« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月

2011年3月31日 (木)

タバコとコーヒー

昼からずっと練習。久しぶりに実家で。

本日はトミー・フラナガンの「Eclypso」(←アルバム「Overseas」より)のコピーを皮切りに、バップ系ピアニストのコピーをずっと。

度々この「コピー」という言葉がこれまでにも出て来ているが、ここで言う「コピー」とは、

・CDやらレコードやらに入っている音源を丁寧に譜面に書き起こす。

・その書き上がった譜面を見ながら、さも自分がジャズジャイアンツになったかのような気分で練習して弾けるようにする。(今日ならばトミー・フラナガンになった気分で)

という一連の行為を指す。決して映画評論家の「おすぎ」の相方の人間の事を業界風に指した言葉ではない。「コピー」とは。

実は私の生活の中で最も「タバコとコーヒーの美味い瞬間」が、このコピーをしている時だ。恐らく集中しているからだろうが、タバコもコーヒーも実に美味い。普段はさほどタバコを吸わない私も、この時ばかりは「俄かチェーンスモーカー」になってしまう。タバコがなかなか止められない一番の原因かも知れない。

また本日のコーヒーは、金町浄水場から直送された「放射性ヨウ素131入り天然水」でたっぷりといれてやったが、実に美味い。ヨウ素131が良い隠し味になっておる。

という事で私は再びピアノの前に戻る。

放射性ヨウ素131をたくさん摂取したら、私のようなウルトラスーパーバカは、逆に賢くなるかも知れない。

そんな事を思いながら。

| | コメント (0)

2011年3月30日 (水)

エレファントカシマシ

友人の石田ゆうすけのブログで、エレカシの宮本浩次先生の事が紹介されていた。

「The Blue Hearts」と並んで、私が最も強い影響を受けたバンドの一つが、この「エレファントカシマシ」である。

ゆうすけブログで紹介されていたのは、まずは彼らのヒットソングの一つ、「悲しみの果て」。

http://www.youtube.com/watch?v=ErNOwWiNzFo

この歌を高校生の時に初めて聴いた時の衝撃は忘れない。今から15年近くも昔の歌だが、決してその魅力は色褪せる事無く、今も私の胸を強く強く締め付ける。素晴らしい佳曲だ。宮本先生の「カッコ悪いカッコ良さ」も相変わらずである。

どうやら、先の震災の被災者を励ます為の音楽番組だったらしいのだが、最後に全員で坂本九の「上を向いて歩こう」を歌っていたらしい。

その映像がこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=75jda8fm9v8&feature=related

違和感感じまくり、浮きまくりの宮本先生が素敵すぎる。とりわけ3分30秒ぐらいからが素敵だ。

「元気付ける」って何なんだろう。「良い事」って何なんだろう。

宮本先生がそう自問しているようにも見える。

やはり、私はエレカシが大好きだ。

| | コメント (2)

2011年3月29日 (火)

うまい

東高円寺に匠の店がある。

「お好み村」というその店。

今日は久しぶりに昼から呑んでます。

幸せ。

| | コメント (0)

2011年3月28日 (月)

眼前で閉まるドア

先日、電車で移動中に携帯電話のゲーム機能で将棋に興じていたら、最終局面で「詰み」(←相手の王様の逃げ道を完全に無くす事)を必死に計算していたら、目的地の駅である千駄ヶ谷駅を、私の乗った電車が通り過ぎた。

椅子に腰掛けた私の視界を通り過ぎる、「将棋の聖地」千駄ヶ谷。

やべえ!レッスンに遅刻する!「6四角に同銀の…」じゃねえよ!オレ!

