本日はタケシーズセッション(ノノさんお休み)
本日3月31日は小岩「Back in time」にて恒例の「タケシーズセッション」です。
19:30からです。
「敷居は低く、質は高く」をモットーに行っております。
少しだけ毒を吐かせて下さい。
日本全国各地で行われているこうしたジャムセッションの類ですが、「料簡狭っ!」と思うものも少なくはありません。例えば仲間内で集まって「黒本・青本」と呼ばれるスタンダード譜面集をみんなで見ながら演奏をしてというもの。それ自体は決して悪い事でもありませんし、広く流通しているそのスタンダード譜面集にケチをつけようというのでも全くありません。事実、ぼくもそういった譜面集を参考にする事はしょっちゅうあります。
問題は「そうでないもの」に対して異常に排他的というか、異物混入を極端に嫌うというか、そのようなケースを多々目にする事です。
例えば曲目にしてもそうです。
そのような譜面集に収録されているジャズスタンダードは、「膨大な数のジャズスタンダードのごくごく一部」に過ぎません。
事実、ぼくの大好きなジャズスタンダードである「南部の夕暮れ(When it's sleepy time down south)」も「What a wonderful world」も「聖者の行進」もそれらの本には収録されていませんが、ジャズの現場では当たり前に演奏されまくっています。
そういった「本に載っていない曲」を演奏する事があまり良しとされない風潮なんてのがちょいとありまして、「えー何なのそれー」とぶーたれたくなってしまうのです。
また上に「仲間内で」と書きましたが、それもぼくがぶーたれたくなる要素の一つです。
店のローカルルールだか何だか知りませんが、それを知らない初めて参加する方に対して排他的過ぎやしないかい、と思う事も稀にあります。いつまで学生のジャズクラブの延長で先輩後輩の上下関係を作って威張りくさってんだ、と。
それら全てをひっくるめて一言で言うと「料簡が狭いなあ」となる訳ですし、そういった事がジャムセッションの現場の敷居を無駄に高くして、引いては質を下げているなあと思う事がある訳です。
ホントにぼくごときが偉そうに言うのもどうかとは思うんですがね。
みんなで切磋琢磨しようぜ、即興演奏の可能性をもっともっと追究しようぜ、そんな意気込みがあってしかるべきですし、殆どのジャムセッションはそういった前向きな気持ちで行われています。ぼくが阿藤海よろしく「何だかなあ」と首を捻るのはごくごく一部のセッションです。
「合奏っつうのは結構楽しいんだよ」という事をみんなで共有したい、という思いがこの「タケシーズセッション」を開始した時にはありました。同じく「タケシーズ」の南さんもノノさんも同じ思いでそれに付き合ってくれています。
なので「タケシーズセッション」は「何でもアリ」なのです。
いや、実際この「何でもアリ」の言葉が自分たちの首を絞める事は多々ありますよ。「そんなの出来るかー!」と叫び出したくなる時もありますが、それでもやるのです。「出来ない」と下を向くのではなく、「やってみよう」と前を向くのです。これが毎回色んな発見があってとても楽しいのです。
今日もそんな感じで行います。
ただ、今日はベースのノノさんがお休みです。以前当ブログにも書きました極めて誉(ほまれ)な出来事により欠席なのです。
嬉しい反面ちょいと困った「タケシーズ」に救いの手を伸ばしてくれたのが新進気鋭の若手ベーシスト石綿亮くん(イケメン)です。今日は彼が代打を務めてくれます。
ちなみに今度ノノさんに会った時には「おめでとうございます、例のアレ、どうでしたか?」と聞いた時には「えーまことにー誉(ほまれ)であります」と貴乃花親方のモノマネをしながら返してくれる筈ですので、みんなで聞いてみましょう。
という訳で本日19:30からスタートの「タケシーズセッション」、多数のご参加をお待ちしております!
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