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2017年4月18日 (火)

過程が大事

割りと全ての物事に対して「結果が全て」とはほとんど思っていなくて、その逆、「過程が全て」と考えているフシがある。

成功や失敗などという「結果」は、かなり運否天賦なところがあって、いちいちそこで一喜一憂しないように、なるべく心がけている。それでもやっぱり結果を欲しがってしまう瞬間というのは多いのだけれど。

先日、私のピアノ教室の一門会、発表会があった。

参加者は16名。皆それぞれに努力し、結果、良い演奏になった。
ミスの少なかった人もいれば、普段よりもミスの多かった人もいた。音楽においてはミスは多いよりも少ない方が良いのは確かなので、そこでミスが多かったことを気にやむ気持ちは私もよくわかる。
けれどそれも所詮は「結果」に過ぎない。

やはり私がそこで最重要視したいのは、何を積み重ねてきたか、という「過程」なのである。

極度の緊張のあまりつまらないミスをしてしまうようなことは私にだってたくさん経験がある。けれど、そこまで積み重ねてきたものさえあれば、一つや二つのミスで音楽は崩壊しない。「決して間違いたくない、ミスを犯したくはない」と考えながら日々歯を喰いしばって重ねてきた練習が、自らを助けてくれる。
局所的に見ればそのミスは許されざるものかも知れないが、それ以外の部分に日々の努力がきちんと反映される。

また、「自分がどう弾くか」ということなんてどうでも良い、とまでは言わないが、そこに囚われ過ぎるのもどうなのだろう、と思う。共演者や聴き手、つまり「相手」の存在する行為の中において、自らの行動がどうあるかと同じぐらい相手の行動がどうあるかということは大事なはずだ。自分の発言はどう捉えられているのか、それに対してどういうレスポンスが返ってきているのか。共演者や聴き手を慮(おもんばか)ることは、コミュニケーションの中では非常に大切だ。

究極的な意味で言えば、音楽というものの目的地として「それを通じて少しでも良い人間になる」という所を私は設定している。
自らの内側を見つめて、何が言いたいのかを考える。そしてそれを表現するのに然るべき技術を日々の訓練の中で身に付ける。また、それと同時に自らとは出自の異なる他者を思う。差異こそが創造の源泉であることを理解し、互いを尊重して、高めあう。
そういうことを繰り返しているうちに、少しずつ「良い人間」に近づいていくのではないかなあという気がしている。

良く見られたいという自尊心、誉められたいという承認欲求は私の中にも多くあるし、それらが全て悪いとは思わない。しかし、そういったものから解き放たれてもっともっと精神的に自由になることこそが、音楽の究極的な目標なのだ。私の場合。

で、そうなる為にはとにかく練習しかねえんだよなあ、音楽の場合。
だから、結果よりも過程が大事。
ちなみに私は一本筋の通ったナマケモノなので、すぐにサボります。サボらないようにします。

さて、本日4月18日は亀有「Jazz 38」でジャムセッション。ドラム手塚恭子さんに、ベースは水橋GON孝御大!すっごい勉強になるんです、GONさんと演奏するの。で、エキサイティングで楽しいし。
是非皆さまも遊びにきて下さい。
13:00からです!

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