大衆食としてのラーメン
朝からレッスンで池袋へ。
都心に出るのも恐らくは今年最後だ。
池袋へ行くと、ついつい行きたくなってしまうのがラーメン屋だ。どうやら池袋はラーメンの激戦区らしく、所謂「有名店」がそこかしこで鎬を削っている。
そういった有名店にはいつも長蛇の列が出来ていて、なるほど美味いのだろうなあとも思うのだが、私の中では何かがちょっと違う。
何と言うのだろうか、「ラーメンなんてそんな大層な食い物じゃねえだろう」というような感覚が私の中にはあって、行列に何十分も並んだり、千円も出したりして食べるのは私の中では「ちょっと違う」のだ。
だからこそ、私が池袋で気に入っているのは、東口にある某博多ラーメン屋。到って普通の博多とんこつラーメンだが、500円で替え玉一回は無料。尚且つ辛子高菜は入れ放題である。何故か行列も滅多に無い。
さっと入ってさっと食って、金を払って「ごちそうさん!」。店を出てから独り言で「あー美味かったー…」と呟いて。私が考える「ラーメンの在り方」とは、かくの如しである。
無論、食べ物に対する趣味嗜好は人それぞれ。有名店のラーメンだって美味い所がたくさんあるのは知っている。私の嗜好を押し付けても仕方が無い。人が食っているものに「そんなマズイもの食って」などとケチをつける輩も稀にいるが、それこそ愚の骨頂、野暮の極みである。好きなものを好きなように食えば良いのだ。
少々話は逸れるが、私は人の批判ばかりしているような人間が嫌いだ。
という事で、今日も私は前述の池袋東口にある某博多ラーメン屋に行きたくなっている。ああ、また太る。否、既に太っている。
ちなみに私が東京で一番好きなラーメン屋は、「青葉」という超有名店だ。美味いものは美味い。
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