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2011年11月

2011年11月30日 (水)

弾き語り

日中家から一歩も出ずに、ひねもすピアノの前と机の前で過ごす。

幾つかの基礎練習と、更に次の基礎練習の為の教材作りに精を出す。

自分なりに満足が行く所までやった時点でそれらの一連の作業に飽きる。なのでそれ以降は二時間ばかりピアノを使って遊ぶ。

今日は何と弾き語りの練習をしてみた。勿論私は歌は素人のトーシローだ。なのだけれど、下手くそな歌を歌うのは存外に好きで、例えば広島カープという野球チームの応援をしに行った時には、球場で大声で各選手の応援歌を絶叫する事にしている。一緒に観戦に行った人はもれなく「引くほど恥ずかしい」と言ってくれる。私は恥ずかしくない。

ピアノであるが、これに関しては私は一般的な成人男性の平均値より少しだけ上手い。まあ毎日練習しているので当然と言えば当然なのだが。

だがこのピアノ、「歌を歌いながら弾く」と、ピアノを習い始めて半年の小学校二年生よりも下手くそになる。これは本当に驚くのだが、全く思ったように弾けなくなるのだ。

けれど私には「ピアノを弾きながら歌って遊べたら楽しいよなあ」という思いがあったので、今日は練習してみた。

課題曲はムーンライダーズというバンドの「ニットキャップマン」という歌。ホームレスの「フジオさん」という人の歌だ。

それなりに出来るようになった。

またこんな遊びを暇な時にやろう。

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2011年11月29日 (火)

肉が食いたい

昨夜寝る前にふと、「ああ、何だか無性に肉が食いたいな」と思った。焼肉でもステーキでも良いのだけれど、とにかく「肉が食いたい」と思った。

普段そんなに激しく「肉が食いたい」と思う事はあまり無い。肉と魚ならば私は圧倒的に魚が好きであるし、最近では野菜が好きだ。「魚と野菜をたっぷりと食いたい」と思う事は多々ある。大体そういう時には鍋料理にするのだけれど。

それが何故だかはわからないのだが、不意に無性に肉が食いたくなったのだ。肉汁を滴らせながら、獣のように貪りたい!と。

そういう風に思いながら眠りにつくと不思議なもので、何と肉の夢を見た。私の両親とかみさんと私の四人でステーキを食っている夢だった。

私の夢判断によると、肉を食っている夢を見る人間の深層心理は、「肉が食いたい」である。

間違いない。

肉が食いたい。

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2011年11月28日 (月)

2011年12月ライブ等演奏情報

11月も残すところあと数日、早いもんで一年が終わりそうです。

という事で、2011年最後の月、12月の演奏スケジュールを。是非ご来場下さい。

12月1日(木) 岩本町 Eggman Tokyo East
03-5829-6400
http://www.egg-mte.com/
ジャムセッション。ジャズは勿論ですが、この日のホストは何でも出来ます。ぼくはあんまり何でも出来ませんが。ロック、ファンク、ブルーズetc. 一緒に楽しみに来て下さい!
セッションホスト
piano:福島剛 bass:上條貴史 drums:南たけし
18:30~open 19:00~start チャージ:1000円

12月4日(日) 小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「ミュージックワークショップ東京主催ジャムセッション」
ここ2~3年続けて来ている「ミュージックワークショップ」のスピンオフ企画、ジャムセッションです。と言ってもやはりMWS主催なので、全部で4時間の内、前半3時間はワークショップ形式で行います。みんなでディスカッションしたりしてね。最後の1時間がセッション。爆発しましょう。*注:昼開催です!
セッションホスト
piano:福島剛 bass:大竹弘行 drums:南たけし
13:30~open 14:00~start チャージ:1500円

12月12日(月)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
月イチ恒例のアリエス。スタンダードからオリジナルまで多彩な曲目でお届けいたします。大塚美香氏のボーカルも交えながら。澄み渡るハーモニカの音色をご堪能下さい。
harp:皆川和義 pf:福島剛 guest:大塚美香(vo)
19:20~start  music charge:2000円

12月14日(水) 千葉市川 O'd DINER
0120-12-5906
http://www.upwel.com/bar/
歌伴です。遅い時間からやってますので、仕事帰りにでもどうぞ。
vocal:ちゅんこ piano:福島剛
21:00~start チャージ:カンパ制

12月15日(木) 池袋 ばがぼんど
03-3983-9109
http://www.vagabond.jp/
vocal:千葉陽子 piano:福島剛
池袋の隠れ家的な呑み屋で、明るいボーカルの千葉陽子さんとデュオ。たっぷり4ステージやります。お店のピアノはグランドピアノです。
19:30~start チャージ:no charge

12月24日(土)東中野 Big River
http://www.bigjazzriver.com/st/nd.html
harp:皆川和義 pf:福島剛
東中野の名物バー「びっくりバー」で、和義くんと。クリスマスイブですよね。カップルでくるも良し、友達とくるも良し、独りでくるも良し。何でも全品350円のお店です。
19:00~start  music charge: 2000円

12月28日(水) 千葉市川 O'd DINER
0120-12-5906
http://www.upwel.com/bar/
歌伴です。遅い時間からやってますので、仕事帰りにでもどうぞ。今の所の予定では、これが今年の演奏納めになりそうです。
vocal:ちゅんこ piano:福島剛
21:00~start チャージ:カンパ制

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2011年11月27日 (日)

最低な一日

昨日は久しぶりにこのブログの更新もサボってしまって。

昼にピアノワークショップをやって、その打ち上げで夕方の4時頃から酒を呑み始めてしまった。

一軒目の呑み屋を出た時に「わ、まだ7時だよ!」なんて言いながらはしゃいでいた辺りまでは記憶にあるが、それ以降の記憶がかなりまばらだ。というか、記憶の消えている箇所が随分ある。

