ながら練習料理
いわゆる「ストイックな練習」というものを良いものだとは全く思っていない。
スポーツにしても音楽にしても、練習は「楽しく」あるべきだと常々考えている。
昔、ずっと柔道をしていたのだけれど、その時も確かに練習は楽しかった。基礎練習のランニングをしていても「このランニングを続ければスタミナがついて試合でバテなくなるぞ!」なんて考えると楽しかったし、筋トレだってそうだ、「相手を引き付けるパワーと担いでから跳ね上げる脚力をつけるんだ!」なんて考えながらやっていた。楽しかった。
辛くて苦しい事なんて練習じゃない。楽しくてやめられないのが練習だ。それは音楽を生業にしている今でもそう思っている。
なので練習をしたくない時にはしない事に決めている。そんな練習に何か意味がある(つまり上達の要因になる)とはとても思えないからだ。練習はとても楽しい遊びなのだから、ほっといても毎日やるものである。私のやり方だ。
さて、今日も休みだったのだが、休みの日に恒例なのが「ピアノの練習と料理の二本立て」である。
今日はカレーを作った。材料を一通り準備したらカレーは後はひたすらに煮込むだけなので、煮込んでいる間にピアノの練習、15〜20分に一回鍋の所に行って水を足して、という繰り返しをする。これが程よいタイミングで「練習⇔料理」の循環を促すので、どちらも飽きずに楽しめるのだ。
今日は幾つか新しい曲を覚えた。
カレーは死ぬほど美味かった。
今日も良い一日である。
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