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2015年6月19日 (金)

『ユリシーズ』あらすじ

数日前にぶっ倒れて、珍しく二日連続でブログをさぼったので、今日はこれまた珍しく二本目を書いてみる。

人の誕生日や記念日を覚える事が壊滅的に苦手である。昔は覚えられたのだが、最近はとんと覚えられない。自分の誕生日すら危うい時がある。

なので、朝のニュースなどでやっている「今日は何の日」みたいなコーナーは結構好きだ。

へえ、今日ってそんな日なんだ、という感じで興味を引かれる。

で、ここ数日、あれ、6月の十何日って何かの日だったよな、何だったっけな、と思いながらもやもやとしていたのだが、つい先ほど思い出した。

今日、6月19日が桜桃忌で、三日前の6月16日がブルームズデイだった。

桜桃忌というのは作家太宰治の命日(正確には遺体が発見された日)であり、太宰の墓のある三鷹の禅林寺には中二病をこじらせた感じのイタイ人たちが集まって太宰の墓に手を合わせる日だ。

なぜこんな少々悪意のある書き方をしているかと言うと、私も行っていたからだよ!桜桃忌に!高校三年間は毎年!そして一番最近だと6~7年ほど前ぐらいに!私もイタイ人たちの仲間だったの!まあイタイよね。というか私が一番イタイよね、恐らく。

まあ良いや。この辺の顛末は何か月か前にメルマガにも書いたし。

あ、メルマガを読みたい人はご一報くださいね。時間のある時に限りバックナンバーの配信サービスもやっていますので、過去のものを読んでみたいという奇特な方もどうぞ。全体的にアホな事しか書いておりませんが。

今日は桜桃忌なんである。そして三日前の6月16日はブルームズデイなんである。

ブルームズデイとは何だそれは、という方も多いと思う。

ジェイムズ・ジョイスというアイルランド人の作家の書いた小説『Ulysses(ユリシーズ)』という小説がある。

主人公のレオポルド・ブルームという中年の男がただひたすらにダブリン(アイルランドの首都)をうろうろする、という内容の小説である。

で、このうろうろしていた日が1904年の6月16日(正確には日付変わって17日の深夜まで)という設定。なので、主人公のブルームの名前をとってブルームズデイという訳だ。

ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を下敷きに書かれているというこの作品は、プルーストの『失われた時を求めて』と並んで20世紀最大の問題作であるという評価がされている。ちなみに私はプルーストの方は読んだ事がない。いや、読み切った事がない。7回ほど読破にチャレンジしたのだが、途中でめんどくさくなって放り投げた。長えんだもん、すごく。

で、この『ユリシーズ』の方は日本語版ではあるが、読破した。一回読んでさっぱり意味がわからなかったので二回目も読んでみたが、それでもさっぱり意味がわからなかった。かなり頑張って読んだ。これまでに結構たくさんの小説を読んできた方だとは思うが、最も苦労して読み終わった。はっきり言って苦痛だった。

で、頑張って読んだので、ここで『ユリシーズ』のあらすじを紹介したい。

はい、世界の名作文学をフクシマが雑過ぎるあらすじ解説で台無しにします。

『ユリシーズ』あらすじ

・最初に登場するのは第二の主人公、スティーブン・ディーダラス。

・スティーブンが海辺の塔で友人と会話。最近会ったアホな出来事とか。

・スティーブンは学校の先生で、その後学校に行って授業。その後給料をもらう。

・給料をもらったら海辺に行ってぼんやりする。

・場面変わって主人公レオポルド・ブルーム登場。

・街に買い物にでかけるブルーム。豚のレバーを買う。途中ですれ違った女性のケツに見とれる。

・家に帰って妻のモリーに朝飯を作るブルーム。モリー宛てにボイランという男から手紙が来ているのを発見して「モリーのやつ浮気してんじゃねえか?」と疑う。

・ブルームとモリーが会話する。途中で「メテンプサイコーシス(輪廻転生)」という言葉が出てくる。

・ブルーム再び出かける。郵便局へ。実はブルームはヘンリー・フラワーという偽名を使ってマーサという会った事のない女性と文通のみの浮気をしている。プラトニックかつ中学生っぽい浮気。

