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2011年1月15日 (土)

鉛筆の転がり先が人生を変える事だってある

大学入試センター試験だそうで。

もう13年も前か。受けたのは。

私は数学と理科が全く出来なかったので、国語と英語と日本史の、ほぼ三科目(数学は受けるだけ受けた。結果、四点。二百点満点で)で受けたのだが、国語はいつも通り「まあまあ」出来て、日本史もいつも通り「全然」出来なくて、英語はヤマカン(鉛筆転がし)が当たりまくって「ムチャクチャ」良く出来た。

お陰で母校となる京都府立大学に辛うじて滑りこんだ訳だが、それを考えたら不思議な話だ。

あの時鉛筆があらぬ方向に転がっていたら私は京都の大学になど行っていなかっただろうし、そうなれば師匠となる市川修にも会っていなかっただろう。

そうすれば、恐らく今のように音楽を生業にするような事もなかった筈だ。

人生なんて、本当にわからない。

今日も今日とてピアノを弾きながらそんな事を思う。

受験生諸君。試験が上手くいっても、その後の人生がとんとん拍子にいくとは限らないし、逆もまた然りだ。

だから人生は難儀で、まあ、面白いのではないかな、と30歳を越えて腹も出て来てしまったオジサンは思うのだ。

らいかろーりんすとん。

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