からちゃんと歌が聴こえてくるか」というのがその発見だ。

これはクラシックピアノの場合はまた少し事情は違うだろうと思うのだけれど、ジャズピアノに用いられる譜面は非常に大雑把なものが多いというのがその要因だ。

クラシックピアノの譜面が演奏に必要な情報の6〜7割が譜面に記載されているとすれば、ジャズピアノの譜面は2〜3割程度だ。ほとんどメモ書きみたいなものなのだ。

その断片的な情報を元に各々が自分の歌を歌うというのがざっくりしたジャズの方法論なのだが、そういう事情であるために"譜面だけを見ていたら音楽にならない"という側面がある。

ということは"あらかじめ頭の中に歌が無くてはならない"ということなのだ。譜面はあくまでもそれをガイドするものに過ぎない。

よく考えたら私にも身に覚えがあって、よく知った曲は譜面を見ると間違えてしまうことがある。

頭の中に歌があるはずなのに、そこから離れて目の前の譜面に書いてある頼りない"情報"を"処理"することによって、本来の音楽というものから離れていってしまうのだ。

ピアノを弾くということは頭の中にある歌をピアノという楽器を介して表現するということなのかなあと思っているのだが、「やっぱりそうかも」と思い直した。

音楽は奥が深くて面白い。

今日の演奏動画。

Miles Davisの作曲した『Dig』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月24日 (月)

3か月ぶりに公園に帰ってきた

今日のレコードはアルトサックスのJackie McLeanの【McLean's Scene】。

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今日は早起きして朝のトレーニングを朝ドラまでに終わらせることが出来たので、その後に久しぶりに近所の公園に打ち込みに行けた。

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1月に足を怪我して以来だから約3か月ぶり。

木に帯を巻き付けての打ち込み、以前は500回やっていたのだけれど久しぶりなので今日は300回。それでも随分しんどかった。なまってるなあ。怪我した足には若干の違和感はあったけれど痛いというほどではないのでもう大丈夫かな。

打ち込みが終わって汗をぬぐいながらプロテインを飲んでタバコを一本吸ってその後に周囲のゴミを拾って帰るとやっぱり気分が良い。明日からもなるべく行くようにしよう。

問題はその後だった。

家に帰って朝食を食べて仕事の事務作業を終わらせて、さて風呂に入ってから銀行業務をやっつけてと思ってたあたりで寝てしまった。トレーニングと打ち込みで疲れてたのかもしれない。いかんいかん。

睡眠の罪悪感を感じながらも風呂に入って銀行に行った。まあ仕方ないここからまた頑張ろうと思って自分を鼓舞するためにゆで太郎へ。

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かけそば400円にクーポン券でワカメをトッピング。無料トッピングはかき揚げやコロッケなどが王道なのだけれど、このワカメも全く引けを取らない。

というか最近はかき揚げよりワカメの方が好きかもしれない。

ワカメそばのおかげで一日頑張れました。

このブログを書き上げたら今日の仕事は終了。

さて飲酒飲酒。


今日の演奏動画。

Dave Liebmanの作曲した『Picadilly Lilly』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月23日 (日)

ダメな選挙とダメな自転車

今日のレコードはこれ。

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Lester Youngの【Just You, Just Me】。レコードレーベルが“Charlie Parker Records”ってなってた。そんなレーベルあるんだな。

昨日は柔道稽古。終わってから飲みに行って最後に〆めでみんなで蕎麦屋行っちゃった。飲んだ〆めの炭水化物なんてどれぐらいぶりだよと思ったのだが、そういえば先月上野で朝まで飲んだ時に最後富士そば行っちゃったからそんなに久しぶりでもないか。酔っ払って最後に何か食べに行くと味をあんまり覚えてないからもったいないなといつも思う。

何となく美味しかったような気もするし、しかも大盛りにしていたような気がする。

「やめなさい」以外の言葉が浮かばない。

今日は昼に選挙に行った。江戸川区の区議会議員選挙と区長選挙。

正直に言うと今回はほとんど候補者のことを調べずに行ってしまったのでそれはすごく反省。政策とか全然ちゃんと見てなかった。選挙当日に投票に行く時って大体こうだ。もう少し政策を調べたりしている時はほぼ期日前投票で済ませてしまう。不勉強の選挙は本当に大人としてイカンと思うのだけれど、まあ棄権しなかっただけ良しとしようということで自分を納得させる。今度の選挙の時にはきちんと立候補者のことを調べて期日前に投票に行こう。

選挙が終わってから、自転車屋へ。

ここ最近自転車が不調だったのでそれを直してもらおうと思って。

具体的には後輪が少し歪んでしまっていてブレーキに微妙に当たっているのでそれを直したかったのだけれど、一件目の自転車屋で「これはうちでは直せないのでよそに行ってくれ」と言われて仕方なく二件目の自転車屋に持っていったらやはり「うちでは直せない」と言われる。

「どうしたら良いですか?」とついつい聞いてしまったのだけれど「どうしようもないので新しい自転車を買うか、我慢してこのまま乗るかしかない」と言われてしょんぼり。

仕方がないのだけれど、この時に病気の治療で病院を巡る人のことを考えた。

「治してください」

「うちでは治せませんのでよそに行ってください」

よそに行く

「うちでも治せません」

「どうしたら良いですか?」

「病気と共に生きるかもしくはあきらめてください」

こういう流れを。

もちろん私の自転車などそこまで深刻な問題ではないのだけれど、世の中にはそうやって病気が治せないであきらめざるをえない人っていうのが一定数いるんだろうなあと思った。

その絶望感ってすごいんだろうな。


今日の演奏動画。

Charlie Parkerの作曲した『Blue Bird』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月22日 (土)

Thelonious Monk Trio 【The Unique】

今日のブログ執筆中のレコードはこれ。

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Thelonious Monkの【The Unique】。

一番最初に好きになったピアニストがこの人、モンク。今でもずっと大好き。聴くたびに胸がキュンキュンする。

このアルバムはモンクのたくさんあるアルバムの中でも聴きやすい方だと思う。トリオによる作品でベースがOscar PettifordでドラムがArt Blakey。この二人とのトリオ作品、本当に好き。ペティフォードもブレイキーも各々すごく好きだからそれぞれのリーダーアルバムを持っているけれど、ひょっとしたら一番好きなペティフォードと一番好きなブレイキーはモンクトリオの時の彼らかも知れない。

私の所有しているレコードは全てどれも安物なのだけれど、このレコードは音も良い。ピアノの音が綺麗だなあ。録音状態が良いのかな。

今日のブログ、これを書いているのはまだ午前中の11時半ぐらい。

今日は朝から小岩で一つレッスンをやってこれからは池袋に移動してレッスン、夜は柔道の稽古という日。なので先にブログは先に書いている。

レコードに聴き入ってたらもうすぐA面が終わってしまうからブログも今日はこの辺で。


今日の演奏動画。

John Scofieldの作曲した『Chariots』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月21日 (金)

好きな曲との出会い

今日の練習後のレコードはDella Reeseの【I like it, like dat !】にした。またしてもブルースフィーリングてんこ盛り。カッコいい。

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毎日練習として色んな曲を弾くのだけれど、「過去に何回か弾いたことがある曲」と「初めて弾く知らなかった曲」の割合は大体3:7ぐらい。なるべく知らない曲を「一度は弾いたことのある曲」に昇格させようと思っている。

こういうことを毎日やっていてもまだまだ知らない曲が山ほどあるので本当に途方もないよなあと思うのだけれど。

そうやって知らない曲を勉強している時に、たまに「何この曲!めちゃくちゃ好き!」となることがある。大体月に2~3回ある。もちろん逆に「うーん、この曲の良さはまだイマイチわかんないや」となる時もあるのだけれど。

先日やった曲で「きゃー!めちゃんこ好き!」があった。

タイトルはちょっと長いのだけれど、『The People United Will Never Be Defeated ~El Pueblo Unido Jamás Será Vencido~ (不屈の民)』という曲だ。後述するがこの曲には色んな背景があるのだが、私はそういう背景を知らずにぱっと聴いて「あ、これすごい好きな曲だ」と思った。