起きて今日。朝一にとんでもないミスをやらかす。

更に追い打ちをかけるように今年一番のグレードの二日酔い。

以前このブログにも書いた事があるが、二日酔い状態の脳というのは鬱病状態の脳と酷似しているらしい。

「ほうほうこれが鬱病か」とその気分を味わってみるが、殊の外に辛い。気持ちが悪い上に、起き上がろうという気力が微塵も湧いて来ない。更に昨夜、酔ってカマしたであろう意味不明発言や痛発言の数々に思いを馳せる事で完全無欠に死にたくなる。なるほど鬱病患者の自殺念慮というのはこういう所からやって来るのだなと合点する。というか、頼むから誰か酔ったオレを始末してくれよ。なるべく痛くない方法で。

一通りフルコースで布団の中でいじけた後に気を取り直して仕事へ。

色々と自業自得で大変ですが、頑張ります。

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2011年11月25日 (金)

ムチムチ無知

明日26日は、初めてほぼ自分一人で企画した「ジャズピアニストの為のワークショップ」なのに、昨日から風邪をひく。

幸いにして今日はレッスンなんかはなかったので、一日寝て体調を回復させる。

だいぶ良くなってきた。

今日はその前日の25日。25日というのは毎月なかなかに気の滅入る日である。我が家では、月々の支払いの多くがこの25日なのだ。

私の銀行口座から自動引き落としにしているものもあるのだが、私はいかんせん自分の銀行口座に金を入れておく事は皆無だ。酔っ払った時などに使ってしまうからだ。なので私は毎月25日には、銀行に行って所定の金額を自分の口座に入れる事にしている。まさに金を右から左に受け流す格好だ。

「オレはダメだ」という事を知らない奴は、金を使ってしまう。私は「オレはダメだ」という事を自分で知っているので、金を決して支配下におかずにいるので使わずに済む。これを無知の知と言う。

という事で、ちょっと体調が回復してきた夕方に振込みに行って来た。

そしてまた寝る。

おやすみ。

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2011年11月24日 (木)

家元

立川談志が死んだ。

今はあまり言葉も出て来ない。

昨晩、家元の演る「芝浜」と「野ざらし」を見ていたら、ぼろぼろと涙が出て来た。

また落ち着いたら談志の事をゆっくり書こう。

ものすごく憧れた。

ものすごく影響を受けた。

家元。

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2011年11月23日 (水)

アゲアゲiPod

横浜へ。

ピアノの生徒の結婚式に呼んでもらっていて、その為に。

ピアノもちょっとだけ弾いて来る。とても楽しみ。

最近無精というか何というか、また移動中に音楽を聴いたりしている。あまり良い事ではないのは知っているのだけれど。

電車での移動中には電車のガタゴトのリズムを聴いたり、乗っている人々の様子を見たりする方がよっぽど音楽の勉強になるし、自転車の時には風の音を聴くと良い。そういう意味では移動中にiPodで音楽を聴くのはちょっとしたサボりなのだけれど。

なのだが、先日我が家から発見されたiPodがスグレモノで、取り分け気に入っているのが「シャッフル」という機能。中に入っている楽曲をランダムに再生してくれる機能で、こいつがなかなかどうして名DJなのだ。

もちろん曲目の監修をしたのはかの有名な「DJtakeshi」である。彼は私の音楽の好みをよく知っておるので、私としてはバッチリでアゲアゲな楽曲群をチョイスした彼をカリスマDJとしてマジにリスペクトしたい。東京生まれヒップホップ育ち、悪そな奴は大体他人、である。ヒップホップで育ってないけど。単に言ってみたかっただけである。

本日のDJtakeshiとiPodのコラボライブin京成線、現在6曲が再生されているが、ラインナップは以下の通り。

Randy Weston → Ray Charles → Randy Weston → Erroll Garner → Randy Weston → James P Johnson

今日はiPodさん、ランディ推しらしいね。いやしかしなかなか素晴らしいラインナップだよ。私のツボをしっかり理解しておる。

七曲目に再びガーナーがかかった。「It's the Talk of the Town」。ゴキゲンだねえ。

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2011年11月22日 (火)

急げ

仕事が終わって、今日はちょっくら観たかったライブがあるからそこへゴー。

凄腕ギタリストのソロライブ。

もう始まってる。

急げー。

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2011年11月21日 (月)

インターネットショッピング

数ヶ月前に企画した「ピアニストの為のワークショップ」が今週末にある。

ピアニストの為の、と言っても、今回は私の教室の生徒のみの参加だ。時間とスペースの都合上仕方が無かった。いずれは一般にも開放した同様なワークショップをやりたいと思っているのだけれど、とりあえず今回は小規模に。

今回のテーマの大きな部分は、「合奏をする」という事。言葉にすれば簡単なのだけれど、そこにはなかなかにたくさんの意味が含まれる。リズムの共有であったり、広い意味での言語の共有であったり。

なので、今回は参加者には全員に「バンドの中に入ってもらう事」を義務付けた。ピアノという楽器はその特性上、独奏も十分に可能な楽器ではあるが、今回は「合奏」なのだ。

肝心のバンドメンバーであるが、ドラムは南たけし氏に依頼した。私が彼と一緒に演奏、則ち合奏をする事に大変な喜びに感じているので、その感覚を我が生徒にもと思っての事だ。快く引き受けてくれた南氏には本当に感謝している。

ベースは何と私だ。自分で言うのも何だが、私はそれなりにベースは上手い。いや、上手くなった。練習によって。勿論、テクニカルなベースソロやスラップベースなどの気の利いた事は弾けない。コントラバスも弾けない(ピッチがなかなか合わない)。それでも、エレキベースで4ビートや2ビートのベースラインを弾く事に関しては大分良くなった。先日自分で弾くベースを録音して聴いてみたが、なかなか良かった。まあ実際の所、私がベースを弾く一番の理由は経費の削減なのだが。

更に、「遊びに来たい」と言っていたハーモニカの皆川和義にも力を貸してもらう事になった。アドリブソロが苦手な参加者などの手助けをしてもらう予定でいる。

こういった布陣で臨む。

私のベースだが、小岩の私の教室で使用しているエレキベースを使う予定なのだが、持ち運ぶ際のケースが無かった。私もベースを購入した際に、まさかベースを持ち運ぶ時が来るなどとは思わなかった為に、ケースを買わずにいたのだ。

