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2013年10月 9日 (水)

韓国記1

ブログをまたしても随分とサボっておりまして。

今月はメルマガもまだ書いていない。一度サボり出すとホントに癖になるなと後悔しつつ、少しずつでも戻さなくてはならないのでこうしてチマチマとまたブログを更新したりして。

冒頭に告知を一つ。本日10月9日(水)は小岩「Back In Time」でレコーディングジャムやります。ジャムセッションをそのままレコーディングしてしまおうという緊張感満載のこの企画。19:30からです。ホストは「タケシーズ」でやります。

そういや他にもあれこれと告知はあるのだった。先週CDがリリースされたし、今週末は京都へツアーに行くし。

言わなきゃいけない事はたくさんある筈なのに、「後で後で」で後手後手になってこうして告知も遅れています。何だかなあ。

先週行った韓国の事を少し。

結構な突貫スケジュールで、2日の昼に日本を出て夕方過ぎに韓国に着いて、4日の朝に帰って来た。移動ばかりだったような気もする。

韓国は仁川(インチョン)国際空港という所に降り立ったのが2日の夕方。とりあえずその日の宿は事前に予約していた。梨泰院(イテウォン)という街にある安宿(一泊約1500円)で、空港から電車で一時間ほど東に行った所にその街はあった。

翌日にそこから離れた加平(ガピョン)という所に行きたかったので、私は空港で一瞬躊躇した。初日の宿は放棄してそのまま加平に行くか、それとも今日は予定通り梨泰院で一泊するか。

結局予定通りの梨泰院に向かった。これは後から考えれば正解だった。加平では宿など予約していなかったので、その辺の路上でホームレスよろしく寝れば良いだろと簡単に考えていたのだが、翌日に行ってみてわかった、加平はものすごく寒かった。あそこで野宿したら死にはしないだろうが確実に風邪はひく。野宿しないで良かった。

空港から梨泰院までのんびりと電車に揺られた。空港を出てからすぐにちょっとした衝撃があった。仁川国際空港近くには、「風の谷のナウシカ」で言う所の腐海みたいな所がある。何も植物も生えていない、単なるだだっ広い干拓地みたいな所が。何じゃこりゃとぼんやり考えていたが、引き続きライトなカルチャーショックがやって来た。

韓国人は、電車の中でも平気で携帯電話で会話をする。電車内のテレビ画面に映るマナー啓発のCMでも「電車内で携帯電話で会話をするな」とは言っていなかった。「なるべく小さな声で話しましょうね」という具合だった。これを見て「なるほど文化が違うな」と感じた。

私は電車内で携帯電話で通話をする事はあまり格好の良い事だとは思わないが、韓国では当たり前にそれがなされている。

何故なのだろうと考えてみたのだが、これはやはり国民性に由来する所が大きいと私の中では結論付けられた。

今から十年以上前にまあまあの長期間、インドやその周辺国を旅行した事があって、その時にも韓国人に何人か出会ったのだが、全体の傾向として彼らは団結力が強かった。悪い言葉で言えば「ツルみたがる」。韓国人が韓国人同士と一緒にいる場面を見る事が多かった。

この団結力は当然の事ながら家族などの日常的なコミュニティの結び付きを強固にする事も多く、それは良い部分もあれば悪い部分もある。我々日本人の文化に良い部分も悪い部分もあるのと同じだ。

そういえば韓国ではいわゆる「お一人様」をほとんど見なかった。皆、友人や家族や恋人と一緒に行動していたし、そのどれもが本当に仲が良さそうだった。私が韓国での行動が全て「お一人様」であったが為に余計に気になったのかも知れないが、とにかく韓国人は誰かと二人以上で行動している事が非常に多かった。

こういった団結力や繋がりの強固さを維持する為に携帯電話というのが多分うまい事マッチしたのだろうなと私は実感した。韓国人はとにかく携帯電話が好きだ。

梨泰院という街に着いてまずは予約していた宿を探した。宿を探しながら街をウロウロと歩いていたのだが、この梨泰院という街は恐らく日本でいう所の六本木のような街なのだ。外国人が多く、繁華街、取り分けナイトスポットが充実していた。私は六本木という街は全く好きではないので、この梨泰院に対してもあまり良い印象を抱けなかった。

一時間ほど周辺をウロウロしながら探したら宿に着いた。良くあるゲストハウスで、ドミトリータイプの部屋だった。一部屋に二段ベッドが5つぐらい置いてあって、そこで各々勝手に寝るタイプの部屋。短期間の滞在だから宿などはどうでも良かった。安ければ安いほど良かった。

そこに荷物を置いて、30分ほどゴロリと横になって疲れを癒した。前日までも休み無く働いていたので、それなりに疲れは溜まっていた。

30分してから、財布とパスポートの貴重品だけを小さな鞄に入れて首からぶら下げて、街に散歩に繰り出してみた。メインの通りではなくて、とにかく路地へ路地へ。裏通りにどんどん入っていった方がその街の実際が見える。

恥ずかしながら私は韓国語がほとんどわからない。コミュニケーションの道具はカタコトの英語のみだ。これに関してはかなり後悔していて、もう少し現地の言葉を勉強していけば良かったと思っている。裏通りで笑顔で話すオバチャン達が何を言っているのかわからない。これはやはり後悔した。

散歩の途中で、どこからどう見ても観光客向けではない、現地の韓国人がちらっと寄って一杯やっていく、という風情の食堂(小料理屋?)があった。迷わず突入。

(明日以降に続く)

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