曲の背景の話だが、この曲の発祥を調べてみたらちょっと複雑で、元々はチリの作曲家であるSergio Ortegaという人によって書かれた革命曲だったらしいのだが、それをアメリカの作曲家Frederick Anthony Rzewskiという人が編曲して約1時間の変奏曲にしたものらしい。

主題自体は極めて単純なのでそれを変奏して弾くというジャズ的なアプローチももちろん可能で、私はそのアプローチで弾いてみた。

なぜこの曲がそんなに私に刺さったのかはわからないのだけれど、初めて聴いた時からその主旋律が頭の中でずーっとぐるぐると回った。耳にこびりついて離れないというやつだ。

なるほどこの歌がチリの革命の時に民衆の間で歌われていたのかなあなどとその当時のことを想像しながらこの曲の背景を調べたりするのも楽しかった。

こういうことって意外とたくさんある。

『When The Saints Go Marchin' in (聖者の行進)』はお葬式の為の曲だし、『Down By The Riverside』は反戦歌だ。

よく「音楽と政治・宗教を結びつけるべきではない」という人もいるが、こういう古典音楽の成り立ちからしても音楽と政治・宗教を分離するのはむしろとても難しいことなのだと思う。

この『不屈の民』も、今後もっと研究してその内ライブでも弾きたいな。

曲との出会いは本当に面白い。

ということで。

今日の演奏動画。

Sergio Ortegaが作曲してFrederick Anthony Rzewskiが編曲した『The People United Will Never Be Defeated ~El Pueblo Unido Jamás Será Vencido~ (不屈の民)』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月20日 (木)

練習後にはレコードを一枚

昨年「そういや最近とんと文章を書いてないなあ」と思って、「そうだ、来年はいっちょ毎日ブログ書いてみるか」と思い立った。大昔から書いていたこのブログ、ずっと放置してたし。

もう4月20日なのだけれど今のところまだ毎日続いている。段々習慣になってきた。

このブログの執筆、移動の電車の中で書いたりもあるけれど、一番多いのは毎日のピアノの練習が終わってから30分ぐらいかけて書くパターン。今日もそうしてる。

最近の私の中での流行りが、練習後のこの時間にレコードを一枚聴きながらブログを書く、というもの。

レコードはA面とB面があるのだが、大体その片面が30分ぐらい。この片面が終わるまでの間に書き上げることを目標にしている。

今日はこのレコード。

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男性ボーカリストJimmy Witherspoonの【Take This Hammer】。

全編通じて真っ黒なブルースフィーリングが溢れてる。超カッコいい。

このレコードタイムで気付かされたことがある。

日中のピアノ練習の時には色んなジャズを聴く。毎日勉強しても知らないジャズがまだまだ信じられないぐらいたくさんあるし、特にこれまであまり聴いてこなかった人たちの研究は知らないことを知ることになるので実に楽しい。コンテンポラリーもラテンも知れば知るほどにとても面白い。

けれど練習が終わって「さて好きなレコード一枚聴きながらブログ書きますかー」となった時にはついつい昔から好きな古いジャズやブルースのレコードに手が伸びてしまう。

やっぱり好きなんだなあ、ということを自分でも再確認する。

ブルースやゴスペルを聴いていると胸が熱く滾る。もうこればっかりは仕方ない。好きなんだもん。

今日もこのブログを書きながらJimmy Witherspoonのボーカルにシビれているし、オルガンのRichard Groove Holmesも最高だ。あーもーブルース大好き。

明日も練習が終わったらレコードを一枚だけ聴きながらブログを書こう。

今日の演奏動画。

Chick Coreaの作曲した『Swing Dentz Swing』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月19日 (水)

5月の二回のツアーの準備

ここ数年関西へ行く機会は多いのだが、来月(5月)は二回行く。

月の前半と後半と。

普段は奇数月の後半だけなのだけれど、今回はいくつか特別な事情もあって。

その行程の準備の中でも最難関であるチケットと宿の手配を全くやっていなかった。

やらなきゃやらなきゃとは思っていたのだけれど、前半の方の日程はゴールデンウイークに丸かぶりしていているのを知っていて、となると交通費も宿泊費も暴力のような高騰を見せる。

たまたま前半は宿泊できるところを提供してもらえそうなので宿泊費に関してはほっといたけれど、一週間ぐらい前に高速バスや新幹線の料金が載っているサイトをおそるおそる薄目で見たら「ここはスイスなの?」というぐらい値上がりしていたのでそっとサイトを閉じた。いわゆる「そっ閉じ」というやつである。

臭い物に蓋をする格好で先延ばしにしてきたが、いよいよそれらの予約を取らなくてはならないと思って今日は午前中から重い腰を上げてそれらの予約に挑んだ。

結論から言えば
【5月前半】
往路:5月2日の朝に東京を出て鈍行列車で大阪まで10時間約9000円
宿泊:人の家。
復路:5月5日の朝に大阪を出て高速バスの昼行便約7000円

【5月後半】
往路:5月25日の朝に東京を出て高速バスで京都まで約5500円
宿泊:ドミトリーで3泊約7000円
復路:5月28日の夜に京都を出て高速バスの夜行便約4000円

というところで手を打った。

全てを一括で払わなくてはならないのでかなり手痛い出費だが、ギリギリ安く抑えられた感もある。

どちらも20000円を切ることが出来たのは大きい。

先月の記事に書いたが、私は43歳にして初めてクレジットカード保持者となったので今回は全てクレジットカード決済とした。

これ、怖いね、クレジットカード決済って。

現金が出ていかないでボタン一つで買えちゃうんだもん。

後からたくさん請求が来るのが怖い。クレジットカード決済はこういう時だけにしよう。

それにしてもいい歳こいてなんでこんなに貧乏なのでしょうか。

頭の中に「自業自得」という言葉がデカデカとしたフォントで出てきましたが、全力で無視しておきます。

得意技の「臭い物に蓋」です。

今日の演奏動画。

Antonio Carlos Jobimの作曲した『Anos Dourados』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月18日 (火)

寝袋 or YouTube

少しだけ体調を崩していたのだけれど復活。

体調を崩した原因には身に覚えがある。

土曜日の夜に柔道の稽古に行って、稽古の後はいつものように先輩方と居酒屋へ行った。とても楽しく二時間ほど飲んでそのまま帰った。

長い時はもう少し長時間飲むのだけれどその日はたまたまそこでお開きとなって、実はもう少し飲みたかった。

家に帰ったら外は良い感じに雨が降っていた。

私は雨の音を聴きながら酒を飲むのがとても好きなので「よしこれはベランダで外飲みでしょう」となってベランダに出た。

そのままベランダで寝てしまうことも少なくないので、いつもは暖かい寝袋を外に持って出るのだが、その日に限って寝袋が見当たらなかった。仕方がないので薄い布団を持ってベランダに出たのだがこれが良くなかった。

雨の音を聴きながら酒を飲んでいたら案の定微睡んできてしまってそのままそこで寝てしまった。

一時間ほど寝てしまった後に寒さで目が覚めた。

やっぱり布団じゃダメだったのだ。何年も前にパチンコCR「花の慶次」でバカ勝ちした時に買った二万円ぐらいした強力な寝袋でなくてはならなかった。あの寝袋ならば雪山でもビバーク出来るのに。

すぐに部屋に戻ってきちんと布団に入って寝たのだが、目覚めた時にはちょっと喉が痛かった。

あれ、おかしいな、昨日タバコを吸い過ぎたかな?とも思ったのだが、それにプラスして少し身体もだるかった。

これは微妙に風邪をひいているなと確信した。

仕方なくその日はがっつり寝た。

昨日になってほぼ体調は回復していたので普通に仕事に行ってから大事をとってまっすぐ家に帰って昨日も長めに寝た。

そして昨日気付いたことが一つある。

私は確かに雨の音を聴きながら酒を飲んだり寝たりするのが好きなのだが、それは現場でなくても良いということだ。

布団の横にスマホを置いて、YouTubeで「雨音」と検索すると雨の音をただ録音しただけのものがたくさん出てくるのでこれを聴きながら寝れば良いのだ。

ということで昨日はYouTubeの雨の音を聴きながら寝た。これでも十分だ。これなら風邪をひかないし。

今日はしっかり復活してたっぷり練習した。

教訓。
・ベランダで外飲みするならば寝袋必須
・寝袋がなければYouTubeの「雨音」で


今日の演奏動画。

Duke Ellingtonの作曲した『I Got It Bad (And That Ain't Good)』をソロピアノで弾いてみました。

2020年11月6日にもやっているのでリテイクです。

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2023年4月17日 (月)