さすがにベースを剥き出しにして運ぶ訳にはいかない。楽器にも良くないし、何より恥ずかしい。私にも羞恥心はある。「エスエージーエーSAGAですか?」と聞かれたら「はなわです」と答えなくてはいけないのはゴメンだ。

という事で今日、レッスンで池袋へ出たついでに楽器屋でベースのケースを見たのだが、これが高い!どれもこれも安いもので5000円ぐらいしやがる。5000円と言えばほぼ私の年収と同額である。私の予算を大きくオーバーしたので、即座にかみさんに電話して「5000円ぐらいするけどどうしよう」と聞くと、「しばし待たれい」と言って電話を切るかみさん。返す刀で電話をかけ返して来て「アマゾンでやっすいの売ってる!」と知らせてくれる。でかしたナミコ。

ご存知無い方の為に説明すると、ここで言うアマゾンとは、ブラジルのアレではない。インターネットの中にあるお店だ。ブラジルのアマゾンでは恐らくベースのケースは売っていない。

という事で只今より「ITの申し子」ことこの私が、シャレオツにインターネッツでベースのケースを購入する。

しかしちょい怖い。私は現金以外で買い物をするのがすごく嫌いなのだ。

まあ仕方ないか。

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2011年11月20日 (日)

2秒で書けるクソブログ

一日レッスンの日。

昨日まで結構のんびりしていたのが、今日から一転バタバタする。

結婚式があったりワークショップがあったり。

あと今週は家の掃除当番だ。掃除もしないと。

という事でものすごく簡単な更新で失礼。

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2011年11月19日 (土)

逆王手っておかしいよな

いつもの如く大変遅れましたが、頂いていたコメントに返信しました。

パソコンからだとちょっと返信しづらくて、何なんだろう。

今日は仕事終わって家で野球観てます。

やっぱ野球が地上波でやってるのって良いよな。

中日対ソフトバンク。勿論応援するのは中日ドラゴンズ。

頑張れよ!

そうそう、「逆王手」っていう言葉に違和感があります。将棋用語なんだけれど、王手をかけられてる状態では王手は出来ないんだよ。

「詰めろ逃れの詰めろ」とかはあるけどね。

どうでも良い話でした。

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2011年11月18日 (金)

エセ乗りテツ

ここ何回か書いているのだが、私の今の家は京成線の小岩駅のすぐ近くにある。

以前より多少自覚はしていたのだが、私にはどうやら若干「鉄分」が含まれているらしい。その事を、この新しい家で度々再確認している。

「鉄分」。聞き慣れない方もいるかも知れない。「鉄道オタク成分」の略である。

鉄道オタク(以下「テツ」)は、大きく分けて二種類に分類されるという。曰く、「乗りテツ」と「撮りテツ」。文字通り、前者は電車に乗る事を楽しむテツであり、後者は電車を写真に撮る事を楽しむテツである。どうやら他には鉄道模型が好きな「模型テツ」や、鉄道にまつわる様々な音を聴く事の好きな「聴きテツ」などもいると聞いたが、恐らく少数派なので、今回は話としては割愛する。この二種類の「乗りテツ」と「撮りテツ」。私はどちらかと言えば、圧倒的に前者である。

もちろん私の鉄道愛など、ガチなテツの方々から見れば横山ノックの頭頂部ほどに薄いものであろうし、私としてもそこで「ガチな方々」と張り合おうとは思わない。「じゃあお前○○線に乗った事あるのかよ」などと言われても困る。そもそも路線の名前などいちいち覚えてなどいない。更に言えば、私は「猫にマタタビ、テツに時刻表」とまで言われる時刻表を見る事も全く好きではない。読み方自体はわかるが、見ていると頭が痛くなる。

こんなていたらくであるにも関わらず、それでも「私は鉄道が好きだ」と言おう。ガチな方々、どうか私を非難しないでほしい。

路線名や時刻表に興味が無いのは、私の鉄道の嗜好にも関係している。

私の好きな電車の乗り方、それは、「目の前にやって来た電車にヤマ勘で適当に乗って、ふと降りたくなった所でその本能に忠実に降りる」。コレである。

旅行へ行く時なども、私のスタイルはほぼコレで決まりだ。事前に宿の予約などは以っての外である。もしそんな事をしてしまったら、必ずその宿に向かわなくてはならないからである。目についた「お、ここ何か面白そうor安そうじゃね?」という所に本能のみでゴー。泊まれなければ野宿で良い。それもまた良し。日本ならば大体はそれで問題無い。当然である、私はアドリブが命の即興音楽を生業にしているのだから、予め決まった事などは少なければ少ないほど良いのだ。

効率や無駄の省略が美徳である事は、理屈の上では理解している。仕事などのシーンにおいては私も効率を重視する事は多々ある。しかし、根本的な部分では私は「不便と無駄」を愛している。赤木しげる氏の今際の言葉に「愛していたっ…!無念をっ…!」とのお言葉があったが、私にもその感覚は強くある。旅行という行為がそもそも「無駄」の象徴たるものなのだ。無駄を省略したければ、旅行になど行かずに家にいれば良い。

「何故行ったの?」に対する答えは、「行きたかったから」で良いと私は思っている。というかそれがベストな返答だ。それ以上はいらない、と。

「旅(たび)」という行為は、無駄であればあるほど面白い。そしてそこに大いなる意味など無い。これは私の個人的な意見である。

なので、旅の話を聞くのは好きだが、「旅っていうのは良いもんだ、旅に出なきゃ見えないものがある」というタイプの話を聞くのは大嫌いだ。「旅に出て人間関係の大事さがわかった」なんて言う輩には、「そんぐらい旅に出ないでも気付けよ!」と毒づきたくなる。

鉄道の話からいささか脱線してしまった。

私は旅に出るのは大好きなのだ。そして一番好きなのが、何も考えずにやって来た電車に乗り込む瞬間。これからどうなるんだろうという期待と、どうなっても大丈夫という開き直りとが入り混じって、妙にわくわくするのである。

京成小岩駅の近くにある我が家からは、駅のホームで発車のベルが鳴るのが聞こえる。それを聞く度に、何故かその「旅立ちの瞬間」が心に甦ってきて、不意に愉快な気分になるのだ。

どこ行くの?

