異常なホテルの高騰 昼からは基礎練習会
今日から3月。
そう言えば今月末には再び関西へ行くのでそろそろ宿を予約しておかないとなと思って朝からネットで宿を調べた。
「今、京都のホテル高くなってるなしいよ」ということを誰かから聞いていたので早くしなきゃと思っていたのだけれど、まだ一か月もあるし大丈夫だろうという根拠のない安心感もあって後回しになっていた。それにちょっとぐらい高くなっていたとしても今回は我らが「青春18きっぷ」の使用期間内だし交通費を激安で抑えられるから多少高くなっていても平気平気と高を括っていた。
甘かった。甘すぎた。
私の頭の中でスピードワゴン井戸田潤が「甘いよ小沢さーん!」と叫んだ。黄色い桃の缶詰の汁ぐらい甘かった。
たまに泊まる三畳ほどの部屋にベットが置いてあるだけでトイレとシャワーは共用という某ホテルの値段。普段ならば3000円前後。高い時でも4000円ほどだし、安い時は2000円台の前半ぐらいで泊まれる。
なんとそこが一泊17500円だった。
何が起きているのかわからなかった。
なんであんな監獄みたいなスタイルの宿に17500円も出さなきゃならんのだ!ふざけておる!と思って別の宿を探した。
ここのところ常宿になりつつある祇園にあるドミトリースタイルの某ゲストハウス、こちらはそもそも予約がいっぱいになっていたのだが、料金を見たら一泊6000円ほど。本当にわけがわからない。なぜドミトリーに6000円も出さなければいけないのか。
「こりゃーかなり現実的な線で野宿もアリだな、まあ暖かくなってきたしイケるかな」と思い始めていたところ、京都市の北の方にある怪しげなカプセルホテルが4泊で14000円、ポイント使用により2000円引かれて合計12000円というのを見て光の速さでそこにした。一泊3000円はマジでギリギリな線だ。これ以上は無理だ。これ以上になるんだったら本当に野宿をする。橋の下で寝袋で寝る。当たり前だろ、どこにそんな金があると思ってんだ。
そういえば安宿を探していたら大阪の高槻に「House of the Rising Sun」という安宿があった。これ浅川マキもしくはちあきなおみの『朝日楼』っていう歌の原題じゃないか。
あたしが着いたのはニューオーリンズの
朝日楼という名の女郎屋だった
すごいネーミングセンスしてるなと思った。今回は泊まらないけれど一回泊まってみたい。
とにかく宿が無事に決まって良かった。
昼からは月に一度ほどやっている「基礎練習会」。
ベースの野々口毅さんにお付き合いいただいて、地味な基礎練習を二人でひたすらにやる会。
これがとても楽しい。基礎練習はとても難しいのだけれど。
素晴らしい柔道家と練習させて頂くのがとても楽しいように、優れた技術を持った音楽家と練習できるのは本当に楽しい。ライブでもないしリハでもない、純粋な「練習」なんだけれどその中でたくさんの気付きがある。こういうことを地道に積み重ねないと本当に自分がやりたい演奏なんて出来やしない、と私は思っている。
この練習会ももう5年ぐらい続いているんじゃないかな。コロナ騒動の二、三年ぐらい前から続けているし。野々口さんには本当に感謝。
基礎練習をたっぷりやった後は自分たちへのご褒美として少しだけ曲の練習もやる。いつも録音する。今日は三曲録った。
ということで今日から三日間、「今日の演奏動画」コーナーは野々口さんとの合奏動画。
良かったら聴いてみてください。見えないと思いますが、私の着ているTシャツの胸のところには「JUDO」と書いてあります。お気に入りのTシャツです。
今日の演奏動画。
Bronislaw Kaperの作曲した『Invitation』をベースの野々口毅さんとデュオで弾いてみました。
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