不満と不安

仕事の日だった。

朝からしっかり働いていたのだけれど、夕方過ぎに仕事が終わった時にちょっとしんどくて、そのまま家に帰って寝た。

頑張ったら練習に行けたような気もしたのだけれど、ここで寝とかないとしばらく体調を崩しそうだと思って練習には行かなかった。

多分その選択は正しくて、少し寝ただけで随分体調が回復してきた。この分だと明日は朝から練習に行けそうなので今日の休みを取り返せるかも知れない。

そういうのは理屈ではわかっているのだけれど、やっぱり私は今日は練習を休んでしまったので不満であり不安であることは間違いない。

「頑張れば行けたんじゃないの?ちょっとヌルくねーかオイ?」という不満と、「こうやってどんどん落ちこぼれていくんだ」という不安。

この2つはずーっとあるな。

起きてるとその2つの感情に押し潰されそうになるのでもっかい寝ます。

おやすみなさい。

今日の演奏動画。

Jimmy Van Heusenの作曲した『I Thought About You』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月16日 (日)

どうなってるんだカープ

私が応援してる広島カープ、新井監督の初年度だし今年は100敗はするだろなー、きっとぶっちぎりの最下位ロードを爆進してくれるだろなー、と思っていたので開幕で三連敗した時には「全て想定内。ここから全部負けてやる!」と思っていたのだが、そこからはそんなに弱くない。ていうか結構勝つ。

今日もヤクルト相手に一回から5点も取られて「こりゃーさすがに厳しいかー」と思っていたら、さっき同点に追いついてた。どうなってるんだ。

カープが謎に頑張ってくれてる一方で私はちょいと体調を崩して午前中は寝ていた。昨日使った柔道着の洗濯だけを先に終わらせてから。

寝ることでほぼ回復。

体調が戻ってきたので何か食べたいなと思って京成線に乗って京成関屋まで。駅前にある立ち食いそば「雑賀屋」でたぬきそば420円を。

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食べ終わったらカープが勝ち越してた。

どうなってるんだ。


今日の演奏動画。

Cole Porterの作曲した『I Get A Kick Out Of You』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月15日 (土)

草に埋もれて寝たいのです

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数回前に書いた「今は座れる立ち飲み屋」、昨日のブログはここで書いていた。

約30分強滞在して、昨日も合計800円でフィニッシュ。やっぱり良いよ座れるのは。めちゃんこ良いよ。一人でまったりするのには最強だよ。

で、そこから家に帰るまでの道すがらは当然のように路上飲酒。歩きながら飲む。本当に路上飲酒にうってつけの季節になってきた。

途中で小さな公園があって誰もいなかったので、そこのベンチに座って缶チューハイを飲る。

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これもとても気分が良かった。

あまりにも気分が良くてそのままそこで寝てしまいたい衝動に駆られた。

私の好きな高田渡の『生活の柄』の歌詞が思い出された。

歩き疲れては
夜空と陸との隙間に潜り込んで
草に埋もれては寝たのです
ところかまわず寝たのです


良い歌だなあ。


今日は実家で赤の者に初めて会った。今年の1月に生まれた弟の娘。

ほにゃほにゃしてて可愛かった。

今日は土曜日なので柔道行ってきます。

今日も「精力善用・自他共栄」とは何なのかについて向かい合ってきたいと思います。

今日の演奏動画。

Michel Legrandの作曲した『Watch What Happens』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月14日 (金)

「すぐやる病」の「ちゃんと」してない人

今年の1月に足を怪我して松葉杖をつきながら生活している時に、バスや電車の中で度々座席を譲ってもらうことがあった。

人の優しさに感謝しつつ自分も逆の立場になることがあったら席を譲るんだと思っていたら今日その瞬間がやってきた。電車で私が座っている時に視線の先に松葉杖をついたオッサンがいたので、そのオッサンのところに行って「良かったら座ってください」と言ってみたのだが、「次で降りるから大丈夫ですよー」と笑顔で断られてしまった。

むー。

カッコ悪いなあ、おれ。

それはそれとして。

今日思ったこと。

今日は昼に某所でリハーサルというか練習をしていたのだけれど、その時に会話の中で「よくわかってないことをやるのはどうなのか」という話題になった。

つまり「うわべだけの浅い知識で見切り発車であれこれやってしまうのはどうなのか」という話だ。

きちんとした勉強と修行をして、しかるべき段階になってから初めて「やる」という段階に移るべきではないかという話だったのだが、私はここに関して言うと性格がものすごく雑でガサツなので割とすぐに「やって」しまう。

そんなことを思い出した。

二十歳ぐらいの頃、ピアノを弾き始めて数ヶ月経った時のことである。キーがAのスリーコードのブルースを左手でコードを押さえられるようになって右手でペンタトニックでデタラメなアドリブが出来るようになった時点で「よし、もういけるな」と思ってジャズのジャムセッションに行ってしまったことがある。スタンダードなんて一曲も弾けなかったし、ツーファイブのいわゆる「ジャズブルース」も弾けなかった。マジでスリーコードのキーAのブルースのみだ。ナメてんのか。

もちろん結果は悲惨そのもので、今ほど初心者に優しくない風潮があった当時のジャムセッションにおいては「ん????なんでここに来ようと思った????どうした????だいじょぶそ????」という至極当然の反応を頂いた。しょうがないじゃん、いけると思っちゃったんだもん。いけなかっただけで。

初めてライブをした時なんかもそうだ。

自分では「もういける」と思っていたけれど、今から考えたら何にもいけてない。でもその時には自分では「いける」と思っていた。ちなみに当時は楽譜が読めない。

そういえば「プロです」と名乗り始めた時にもまだ譜面が読めなかった。なんでそれで「いける」と思ったんだろう。

本当に雑でガサツな性格だなあと思うけれど、よく考えたらこうやってずっとやってきてしまったんだった。

まず「やる」→失敗する→何とかする→また「やる」→懲りずに失敗する→何とかする→再び「やる」→案の定失敗する→以下無限ループ

という繰り返しをずっとしている。

そういうやり方だから、これまでに何度も「何もわかってねーヤツがエラそうにあれこれやってんなー」と人から思われているのだと思う。

悪いけれど「申し訳ない」とは思わない。

だってやりたかったんだもの。

自分が「ちゃんと」するまで待っていられなかったんだもの。

今も音楽家としてちゃんとしているという自信はない。いかんせんこれまでずっとそういう風に生きてきているから、「私がちゃんとしているはずなどない」という確信だけはある。

じゃあそんなヤツが金取って音楽やって良いのか!?などという声が聞こえた時には「良いに決まってんだろ、こちとらもっとダメな時からずっと金取ってやってきてんだよ」と言いながら「やんぞコラ」とずっと呟きたい。

なんで私はこんなに人として終わっているのだろうか。

多分一生ちゃんとしない。

でもね、「すぐやる」けど、「ずっとやる」んだよ。

性格が鬼のようにしつこいから。

生きててすまん。


今日の演奏動画。

Benny Golsonの作曲した『Along Came Betty』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月13日 (木)

ダウン・バイ・ザ・リバーサイド

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昨日に引き続きスポーツジムへ。

明日が仕事の都合でどれだけトレーニングを出来るかがわからなくてひょっとしたらあんまり出来ないかも知れないので、今日の内にみっちりと。

昨日も使っていたランニングマシン、設定で傾斜がつけられるのだけれど昨日は3.0の傾斜でやっていたのだけれど今日は5.0に。これだけでしんどさが倍近く違った。傾斜あるとキツイのね。