どこか。

いつ帰るの?

いつか。

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2011年11月17日 (木)

休みの日の大根と「This One's for Blanton」

休みだったので一日をのんびりと過ごす。

朝から大根を煮てみた。以下、簡単にレシピを。

まずは昆布と鰹節でダシをとってから、そこに醤油、酒、めんつゆ、砂糖を適当な分量でぶち込んで、3~4cm幅に切って皮をむいた大根を放り込む。大根に十字の切込みを入れるのを忘れずに。

ほどよく煮たら、そこにシメジと鶏のモモ肉を放り込んで、あとは完全に放置プレイ。弱火でぐつぐつ煮込んで、たまに水を足すくらい。

先ほど一切れ大根を味見してみたが、美味過ぎて悶絶死しそうになった。本日の夕飯はコレ。

後は傍らでピアノを弾いたり、押入れの奥から突然現れたipodに音楽を入れたりして一日を過ごす。今からちょっくらそのipodを持って散歩に行ってこようかな。

さっきパソコンからipodに移す途中で、これもまた味見のようなつもりでDuke Ellington(pf) とRay Brown(b) のデュオを聴いていた。エリントン楽団の夭折した天才ベーシスト、Jimmy Blantonに捧げられたアルバム。素晴らしすぎてちょっと鼻水吹いた。何だありゃ。

という事で、そのアルバムを聴きながら今から散歩。

アルバムのリンクはこちら

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2011年11月16日 (水)

また京成

今日は上野で打ち合わせの用事アリ。

京成小岩駅の直近に引っ越した身としては、ここぞとばかりに京成線を使って上野へ移動。たまたまかみさんも別の所へ出かける用事があったので一緒に京成小岩から電車に乗る。

車内で京成小岩から京成上野までの各駅を二人して暗記する。私は堀切菖蒲園までは第六学区だったからバッチリ覚えている。

小岩、高砂、青砥、お花茶屋、堀切菖蒲園、関屋、千住大橋、新三河島、日暮里、上野。

この辺の町並みは何だか昭和だ。

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2011年11月15日 (火)

愛しの落合監督

久しぶりに我が家にネットが開通した。引越ししてから繋がっていなかったものが、今日繋がった。なので今日は久しぶりにパソコンから更新。いやあ、キーボードってラクだわ。

レッスンが終わってダッシュで家に帰って、「さあ、日本シリーズ見るぞ!」とテレビをつけたら、ソフトバンクのファルケンボーグ投手が、最後のバッターを空振り三振にとっていた。ほんとにテレビをつけた瞬間に試合が終わった。何だよ、この日本シリーズは中日応援してんのにさ。

でもこれで二勝一敗。まだまだこれから。

大好きな落合監督が今年で中日の監督をクビになる。意味わかんねえよ。リーグ優勝してんのに。これで日本一になってもクビになるんだったら、「クビにならない監督の条件」って何だよ。バカじゃねえの。

能力がある者がきちんと評価されない社会(或いは集団)っていうのは、確かに落合監督が最も嫌ったものだったな。選手に言ったらしいよ、「お前ら自分の為に野球しろ、俺は勝ちたいからえこひいきはしない、良い選手を使う」って。

オレが中日のオーナーだったら絶対落合監督を使うけどな。

ていうか落合監督は広島カープの監督やってくれんかのう。

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2011年11月14日 (月)

福島剛の「読むラジオ」

PCの前のボーイズ&ガールズ!いよいよ始まりましたー「読むラジオ」!DJの福島剛でーす、ヨロシクねー。本日がねー、えー第一回目という事でねー、張り切っていきたいと思ってるんですけどねー。

いやー私もねー、随分テンション上がってるんですよ、何せ一回目!ですからねー。

いきなりだけど謎掛けなんてしちゃおうかな!えーとそれじゃ、電車とかけてメロンととく!その心は…!

自分で考えやがれ!という事でねー、えーテンション上がってるんですよー。まーねー、「カイジ」の利根川先生も言ってますしねー、「大人は質問に答えたりしない…」ってねー。まー基本ですよねーキホンキホン!

さーそれじゃ早速コーナーの方いってみましょうかね!コーナー!「嘘番長日記」!

はい、もう皆さんお馴染みですねー、番長日記と言えば、あの「フライデー」の名物連載!作者が番長清原になりきって「おう、わいや!」の書き出しで始まるアレですねー。それを色んな人になりきってやってみよう!というこのコーナー。早速続々とおハガキ頂いてまーす。それじゃまず一枚目のおハガキ。えーと、東京都江戸川区の、ペンネーム「くそピアニスト」さん。

「おう、わいや。芦田愛菜や。

こないだな、ウチの組…いや違った、ウチの小学校で学芸会やってん。ほんでわいの組、いや、わいのクラスは歌を歌うという事になったんや。勿論わいはギャラも貰わんのに歌うなんてダルい真似はしたくはないんやけどな、組のメンツゆうもんもわからんではないからな、参加したったんや。

何歌う?ゆう段になってな、わいはいつもスナックのカラオケで歌っとる河島英伍先生の「酒と泪と男と女」が良かったんやけどな、ほれアレや、わいの同級生ゆうたら陰毛もろくに生え揃うてへんガキや、お子ちゃまや。わいもそれは流石に対象年齢が高すぎやと思って別の歌を提案したんや。え?何やって?わいの陰毛はどないやって?んなもんジャングルじゃい!言わすなボケが!

