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2019年5月

2019年5月31日 (金)

本日「スターダストクラブ」。異文化に対する寛容について。

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京都におります。

こちらにおりますと時折「関東のうどんなんて汁が真っ黒うて食べられへんわ!」というご意見を聞くこともありますが、これは私から言わせてもらえればピントはずれもいいところ。関東のそば(うどん)と関西のそば(うどん)は完全なる別物。どれぐらい違うかと言えば、スパゲティーとラーメンぐらい違います。ナポリタンに背油がちゃっちゃとかけられていることはないように、そこを比較するのは不毛でしかありません。

結論から言えば、「美味い所で食べればどちらも美味いし、不味い所で食べればどちらも不味い」です。当たり前過ぎてすみません。

私は関東のそば(うどん)も関西のそば(うどん)もめちゃんこ愛しておりますが、これらは同じものとは考えておりません。本日久しぶりに関西のお出汁の立ち食いそば(天ぷらそば330円)を頂きましたが、久しぶりの関西風のお出汁は涙が出そうなほど美味かったです。東京では食べられないジャンクなカツオ出汁。ジャンクで何が悪い。良いジャン良いジャン良いジャンク、です。

異文化に対する不寛容は罪であると同時に、自らの可能性を矮小化させます。関東風、関西風のどちらかしか楽しめない方は、「お気の毒様」です。私はどちらもめちゃんこ楽しめます。単なる食いしん坊だからではありません。あくまでも私が様々な文化に対して寛容である結果です。食いしん坊万歳。

明日は愛しのうどん屋「みなもと」(北大路橋東詰)に行こうかなあ。日本一美味いんだよなあ。

関西風の天ぷらそばで大当たりを引いてゴキゲンになったところで今からスタジオで基礎練習。そして夜はライブです。

先斗町の名店「スターダストクラブ」にて20時から。ボーカル市川芳枝さんとベース村田博志さんと。

何も言うことのない素晴らしい共演者と目一杯音楽を堪能させてもらいます。是非お越しくださいませ!

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2019年5月28日 (火)

5月30日(木)~6月1日(土)京都演奏予定

明後日から京都に行きます。
滞在中のライブ・セッションの予定は以下の通りです。


5月30日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
http://sesamo.okoshi-yasu.net/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:1000円

 

5月31日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2000円

 

6月1日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
vocal:西池のり子 bass:鶴賀信高 piano:福島剛
19 :00~start music charge:1500円



遊びに来て頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。


(2019 vol.35)

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2019年5月19日 (日)

ブルースからは離れられない離れたくない

毎日の練習の中では割りと節操無く色んな練習をする。

ツーファイブの12キーとか、コルトレーンチェンジの12キーとか、変拍子だとか他にも色々。やっている一番の理由は「楽しいから」だ。全然嫌いじゃない。

けれど、自分に対するdisりとして「ペンタでまともに歌えてねー人間がいっちょまえにオルタードとか言ってんじゃねーよ、バカ」とか「四拍子もまともにとれてねー人間が何が変拍子だバカ」とか色々ある。最近流行っているdisりは「テーマもきちんと弾けねーくせに何がアドリブだバカ」である(←最近そういう指摘を頂いたのよホホホ)。

そういう「セルフdisり」に対して「いーじゃんよ、楽しいんだからよ、ほっとけや」という言い種もあるのだが、それ以外にも「変拍子(本当は変拍子じゃないんだけど)の練習をすることによって普通の四拍子の取り方がより強靭になる」とか「色んなスケールを身体に染み込ませることで、シンプルなペンタトニックがより力強くなる」という言い訳もある。いや、これは冗談でなく、ね。英語の勉強してたら違う角度から日本語が見られるようになって面白い、みたいなことあるじゃん。そういうことも確かにあるんだよ。

最終的にはそんなに無駄な練習なんてない。ちゃんと収拾さえつけられれば、だけど。

で、それと似ていることで昔からずーっと思ってること。

「ブルースもろくに弾けねーくせに何がジャズだ、バカ」

この思いは、ずーっと持ち続けている上に、自分の中でどんどん強くなる。

ブルースがどれだけ難しくて奥深いかを、色んな音楽に触れれば触れるほど実感する。おれはまだちっともブルースが弾けない。

最近は少しずつ、また一からブルースを勉強する機会に恵まれている。ブルースを演奏する機会も増えている。やっぱりブルースはめちゃくちゃ難しい。そしてめちゃくちゃ面白い。

色んな人にそういう機会を恵んでもらっているが、今日はそういう機会をくれた人の一人、ギタリストの斎藤秀明さんのバンドでブルースのライブ。

これからも興味の赴くままに色んなことを吸収しよう。色んなことを勉強しよう。知りたいことは山ほどある。できるようになりたいことも山ほどある。

で、ことあるごとにブルースに戻ってきて「まだまだなっとらーん!」と打ちのめされよう。

今日も目一杯ブルースしよう。

原宿「クロコダイル」で。色んなバンドが出るけれど、我々はトップバッター。18:30から。ギター&ボーカルは斎藤秀明さん、ベースは金田洋一さん、ドラムは藤井マサユキさん。素敵なメンバー!