走った後は筋トレ。これも一番限界をちょっと超えるぐらいまできっちりと。楽な範囲内でやっててはいかんのだよ。いつも限界をちょっと超えないと。

冒頭の写真に載せたたまに行くこちらのジムは葛飾区の奥戸というところにある。葛飾区が運営している区営の施設だ。

なのでそこかしこに葛飾区にまつわるポスターが貼ってあるのだが、その中の一つに「かつしか文学賞」のポスターがあった。

実は私も数年前に応募したのだが最終選考にも引っかからなかったことを思い出した。

大体は覚えているのだけれど「どんなの書いてたっけな」と思って今日一度読み返してみた。

とある親しい人の死をきっかけに書いたのだけれど、そのことを感傷的に書くのがすごく照れ臭くてかなり回りくどい書き方になっていた。

なるほどこれでは最終選考には残らないなと納得したのだけれど、私は自分で書いたその小説はなかなか悪くないなと今日久しぶりに読み返してもそう思った。自分で書いておきながら「なかなか良いじゃん」と思ったのだ。小説としてダメなところもあちこち目についたが、その時はこういう風にしか書けなかったんだなと思った。「良く書けて」はいなかったけれど、私は自分のこの作品が決して嫌いではない。

『ダウン・バイ・ザ・リバーサイド』というタイトルの小説だ。

全編はこちらで読める。

ダウン・バイ・ザ・リバーサイド1
ダウン・バイ・ザ・リバーサイド2
ダウン・バイ・ザ・リバーサイド3


少々長いのだけれど興味がある方は是非読んでみてほしい。


この小説を読み返しながら、その主人公になった佐久間さんというおっちゃんのことを思い出していた。

彼のことを思い出すその時間は、とても穏やかな時間だった。


今日の演奏動画。

Traditionalの『Down By The Riverside』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月12日 (水)

久しぶりのスポーツジム

休み。

休みっていうのは「仕事がない日」のこと。

昼間に久しぶりに近所のスポーツジムに行った。区がやっている都度利用300円のところ。

年明けに怪我をして以来トレーニングがちょっと低迷気味だったので、それを見直すためにもガツンと。

久しぶりの有酸素運動(ラン)はきつかったけど楽しかった。200メートル刻みで時速10キロのジョギングと時速13キロのダッシュを交互に繰り返して全部で合計3km。汗だくになった。

終わってからはマシンを使って筋トレ。

毎日トレーニングやってるんだけど、やっぱりマシンはいつもと負荷が違うからしんどい。

合計1時間半ぐらい。また近いうちに行こう。明日も行こうかな。

その後は仕事場に行って2時間だけ軽く練習。

で、今日はこれからちょっと出かけてきます。

これも久しぶりにジャムセッションに行ってみようと思って。

人づてに「良いピアノが置いてあるよ」と聞いていた店があって一度そこのお店に行ってピアノを弾かせてもらいたいなと思っていたのだけれど、ちょうどそこのお店が今日はジャムセッションをやっているみたいなので。

知らない店に行くだけでも緊張するのになおかつ知らない人と演奏するから今からだいぶ緊張してる。

虚勢を張らずに丁寧にピアノを弾けるといいな。

ていうことで行ってきます。


今日の演奏動画。

Leon Russellの作曲した『This Masquerade』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月11日 (火)

本当は座りたかった

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先日一人で行った近所の立ち飲み屋の写真である。

レモンハイ250円も美味しいしもやしナムル100円も美味しい。やはり立ち飲みは最高だ。

なのだが、写真をよく見てほしい。

奥のテーブルの下に赤い椅子が鎮座しているのが見えるだろうか。

そう、椅子があったのである。

立ち飲み屋とは文字通り立って飲む飲み屋のことだ。この店も例外ではなく立って飲むスタイルの店だったのだが、なんと座れるようになっていた。

座れる立ち飲み屋。

こんなことがあって良いのだろうか。

立ち飲みの看板に偽りあり、ということになる。

だが客はみんな座っている。

立ち飲み屋で座るなんてそんなバカな話があるかい。立ってこその立ち飲み屋でしょうが。子供が食べてる途中でしょうが。

そう思っていたのだが、郷に入っては郷に従えという言葉もある。

どれ、と思って私も座ってみた。

快適だった。

悔しいけれど快適だった。


立ち飲み屋で座るような大人にだけはなるまい、そう思って生きてきたのだが、悔しいけれどめちゃんこ快適だった。


私は自分に問いかけた。

本当は座りたかったんじゃないの?と。

そして私はその問いに対する心の奥底からやってくる正直な答えに抗えなかった。

ああ、私は座りたかった。

本当のことを言えば私は座りたかった。


矜持を失っただらしない大人だと思われても構わない。もう一度言おう。

私は本当は座りたかった。


人に優しくありたいなと日々思っていてもなかなか優しく出来ないのは、自分の弱さを認めきれていないからではないだろうか。

私は自分の弱さを認めていくことにする。

立ち飲み屋であっても座りたい。

私は自分の弱さを認めることで一つ優しくなれたのかも知れない。

ちなみにこの時の料金は、レモンハイ二杯ともやしナムルと厚揚げで合計800円だった。

座れる店の料金で800円である。

その安さに感謝して今日も頭(こうべ)を垂れて生きていこう。


今日の演奏動画。

Egberto Gismontiの作曲した『Loro』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月10日 (月)

一つずつほどく

昨日から今日にかけてどうにもこうにも色んなことが上手くいかない日だった。

何か大きな失敗をしたわけではないのだけれど、ボタンの掛け違いというか、タイミングが絶妙に合わないというか。

あ、仕事の話ね。

こういう時に、魚釣りをしている時に仕掛けが絡まってしまった時のことを思い出す。

絡まってしまったら一気にはほどけない。けれど、一つ一つ絡まっているところをほどいていく。

一つほどいたら次、一つほどいたら次、という風にしてやっていくと、絡まっているところが最初は5か所ぐらいあっても段々と減っていく。

これを一気にほどこうとするとほどいているつもりが新しい絡まりポイントを作ってしまって一向にほどけない。

だからこそ一つずつ。

冷静になってどこが絡まっているのかを見極めて、焦らずに一つずつ。

今日はそうやって一つ一つほどいていくようなことをしていた。

何とかほどけたかな。

ということでブログも簡単ですみません。

さて、現在20時ちょっと前。これから本日最後のレッスン。

頑張ってきます。

今日の演奏動画。

Axel StordahlとPaul Westonの作曲した『Day By Day』をソロピアノで弾いてみました。

2021年5月27日にもやっているのでリテイクです。

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2023年4月 9日 (日)

嬉しいから全力で

昨日は土曜日。毎週土曜日は柔道の稽古の日だ。

先週は京都に行っていたので稽古に参加できなかったので二週間ぶり。とても楽しみにしていた。

朝からピアノの練習に行って昼からは池袋でレッスン。

レッスンが終わったら立ち食いそば「君塚」で腹ごしらえ。

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たぬきそば420円+激辛高菜20円。激辛高菜はマジで辛いので辛いものが苦手な人には決してオススメできない。

一旦家に帰って支度をしてからルンルンで道場に行く。

昨日も充実の稽古。そりゃあ強豪校の高校生や大学生のような稽古は出来ないけれど、オッサンたちはオッサンたちなりに柔道を心から楽しんでいるのだ。嬉しいから全力でやるのだ。良いじゃないか。

終わってからは先輩方や仲間たちと呑みに。

私は柔道自体をものすごく楽しんでいるが、それに加えて所属している「忍田道場」を激しく愛しているので、そこの方々に会いにいくのは恋人に会いに行くぐらい嬉しい。

なので会えた嬉しさゆえに全力で呑み、全力で酔っ払う。あーもうめちゃくちゃ二日酔いになったさ。

ということで今日はレッスン前に

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富士そばでかけそば390円を。これが二日酔いにはキくのだ。

先ほどレッスン終わり。

今日はちょっと出かけてきます。

今日の演奏動画。

Nat Adderleyの作曲した『Work Song』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 8日 (土)

