2010年12月
2010年12月31日 (金)
2010年12月30日 (木)
2010年12月29日 (水)
損と得
「得をしよう」或いは「損をしないようにしよう」、なるべくそんな風に考えないように気をつけている。
例えば昔、麻雀をしていて、負けた時に金を払わない奴がいた。それがすごく嫌だった。
勝ったら金は貰う。負けても金は払わない。
確かに本人からしてみれば、得は多くて損は少ないのだろうけれど、何だかすごく嫌だった。
私だって麻雀に負けて金を払うのは嫌だ。それを払ってしまえば、今月は残り二百円で一週間を乗り切らなくてはならない、とかそんな状況だと、負けた金額を払う手が震える程に嫌だった。でも払った。それは勝負だからだ。
少なくとも、その麻雀がスタートした時点では、そこにいる全員が勝負の内容に納得して始めた筈だ。これこれこういうルールでやります良いですね、という事に了解した筈だ。
それが勝負がついた後に「ごめん今度払う」などと適当な事を言ってその場を繕って結局は払わないというのは、全くもって話にならない。ならば最初から「金なんて賭けない」というルールでやれば良い筈だ。
「自分だけは損をしたくない」という気持ちが強すぎるとそういう風になる。私だって人の事は言えない。負けた金を払う時に「がっくり」という効果音付きで落ち込みながら払った事だって何度もあるもの。理想を言えば、「ま、今日はこの辺にしといてやろうかな」などと強がりの一つも言って綺麗に負けられれば良かった。博打は如何に勝つかという事よりも、如何に負けるかという事の方が重要だ。私もまだまだ修業が足りない、という事だ。
以上の話は私が大学生だった頃の話。近所の大学に誘われて麻雀をしに行った時の事。私はその場の身勝手な雰囲気に辟易として、以降その大学へ麻雀をしに行く事はなかった。
ちなみにご存知の通り、日本国の法律では麻雀等の遊戯に金銭を賭ける事は禁じられているので、以上の話は全て嘘だ。私の妄想だ。念のためにそういう事にしておく。
閑話休題。
損と得である。
私など「損得勘定をしないように」と気をつけているほどであるから、まだやはり幾許か勘定をしながら生きているという事になるだろう。何も考えずに自然に勘定をしなくなれば本物だ。そういった「本物」を、たまに見る事がある。
「自分は損をするのだ」と決めた人間を目の前にして、そこに付け込んで自分は得をさせてもらおうと思うような人間にはなりたくはない。
広島カープが大好きなラーメン屋の店主がいたとして、広島カープが数年ぶりに優勝、大好きな選手の背番号は1番、ならば優勝からの三日間はラーメンを1円で提供しようなどと思った場合。
家庭内では奥さんからの「やめてアンタ!!」の悲鳴が飛ぶ事は間違いないが、私としてはそんな酔狂な事をしてしまう人間は大好きだ。
しかし、私が気に食わないのは、そういったセール中に「餃子無料券」を使って餃子を更に注文するような輩である。
確かに貰った餃子無料券は使う権利がある。そんな赤字覚悟のセールを行う事を決心したラーメン屋のオヤジに全ての責任がある。しかし、そこで餃子無料券を使うのは如何なものかと首を傾げざるを得ない。
「自分だけは得をしたい」とばかり思う事は、私にとっては随分とみっともない事なのだ。
美味い食い物が二つあったら、なるべく大きな方を人に勧めたい。荷物が二つあったら、なるべく重い方を私が持ちたい。
気をつけていないと、どうしたって自分が得をしようとしてしまう。
そうやって生きていくのは、何だかひどく息苦しい。
だから、なるべくそうやって思わないようにしよう、と思っている。
何を書いているのだかわからなくなってきたのでこの辺でお開き。
おあとが宜しくないようで。
2010年12月28日 (火)
自分の殻に閉じこもる男
私は知っている。これは痛風の症状だ。