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2019年5月14日 (火)

明日は歌声酒場vol.36

明日5月15日(水)はコチラです。


5月15日(水) 東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「福島剛の歌声酒場 vol.36 (ジャズボーカル中心のジャムセッションです)」
piano:福島剛 bass:木田浩卓
第三水曜日夜のワタシが仕切りのボーカルセッション。ボーカルの方がメインですが、もちろん楽器の方もご参加いただけます。第三十六回目のベーシストは木田くんです。
19:30~start  music charge: 1800円


(2019 vol.33)

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2019年5月13日 (月)

2019年5月13日小岩「Back in time」Mitch(tp&vo)トリオ!

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本日5月13日(月)、小岩「Back in time」でライブです。

トランペット&ボーカルのMitchさんとベースの工藤精さんという胸熱のお二人と。

私自身とても楽しみにしていたライブなので、たくさんの方にご覧頂ければ幸いです。

是非お越しくださいませ!

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2019年5月 9日 (木)

最近観たライブの話(5月5日&5月7日)。おれは5月13日。

GW?はー何それ食べれんのー?美味いのー?こちとら毎日仕事だわ!

なんて言って売れっ子を気取ってみたいところではあるが、GWはぽつぽつ仕事があったりなかったりして、通常営業に比べりゃ若干ヒマかなぐらいの日々を過ごしていた。ええ、そんなもんですよ。

で、たまたまこの数日間夜に観たかったライブがあって、そこの時間を空けることに成功したのでいそいそとライブ観賞。その話を少々。

5月5日(日)には、六本木の「キーストンクラブ」という所に行ってきた。ピアニスト新澤健一郎さんのトリオ「Perspective」のライブ。

六本木という街は何回行っても「おい、オシャレ度皆無の田舎者はとっとと帰れよ」と街全体から言われているような被害妄想に襲われるが、そこはぐっとこらえて。

こちらのトリオ、ピアノは新澤健一郎さん、ベースに飯田雅春さん、ドラムに石川智さんというメンバー。私がベースの飯田さんとたまに一緒に演奏させていただくご縁もあって、昨年新澤さんが出版されたCDアルバム「Standards and me」(ピアノ:新澤さん、ベース:飯田さん、ドラム:ジーン・ジャクソンさん)を購入したのだが、これが大変に素晴らしく、「是非一度新澤さんのピアノを生で観てみたい!」と思っていたのだった。

生で観てどうだったかって、もうむちゃくちゃ素晴らしかった。

前述のCDアルバムではジャズスタンダードを中心に演奏していたのに対して、この日の演奏は新澤さんのオリジナルの曲が中心。ということなので「知らない曲」ばかりなのだが、それが全くマイナス要素にならない。つまり、私が楽曲を知らないということが演奏を楽しむことを一切阻害しない。未知の美しい楽曲が目の前で繰り広げられていくのを聴くのは、まだ読んだことのない小説を1ページずつめくりながら読んでいくようで、とても楽しかった。

トリオのアンサンブルも素晴らしかった。これはちょっと私のイメージ的な話になるのでわかりづらいかも知れないが、音の波動の小さな欠片みたいなものが無数に何層にも積み上がってその結果として大きなうねりが出来ている、というイメージ。そんな感じのアンサンブル。グルーヴのうねり自体はとても緩やかで大きいのだけれど、その細部をよく見ると、細かな欠片がいくつもある、という感じ。三人が大きなうねりを作る為に細かく細かく仕事をしているというか。私はそんな風に感じた。

あと、個人的に「おおっ!」と思ったのは、新澤さんのピアノの音の切り方の見事さ。ピアノっていう楽器は鍵盤を押したらポーンと音が鳴って、鍵盤から指を離したら音が切れる仕組みになっているのだけれど、この「音の切り方」がめちゃくちゃ絶妙で、演奏を見ながら何回も唸った。くぅぅぅー、すげー、って。難しいんだよ。なかなかコントロール出来ないの、音の切り方。いやー、すげかったなあ。

