誰も満点がとれない問題
昨日からの病気は気合いのおかげで一日でほぼ八割は快復、という所まで持ってくる。いつもの方法、スポーツドリンクをかなり無理をしながら飲みまくって極端な厚着をして布団に入り汗をかきまくる。小まめな着替え。食事はうどんに野菜と生姜をテンコ盛り。これらの方法でバッチリ。
普段から「寒い」と感じる事が殆ど無い。雪が降っていようが真冬日だろうが「冷たくて気持ちいい」という筋金入りの暑がりである私が「寒い」と感じる時、それはすなわち風邪をひいている時なのだという事もわかった。今回はたくさんの予兆が出ていたにも関わらずそれを見逃していた。「寒い」の合図、腰痛、原因不明の足首痛、喉の痛み。これら全ては風邪の合図であった。熱を出してから合点がいったが、これからは「寒い」と思った瞬間に風邪だと思う事にしたい。
さて。
受験シーズン真っ盛りである。
ずっと布団の中にいたのでインターネットでニュースをあれこれと見ていたが、先のセンター試験において国語の最高点が194点であったというニュースを見た。これはつまり、何万人も受けておきながら満点(200点)が一人もいなかったという事だ。試験問題が難しかったのかも知れないが、なかなかに珍しい事だ。
こんな事を考えた。
もし私が試験問題を作る立場だったとする。仮に数学だとしよう。
「決して100点の取れないテスト」を作ったとする。それは具体的に言えば
・問題は全部で10問(配点は均等に10点ずつ)
・制限時間は100分
・十問中八問はそれぞれ10分も考えれば解けるような問題
・中に二問だけ、どんなに優秀な人間でも解くのにそれぞれ30分は要する問題がある
こんな具合のテストを。
このテストの単純な意味での攻略法は、いかに「難しい二問はどれか」という事を序盤で見極めた上で、その問題を回避しつつ易しい問題を解く事で得点を重ねていく、という方法で間違いない。この方法を実践出来た受験者を「Aタイプ」とする。
中には逆に、難しい二問を序盤で識別したにも関わらず敢えてそれから解いていって時間切れで低得点に終わる人間もいるかも知れない。このタイプの受験者を「Bタイプ」とする。
「待てよ?」となるのである。
単純に「高得点>低得点」を競うゲームとしてのテストであれば、Aタイプの人間が合格でBタイプの人間は不合格である。何故ならばAタイプの方が得点が高いのだから。
高校や大学受験程度ならばこのような単純なポイントゲームでも構わないだろうと思う。
しかしこれが会社の入社試験などであった場合、少々話は違うのではないだろうかと思うのだ。仮に五人の合格者を採らなくてはいけなかった場合、私ならばAタイプの中から得点の上位三人を、Bタイプの中から上位二人を採るのではないだろうかという気がする。理由は明快だ。社会(或いは会社)には、Aタイプの人間とBタイプの人間がどちらもバランス良く必要だからだ。
効率を考え、より高い数字を目指すAタイプ。一点集中で誰にも思い付かないアイディアに至るBタイプ。
この2タイプが相互に協力しあう事で、作品(仕事)はより洗練されていくのだと私は思う。またそのお互いが協力し合い交流する中で、Aタイプの人間は「こだわって考える事」の重要性に気付く事になるしBタイプの人間も効率化の意義を知る。
何だかそういうのが理想的な「仕事の在り方」なんじゃないかなあとふと思ったのだ。
どちらが優れているという話ではなく、どちらもが相互補完をする事によって更なる高みに向かうのだ。
受験のテストで100点っていうのは、努力次第ではどうにかなる。けれど社会は受験じゃない。100点なんてそうそうある事ではない。
そこが面白い所だ。
| 固定リンク
« 本日臨時休業します | トップページ | またか? »


コメント