弾く曲リストの終了と新規作成

昨日は仕事が何もない無職Dayだったので魚釣りでも行ったろかなと思っていたのだが、AUショップに行かなくてはならない用事があったのと雨風がエグかったので行かなかったというのは昨日の記事に書いた。

ということでAUショップの用事を済ませた後は仕事場へ行って普通に練習してた。

一曲だけ練習して録音したところで、一つの区切りを迎えた。

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数ヶ月前に書いた「とりあえず一回譜面を書いてから練習して録音する曲リスト」。約200曲あったのだが、それが昨日の一曲でラストになった。

やったねー。やり切ったねー。

基本的にはこれまでにやったことのないジャズの曲を中心にリストアップしていて、一曲一曲何かしらの音源をあたってそれを譜面に起こしてから練習して録音して、という流れ。

もちろんそうやってやった所で「曲の理解」という意味ではスタートラインに立ったに過ぎないのでこれからも引き続き練習し続けないといけないのだけれど。「曲の理解」や「自分の表現として弾く」というのはまだまだ先のこと。本当にとりあえずのスタートライン。

リストの作り方は色んな作り方があるのだけれど、今回やり切ったこのリストは「Real Book」という譜面集の第2巻の目次から中心にリストアップした。

「じゃあその譜面集を見ながら弾けば良いんでないの?」と思うかも知れないが、その譜面集には極めて大雑把な情報しか記されていないので全て自分で書き直す必要がある。

これは「Real Book」に限った話ではなくて、ジャズの譜面集に記載されている情報は本当に“大まかなところ”しかない。簡単なメモ書き程度の譜面なのだ。

よく知った曲であればそれでも演奏可能だが、知らない曲を新しく覚えて理解しようと思ったらしっかり自分で譜面を書いた方が良いと私は思う。

この「Real Book第2巻」の中での最難関は、二人のミュージシャンだった。

クールジャズの旗手、Lenny TristanoとLee Konitzである。

この二人の作品に、まー苦戦させられた。めちゃんこ難しかった。

何度も途中で投げ出したくなったが、「アホでも弾けるぐらいのゆっくりなテンポから少しずつ少しずつ速くしていく&何回も弾く」という必殺技を駆使することで“とりあえず一回弾けるようにして録音する”という第一関門はクリアできた。

冗談抜きでこの必殺技を使えば弾けない曲は世の中から無くなるからね。地獄のようにめんどくさいけど。

「Real Book第2巻」の目次を中心に書かれた「弾く曲リスト」が一旦終了したので、今日は次のリスト作成に一日使った。出来上がったのがこれだ。

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今回は「Real Book第3巻」とブラジル音楽譜面集の目次から中心に。

今回の強敵は誰かな。楽しみだな。

今日の演奏動画。

Lars Janssonの作曲した『Hilda Smiles』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 7日 (金)

さよなら「どうにもならん」

昨日、近所のAUショップに行った。

今使っているスマホはAUのものなのだけれど、それをUQモバイルというやつにすると月額料金が結構安くなるという話をずっと前に人から聞いていたからだ。

聞いてはいたもののこういうことに関してはものすごく面倒くさがりなのでそのまま放置していたのだけれど、毎月決まった日に結構な額をAUから引き落とされるたびに「くっそー」と思っていたのでやっと昨日重い腰を上げてAUショップに行ったというわけだ。

結論から言えば昨日の時点ではUQモバイルへの変更は出来なかった。店が混んでいて昨日中の対応は出来ない、と言われたのだ。それは仕方ない。

で、「明日(今日)なら来店予約を入れてくれれば大丈夫ですよ」と言われたので、来店予約を入れて今日再び行ってきた。

本当は昨日の時点でそう言われて少し迷った。

今日は久しぶりの何も無い日だったのであわよくばどこかに遊びに行こうかなと考えていたからだ。

先日までの京都ツアーの際に使った青春18きっぷの使用回数がもう一回余っていたのでどこか遠くへ行って魚釣りでもしようかなと目論んでいたので、昨日AUショップで「明日再び来てください」と言われた時に「えー、明日は魚釣り行きたかったんだけどなー」と思ったのだけれど、そこで翌日(今日)の天気予報を見たら「一日中春の嵐で海は大時化」とあったのでその時点で魚釣りに行く線は消えたので「わかりやした!明日再度来店させていただきやす!」と答えた。

今朝AUショップに行ったら30分ほどでUQモバイルへの変更はあっさりと終わった。

AUからUQモバイルへ変更することによって料金が安くなる代わりにいくつかの些末なデメリットがあるのだが、その一つが「キャリアメールが使えなくなること」というもの。

実際私ももはやキャリアメールはほとんど使っていなかったのだが、メールアドレスは気に入っていたので少しだけ寂しい。

サミュエル・ベケットの不条理演劇『ゴドーを待ちながら』の英語版(『Waiting for Godot』)の冒頭のエストラゴンの台詞、「Nothing to be done」というものを使ったメールアドレスだった。

日本語訳ではこの台詞は「どうにもならん」と訳されている。

「Nothing to be done (どうにもならん)」は、私の座右の銘なのである。私の人生はまさにどうにもならん。

仕方ない。

これ以降はそのメールアドレスにメールを送っても「どうにもなりません」となるのでご注意を。

現在も使えるメールアドレスは尊敬するAbdullah Ibrahim (Dollar Brand)氏のヒットアルバム

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こちらのアルバムのタイトルを使ったgmailのアドレス。

ちなみにAbdullah Ibrahim氏本人に昔初めてこのメールアドレスを伝えた時はそのアドレスを見て「お前ワシのガチファンやないか」と苦笑されたあとに「わかった、後日使用料金の請求書をお前の家に送っておくよ」と言われた。もちろん送ってこられてはいない。メールはよく来る。


とりあえずUQモバイルに変更できたので良かった。

あとは青春18きっぷを使う日を何とかして探さないと。4月10日が使用期限だからあと数日しかない。


今日の演奏動画。

Jimmy McHughの作曲した『I Can't Give You Anything But Love』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2023年4月 6日 (木)

早起きすると朝そばが食べられる

最近ずっと行けてなかったので今日は朝からすぎむら接骨院に行こうと思っていた。

今年の1月にやってしまった右足首の怪我はもうだいぶ良くなってきているのだが、昨年の後半から半年以上にわたって悩まされている四十肩がまだ痛いのでそれの治療に。

午前中に小岩でレッスンがあったのでそれに間に合うようにと思って朝ドラを見終わってすぐに家を出たのだが、今日は接骨院は午前休診だった。お子さんの小学校の入学式が入っていたらしい。仕方ない。午後は診療をやっているみたいだったからまた後で来ようと思って仕事場へ向かった。

その時点で朝の9時ジャストぐらい。

そういえば朝食を何も食べていなかったので、これはゆで太郎だろと思って仕事場へ向かう途中にあるゆで太郎に向かった。

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早起きが何文の得なんだかは知らないが、このようにかき揚げに温泉卵まで乗ったハイパーゴージャスな「朝そば」が420円で食べられるぐらいは得だ。「朝そば」は午前11時までのサービスメニューである。かき揚げも温泉卵も最高だ。愛してる。

朝そばに満足して仕事場へ着いて、レッスンの時間までは練習。

レッスンを終えてまた練習をしていたらすぎむら接骨院の午後診察開始の時間になったので再度自転車へ向かった。

小学校の入学式を終えた娘さんたちがいつもの3割増しぐらいのおめかしをして接骨院のキッズスペースで遊んでいたのが可愛かった。

久しぶりに四十肩の治療をしてもらったが、やってもらってる時は「ううっ!」となるぐらい痛いのに終わったらすごくラクになっている。

多分四十肩ももう後半戦に入っているような気はするんだけれど、早く思い切り柔道が出来るようになる為にもちゃんと時間見つけて接骨院行かなきゃなあと思った。

その後は再び仕事場に戻って練習。

今日はしっかり練習出来た。

その代わり日課のトレーニングはサボってしまったけれど。明日からまたやろう。

今日の演奏動画。

Duke Ellingtonの作曲した『Things Ain't What They Used To Be』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 5日 (水)

坂本龍馬はその時土佐にいたかもしれない

朝起きてトレーニング後に朝ドラ『らんまん』視聴。

昨日出てきたディーンフジオカ演じる自称”天狗”、幼少期は泣き虫で姉がいるという設定で「あれ?もしかして坂本龍馬?」と思ったのだけれど、時代設定が1867年になっていたので、坂本龍馬はその年の11月15日に殺されているはずだからそれは無いのかなと思っていたら、今日のテロップでやはり坂本龍馬だと判明。まだ大政奉還の前だったのね。

そして今日の劇中でナレーションにより大政奉還が成立したことが知らされる。これが11月9日。

あれ?その時って坂本龍馬は土佐にいたの?