全編通じて夢中になって観てしまった。いやー、本当に良かった。

いつまで経っても慣れない街六本木をあとにした瞬間にきちんと此岸に戻って来られるようにソッコーでレモンハイ飲んだけどな。

で、一日空いて5月7日(火)は、日暮里の「Bar ポルト」へ。ボーカル&ギターのさがゆきさんとサックスの登敬三さんのデュオライブを観に。

サックスの登敬三さんはこのブログでも度々紹介している。私が日本で一番好きなサックス奏者だ。何回か共演させて頂いたこともある。音色もリズムもストロングだが、何より「登敬三」という音楽家の在り方がストロングだ。彼の演奏を聴くと、何と言うか、勇気をもらう。音楽というものの底力を再確認するのだ、私は。

ボーカルのさがゆきさんも是非一度生で聴きたかった音楽家だ。ジャズ界のみならずフリーインプロ界隈でもよく名の知れた彼女の歌と即興に大いに期待しながら日暮里へ向かった。この日は高田渡や早川義夫、ユーミンや井上陽水からピアソラまで、様々な楽曲を「完全なるさがゆきさんの世界観」で歌っていた。良い意味で「やりたい放題」である。きゃー素敵ー、もっとやってー、と思いながら観た。

当たり前だが、基本的な歌はべらぼうに上手い。そこへ上乗せて変幻自在のインプロビゼーション。面白くないわけがないでしょ。

休憩時間にさがさんと少し話していたら、「登さんと一緒にやっているとついついやり過ぎてしまう。自分がどんどん自由になる」とのこと。これは私も何べんか登さんと演奏させてもらっているから、少しはわかる。いや、むちゃくちゃわかる。そうなのだ、登さんと演奏しているとどんどん心が自由になっていく。あれは何なのだろう。

思うに、私なんぞは人から良く見られたいなどというカスのようなスケベ心がたくさんある。それが様々な場面で私の心にストッパーのように制限をかけている。登さんと演奏していると、「そういうことは一旦脇に置いといて、思うままにやれよ」と背中を押してもらえるような感じがあるのだ。

久しぶりに客席から聴く登さんのサックスは、激しくて、優しくて、美しくて、「なんだよ最高かよ」と何度も思った。超かっこ良かった。やっぱり彼のサックスが好き過ぎる。

さがさんは後半からどんどんノッてきた。やりたい放題に拍車がかかり、最終的にはお客さんから「もう11時(23時)まわるよ!」と言われて、ほんじゃ次の曲で最後にしようか、という具合だった。時間なんて忘れて没頭して。これもまた最高だ。

日暮里はそれほど背伸びしなきゃいけない街ではないけれど、「今日は良い日だったので勝利の美酒を」ということでお店を出たらソッコーでコンビニに寄ってレモンハイをぐびり。

という訳で、最近は二つほどライブを観に行って、ものすごく楽しかった。ライブを観に行くのは良いなあ、やっぱり。

あ、私もやるんだった!がんばらないと!

5月13日(月)、小岩の「Back in time」にて!トランペット&ボーカルのMitchさんと、ベースの工藤精さんと!ピアノがワタクシ!これ以上ないぐらいに最高の共演者です。

私がライブを観に行って「いやー最高だったわー」と思いながらレモンハイをぐびりしたような気持ちを味わって頂けるように。

5月13日(月)20時からです。めっちゃ良いから。是非観に来てください。

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2019年5月 2日 (木)

新年感について行けてない

世間では改元のせいか、「新年明けました」みたいな感じがありますな。平成最後の4月30日も大晦日みたいな雰囲気ありましたし。昨日の昼にちらっとテレビ観たら、どこのテレビ局も(なんとテレ東までも!)新天皇即位の儀式を中継していまして、ああ、これは確かに国民的な行事なのかな、と思いつつもテレビを消してそのまますぐに仕事に出かけてしまって。ぶっちゃけて言うと、全く実感はないんです。「ああ、元号変わったんだー」ぐらいの感じで。新年感は、ないです。新年感、感じたいなあ。どうすれば良かったんだろうか。

うまく流れに乗れてないのか、単純に非国民なのかは知りませんけれど。

色んなことについて行けてないのですが、本日もコツコツ頑張ります。本日は二本立て。

昼は亀有「Jazz38」でセッションです。ベース小高トシユキさんとお待ちしております。12:30~。一緒にたくさん演奏しましょう。

夜は池袋「ばがぼんど」でボーカル千葉陽子さんとライブ。19:30~23:00まで怒濤の4ステージ。たくさん演奏します。

「もう連休飽きたよー、暇だよー」という方も、そうでない方も。

遊びに来て頂ければ幸いです。

(2019 vol.30)

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