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2011年3月 4日 (金)

脱規定路線

規定路線というものほどつまらないものはない、と私はどこかで思っている。

出来レース、と言い換えても良いかも知れない。始まる前から勝敗の決している勝負など緊張感に欠ける上に面白みもない。

これは昨今の大相撲の八百長騒動や、ごく直近の大学入試カンニング問題に言及している訳ではない。そこに関しては、私個人としては「不正が明るみに出た時のリスクを覚悟の上でやるのであれば、上手いやり方とは決して言えないまでも、数多ある手段の一つとして考えられなくもない」と思っている。事実、八百長やカンニングを暴露された連中は、既に充分過ぎる程の(私にはそう感じる)社会的制裁を受けているし、恐らくこれから先しばらくは訳のわからない「正義」を振りかざす人間達によって糾弾される。酷い場合には、社会的に抹殺される可能性すらある。本人達がそういった諸々のリスクを覚悟の上で不正に手を染めていたのであれば、それはそれで仕方が無いではないか、と私は思っている。

少々この話を引っ張るならば、カンニングの不正を叩いている人達は、本質的に「学歴信奉者」なのだろうと思う。正々堂々と手に入れた学歴だからこそ尊い。そんな風に。

私は、完全に学歴が通用しない状況にいる。京都府立大学という大学を(九年もかけて)卒業したが、今現在、音楽を生業にする上で、その学歴自体は全く何の役にも立っていない。勿論、そこで得た友人や恩師という方々との人間関係は現在の私を形成する上で欠く事の出来ない要素となっているので大学自体を否定は出来ないが、基本的には「京都府立大学?は?どこそれ?そんなのあるの?音大?」である。勿論音大ではない。

だからこそ、「学歴なんて関係無い」というのは耳当たりの良い言葉としてではなく、リアルな実感としてそう感じている。少なくとも、18歳や19歳で人生の方向性がしっかりと決まるケースなど極めて稀だろうと思っている。大学を出てからの方は人生は長いのだから。

閑話休題。

本件は、冒頭に述べたように大相撲の八百長騒動やカンニング騒動についての記事ではない。

本件は、広島カープというプロ野球チームの正捕手に関する話題である。

昨年FA権を取得したものの、それを行使せずにカープに残留を決めた石原慶幸というキャッチャーがいる。現在のカープの正捕手である。

彼ともう一人、倉義和というベテランキャッチャーが控えにいる。石原選手の活躍により、最近では出番が減りがちだが、確実なリードと勝負強いバッティングは健在である。

ここに若手の會澤翼という選手が割って入って来ていた。非凡なバッティングセンスを持つ彼は、将来のカープの扇の要を担う逸材、と期待されている。

以上の三人を中心に、カープの正捕手争いは話が進んでいた。言わば、それが「規定路線」であった。

そこにあって、ここの所急成長を見せ、カープ正捕手争いの規定路線を打ち壊す選手が登場した。

白濱裕太、八年目の25歳である。

白濱選手のオープン戦での活躍は、非常に目を見張るものがある。もはや「いや、石原とか倉がいるし。アツもいるしさあ」と言って邪険には出来ない覚醒ぶりである。

カープの正捕手争いは、今まさに混沌を極めている。白濱選手や會澤選手のような有望な若手が伸びてくる事によって、石原選手や倉選手も自分達が「安泰だ」という思いは吹き飛ぶ筈だ。良い意味での競争が生まれているのだ。

キャッチャーに限らず、他のポジションにも同様の事が起こってほしい。

例えばセカンド。現在レギュラーの東出輝裕選手を、木村昇吾選手が脅かしてほしい。

外野だって、赤松選手と廣瀬選手は既に実力でレギュラーを勝ち取った感はあるが、レフトの枠はまだ未定だ。嶋選手か。岩本選手か。はたまた前田大明神か。

今年のカープが規定路線を外れて来れば、台風の目になりうる。

頑張れカープ!

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コメント

私は翼が大好きなCARPファンですがなんか白浜ばかりいま起用して会沢捕手を起用してほしい…なお岩本選手はスタメン確保の感は否めませんしやはり東出&キムショ対決が楽しみです…ただ永川リタイアは痛いし今村投手の成長は嬉しいかぎりです♪堂林&庄司&松山選手もファイト&ガッツで頑張ってほしい

投稿: 京都在住熱烈CARPファン | 2011年3月 5日 (土) 21時43分

CARPファンさんへ
永川の復活はホントに嬉しいですね!まさかあんなにバッチリな状態で復活するとは思わなかった(笑)

投稿: ふくしまたけし | 2011年5月24日 (火) 15時48分

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