残念ながら坂本龍馬はこのあと11月15日に京都の近江屋で中岡慎太郎と一緒に殺されるので、土佐からもう一回京都に行くのかな?

そんなことを考えてさっきネット検索していたらコチラの記事が出てきた。

なるほどね。フィクションではあるんだけど、可能性はゼロではないということなのね。良いじゃん、そういうの好きだよ。


朝ドラが終わったら即座に風呂に入ってすぐに家を出てレッスンをしに千駄ヶ谷へ。

何も食べてる時間がなかったので今日の朝食はトレーニング後のプロテインのみ。ダイエットしてる人みたいじゃないか。


午前中みっちりレッスンをして小岩に戻る。

戻る途中であまりにも腹が減っていたので秋葉原駅で一回電車を降りて構内にある駅そば「新田毎」でたぬきそば390円を。

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空腹の極みだったので震えるぐらいに美味かった。

やっぱり空腹こそ最大の調味料だな。


小岩に戻って、今日はベースの野々口さんと約束していたので「基礎練習会」の日。

毎月一回やっているこの練習会、いつも本当にタメになるし楽しいし野々口さんには本当に感謝しているのだけれど、今日はいつにも増してありがたかった。

京都ツアー中、金がなさ過ぎてスタジオが予約できなかったから日中にあまり練習が出来なかった。

なのでここ数日ちょっと練習不足だったので、今日の基礎練習会は本当に染みた。五臓六腑に染み渡った。

やっぱり練習だよ。何よりも大切なのは練習だよと改めて思った。

野々口さんに心から感謝。


ということで今日の演奏動画。

George Gershwinの作曲した『But Not For Me』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。

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2023年4月 4日 (火)

選挙が近いみたいだ

昨日で旅を終えて今日からは再び「日常」の再開。

と言っても特別なことはなくて、今日は朝からレッスンの為に千駄ヶ谷へ。

途中で市ヶ谷駅で一旦途中下車してホーム内の「大江戸そば」で朝食を。

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朝は少しお得になる山菜おろしそば400円。

あっさりしていて朝食には良い。

今日気付いたこと。

昨日まで京都にいる時もそうだったのだが、選挙が近いようで立候補者たちやその支援者の演説に道すがらで出くわすことが多かった。

これまでに選挙に行かなかったことは多分ほとんどないし、今回も行くと思う。

まだどこ(誰)へ投票するかということは決めていないのでこれから考えて投票しようと思う。これまでに自民党(並びにそこと連立を組む政党)に投票したことは一度もないのでおそらく今回もそうなる可能性は高い。

しかし、この際に私なりに気をつけていることがあって。

人間は(というか私は)、自分にとって気持ちの良い言葉を発してくれる人についつい同調しがちである。

やはりどちらかと言えば野党の候補者が言っている意見の方が私の意見に近いところが多い。

自分の意見を補強してくれるような意見に与すること自体は悪くないと思うのだが、その際に自分にとって心地よくない意見を「間違いである」と切り捨ててしまうのはどうなのだろうと思っている。

一つの問題に関して
・Aと考える人
・Bと考える人
・Cと考える人
がそれぞれいたとして、私にとってはその際に最も重要なのは「なぜその考えに至ったのか」というプロセスである。考えの種類がAであるかBであるかCであるかは実は結構どうでもいい。

そのプロセスを遡って考えると全ての意見にある種の正当性が生じてくる。
そっか、そういう事情があるならそう考えるのもなるほど納得がいくなあ、と。

この辺のプロセスの違い、つまりはここまで歩んできたそれぞれの人生の違いをお互いに考えることが私にとっては「思考する」ということであるので、自分と違う意見を切り捨てる姿勢はどうなんだろうといつも思ってしまう。

野党の立候補者や支援者たちの演説を立ち止まって少し聞いている時に、「あなたの意見は概ね私の意見と近いところが多い。しかしそれと反する与党の意見やその支持者の意見にはそれぞれのプロセスがありそれぞれの正当性がある。それは私とは異なるというだけで」ということを考えてしまった。

私には私のプロセスが過去にも現在にもあって、それに基づいて思考している。そしてそれは全ての人に同じことが言える。

なので私は真っ当な保守主義の方の話を聞くのは割りと好きだ。自分とは意見は違うのだが「なるほどそう考えるのかー」という発見を得られることが多い。

人は何をもって幸せと感じるのだろう。

人は何をもって平和と考えるのだろう。

選挙はそういうことを改めて考える機会をくれるので結構好きだ。

私は選挙に行った方が良いと思っているので行く。

願わくば多くの人が選挙に行きますように。

私と意見の近い人も、全く違う人も。


今日の演奏動画。

Michel Legrandの作曲した『I Will Wait For You』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 3日 (月)

2023年3月30日~旅日記その5(最終回)

「頻繁に京都行かれてるんですか。良いですね。綺麗なところもたくさん見れるし美味しいものも色々食べられるでしょう」

と言われることがたまにあるが、これに対する答えは全体的にはノーだ。

演奏の仕事があるから日中は練習したり寝たりでコンディションを整えなきゃいけないので観光らしい観光は出来ないし、いつも限界ギリギリいっぱいの貧乏旅行だから食事に多額の金をかけることも不可能だ。

ただし、その中でも自分なりに色々と楽しみを見つけているから楽しいか楽しくないかで言えば十分に楽しいのだけれど、世間一般的な「京都旅行」をイメージされてしまうとそれはさすがに「全然違う(笑)」と言わざるを得ない。

京都での安い食事の楽しみの一つが「都そば」である。“関西の富士そば”と言われることもある立ち食いそばのチェーン店であるが、私はこの都そばにものすごく頻繁に行く。京都で10回の食事の機会があったとしたら7回は都そばだった、なんてことも珍しくない。それぐらいよく行く。

安くて美味しいというのはもちろん理由の一つなのだが、美味し過ぎないのも良い。これは決して都そばをdisってるわけではなくて、美味し過ぎると飽きてしまうのだ。その点都そばは適度に美味しいので毎日食べられる。こういうことも大事だ。

その都そばに今回は一回も行っていなかった。泊まっている所の近辺に無かったからだ。

都そばが無いと食事をする時に「今日メシどうすっかなー、なんか食べたいけどあんまりお金使いたくないしなー、やっぱ都そば無いと不便だなー」なんてことが今回の滞在では度々あって、結局“食べずに我慢”という選択をしたことが数度あった。

「都そば、行きたいな」

そう思っていた。

いつでも会えると思って無意識で軽んじていた人がいたとして、その人に簡単には会えなくなった時にその人が自分の中で占めていた重要性を初めて知る、みたいな事だなと思った。

大切なものはいつでも失ってからその大切さに気付く。私はいつもそうやって人生を損ない傷つけてきたような気がする。

やっと都そばに行ける機会を得たのは今回の滞在四日目の4月2日、昨日のことだった。

演奏現場の「レミューズカフェ」は京阪の伏見桃山駅から徒歩で数分行ったところにある。その途中に都そばがあることを私は覚えていた。過去に何度も行ったことがあった。

現場入りの時間よりも30分ほど早く伏見桃山に着くことにして都そばでそばを食べてから現場に行こう。昼からそう考えていた。なのでそこまでは食事は我慢と思って、昨日は朝から夕方までは何も食べていなかった。

