左右非対称
人間に限らず生物の造形というのは本当によく出来ていて、それは見れば見るほどに美しいと思うことが多々ある。
なんでそうなっているのか、そしてなんで私がそう感じるのかは知らない。とにかくそう思うのだ。
ほとんどの生物が一見して左右対称の造形をしている。
けれど厳密には全然左右対称じゃないということをこの数か月間実感している。
ずっと悩まされている四十肩。この原因が老化による筋肉の硬化だということは以前にも書いたが、なぜ硬化するかと言えばそれは「使わないから」らしい。使わないことによって身体が「ここの部分はあんまり必要じゃないのね」ということで勝手に硬化させていくらしい。勝手に硬化させんなよマジで。勝手なことするのやめてもらっていいですか。
私の場合、四十肩は右肩からきた。私が左利きであるので、日常生活の中で無意識に左手ばかりを使っていたせいで、右手そして右肩は先ほど言ったように身体が勝手に硬化させていきやがった。ふざけんなマジで。
そうなってから日常生活の何気ない動作を右手と左手のどちらで行っていたのかを意識的に観察してみたら、やはり驚くほど左手を使っていた。
飲み物の自動販売機で釣銭を取るのも、電車の改札をくぐる時にSuicaを機械にタッチするのも、私は全て左手で行っていた。
なるほどなあ。道理で右肩が硬化するわけだ。でも勝手に硬化させられたのは許してないけどね。そしてその後にきっちり左肩も四十肩になったからひょっとしたら利き腕は関係ないのかもしれないけど。
あと、風呂上がりによくストレッチをする時のこと。そもそも私は「身体カタイカタイ星」の出身であるので身体がめちゃんこ硬いのだが、それでも左半身の方が若干柔らかい。右半身は鬼のように硬い。脚を伸ばすストレッチでも左足はそこそこ伸びるが、右足は全然伸びない。こういう時にも、ああ人間の身体って全然左右対称じゃないんだなあと実感する。
どうやら私は左右非対称ないびつな身体と、歪みがいつまでも取れないいびつな心を持って生きているらしい。
今日の演奏動画。
Richard Rodgersの作曲した『The Sweetest Sounds』をソロピアノで弾いてみました。
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