と焦って隣の代々木駅から急いで引き返した。結果として、近くまで車で来ていた生徒の人が、その車で私ごと教室まで送ってくれて事なきを得たが、まさに薄氷、間一髪であった。

将棋ブームもいい加減にしなくてはならないが、しかしこの将棋というゲーム。終わりが無いのが困る。全く飽きない。

困った困った。

あ、振り飛車対策はだいぶ上手になりました。

| | コメント (0)

2011年3月27日 (日)

本日ライブです

朝から働いています。

やはり労働をすると元気になります。

現在電車移動中。あと二つレッスンをしたら、本日は本番(ライブ)です。

東中野「Big River」で、ボーカル、西池のりこさんと、ベース、アラン・グリースンさんと19:00〜。

ミュージックチャージは1300円。←安い!

是非ご来場を!

| | コメント (0)

2011年3月26日 (土)

将棋ブーム再燃

最近、羽海野チカ作のマンガ「3月のライオン」を読んでいるせいで、将棋ブームが再燃している。

携帯電話のゲームで将棋ソフトをダウンロードして、電車移動の合間や寝る前など、暇さえあればコンピューターと対局している。お蔭で若干の寝不足だ。いやしかしこのコンピューターがなかなかに強い。

コンピューターの強さのレベルは1〜100まであるのだが、レベル25のコンピューターが倒せない。

矢倉、美濃、穴熊、どれも簡単に突破される。

そうそう、私は振飛車が苦手だ。自分でやるのも、相手にやられるのも苦手だ。

今日は千駄ヶ谷でレッスン。奇しくも将棋会館の横を通る。

今日は3月26日。

恐らく、順位戦の佳境が迎えられ、棋士達は死に物狂いで将棋を指している。

穏やかな陽気とは裏腹に。

| | コメント (0)

2011年3月25日 (金)

3月27日西池のりこトリオat東中野

明後日ライブします。東中野、「Big River」です。

3月27日(日)東京東中野 Big River
http://www.bigjazzriver.com/st/nd.html
vo:西池のりこ b:アラン・グリースン pf:福島剛
久しぶりにのりちゃんとアランさんとのライブです。そしてぼく自身、久しぶりのライブです。本当にこんな時だからこそ、楽しくいきましょう。ぼくも久しぶりの演奏、楽しませてもらいます。
19:00~start  music charge: 1300円

| | コメント (0)

2011年3月24日 (木)

芸で動かす

電車の乗り換えで降りた錦糸町駅前に、横綱白鵬関以下数名の力士がいた。地震の義援金を募っていて、それを多数のテレビカメラや何かが囲っていた。

ついつい相撲取り見たさに近寄って私も小銭を数枚、たかだか数百円の端金だが募金をした。

白鵬関見たさに募金をしたのだから、私は決して「良い事」をした訳ではない。私は自分にそう言い聞かせた。

チャリティの気運などが高まっている所でこういう事を言うのは凡そ憚られるが、私は「良い事」をするのが嫌いだ。

正確に言えば、「良い事と言われている事を人前でする」のが苦手だ。

私はそんなに良識に溢れた人間では無いし、立派な訳でも無い。例えば数百円の小銭を募金箱に入れただけで、そんな事で私ごときが「良い人」になるはずも無かろう、そんな事をどこかで思っている。

だからこそ、今日目にしたような横綱白鵬関達が行っていた街頭募金活動は、私のように少々自意識過剰な人間達にとっては、格好の言い訳を与える素晴らしい機会だと感じた。

「良い事」をしたいから募金をしたのではない、単に白鵬関を近くで見たかったから募金をしたのだ、と。「近くで見たい」と思わせる事、それ自体が一つの芸である。

そう思うと、自分に対する照れ臭さや恥ずかしさも幾分和らぐ。あまりにひねくれていると言われればそれまでだが、そんな事も確かにあったのだ。

翻って自らの「楽隊屋」という商売を考えた時に、同じような事が私にも出来れば良いのにな、と思った。

例えばチャリティコンサートなどを企画した時に、「募金がしたいから私の演奏を観に来る」のではなく、「あいつの演奏が観たい。結果としてその対価が義援金に使われようが何だろうが知った事ではない」と、そう思われたい。私が「おっ、白鵬!近くで見たい!」と思ったように。

