中毒は恐ろしい
決して悪い事をしている訳ではないのだけれど、人に言うのはちょっと恥ずかしい癖・習性・趣味、というものは、人には一つや二つは必ずあるものなのではないだろうか。
私にも勿論ある。例えば、私は爪や指を噛んでしまう悪癖がある。これはなかなかに恥ずかしい。かみさんからも「みっともないからやめて」と言われることもしばしばだが、何か考え事をしている時や、ぼおっとしている時などについつい噛んでしまう。少しずつ注意して直したいのだけれど。
他にも色々ある。例えば「時間が空くと、ついゲーセン(ゲームセンター)に行ってしまう」という習性。ちょっとした野球ゲームをやりに行く。一試合が30分弱なので、それぐらいの待ち時間などがあるとついつい行ってしまうのだが、これもやはり同様に「悪い事ではないのだけれどちょっと恥ずかしい」事である。30歳を超えたいい年をした大人がちょこちょこゲーセンに行っているというのは、やはり声高に言うような事ではない。
そしてもう一つ、これも決して悪い事ではないのだが、やはり恥ずかしいのは、「異常なほどに辛い食べ物が好き」という事だ。これに関しては、「え?別に恥ずかしくないじゃん?」と思われる方もいるだろう。違うのだ、私は度が過ぎて辛いものが好きな為に、それは少々恥ずかしいのだ。
まず、「こいつ…味覚障害なんじゃねえか…?」と思われるのが恥ずかしい。例えば、モツ煮込みみたいなものを食べる時に私は、許されるならば、七味唐辛子をどばどばとかけたい。分量としては、すり切らない大匙の五杯分は少なくともかけたい。しかし、そこまでかけてしまうとそれを見ている人は、「あんなに唐辛子かけたら元の味がわかんなくなっちまうじゃねえか」と思うだろう。
確かにその通りなのだ。元の味はかなりぼやけてしまう。辛みが先行してしまうので、繊細な味付けなどは曖昧になってしまう。しかし、その時の私の思考回路の不等式としては、「とにかく辛いものが食べたい>美味いモツ煮込みが食べたい」という具合なのだ。であるがゆえに、とにかく唐辛子をかけたい。口がひりひりするほどの辛さを味わいたいのである。
「辛さ」は、「痛み」だという話をよく聞く。そういう意味で言えば私はマゾヒストなのかも知れない。だが、恐らくこの「辛さ」にはちょっとした中毒性がある。暫く身体に優しい味付けや食材の料理ばかりを食べていると、無性に激辛の麻婆豆腐などが食べたくなる。唐辛子と山椒と豆板醤。辛さの三重奏。だらだらと汗をかきながら、ひーひーと口から火を吹きながら、「辛いものが食べたいっ」そう欲してしまうのだ。
まるで覚醒剤中毒の患者のようだ、と思っていたら、今日、覚醒剤絡みで、芸能人の小向美奈子さんに逮捕状が出たらしい事をネットのニュースで知った。つい最近覚醒剤で逮捕されていたばかりだと思ったが、その舌の根も渇かない内に再逮捕とは、どうやら覚醒剤の中毒性は随分と強いようだ。
しかし小向さんもこれで二年ぶり二度目。甲子園出場校なら、なかなか新設の強豪校である。勿論、古豪の「聖シミケン学院」(三年ぶり五度目)や「田代農業高校」(二年ぶり四度目)など、ライバルたちには事欠かないが。(こんな高校野球ネタがネットで盛り上がっていた。)
私は、「辛いもの中毒」ぐらいで留めておいて、覚醒剤には手を出さないように気をつけたい。
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コメント
小向美奈子、また捕まったんだ!一度、覚醒剤に手を出しちゃうと、やっぱりやめられないんだね!覚醒剤は、食欲よりも睡眠欲よりも性欲よりも何よりも強い刺激だから、一度、脳がその刺激を覚えてしまうと、空腹で食べ物を欲するより強く、睡眠不足で睡眠を欲するより強く、覚醒剤を求めてしまうんだから、自分じゃ抑制きかないよね。福島くんはカプサイシンの刺激で留まっておいて下さい。
投稿: クロサバ | 2011年2月 8日 (火) 22時23分
クロサバさんへ
結構辛いもの中毒もすごいよ。あ、また激辛麻婆豆腐食いたくなってきた。
投稿: ふくしまたけし | 2011年5月24日 (火) 13時36分