力強く生きていく
世間の人の言う「早起き」が何時を指すのかはわからないが、私からすると朝の7時起きは十分に早起きである。
今日はそういう早起きの日。朝から千駄ヶ谷でレッスンがあった。
欲を言えばばっちりと早起きをキメてトレーニングをして風呂に入って朝ドラを見終わったタイミングで家を出てという段取りにしたかったのだが、そこまで早く起きられなかった。
結局トレーニングを諦めて、風呂に入ってから朝ドラを見て、見ている間に出かける支度をして朝ドラが終わると同時に家を出た。
トレーニングをサボってしまった罪悪感はこのブログを書いている夕方になってもまだ残っている。明日はトレーニングをしたいのだけれど明日も朝から忙しいスケジュールだからどうかなあ。でも二日はサボりたくないなあ。
これまでにも何回か書いているけれど、朝から千駄ヶ谷でレッスンがある時には浅草橋で電車を乗り換えるタイミングで立ち食いそばの「ひさご」に行って朝食とするパターンが多い。今日もそうした。
今日は月見そば。390円。相変わらずの美味さ。
絶品の朝飯に満足してから総武線に乗り換えて千駄ヶ谷まで。大体それが朝の9時ちょっと前。
通学の時間はもう過ぎていたけれど通勤の人たちはそれなりにいて電車は混んでいた。
こうやって朝の混雑した電車に乗る機会がある度に、毎日電車に揺られながら通勤している人たちは本当にすごいなあと思う。
混雑した電車で周囲の人に気を遣いながら立っているだけで、心身共に激しく消耗する。目的地に到着した時にはぐったり疲れていて「本当にこれから働くの?マジ?」となってしまう。
そうなるのがわかっているから朝からレッスンがある時にはなるべく30分前には教室に到着出来るようにしておいて、そこでホッと一息ついてからレッスンに臨むようにしている。そうしないとなかなか気持ちが切り替えられない。
力強く生きるってなかなか難しいなと考えていたら、先日小岩で遭遇した立ちんぼのお姉さんのことを思い出した。
小岩では夜の帳が降りるとそこかしこにキャッチやら立ちんぼやらが出没するのだが、先日遭遇した外国人の立ちんぼのお姉さんはなかなかに気合いが入っていて、吉野家の牛丼をテイクアウトしてそれを路上で景気よく掻きこみながら客引きをしていた。
口を牛丼でもぐもぐさせながら私に向かって「オニイサン!マッサージどう!?」と問いかけるその姿に、「力強く生きるとはこういうことなのかも知れない」と思った。
この文章を書いている今は千駄ヶ谷での長丁場のレッスンが終わって小岩に戻る電車の中。これから小岩に戻って仕事と練習を少ししてから最後にもう一つレッスンをやって今日は終了。
私も力強く生きていこう。
今日の演奏動画。
Jimmy Van Heusenの作曲した『(Love Is) The Tender Trap』をソロピアノで弾いてみました。
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