恐らく、表立った「良い事」が恥ずかしいだけで、心の中では「本当は被災地の方々に何かをしたい」と思っている人間は相当数いるはずだ。そういう人間達を突き動かしていくのも、我々芸事を志した人間のするべき事ではないのだろうか。

何によって突き動かすのか。

芸によってだ。

情によってではない。

| | コメント (2)

2011年3月23日 (水)

地上D

地上D
燦然と輝く地上Dの文字。

我が家のテレビがついに地デジ化しました。

ややこしい事情があるので全て細かくは書けないが、実はアレがアレしていた所をアレしてアレになって、アレな結果テレビを頂いたのだ。

という事でテレビが液晶に。テレビカラーがピンク色なのがラブホテルっぽいが、いやあ、地デジ、映像すげえキレイだわ。

女優さんとかは大変だと思う。肌荒れまで見える。

テレビを寝床に置いたのは、恐らく失敗な気がする。寝床でテレビばかり見てしまうぞ、こりゃ。

| | コメント (0)

2011年3月22日 (火)

不謹慎夫婦

不謹慎夫婦
不謹慎夫婦
久しぶりに夫婦で呑みに来ました。

この御時世に不謹慎なのはわかりますが、でも生ビールとモツ煮込みが美味いんです。

美味いんです。

| | コメント (0)

2011年3月21日 (月)

今の内にこっそりレベルアップ

仕事が激減しているが、こんな時こそ練習。良い方に捉えよう。今こそ地力を上げる時。

譜面を書いて、コピーをして。

今日はBud Powellの「Hallucinations」とHorace Silverの「Quicksilver」をコピー。テーマもソロも難しいけれど、ゆっくりなテンポから少しずつやれば、次第に弾けるようになる。嬉しい。

仕事が元に戻って来た時に、見てろよ。オレは今より上手くなっている。

少しだけかも知れないけれど。

| | コメント (0)

2011年3月20日 (日)

働く事は(仕事がある事は)とても良い

久しぶりにレッスン。

地震以来、殆どの仕事がキャンセルになり、半強制的に「春休み」に突入した事は以前書いたが、もういい加減「休み」にも飽きてきた。

働きたい!と思っている所でのレッスン。なかなかに充実感がある。

今日は午前に一つ、午後に一つのレッスンの予定だったが、残念ながら午後の生徒さんは欠席。欠席の連絡のメールを受け取ってがっくりと肩を落とす。生徒の欠席がこれほど残念な事も珍しい。要は私がレッスンをしたかっただけじゃないか、という話もある。

まあそんなこんなで、ほんの少しだけれども、久しぶりに働いて活力が出る。

空いてしまった午後をどうして過ごそうかと考えて、たまにはパソコンをする事にした。以前登録だけしたfacebookというSNSを弄る。ちょこちょこ使っているtwitterという「呟きサイト」とfacebookを連動させる事に成功する。その連動自体は、インターネットに明るい人からすればものすごく簡単な事なのだろうけれど、苦手な私はそれだけで一時間近くかかる。

そんな事をしている傍らで、これは以前から少しずつやっている事なのだけれど、外付けのハードディスクにCDを取り込む作業をする。何故か取り込み忘れていた中島みゆきのCDを大量に。冗談抜きに、中島みゆきのCDだけで40枚近くある。どれだけ好きなんだ。

譜面なんかもスキャナで読み込んで取り込もうかな。そうしたらもういちいち「あの譜面はどこいった!ないない!」などと探さなくても良くなる。

そんな、日曜日の午後。

あ、ちなみにfacebookとtwitterのアカウントは↓です。興味のある人は見てみて下さい。

facebook: http://www.facebook.com/#!/profile.php?id=100000988552910

twitter: http://twitter.com/#!/fukushimatakesi

| | コメント (2)

2011年3月19日 (土)