なので伏見桃山駅に降り立った時の私はちょっとルンルンしていた。「みっやこそっば♪みっやこそっば♪」と鼻歌を歌い出しそうな勢いだった。

駅を降りてすぐに都そばはあって、私は入店してすぐに天ぷらそば400円を注文した。

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これこれ、これなんだよと思いながら写真を撮った。

あっさりしたダシの中で天ぷらがぐずぐずになっていくのでそれを崩しながら麺に絡めつつ食べる。青ネギの風味も良い。あーたまらん、おれの求めていたのはこれだ。そう思いながら食べた。

食べ終わったら汗だくになっていたのが少々不快だったが、それ以上にじんわりとした満足感が心を包んだ。「I love 都そば」、心の中でそう呟いて店を出た。

ライブは楽しかった。昔からよく知った顔や初めてお会いする方に囲まれて、平和な中でも複数の音楽的なチャレンジが出来た。頭も身体も心地よく疲れた。今出来るベストは尽くせたと思う。

終演後、少し呑んでから電車で宿まで帰った。


明けて4月3日。今日。

比較的早く寝たはずなのだが起きたら既に7時30分だった。本当はもう少し早い時間に出たかったのだがまあ仕方ないと思って出発の支度をした。

今日から新しい朝ドラ【らんまん】が始まっており、それを視聴。ここから半年は毎日見続けなくてはならないので第一回目をきちんと見れたのは良かった。

宿をチェックアウト。安いカプセルホテルだったけれどオーナーの方も親切だったし4泊したからちょっと愛着も湧いていた。またいずれ。

京都駅まではバスで移動。

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さて、ここから10時間の鉄道旅だ。

まずは米原まで。

めちゃくちゃ速い琵琶湖線新快速は時間的に噛み合わず、各駅で向かうことになった。

途中車両点検などで何度か停車していたので到着が少々遅れた。それは別にさしたる問題ではなかった。

私の頭の中の何割かを「壺屋のきしめん」が占めていた。

壺屋とは愛知県の豊橋駅の中にある駅そば屋で、私はここのきしめんがものすごく好きなのだ。

今回の往路では静岡駅で「チーズそば」に舌鼓を打っていた都合で壺屋には寄れなかったので、復路では必ず壺屋に行こうと決めていた。

出発駅の京都駅で駅そばを食べることもちらっと脳裏をよぎったが、やはりここは豊橋まで我慢、と思って食べなかった。

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米原で乗り換えて大垣まで。この区間は短い。

米原−醒ヶ井−近江長岡−柏原−関ヶ原−垂井−大垣

約30分ちょっとで着いた。

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大垣から先は長い。ここから一気に豊橋を目指す。約一時間半の長い行程なのだが、ここでトラブルが発生した。大垣〜穂積間で線路内のトラブルがあり電車が一時的に運転を取り止めた。

別に焦っていないので「良いよ良いよー、ゆっくりやってー」というぐらいのものなのだが、腹が減っていて「きしめん食べたい!早く!壺屋の!」となっているのでそこは若干冷静さを欠いた。

結局20分少々の遅れで電車が走り出した。空腹を紛らわす為に寝ることにした。

起きたらもう電車は名古屋を過ぎていて、豊橋まではあと数駅だった。

この時点で13時30分ぐらい。朝から何も食べていない私は空腹の限界だった。

電車が豊橋駅に着いた。きしめんを食べられるとあって、私の足取りは軽かった。

ホームの階段を上がり、改札内の「壺屋」を目指す。すぐに視界に店舗の姿が飛び込んできた。

「KI・SHI・MEN!KI・SHI・MEN!美味いぞ美味いぞKI・SHI・MEN!」と電気グルーヴの『富士山』のメロディに乗せて口ずさみながら店内にイン、食券機の前に立った。

ウキウキした私の手がピタリと止まった。

私の目に入ってきたのは「麺大盛り180円」の文字だった。

今の空腹具合を考えたら大盛りもいけそうな気がする。しかし大盛りで180円はちょっと高くないか?けれどここのきしめんは既に何回も食べていて大のお気に入りだから味で外すという心配はないし…

色々と考えた挙げ句、私は「麺大盛り180円」のボタンをプッシュしていた。

やってきたのがこれだ。

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きしめん400円+麺大盛り180円。

満面の笑顔で箸をつける。相変わらずの美味さ。ちょっと濃い目で醤油の味のしっかりしたつゆに、刻みの油揚げも妙に甘くないのが良い。これまでに食べた数々の駅そばの中でも三本の指に入る。本当に私はここのきしめんが好きなのだ。

だがここからしばらくして私は麺大盛り180円の影響を知ることになった。

結論から言おう。

大盛り過ぎた。

食べても食べても減らない。分け入っても分け入っても青い山だった。

13時42分豊橋発の浜松行きの電車に乗らないとその後の乗り換え接続に大幅なロスが生じるために、のんびりときしめんを食べている場合ではなかった。

よく考えてみれば良かったのだ。

麺大盛りが180円というのはちょっと高過ぎるのだ。普通は100円、安ければ50円ぐらいで大盛りになる。

ということは、180円もする麺大盛りはかなりヘヴィな大盛りであると推測するのが妥当だ。

多分、麺が2玉になっていたのだと思う。

かなり多かった。

それでもやはり壺屋のきしめんは激ウマなので食べれてしまう。

電車の乗り換えに間に合うように急いで食べ終えた。滝汗をかいていた。

ホームへ向かうと浜松行きの電車が待っていたので、汗を拭いながら電車に乗り込んだ。

豊橋を過ぎれば、そこから先は静岡県だ。

長い長い静岡県だが、「長い」ということを知っていれば大した話ではない。軽い気持ちでいると痛い目を見るだけだ。登る山の高さを予め測っておくことはとても重要なのだ。

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浜松に着いて乗り換え。ここからまずは静岡まで。

静岡に着いたら乗り換え時間が20分少々あった。

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往路でチーズそばを食べた「富士見そば」がホーム上にあったが、もう閉店していた。閉店していなかったとしても、まだきしめん大盛りの満腹感が残っていたのでチーズそばアゲインは無理があったので閉まってくれていて良かった。

20分以上をホームでぼーっと待つのもなんだかなと思って一旦外に出てみた。途中下車が自由なのも青春18きっぷの魅力だ。

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浜松や静岡といった新幹線も停まるような主要駅は大体こんな感じだ。結構規模も大きいし、駅周辺も栄えている。

ちょうど駅前に喫煙所があったので一服してホームに戻った。ここから乗り換えて熱海まで。

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熱海に着いたのが17時30分ぐらいで、もうほんのりと肌寒くなっていた。

海の方を見ると夕日が西の方に沈んでゆくのが見えた。

夕日を見ながらビールが飲みたいなと思った。

鉄道旅行中には原則として飲酒をしないことにしているのだが、ここからは最後の東海道線(上野東京ライン)だしまあ良いかと思って駅のKIOSKでビールを一本買った。

すぐにぷしゅりと開けたいところだったが、あくまでも海を見るために買ったビールなので湯河原〜真鶴あたりではまだぷしゅらないでおいた。本命は根府川〜早川あたりだ。この辺の海の景色は実に素敵だ。

ということで真鶴を過ぎたところでぷしゅりといった。

海を眺めながらビールを飲んでいると、段々と感傷的な気持ちになった。

数日前にばったり昔の恋人に会ったことを思い出していた。その時は少しだけ話してすぐに別れた。

私は彼女の連絡先は知らないし、彼女も私の連絡先は知らない。今後会うこともないかも知れない。

ただ、私は過去に彼女を酷く傷付けた。

自分の未熟さや想像力の欠如を今思い返しても情けなくてどうしようもない。だから彼女が現在のパートナーと幸せな日常を暮らしているという事を伝えてくれたのは少しだけ私の心を救った。

