下らない怪我
昨日は酒を呑んでいない。我慢した。
業界用語で言う所の、ケーサーをミーノーするのをマンガーした、という所だ。業界用語に置き換えた事には意味は全く無い。言ってみたかっただけだ。
結婚してからはしばしば昨日のように酒を呑まない日が出来ている。恐らく良いことなのだろうと思う。今日は家に帰ったら軽く呑もうと思う。一日我慢した分、普段より美味い筈だ。ケーサーマイウーな筈だ。
さて。実は一週間ほど前から、左手の薬指を怪我している。ついつい喧嘩をしてしまって、などとヤンチャな事の一つも言えれば良いが、原因は単なる深爪である。深爪をした所からばい菌が入り、そこが化膿してしまった。楽器演奏を生業にする人間としては、情けない限りである。本当に、痛みを伴って薬指が腫れはじめた時には我ながら「ぎゃー!やっちまったー!馬鹿なの!?死ぬの!?」と自らを罵った。せめて指には気をつけようぜ、オレ。とりあえずはピアニストなんだから。
先日のライブでは、痛みを「無かった事」にして何とか乗り切った。「痛くない。ていうか怪我とかしてない」と自分に言い聞かせる、という近代医学の最先端の技術を用いた治療法だ。
この治療法、まさに近代医学の粋を集めた治療法である事は確かなのだが、如何せん効き目はイマイチだ。痛いものは痛い。「や、痛覚なんてものはオレの身体にはねーし」と思い込んでもみたが、やはり痛覚は私の身体には存在したようで、左手の薬指がピアノの鍵盤に触れた時には「いやーん!痛いー!」となった。様々な状況を勘案するに、どうやら私の指は怪我をしているらしく、そしてそれはまあまあ痛いようだった。とにかく乗り切った。
その後も数日間痛みは続いた。本日の時点では、痛みのピークは越えていたが、やはりまだまだ痛かった。
なので、日課である筈のピアノの練習は、今日は殆どしていない。
こういう日はストレスが溜まる。
鍵盤を触らないでも、譜面を書いたりリズムトレーニングをしたり、そういう事もある筈なのに、ふて腐れてそれもしていない。
だから余計にストレスも溜まる。
家に帰ったらもう一度消毒をして薬を塗ろう。そして酒を呑もう。
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コメント
そうだよね~ピアニストは指が命だもんね~!それなのに、いつも福島くん、家事、特に炊事頑張ってるよね~。エライエライ。
投稿: クロサバ | 2011年2月10日 (木) 18時06分
クロサバさんへ
最近はかみさんが暇なので、ぼくは家事をサボり気味です。いかんなあ。
投稿: ふくしまたけし | 2011年5月24日 (火) 13時37分