プチ疎開

今日から義理の母が我が家に泊まりに来る。

どうやら義父が出張で家を離れて一人になってしまうらしく、余震やら何やらがある中で、一人で実家の逗子に置いておくのもいかがなものか、という話になり、我が家に来て頂く事にした。

要するに、プチ疎開である。

小岩に疎開というのもおかしな話だが。

やはり義理の母が泊まりに来るというのは少々緊張するものである。

| | コメント (6)

2011年3月18日 (金)

春休み

料理して、譜面を書いて、ピアノの練習をして、洗濯物を干して、またピアノの練習をして。

そんな風に一日が過ぎていく。

仕事が無い。

しかし、そんなに気分は悪くない。

要は毎日休みな訳だ。

大人になってからも春休みがやってきた。

もうしばらく我慢。

| | コメント (0)

2011年3月17日 (木)

男の煮込み道

「丁寧に灰汁を取りつつ、煮込む事○時間」という文句に弱くない男などいない。

ラーメン屋の店主の九割が男なのは、男達が皆「煮込み好き」な証である。

かく言う私も無類の煮込み好きだ。

炒める、焼く、蒸す、など、料理の行程で好きな作業は数あれど、やはりフェイバリットは「煮る」である。

ここの所、震災の事や、そこから派生した仕事の不調などで少々私も気分が落ち込んでいちので、今日は気分転換に昼からがっつりと煮込んでみた。

手羽元と炒め玉葱とキノコにトマト缶を混ぜて。そしてそこにニンニクのみじん切りをぶち込んで。

そう、我が家の今晩の夕餉はカレーである。

手羽元がどんどんと原形を崩し、その骨からは極上のダシが出る。トマトの酸味がそこに味わいを添える。

まだ煮込みの途中段階だが、やはり煮込みは楽しい。

時間をかければかけるほど楽しい。

| | コメント (0)

2011年3月16日 (水)

少しは働きたいのだけれど

昨晩から吐き気と共に発熱する。

「この大変な時に」とも思ったが、地震の影響で本日のレッスンも中止になり、結果としてのんびりと休む。

日に何遍も家が揺らぐ。

何だか少しずつその事にも慣れてしまっている。

お陰で随分と体調も復活した。

今日は、五線譜のノートを買ったので、譜面を書いた。

今後の仕事は心配だけれど、仕事の心配が出来るだけ幸せだ、と自分に言い聞かす。

| | コメント (0)

2011年3月15日 (火)

まだ

レッスンも演奏も、その多くがキャンセルとなり、開店休業状態が続く。

自宅にずっといてテレビを見ていても、落ち込むばかり。

こういう時こそ練習 しないと、と思って小一時間練習。

やっぱり、まだ生活は完全には「普通」には戻っていない。

東北地方の方の中からも、ちらほら「無事ですよ」という声も届くようになった。このブログにも、仙台の方からの書き込みがあった。

とても嬉しい。

| | コメント (2)

2011年3月14日 (月)

非難を止めろ

色々と苛立ちや不満が募っているのもわかる。

そのはけ口として「仮想敵」を作りたくなるのもわかる。

でも、今はやめないか、犯人探しや原発批判、政府批判を繰り返すのは。

一通り落ち着いてからでもそれは遅くない。

自衛隊も精一杯やっている。逐一記者会見をしている枝野官房長官も、露骨に顔に疲れの色が出ている。みんなぎりぎりの所でやっている。

彼らを非難するのではなく、彼らを応援しよう。

今誰かを非難するのは、正義感ではない。自己満足だ。私はそう思う。

目的は、一人でも多くの救出者を出す事、そして犠牲者を一人でも減らす事の筈だ。

私だって何が正しいのかはわからない。

だから出来る事から。

節電と、募金。少しずつしか出来ないのだから。

| | コメント (10)

2011年3月13日 (日)

日常を

完全に、とは言わないけれど、半分ぐらい通常運転に戻す。

私達が今「特殊な状況」にいるのは間違いないけれど、可能な限り「普通」にする事も大事だ。

今日は一つだけレッスンをした。

少しずつでも、普通に。

| | コメント (0)