ほんでわしが提案したんはBOROはんの「大阪で生まれた女」や。知っとるやろ?18番まであるアレや。大阪で生まれた女が故郷を出て東京に出て、東京でなんやかんや疲れて傷ついて、ほんで大阪に帰ってっちゅうアレや。最後は手紙を送ってな。あれはエエ歌や。わいは演出まで考えてたんや。歌詞の中に「青春のかけらを置き忘れた街」ゆう部分があるやろ?あそこをみんなで情感たっぷりに歌った後や。全身を使って「敗北感」を表わす為に膝から崩れ落ちるんや。エエやろ?バッチリやろ?唯物論バッチリや。

それやのに奴ら、「愛菜ちゃんがいるんだからマルマルモリモリが良い!」なんて言いくさりよって!言うとくがわいはあの歌は大嫌いなんじゃ!テレビであんなん歌うたったんは全てゼニの為じゃ!世の中ゼニやでホンマ…

反対するのも大人げないしのう、しゃあないから歌詞を全部女性器名称に替えて歌うたったわ」

はい、という事でね、一通目でした。途中に出て来る「唯物論バッチリや」は、番長じゃなくて青木雄二さんでしたね、「ナニワ金融道」の。そこは間違えないで下さいねー。

続いてのおハガキ!またまた東京都江戸川区から、ペンネーム「広島鯉太郎」さんから。いってみましょー!

「おう、わいや!赤や。みんなわいの事ちゃんづけで呼んだりしよってからに、「赤ちゃん」なんて呼ばれとるけどな、わいももう良い歳なんや。さんづけで呼べんもんかのう、「赤さん」とのう。

あとアレや。みんなわいの事「天使みたい」とか言いくさるけどのう、わいはホンマは極悪人なんや。今日かてウチにいる中年女のチチを揉みしだいた後にちゅーちゅー吸うたったわい。中から白いミルクみたいなもん出しよって、痛快やったわ。

あとこないだなんかな、ウチに住んどる親父の膝の上で思いっ切り糞を漏らしたったわ!ナメんなコラ!言うてな。

あん?日中は何してんのかって?寝てるに決まっとるやろボケが!」

はい、まーねー、赤さんはねー、そうですよねー、クソ漏らしますからねー。何の為のオムツだっていう話ですよねー。漏らす為のオムツです!

はい、次!ラスト!またまた東京都江戸川区から、ペンネームは「浪速のモーツァルトことモーツァルト」さん。おっと!何とモーツァルトさん本人からハガキ来ちゃいましたよー!ていうか本人なんだったら「浪速のモーツァルトこと」っていらなくね?浪速のモーツァルトってキダタローさんですからね!「帽子の代わりにズラをかぶり…」でお馴染みのね!

まあいいや、「浪速のモーツァルトことモーツァルト」さんのおハガキでーす。

「おう、わいや。森ガールや。わいらの事が世間様から注目されるようになって久しいけどのう、今日はわいらの事を誤解しとるおまはん達に真実を伝えようと思っとんのじゃ。アナルの穴、ちゃうわ、耳の穴かっぽじってまあよう聞けや。

まずのう、わいらの教祖言うたら蒼井優の姐エいうんわエエわ。そりゃ間違いないわ。わいらはみんな蒼井の姐エの背中にある見事な昇り龍を最上のファッションとしとる。背中からケツの辺りまでびっしりのう…あれこそ森ガールの鏡や…

中国で大人気の蒼井?節子それドロップとちゃう、蒼井そらや!

まあええ。蒼井の姐エの事は。それは世間で認知されとる通りや。

わいらがよう「森にいそう」とか言われとるやろ。アレもな、まあ大筋においては間違いないわ。色々困ったもんは森に隠さんとな。死体とか遺体とか骸とかな。

問題はな、わいらの男の趣味や。わいらはな、男が好きなんちゃう、漢が好きなんや!もしくは侠や!

ついついわいらのイメージで、女の腐ったようなナヨッとした男が好きそうやなんて言われるけどな、わいらのアイドルは竹内力兄イ一択じゃ!菅原文太の兄イ?そりゃ殿堂入りじゃ!槇原敬之?節子それ男の子ちゃう、女の子や(中身が)!ともかくわいらはリキの兄イに言い寄られようもんならなんぼでも足なんかぱかぱか開くいうこっちゃ!逆にナヨい男やったら鉄の女になるで!カテナチオや!」

えー、何でしょうね、随所に「火垂るの墓」のパクリがありましたね。これはジブリが怒ってきそうですねー。コワイコワイ。

という事でお時間でーす!リスナーのみんな、最後まで聴いてくれてありがとう!

最後に立川談志師匠の名言でお別れ!

「糞を喰らって西へ飛べ!」

See You!!

※補足:文中にある「嘘番長日記」の企画自体は伊集院光先生のラジオの企画の丸パクリです。ネタはオリジナルです。

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2011年11月13日 (日)

けしからん音楽

一日四コマのレッスン日だったのだが、途中5時間弱の空き時間あり。

さて練習を、と思いいつものように運指練習をいくつかやってから、ちょい久でコピー練習。

本日の題材はThomas "fats" Wallerの「Honeysuckle Rose」。いやいや、凄い。ファッツウォーラー、ホントに凄い。コピーしながらじっくり聴くと改めて実感する。どれぐらい凄いかを私の持ちうる全てのボキャブラリーを駆使して細密に表現すると、「マジハンパなくヤバイぐらい凄い」。

途切れる事のない強靭過ぎるスイングフィール、正確な音色のコントロール、そして正気の沙汰とは思えないほどの悠々たる歌心。こいつアホちゃうかとついつい突っ込んでしまうほどだ。

ついつい戯れにファッツウォーラーの事をwikipediaで調べてみたが、彼が生きたのが1904年から1943年の間、39年間。随分早死に過ぎるとは当然思う。

しかしそれ以上に驚くというかムカつくというかビビるというか妬むというか、こんな正真正銘の「ピアノ名人」がそんな時代に既に存在していた事は驚異だ。しかも20代〜30代という、まだまだ「ヒヨッコ」の年齢なのに、だ。