昔はごめんね、とは言わなかった。言えなかった。

そういう言葉で自分がやらかした過ちを誤魔化すことは出来なかった。

海を眺めながら、私が過去に人から傷付けられたことと、そして人を傷付けたことを思い返していた。

過去は無かったことには出来ない。愚かな過去の集積が現在の私であり、ずっとそういうものから逃げられずにこれからも生きていくのだなと思った。

別れ際に彼女は私に手を振って背を向けて、そして振り返らなかった。そういう優しさに感謝したし、またそういう優しさに若い頃には気付けなかったんだなと思った。


電車が茅ヶ崎に到着するぐらいで、ゆっくり飲んでいたビールが飲み終わったので空き缶をカバンにしまった。

あと一時間と少しで今回の旅は終わる。

また明日から日常が始まる。

少しずつ、本当に少しずつで良いから、優しい人間になりたいなと思った。

今日の演奏動画。

Rahsaan Roland Kirkの作曲した『Bright Moments』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 2日 (日)

2023年3月30日~旅日記その4

昨日はレンタルサイクルを利用して宿から演奏現場の西院京都外大前まで自転車で行ってみた。

色々と懐かしい道を辿りながら。

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まずは北大路橋の上から賀茂川。

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北大路新町。ここを少し北に上がったところに住んでいた。

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多分千本今出川。桜がまだ咲いている。

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北野天満宮。ここって確か学問の神様が祀られてたはず。誰だったかな、菅原道真だったかな。

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円町。

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西大路三条。この辺は昔路面電車が走ってたんだよなあと思っていたのだけれど、まだ走ってた。

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西大路四条。西院駅近く。

てな感じで一時間ちょっとで昨日のお店「さうりる」に到着。入り時間まではまだ一時間以上あったからその辺の公園で時間を潰していた。

ライブはお客さんは少なかったけれど共演者の二人としっかり音楽を作ることが出来た。

すごく良いなあという部分とここをこうすれば我々はもっと良くなるかもという部分のどちらをも発見できたのでそれは大きな収穫だった。それらの収穫についてはまだきちんと言語化出来ていないところがあるので、きちんと言語化出来たら今度のミーティングの時に提案してみよう。

帰り道も自転車。

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夜の四条烏丸。写真に手の影が映りこんじゃった。

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京大名物立て看板(通称「タテカン」)。

実は宿に帰るまでに三軒飲み屋をハシゴしてしまった。

呑みたかったのもそうなんだけれど、ライブに客が少ないってのはあんまり良いことじゃないぞと思っていて、知り合いの店を回って5月のライブのチラシを置かせてもらいに行っていた。

まあまあ酩酊して帰る。やっぱり終電が無いとこうなってしまうな。

あ、なので自転車は乗っていませんからね。押して帰ってますからね(棒読み)。

今日は今回のツアーの最後のライブ。

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4月2日(日) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
vocal:西池のり子 bass:矢野克宏 piano:福島剛
19 :00~start music charge:2000円

ド貧乏旅行だけれど、こうして今日も素晴らしいミュージシャンと一緒に演奏が出来る。嬉しい。

今日も頑張ってきます。

今日は電車で行きます。

今日の演奏動画。

Frank Loesserの作曲した『I Believe In You』をソロピアノで弾いてみました。

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2023年4月 1日 (土)

2023年3月30日~旅日記その3

「みなもと」のうどんで昇天して母校に寄って琵琶湖の疎水で花見をしてから宿に帰った。

ジャージとTシャツだけで動いていたのでステージ用の服に着替えてから再度宿を出た。

まずは出町柳のジャズ喫茶「LUSH LIFE」へ。

京都に来たら必ず寄る。

ここでコーヒーを飲みながらレコードを聴いてマスターや見知った常連客と談笑するのは私の京都滞在の中で重要な時間の一つだ。すごく穏やかな気持ちになる。

(後日報だが、その日の夜にマスターが自転車で転倒して骨折してしまったとのこと。なのでしばらくマスターは「LUSH LIFE」には不在。一日も早い回復を切に願う)

小一時間穏やかな時間を過ごしてからは、ちょっと早めに「スターダストクラブ」へ。

昼に練習が出来なかったから、少し練習をさせてもらいたかったのだ。

すでにお客さんが入っていたのだけれど、失礼して30分ぐらい指を動かすストレッチを兼ねて延々と一人でピアノを弾かせてもらう。

ほどなくしてメンバーが集まってサウンドチェックとリハーサル。

数日前から京都のすさまじい人出を感じていたが、「スターダストクラブ」のある先斗町は京都でも指折りの観光スポットなので外国人の旅行客でごった返していた。

ライブが始まってもその外国人観光客が続々と入ってきてくれて非常にありがたかった。

演奏は集中して出来た。自分を飾らないように、「今何が起きているのか」ということだけに神経を集中させて、素直に一音一音ずつを奏でられるようにと思いながら。

全ての演奏が終了して心地よい疲れを引きずって一人ですぐ近所にある「Jazz in ろくでなし」へ。

たまたま隣に座ったドイツ人の青年と話が弾む。彼はめちゃくちゃ日本語が堪能だったので助かった。私も大学生の時に英語とドイツ語の勉強をしたのだが、今はドイツ語は全く覚えていないし英語もものすごく苦手だから。

ジャズの話やドイツ文学と日本文学の話、それから宗教の話。色んな国の人の色んな意見を聞くのはとても面白い。

京阪電車の終電で出町柳まで帰らなくてはならなかったので、時計の針がてっぺんを指す前に店を後にする。終電という制限があるのはなかなか良いな、と思った。その制限がないと楽しかった場合などには延々と飲んでしまうので、私にはちょうどいい。

宿に帰って就寝。


起きて今日、4月1日。

ゆっくり寝て体調を整える。安宿のカプセルホテルなのだが、みんな観光で来ているみたいで正午前にはフロアに誰もいなくなる。私一人になるのでそこから毎日のトレーニングを開始。

トレーニングをしながら本日開催されている柔道の全日本選抜体重別選手権をTwitterに流れてくる速報とダイジェスト動画で観戦する。

私が個人的に応援しているのは女子57kg級に出場している古賀ひより選手と男子73kg級の古賀颯人選手と男子60kg級の古賀玄暉選手の三人。三人は数年前に亡くなられた古賀稔彦先生のご子息たちだ。古賀先生は私の永遠のヒーローでありアイドルであるので、当然その子供たちも応援するのだ。

ひより選手と颯人選手は一回戦で惜しくも敗れてしまったが、玄暉選手は初戦で次世代のエース候補筆頭と目される比叡山高校3年生の福田大和選手に勝利。

福田選手は本当に素晴らしい逸材だ。まだ高校生なのに寝技という絶対的な武器を持ち、立ち技のセンスも抜群だ。これから間違いなく台頭してくる選手だ。玄暉選手もよく勝てたなと思うし、改めて福田選手のポテンシャルの高さを感じさせられた。

ちょっと解せないのはその後の玄暉選手の準決勝で、パーク24所属の堅山将選手と戦ったのだが、玄暉選手が堅山選手をプロレスのフロントスープレックスのような形で投げたのだがこれを反則と取られた。詳しくはわからないのだが、おそらくこれはベアハッグ(抱きつき)の反則を取られたのではないかと思っている。

それはルールなので仕方ないのだけれど、少なくとも「綺麗に投げた」という事実がそこにはあるわけで、反則勝ちを収めた堅山選手も「助かった」と思いつつも「これは負けてたな」という気持ちはどこかにあるはずだ。

度重なる柔道のルール変更に関して「安全性の担保」という意味で必要なものは必要だと思う一方で、あんまり多くの制限を加えてしまうと柔道が「格闘技」として弱くなっていってしまうのではないかという思いがある。

ルールに関しては昨今の柔道はかなり迷走している感が否めない。

ということで今日はここまで。これから風呂に入って、今日はレンタルサイクルで自転車を借りて今日の現場までは自転車で行こうと思っている。

今日のライブはコチラ。

4月1日(土) 京都西院 さうりる
050-3749-3566
http://sahouril.com/
【福島剛トリオ】
piano:福島剛 bass:鶴賀信高 drums:市川綾野 
19:30~start music charge:2500円

熱く、美しく、静謐な音楽がやりたいなあと思ってお二人に声をかけて結成してから一年ちょっと。

今日も精一杯やります。

是非観に来てください。

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今日の演奏動画。

McCoy Tynerの作曲した『Fly With The Wind』をソロピアノで弾いてみました。

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