2011年3月12日 (土)

今日は更新しない。

や、できない。

| | コメント (0)

2011年3月11日 (金)

無題

こんな日もなかなか無い。

夜7時を過ぎてまだ現場に着かない。

とりあえず、生きてます。

| | コメント (3)

2011年3月10日 (木)

ちょっと遠出します

明日からちょっとだけ遠出します。

京都の誇るブルース(ソウル?)デュオ、「ツインズ」の関東ツアーで、二日間だけ前座をやって来ます。

ツインズっていうバンドは、ぼくが京都で音楽を始めた10年前、既にスターだった。イカツイんだけれど優しくて、音楽は底抜けに明るい。何遍か客席から見たことがあるけれど、その圧倒的に楽しい音楽に、ただ魅了された。

明日11日が茅ヶ崎「ボチボチ」、明後日12日が御殿場「リンコロ」です。

| | コメント (0)

2011年3月 9日 (水)

フランス人のようなオレ

フランス人のようなオレ
今日は何だかワインが呑みたくなって、近所のセブンイレブンでワインを買って来ました。

トレビアン。アンドゥトロワ。

| | コメント (0)

2011年3月 8日 (火)

完全に終わる

何もない日なんてそうそう無いのだけれど、今日は見事に何もなかった。

そういえば実家に日本酒があるらしいから、とりあえずそれを取りに行こうと思い立ったのが夜の十時半。

完全に終わっている。

もうすぐ今日も完全に終わる。

| | コメント (0)

2011年3月 7日 (月)

本番前に雪

昨日も書いていた通り、今日は本番なので上野へ。

一張羅の背広をかみさんがクリーニングに出してくれたまま引き取っていなかったので、日中に引き取りに行く。雪が降っていたらしく、身に沁みるような寒さが何とも心地好い。

もうすぐ冬も終わるのだろうけれど。

冬の間に一回ぐらい本格的に寒い所に行きたかったな。北海道とか。

本日は19:30から上野「アリエス」にて、ハーモニカ皆川和義とデュオのライブ。ゲストボーカルに大塚美香さんを迎えて。

こんな日は「寒い」音が出したくなる。

| | コメント (0)

2011年3月 6日 (日)

明日はライブ

明日、3月7日(月)は、上野アリエスで皆川和義とのデュオです。

ゲストボーカルに大塚美香さん。19:30からです。

是非お越し下さい。

また、3月のこれ以降のスケジュールを大雑把に言うと(また後日正確に書きます)、

3月11日(金)と3月12日(土)は、京都の生んだブルースデュオ「ツインズ」の関東ツアーのオープニングアクトでちょろっと出ます。11日が茅ヶ崎「ボチボチ」、12日が御殿場「リンコロ」です。どちらもハーモニカ皆川和義と演奏します。

3月20日にはちょっと秘密の演奏がありますが、これは秘密なのでここには書きません。終わったら書くと思います。覚えていれば。

3月27日(日)は、東中野「ビッグリバー」で、ボーカル・西池のりこさん、ベース・アラン・グリースンさんと演奏します。久々ののりちゃんバンドで楽しみです。

てな感じです。

とりあえず明日3月7日、暇な人は上野「アリエス」へどうぞ。

| | コメント (2)

2011年3月 5日 (土)