時代も時代だ。彼が死んだ1943年は日本はまだドンパチの真っ最中。「欲しがりません勝つまでは」とか何とか言いながら外人をブチ殺したり外人にブチ殺されたりしていた頃だ。山本フィフティシックス(56)辺りが「それいけやれいけ」か何か言いながらオーストラリア辺りをバッキュンバッキュンいわしてた頃だ。ホント馬鹿じゃねえかと思う。

日本がそんなしょーもない事をやってた時に、ホットドッグが大好きなアメリカの太った黒人ピアニストはこんなにも最高な音楽をやってたのかと思うと、そりゃ戦争にも負けるワケだぜ。

アメリカっていう国は全体的にはあまり好きではないけれど、というか積極的に嫌いだけれども、あんなドンパチの真っ最中に、ファッツウォーラーだとかルイアームストロングだとか、あんな連中を生み出して世に出していた辺りは素直にすごいなと思う。

お陰で半世紀以上経った今でも、我々はこの時代の最高な音楽を聴く事が出来る。

ファッツウォーラー、ジェームスP、シドニーベシェ、もちろんサッチモ。

何なんだあいつらの音楽は。まことにけしからん。

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2011年11月12日 (土)

原因はいつも大体同じ

今日は色々行く予定だったけどどこも行かず。

鬱屈としていたので、セッションにピアノを弾きに行ってきた。

音楽やってると気持ちが落ち着く。

生活で起こる嫌な事の大半も音楽が原因だけど、良い事の大半も音楽が原因だ。

そういう意味じゃ、No music No life なんだな。

世界一嫌いな言葉だけど。この英語。

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2011年11月11日 (金)

平安文学講座

東京は雨。気温も急に下がって来た。いよいよ冬だ。

日本に四季があって実に良かったとは常々思うが、この四季の中でも一番好きなのが冬だ。今日のように「いよいよ冬か」と思う時の私の心中は、密かに躍っている。

冬の定番。人によって様々あるだろう。私にも冬になったらコレ、というのが幾つかあるが、その一つに「不健康コラボレーション」なるものがある。「タバコと缶コーヒー」である。非難を承知で言うが、この組み合わせが冬には最高なのである。

「オレ少納言」が書いた「オレくらの草子」にもこう書いてある。

「冬は煙草。雨の頃はさらなり。暖かい缶コーヒーと共に喫(の)むもまたをかし。吐き出したる息と煙草の煙の混じりてやうやう白くなりゆく。この期に及びて煙草を値上げするなどまさに悪魔の所業なり」と。

今から遥か昔、平安時代に書かれたものである。

ちなみにこの書、「春は日本酒」と書いてあるし、「夏はビール」とも書いてある。どうやらエロ小説「ライトニング源氏」で有名な「パープル式部」のライバルである「オレ少納言」は酒と煙草が好きな自堕落な人間であったらしい。いつの世も変わらぬものだ。

という事で、この歴史的書物に倣って今日も千駄ヶ谷は鳩森神社で煙草と缶コーヒー。

やめらんねえな、この不健康コラボレーション。

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2011年11月10日 (木)

家事三昧

急に日中に時間が出来たので、料理。

カレー。絶品。

ついでに掃除。

家の事を色々やる。

たまにはこういう日も良い。

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2011年11月 9日 (水)

マジやめて

栗原…栗原…

ついつい譫言のように呟いてしまう。栗原…

栗原健太、我らが広島カープの四番打者である。

ヒロミゴーと平井堅を足しっぱなしにしたような特濃顔。そして見た目にそぐわない器用なバッティング。確かに不調時にはついつい「ゴリラの置物」などという憎まれ口を叩いてしまった事もあるが、やはり私は大好きなバッターなのである。

この栗原健太選手が、広島カープを去るかも知れないというニュースを聞いて、私の心中はものすごくざわざわしている。

そしてもう一人、外野手の廣瀬純。通称チャーリー。この通称は、彼の繋がり過ぎているモミアゲから来ている。関西弁ではモミアゲの事を「チャリ」って言うんだな。彼もひょっとしたらカープを去るかも知れない。

やめてやめてやめて!取らないで!

まずさ、栗原を狙ってる巨人!栗原はファーストだよ!?サードは下手くそだよ!?いるじゃんたくさん、ファースト守る選手はさ!四番だって太田を育てりゃいーじゃん!

廣瀬を狙ってる阪神にも言いたい!確かに廣瀬は守備と肩は抜群に良いし、バッティングもそこそこ良いけど、足は遅いんだよ!?あとすぐ怪我するよ!?

お願いやめて!取らないで!

栗原と廣瀬を取られたら、完全にカープが詰みます。「ありません…負けました」になるよ。

もうね、この事が怖くてこないだから夢にまで見る。栗原廣瀬がいなくなるのを。

本当にマジやめて。

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2011年11月 8日 (火)

無題

今日で32年間生きてきた事になる。

恥ずかしい人生には間違いないが、これまでとても楽しかった。これからはもっと楽しくなる予定だ。

生きていれば何とかなる。

私よりもずっと若い子供達。

頑張れ。

生きろ。

これからもっともっと楽しい事が待っているから。

ただただ祈る。

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2011年11月 7日 (月)

京成線で上野へ

江戸川区小岩、という所が私の住む街であり生まれ故郷である。

「北は北小岩から南は南小岩まで」という格言が示す通り、一口に小岩、と言っても大変に広い範囲を指す事は有名な話だ。聞いた話では、この「小岩王国」全域の面積は、東京ドーム30万個分に相当するらしい。恐らく嘘だとは思うが。

私が生まれたのは、東小岩である。文字通り東側にある小岩だ。

小学校に上がる頃、私の家族は西小岩に引っ越した。賢明なる読者諸氏ならば想像に難くないであろうが、西側にある小岩だ。

ここで私は18歳までを過ごした。今も私の実家は西小岩にある。

18歳の時に、私は進学の関係で関西、京都へ出る事になった。9年間をかけて優秀な成績で京都府立大学を卒業した後、完全無欠の無職として27歳の時に再び小岩に帰って来る事となった。この時に帰ったのは西小岩、つまり実家である。

