ブルーズに恋して
レッスンで、Ray Charlesのレコードを用いて、彼独特の「リズムのタメ」について生徒と一緒に研究する。
これはひょっとしたら彼のどもるような喋り方にも関係があるんじゃないか、とかそんな事を。
やればやるほどブルーズは奥が深い。
ジャズとブルーズ。殊更に分けて考えるのは私は苦手だ。それぞれの音楽の成立過程において、その両者は似たような経緯を辿っている所もある。
アフリカから連れて来られた肌の黒い連中が、アメリカの大地でブルーズを歌っていた所を想像すると、色々と複雑な感情が私の中で生まれる。
そんな異国の音楽を、黄色い肌の私が(私たちが)なぞっている。
それ以上でもそれ以下でもない。
研究は続くし、練習も続く。
実に面白い。
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