二日酔いと鬱病

昨晩、ひょんな事から医者の先生と酒を呑む機会に恵まれた。

幾つか興味深い話は聞けたのだが、中でも印象に残ったのは二日酔いの話。

二日酔いの時の精神状態というのは、鬱病の人の精神状態と酷似しているらしい。脳の状態が似たような状況にある、と教えて頂いた。

そうやって教えて頂いたら、鬱病の人々の辛さが少しだけわかった。

私はこれまでに鬱病になった事は一度たりとも無いが、二日酔いになった事はたくさんある。通算で1000回以上は確実にある。

ゆえに二日酔いの精神状態、またその辛さはわかる。ああ、昨日も酔っ払っていらん事を言ったな。言いまくったな。死ねば良いのに。うん、死ねば良いのに。

繰り返す問答。なるほど言われてみれば鬱病の人々の「死にたい」という精神状態に近いと言えなくも無い。

という事は、鬱病である人々は、我々ノータリン酒呑み達の二日酔い状態が日常的かつ継続的にあるという事である。想像するだに、それは辛い。

また、我々クソ酒呑み達が、二日酔いも収まって来た夕刻辺りで「よっしゃ!回復してきたし迎え酒でもいっちゃうか!ウェルカムリカーで迎えちゃうか!」と缶ビールをプシュリしてしまうのは、その二日酔いによる一時的な鬱病状態が回復して「酒を呑む元気」が出て来ているかららしい。何が「迎えちゃうか!」だ。死んでしまえ。

「一日二杯の酒を呑み、肴は特にこだわらず、マイクが来たなら微笑んで、十八番(おはこ)を一つ歌うだけ。」

故河島英五先生の残した「時代おくれ」という歌の一節だ。私は一日十杯ぐらい呑むので、八杯は減らさなくてはならない。

「不器用だけれど白けずに、純粋だけど野暮じゃなく、上手なお酒を呑みながら、一年一度酔っ払う。」

もうこの辺に至っては全てが私に欠けている要素だ。野暮な人間が下手な酒を呑んでおる。

「目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬ事は無理をせず」

英五先生!もうやめて!天国からそんなにオレをいじめないで!もうオレのライフはゼロだよ!

いや、マジに「上手なお酒」を呑みましょう、というブログでした。もう三十路だぜ。

| | コメント (0)

2011年3月 4日 (金)

脱規定路線

規定路線というものほどつまらないものはない、と私はどこかで思っている。

出来レース、と言い換えても良いかも知れない。始まる前から勝敗の決している勝負など緊張感に欠ける上に面白みもない。

これは昨今の大相撲の八百長騒動や、ごく直近の大学入試カンニング問題に言及している訳ではない。そこに関しては、私個人としては「不正が明るみに出た時のリスクを覚悟の上でやるのであれば、上手いやり方とは決して言えないまでも、数多ある手段の一つとして考えられなくもない」と思っている。事実、八百長やカンニングを暴露された連中は、既に充分過ぎる程の(私にはそう感じる)社会的制裁を受けているし、恐らくこれから先しばらくは訳のわからない「正義」を振りかざす人間達によって糾弾される。酷い場合には、社会的に抹殺される可能性すらある。本人達がそういった諸々のリスクを覚悟の上で不正に手を染めていたのであれば、それはそれで仕方が無いではないか、と私は思っている。

少々この話を引っ張るならば、カンニングの不正を叩いている人達は、本質的に「学歴信奉者」なのだろうと思う。正々堂々と手に入れた学歴だからこそ尊い。そんな風に。

私は、完全に学歴が通用しない状況にいる。京都府立大学という大学を(九年もかけて)卒業したが、今現在、音楽を生業にする上で、その学歴自体は全く何の役にも立っていない。勿論、そこで得た友人や恩師という方々との人間関係は現在の私を形成する上で欠く事の出来ない要素となっているので大学自体を否定は出来ないが、基本的には「京都府立大学?は?どこそれ?そんなのあるの?音大?」である。勿論音大ではない。

だからこそ、「学歴なんて関係無い」というのは耳当たりの良い言葉としてではなく、リアルな実感としてそう感じている。少なくとも、18歳や19歳で人生の方向性がしっかりと決まるケースなど極めて稀だろうと思っている。大学を出てからの方は人生は長いのだから。