その数年後、私はボランティア精神豊かな奈美子という女と知り合う事になり、その奈美子の奉仕精神につけ込むような格好でこの女と結婚する事となった。

結婚の言葉は、共にラーメンを食している時に「なあオレのチャーシュー一枚あげるから結婚して」である。嘘である。「ガム一枚あげるから結婚して」である。これも嘘である。本当は「オマエ結婚してくれなきゃここでウンコするぞ!漏らすぞ!」である。「わかったわかった!結婚してあげるから今すぐパンパース生活に突入してマジに!」が返事であったとかなかったとか。

ともかく私は奈美子という女と所帯を持つ事となり、二人で居を移した。それが南小岩である。頭部に脳みその代わりにおが屑が詰まっている方以外はすぐに想像出来るだろうが、南側にある小岩である。

南小岩で暮らしたのは、結局一年半だった。ここ最近当ブログにも「引っ越し!引っ越し!とっとと引っ越ーしシバくど!!」と書いていたように、つい先日私と妻奈美子は引っ越しをした。引っ越したのは北小岩、「北って…えっと…右…?」というような天才的方向音痴の方以外はわかるだろうが、北側にある小岩である。

こうして私は晴れて東西南北全ての小岩に居住経験を持つ事となった。ちょっとした「小岩通」である。

この新しい家であるが、京成線の小岩駅の至近なのである。

普段の私の生活では京成線を使う機会はほとんど無い。いつもJRの小岩駅もしくは自家用ジェット機を利用していたのだが、今日は上野でライブ。せっかくなので京成線を使って上野へ向かっている。小岩を抜けて、葛飾区、荒川区、台東区といった東京都屈指のスラム街を抜けて上野へ。ちなみに東京都スラム街のロイヤルストレートフラッシュは、上記に足立区と北区を加えて台東区を抜いた「江戸川、葛飾、足立、荒川、北」である。慣れない方は決して近寄ってはいけない。

しかし、車窓の風景が何とも良いのである。京成線の景色はなかなかに素敵だ。日暮里上野間で地下に潜ってしまうのだけが残念だ。

という事で本日のライブ。

11月7日(月)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
月イチ恒例のアリエス。スタンダードからオリジナルまで多彩な曲目でお届けいたします。大塚美香氏のボーカルも交えながら。澄み渡るハーモニカの音色をご堪能下さい。
harp:皆川和義 pf:福島剛 guest:大塚美香(vo)
19:20〜start  music charge:2000円

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2011年11月 6日 (日)

意地のぶつかる127球

昨日のプロ野球、パ・リーグCS、ソフトバンク対西武の一戦は実に見事な試合だった。

最終的な幕切れは、今年から導入された「三時間半ルール」により若干尻窄みな感はあったが、そこまでの試合内容は、ここ十年の中でも五本の指に入る名勝負だったと私は感じている。

昨日の名勝負の主役は、両チームのエースである。

西武ライオンズからは涌井秀章投手、ソフトバンクホークスからは杉内俊哉投手。共に、現在球界を代表する凄腕のピッチャーだ。

昨年は我が広島カープの前田健太投手、今年は楽天イーグルスの田中将大投手が投手としてはほぼ最高に近い素晴らしい成績を収めた。また、ご存知のように彼らの同世代にはダルビッシュ有投手という日本プロ野球史上最高の投手と言っても過言ではないバケモノがいる。どうしても彼らの影に隠れてしまう事もしばしばある杉内投手や涌井投手であるが、彼らもまた近年稀に見る素晴らしい投手である事には変わり無いのである。

というよりも、ここ数年の成績の安定感においては少なくとも先に挙げた田中・前田両投手よりも、涌井・杉内両投手の方が上だ。彼らは名実共に現在のプロ野球界を背負う選手なのだ。

その両エースの一騎打ち。昨日の試合は完全な投手戦の様相を呈した。最高水準の技術のぶつけ合い、そして強烈な意地と意地とのぶつかり合い。驚くべき事に何と試合は九回終了まで0対0のスコアで進んだ。両投手の「絶対に一点たりともくれてやるものか」という気迫の為せる業である。

先に均衡を破ったのは西武ライオンズの方だった。10回の表にそれまで無失点のピッチングを見せていた杉内投手が西武打線に捕まり、ついにスコアボードに「1」の文字が刻まれた。崩れ落ちながら悔し涙を見せる杉内投手。

これは私の推測に過ぎないのだが、彼は西武ライオンズと戦っていたばかりではなく、敵軍のエース涌井投手とも戦っていたのではないだろうか。チームとしての勝負はもちろんの事、個人としての勝負である。そして何より「エースである自分」と勝負していたのではないだろうか。

考えてもみてほしい。127球、10回1失点。「よくやった、お疲れさん」とは言われようとも、誰も批難などしない堂々たる成績である。チームの事を考えれば間違いなくそうだ。しかし、杉内投手は悔しさを隠さなかった。それは恐らく、涌井投手との勝負に負けた悔しさ、そして己に負けた悔しさではなかったのだろうか。とても印象的なシーンだった。

そしてその回の裏、10回裏にこのゲーム一番のドラマが待っていた。

2アウトまではスムーズにアウトを重ねる西武のエース涌井投手。あと一人抑えれば勝ち、という所で小久保選手にヒットを浴びた。ソフトバンク、続くは長谷川選手。1ボール2ストライクからの四球目、外角一杯にストレートが決まる。見逃し三振か!?と思ったが審判の手は動かない。ぎりぎりでボール、という判定が下った。あれは三振でもおかしくは無い。長谷川選手も「これで一度は死んだ身」と開き直ったのかも知れない。そしてその二球後、内角に投じたスライダー、再び集中力を高めた長谷川選手はそのボールを見事に打ち返した。ランナーが帰る。再びスコアボードに「1」の字が刻まれる。同点である。9割以上決していた勝負が、土壇場で振り出しに戻ったのだ。

マウンドの涌井投手は、その数分前の杉内投手と同じように崩れ落ち、そして悔し涙を見せた。まるでユニフォームの違うバージョンのリプレイ画像を見ているかのようだった。

涌井投手もまた、チームとしての戦いにのみならず、個人として杉内投手と戦い、そしてエースである己と戦っていたのだ。

10回1失点。奇しくも球数は全く同じ127球であった。

こんなドラマがあるだろうか、と私は背筋を震わせた。

その後の結果はご存知のようにソフトバンクの勝利である。クライマックスシリーズの決着である。

確かに一年間ペナントを戦った総決算の、重要な意味を持った試合である。しかし、それ以上の意味がこの試合にはあったのではないだろうかと私は思うのだ。つまり、後から振り返った際にこの試合こそが「ターニングポイント」になった試合であるというような、そんな特別な意味を持った試合である。

それは、涌井杉内両投手の「覚醒」のターニングポイントではないかと思うのだ。

先にも述べた通り、両名とも既に日本球界屈指の好投手である。一流である、と言っても良い。その一流である両投手が、「超一流」になるターニングポイントとなる試合、昨日の試合はそんな試合だったのではないだろうかと私は思うのだ。

人は悔しさから大きくなる。

日本シリーズでの杉内投手、そして来シーズンの涌井投手。この二人のピッチングは刮目して見たい。

さて、私は今日はライブ。これもやはり己との戦いだ。

11月6日(日) 小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
ボーカリスト山根健一さんのバンドに参加します。アル・ジャロウのナンバーを中心に、普段の4ビート系の音楽とは一風変わった音楽をお届けいたします。
vocal:山根健一 bass:上條貴史 drums:南たけし piano:福島剛
19:00〜open 20:00〜start チャージ:2000円

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2011年11月 5日 (土)

個性か…

数日間バタバタしていた引越しも終わり、ちょっと一息つく。ブログも落ち着いて書いてみる。

先日、将棋の加藤一二三九段が、通算で1300勝を達成したとの話を聞く。素晴らしい快挙だ。

ちなみに上述の「加藤一二三九段」という表記、あくまでも「かとうひふみ(←ここまでが名前)九段」であって、「加藤1239段(かとうせんにひゃくさんじゅうくだん)」ではない。間違えないように。現在の規定では将棋の最高位は九段までなのだ。

この加藤一二三九段であるが、戦形はほぼ毎回「棒銀」と呼ばれる作戦を採用するなど、将棋に関しても多分に独特な部分をもっておられるが、それ以上にやはり氏の人間性があまりにも個性的である。ネット上のあちらこちらに「加藤一二三伝説」というものが存在し、彼の特異にして愛すべきキャラクターがそこで紹介されている。

私は勿論氏の大ファンであるが、氏のような「個性的な人間」を目の前にした時に、「個性的であるとはこういう事なのだ」と強く思うのである。

私は音楽の世界にいるので、たまに「もっと個性的な音楽がやりたい」、「自分の個性を音楽に投影したい」などという文言を聞く事があるのだが、その度に「そんなのどうでもいいじゃん」と思ってしまう。

「どうでもいい」というのは、即ち「それは個性ではないから」と私が思っているからだ。

思うに個性とは、「いくらひた隠しにしようとも、隠し切れない、根源的な部分から湧き出すもの」なのではないかと私は感じている。意図的ではなく、意識的でもないもの、それが個性なのではないだろうか、と。

そう考えた時に「個性的であろうとする」という姿勢自体に、大変な矛盾が生じているのではないだろうかと私は思うのだ。ざっくばらんな言葉で言ってしまえば、「そんなもん個性でもなんでもねえよ」と。

加藤九段の個性は、そういう意味では揺るぎの無い個性だ。彼の特異なキャラクターは決して意図的な所から生じているものではない。彼の内側から滲み出てくるものだ。

御年70歳を越えられて、彼の個性はますます際立つばかり。素晴らしい棋士の一人だ。

さて、私も明日と明後日は二日続けて本番だ。

何よりも「きちんとやる」事。その向こう側に私の個性みたいなものが垣間見えるかも知れないし、というかどうでもいいか、そんな事は。素晴らしい音楽が出来れば、それで全てOKだ。

という事で最後は宣伝。明日と明後日のライブ情報。

11月6日(日) 小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
ボーカリスト山根健一さんのバンドに参加します。アル・ジャロウのナンバーを中心に、普段の4ビート系の音楽とは一風変わった音楽をお届けいたします。
vocal:山根健一 bass:上條貴史 drums:南たけし piano:福島剛
19:00~open 20:00~start チャージ:2000円

11月7日(月)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
月イチ恒例のアリエス。スタンダードからオリジナルまで多彩な曲目でお届けいたします。大塚美香氏のボーカルも交えながら。澄み渡るハーモニカの音色をご堪能下さい。
harp:皆川和義 pf:福島剛 guest:大塚美香(vo)
19:20~start  music charge:2000円

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2011年11月 4日 (金)

終了

引っ越し終了しました。

疲れた。

もう何も言えねえ。

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2011年11月 3日 (木)

シバクど!

高校の友人の結婚パーティーへ。

そんでもって明日は引っ越し。

ひっこーしー!ひっこーしー!とっととひっこーしーシバクど!

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2011年11月 2日 (水)

引っ越し間近

引っ越し準備の一つで、古本を売りに行ったり住所変更の手続きなんかで区役所に行ったりする。

あれやこれやバタバタとしていたら、急遽セッションホストのトラ(代役)を頼まれて、慌てて家に帰って着替え。譜面を持って岩本町へゴー。

という事で只今より岩本町「eggman east」でセッションしてきます。

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2011年11月 1日 (火)

引越し準備

一日、というか半日は引越しの準備を。

家に置いてある電子ピアノは片付けてしまったし、実家にも寄ってないので今日はピアノを弾いていない。

弾かないと何だか気持ちの悪いもので、そうだ、ちょっとぐらい触りにいこうと思い立って、これから近所の「Back in time」のセッションへ。

今日は何でも「高速ジャムセッション」らしく、とにかく早弾きをする日らしい。

早弾きか。すっげー苦手だ。

まあ良いや、指の運動だと思って。

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