新井さんが神になりました
安西先生、という先生がいらっしゃいます。
湘北高校のバスケットボール部の顧問をされていた方です。
惜しむらくは、実在の方ではなく、「スラムダンク」という漫画の中に登場する方なのですが。
その安西先生の至言の1つに、「諦めたらそこで試合終了ですよ」というものがあります。
そうなのです。勝負事は、実は勝っている側の方が厳しい。相手が諦めない限りは。諦めずに立ち向かってくる相手の牙を、全力で折りにいくこと、それが「勝つ」ということなのだと思います。
逆に負けている側は、単純な二択。諦めずに戦うか、座して死を待つか。
今日は、どんなに苦境にあっても諦めてはならないことを、愛する広島カープの方々に教えて頂きました。
九回表、五点差。
ほぼ絶望的な点差です。
そこからバティスタ、菊池両選手のソロホームランで三点差に。丸選手が出て、鈴木選手は倒れたものの、松山選手が一点を返し、西川選手が必死に走って内野安打。一打逆転の場面で、愛してやまない新井さん。いや、新井神。
正直、私はこの状況で新井さんが見れたのなら、もう今日は本望。負けても良いと思っていました。私こそが、諦めていました。
新井さん。
いや、新井神。
逆転の3ランホームラン。
鋭く放たれた打球は、バックスクリーンに突き刺さりました。
諦めたらそこで試合終了です。
諦めたらそこで試合終了です。
大事なことなので二回言いました。
これは、おそらく人生にも言えることです。
諦めたらそこで試合終了です。
ちなみにこの新井さんという選手、一度はグレてしまってよそに家出をしていましたが、やっぱり帰ってきました。
家出をした時には「てめー二度と帰ってくるんじゃねえぞ!」などと新井さんを憎んだものですが、やはり戻ってきたら愛おしいですな。こんなに愛おしいプロ野球選手もそうそういません。
今日、私は、神宮球場で、「諦めたらそこで試合終了ですよ」の意味を、思い知らされました。
新井さんが、大好きです。
| 固定リンク
コメント