・郵便局でマーサからの手紙を受け取ってそれを読んでにやにやして、「でも女って怖いもんなあ」なんて思うブルーム。

・ブルーム、その後葬式に列席。

・ブルーム仕事へ。ブルームの仕事は広告屋。新聞社へ。あれこれと災難な目に遭う。

・ブルーム、腹が減り昼飯。サンドイッチなんぞを食いつつメシ屋のオヤジや客などと談笑。

・メシ屋からの帰り道、ボイラン(妻モリーに手紙を送っていた男)を見かける。ブルーム隠れる。また「あのヤロー、うちの妻と浮気してんじゃねえか?」などと思いつつもブルームはうじうじするだけ。

・場面変わって図書館。スティーブンが仲間たちと芸術談義。白熱する。

・また場面変わって本屋。ブルーム、エロ本を買う。

・ブルーム、エロ本を持ってホテルのバーラウンジのような所でピアノを聴く。ピアノの最後の一音に合わせて屁をこく。

・その頃ブルーム家にはボイランがやって来ていて、モリーとボイランは絶賛浮気中。現代でいう所の矢口真理的なアレ。

・ブルーム、パブに入って酒を呑もうとするが、そこにいた犬(ギャリオーエンという名前)に追いかけられて半べそでパブを脱出。

・ブルーム、海岸へ行く。

・海岸では花火が打ち上がっている。浜辺にガーティという名前のかわいいチャンネーがいる。

・チャンネーのスカートがはだけそうではだけない。見えそで見えないパンチラもどきにブルーム、ものすごくムラムラする。

・ブルーム、岩陰に隠れて手淫を開始。花火の最も景気の良いやつが打ち上がるのに合わせてブルームも発射。

・その後賢者モードに突入したブルーム、病院へ。知り合いのお見舞いへ。そこで初めてスティーブンと会う。スティーブンたちはラウンジで酒を呑んでいる。

(この辺からかなりカオス)

・更に呑み屋へ。ブルームの妄想地獄。自分が女装して先程の犬(ギャリオーエン)に追っかけられる妄想をしたり、裁判にかけられて死刑判決を受ける妄想をしたり。スティーブンもスティーブンで妄想地獄に陥り、二人して「ぎゃああああ、もうやめてえええええ」みたいな感じで呑み屋脱出。

・ブルームとスティーブンの会話。スティーブンが「ぼくは文学者になりたいんです」とか言う。「良いんじゃね」とブルーム。

・最終章(第18章:ペネロペイア)はブルームの妻モリーの脳内垂れ流しの独白。句読点一切ナシ。

・昼間のボイランとの矢口的な浮気を思い出したりして彼のイチモツはでかかったなあとかでも彼との関係はもう終わりにしなきゃとかブルームと今後どうしようとかそんな事を考えたり、←こんな感じの文体。

・↓最後数行

・すると彼はあたしにねえどうなのと聞いたyes山にさくぼくの花yesと言っておくれとそしてあたしはまず彼をだきしめyesそして彼を引きよせ彼があたしの乳ぶさにすっかりふれることができるように匂やかにyesそして彼の心ぞうはたか鳴っていてyesとあたしは言ったyesいいことよYes。(集英社文庫『ユリシーズⅣ』p387-388)

以上『ユリシーズ』あらすじでした。

自分で書いていても何じゃこりゃと思う。

いや、とにかく三日前の6月16日がブルームズデイだったので書いてみました。

専門の文学者からの苦情は一切受け付けません。「フクシマここ合ってねえじゃねえかゴルァ」みたいなやつは。

このカオス過ぎるあらすじを読んでみてそれでもなお読んでみたいって方は是非どうぞ。

読み終わったら一緒に「何だよあの小説、ホントに意味わかんねえよな」と感想を言い合いましょう。

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コメント

私もユリシーズ読みましたがさっばり分かりません。
現在2回目を読んでいますが中止します。
「失うわれた時を求めて」は読み終えました。

投稿: | 2017年1月16日 (月) 20時38分

こりゃあ酷い。だが面白くまとめてもらえたので読破(した気になりま)した!ありがとうございます。猥褻な描写が問題なのかと思ったけど、そもそもカオスなキャラクターやら文体やらストーリーがすべて問題だったのかもしれませんねぇ。

投稿: 名無し | 2017年9月30日 (土) 21時38分

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