閑話休題。

本件は、冒頭に述べたように大相撲の八百長騒動やカンニング騒動についての記事ではない。

本件は、広島カープというプロ野球チームの正捕手に関する話題である。

昨年FA権を取得したものの、それを行使せずにカープに残留を決めた石原慶幸というキャッチャーがいる。現在のカープの正捕手である。

彼ともう一人、倉義和というベテランキャッチャーが控えにいる。石原選手の活躍により、最近では出番が減りがちだが、確実なリードと勝負強いバッティングは健在である。

ここに若手の會澤翼という選手が割って入って来ていた。非凡なバッティングセンスを持つ彼は、将来のカープの扇の要を担う逸材、と期待されている。

以上の三人を中心に、カープの正捕手争いは話が進んでいた。言わば、それが「規定路線」であった。

そこにあって、ここの所急成長を見せ、カープ正捕手争いの規定路線を打ち壊す選手が登場した。

白濱裕太、八年目の25歳である。

白濱選手のオープン戦での活躍は、非常に目を見張るものがある。もはや「いや、石原とか倉がいるし。アツもいるしさあ」と言って邪険には出来ない覚醒ぶりである。

カープの正捕手争いは、今まさに混沌を極めている。白濱選手や會澤選手のような有望な若手が伸びてくる事によって、石原選手や倉選手も自分達が「安泰だ」という思いは吹き飛ぶ筈だ。良い意味での競争が生まれているのだ。

キャッチャーに限らず、他のポジションにも同様の事が起こってほしい。

例えばセカンド。現在レギュラーの東出輝裕選手を、木村昇吾選手が脅かしてほしい。

外野だって、赤松選手と廣瀬選手は既に実力でレギュラーを勝ち取った感はあるが、レフトの枠はまだ未定だ。嶋選手か。岩本選手か。はたまた前田大明神か。

今年のカープが規定路線を外れて来れば、台風の目になりうる。

頑張れカープ!

| | コメント (2)

2011年3月 3日 (木)

イタリア人のようなオレ

イタリア人のようなオレ
今日は珍しくパスタなんて作った。

すぱげっちーね。

ベーコンと水菜のパスタ。

激ウマ。

| | コメント (0)

2011年3月 2日 (水)

生きる意味も無い

「あの人もお酒さえ呑まなきゃ良い人なんだけど」改め、「あの人動かなきゃ良いのに、動いたらすぐに人に迷惑かけるんだから」改め、「あの人早く死ねば良いのに。死んだら悪い風に言う人いないんだから」でお馴染み、どうも、ぼくです。

昨日も外で呑んで酔っ払って、だいぶイタい人になっていましたよ。昨日は記憶が殆どあるだけに余計に恥ずかしい。やっぱり呑んだら記憶を飛ばすまで呑まないと、翌日の精神状態に良くないな。酔っ払った時の事を覚えていて、恥ずかしくなかった例しが無い。「飛ばないなら呑むな、呑むなら飛べ」を標語にしよう。

酔った時の恥ずかしさとして、女の子相手にセクハラまがいの発言をしてしまった、というのは、「恥ずかしい度」でいうとだいぶ下のレベルだ。問題は、対女性よりも、対男性にある。

一番恥ずかしいのは、「年下にエラそうにする」。これである。

昨日など、二十歳そこそこの男の子(ジャズをやっている)に向かって、「大丈夫だよ、オマエ頑張ってやれよ!」などとエラそうに言う始末。昨日のオレに今日のオレが言ってやる。「オマエがもっと頑張れ」と。あともう一言付け足すなら、「頼むから早く死んでくれ」。

あと、恥ずかしいと言うよりも「すごく困る」事としては、知らない人とケンカをする、これは超困る。ケンカはしないように。

金を失くすとか携帯を落とすとかは、そうやって考えたらそんなに「恥ずかしいランキング」は高くはないな。

そうそう、昨日、二年ほど続けて来た「ブログ毎日更新」を、うっかりしていて忘れました。

これも地味にショック。

また今日から毎日書きますから、物好きな読者の皆様はまた懲りずにお付き合い下さい。

| | コメント (2)

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »