もう、なった
他人の好きな言葉というのはこれまでの人生の中で幾つもあって、その時々の自分の中での流行りみたいなものもある。
今日たまたまネットで見つけたのが昔好きだった夏目漱石の言葉。
「馬は走る。花は咲く。人は書く。自分自身になりたいが為に」
昔とても好きで、酔っ払うとこの言葉を紙に書いたりしていた。
余談だが私はまあまあ字は上手い方だ。きちんと習った訳でもないし、いかんせんぎっちょなので所謂「正しい書き方」とは程遠いのだろうが、これまでの人生で人に「お前見た目に似合わず達筆だね」と言われた事はあっても「お前字ィきたねえな」と言われた事は無いので、まあまあ上手い方なんだと思い込む事にしている。
で、たまに書いていたのが上記の漱石先生の言葉。
何だろうか。
久しぶりに見たら以前ほど心に響かなかった。
多分、もう既にすっかり「自分自身」だと思ってるからなんじゃないだろうか。
間違いも犯して、人に迷惑もかけて、残念ながらそれがオレの「自分自身」だよ、という具合に。
諦めるというのとは違うけれど、受け入れる、という気持ち。
そうか、オレは自分自身になりたかったのか、なんて不思議な事を思った日でした。
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