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2012年2月11日 (土)

色々あって良い

千駄ヶ谷で反原発のデモ行進を見かける。

「ご苦労様」と思う一方で「あそこには加わりたくねえな」とも思う。

原発。これまでにも何回か書いて来ているが、私は「ある程度の期間を持ちながら脱原発出来ればそれが理想」と思っている。デモ行進の連中が声高に叫んでいた「全原発即刻廃炉」とは思っていない。

しかし、その辺の見解の違いから「デモ行進に参加したくない」訳ではない。もっと単純に「いやだ」からだ。

何十人、或いは何百人という人間が集まって声をあげる事、その事が完全に無駄だとは思わない。そうする事で何かしらの成果を挙げる事もあるかも知れない。それはそれで良い。

しかし、それとは別に何か非常に閉鎖的なものをも私は感じてしまう。考え過ぎかも知れないが。

似たような問題に「君が代起立問題」がある。

「祖国を愛して当たり前だ。すなわち国歌や国旗を敬って当たり前だ」この論点に関しては百歩譲って「その通りだ」と認めるとしよう。

しかしそれが何故「ならば卒業式などの君が代斉唱の時に起立しなければならない」になるのかが合点がいかない。

色んな愛情表現があって良いだろう。着席しながら目を閉じてしみじみと君が代を聴き入る事もまた一つの愛情表現なのではないだろうか。

「起立しない=敬意がない」というのは大変暴力的に感じてしまう。

それと同じく、「原発は即刻全て廃炉すべき、異論を唱える者は非国民」というデモ行進の持つ雰囲気に、そこはかとない気味の悪さを感じてしまう。

仮に「即刻全廃炉」が正しかったとしても、やはりそこに「本当にそうなのだろうか」という自問自答が私は欲しい。

少なくとも私にはまだ何が「正しい」のかはわからない。

私は私で私に出来る事をやる。

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コメント

賛同する。

投稿: ぴょん | 2012年2月11日 (土) 23時56分

なんか、前のコメント、へんな投稿者名になってる。
このコメントもそうなるかも。
気をつけて。

by ぴょん

投稿: ぴょん | 2012年2月12日 (日) 00時00分

ぴょんちゃんへ
大丈夫だよ、ちゃんと表示されてるよ。最近ちょっと迷惑コメントも増えてるし、今度パソコン触った時に消す。

投稿: ふくしまたけし | 2012年2月12日 (日) 13時21分

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