ぷりてんにゅあはっぴーうえにゃぶるー
レコードやCDなどで音楽を聴くときには大きく分けて二種類のきき方をする。
ひとつはレコードプレイヤーの前に正座して座ってがちっと気合いを入れて聴くパターン。
Thelonious Monk、Bud Powell、Duke Ellington、James・P・Johnson、Abdullah Ibrahim、Randy Westonなどのピアニストを聴く時にはこのパターンを選択することが多い。言い換えればこれもまた練習の一環だからだ。傍らに置くことを許されるのはコーヒーもしくは緑茶のみ。酒は許されない。
それに対してもうひとつは、もっとリラックスして聴くパターン。寝転がってもいいし、酒を飲みながら聴いてもいい。
これは、その時に聴く音楽を上記のものよりも下に見ているからではない。より自分の「愉しみ」として聴く要素が強いのだ。音楽は私の生業であるが、それと同時に最大の愉しみでもあるのだ。
その際に聴くことが多いのが、Louis Armstrong、Ray Charles、Sonny Rollins、Roland Kirk、Nat King Coleなどだ。他にもいろいろあるけれど。Gene Harrisとかもそうかな。
で、この間はそういうリラックスとして音楽を聴いているときに、Nat King Coleを聴いていた。実にすばらしい。ごくごく自然にスイングするし、洒落ているし、そして感動もする。
彼のレパートリーの中でも特に私の好きな曲が何曲かあって、そのうちのひとつが「Pretend」という曲だ。
「君がブルーなときにはハッピーなふりをしようぜ」という歌詞で始まるこの歌は、おおらかに人生を肯定しているような気がする。
ああ、とてもいいなあ、と思いながら聴いていた。
その時にふと気づいたのであるが、私はこれまでにも多くの歌の伴奏などを仕事でもしてきたのだが、この「Pretend」の伴奏をしたことがないかもしれない。ひょっとしたら人のライブなどでも聴いたこともないかもしれない。たまたまだと思うけれど。私だけかなあ。良い歌なんだけどなあ。
ということで私は今はとてもこの「Pretend」の伴奏がしたくなっている。
ぷりてんにゅあはっぴーうえにゃぶるー、いっりずんべりはーとぅどぅー。
誰か歌いにこないかなあ。
はい、宣伝です。
本日は亀有の「Jazz 38」でジャムセッションをやっています。
ベースのヤマチハさんと。19:00から22:00ぐらいまでやってます。
「Pretend」以外にもたくさん歌えますし、演奏できます。ぜひ皆様参加しにきてくださいませ。
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