しかし、以前似たような症状が出た時に私が病院で血液検査をしてもらったならば、痛風の鍵を握る尿酸値に関しては「大いにセーフ」の結果が出た。なので私は痛風ではない。鈍い痛みはガッツで無視、という姿勢を決め込んで、「オレは痛風じゃないビールも呑めるし魚卵もホルモンも食える」と自分の殻に閉じこもった結果が添付の写真である。
単に足首が痛いだけだ。何ら問題は無い。あと、単に太っているだけだ。
正午辺りまで自分の殻に閉じこもった後に、本日は大掃除。家のリビングに散乱した小物類を、百均で買ってきた便利な箱(通称ぽいぽい箱)にぽいぽいと入れまくり、本棚の裏側に溜まった埃を掃除機で吸引、しかるべき後に濡れ雑巾で親の敵のように床を掃除、という事をしていた。
そう言えば数日前から私は鍵をなくしていて困っていた。我が家に住んでいる私と援助交際をしている女(通称かみさん)が、「鍵はウチには無いよ、結構ちゃんと探したけど、無かったもん、きっとどこかで落としたんだよ!」とは言っていたのだが、大掃除を始める事凡そ10分、私の職場の鍵や実家+自宅の鍵が付いたキーケースは、あっさりと家の中から発見された。
「ナミコ、お前、探してねえじゃん…」という私の溜め息交じりの桃色吐息に、「あれー、おかしーなー、あははー、でも出てきて良かったじゃーん」などと宣う女。
まあ確かに出てきたから良かったんだけどさ。
夕方になると私はレッスンに出かけなければならなかったので、大掃除は居間を八割ほどやった所で切り上げ。ちなみにかみさんはデブである私への当て付けに、大掃除をする私の傍らでダイエットの本を編集する仕事をしていた。そんな本を作った所で私は決して痩せないのだけれど。
今日は一つだけレッスン。明日は再び家の大掃除をしてから、夕方に二つのレッスン。以上で今年の仕事は全て終わり。
明後日には釣りに行く。美味い魚を食いながら年末を過ごすのだ。
明後日の晩にはかみさんの友達のCちゃんも我が家に遊びに来るらしいから、美味い刺身を食わせてやらなくちゃ。
今年も残す所あと数日。
頑張っていきましょう。
2010年12月27日 (月)
2010年12月26日 (日)
ド本命
有馬記念はド本命のウ゛ィクトワールピサ→ブエナビスタと決まり、そこに三千円一点買いをカマしてくれた内田先生のお陰で我々はちょいプラス(一人千円ちょいずつ)というショボいながらも安心する結果に。
いやあやはり本命の時代でしたよ。
ヤマちゃんが狙った大穴三連単馬券の一着指定であった12番の馬は、スタートダッシュで見事に出遅れて憤死。私と私の嫁が軸であるブエナビスタの相手に選んだ五頭も掲示板にすら載らず。
いやあ、内田先生サマサマでございます。
今日はレッスンの後、友人の楠原木曜が主催する忘年会へ。
呑んで呑んで呑まれて呑んでをして来ます。
2010年12月25日 (土)
年末のプチギャンブル
年末に宝くじを買うか、有馬記念の馬券を買うかで迷ったのだが、結局馬券を購入する事に。
宝くじは最高で三億円が当たるらしいが、正直言って三億円なんていらない。1000万円もいらない。リアルに欲しい金額は、10万円か、まあ多くても100万円ぐらい。
三億円も持ってたら、働くのがバカバカしくなりそうだ。
やっぱり働くのが楽しいのが一番良いと私は思う。
という訳で、友人のヤマとウチダと共同購入。
ヤマの三連単の六点買いが当たれば、我々はプチ富豪になれます。
大本命のブエナビスタがこけないと三連単は当たらないけれど、私とウチダはブエナビスタから。
正直に言うと、当たる気がしねえ。
2010年12月24日 (金)
あぶり、やりました
世間はクリスマスらしいけれど、今日は朝から年賀状書き。我が家は年末進行です。
ヤマちゃんが遊びに来たので、今日は夜に蟹を食います。
昨日人からもらった蟹。
「あぶり、やりました」と言えるように、七輪で炙ってやります。
2010年12月23日 (木)
大衆食としてのラーメン
朝からレッスンで池袋へ。
都心に出るのも恐らくは今年最後だ。
池袋へ行くと、ついつい行きたくなってしまうのがラーメン屋だ。どうやら池袋はラーメンの激戦区らしく、所謂「有名店」がそこかしこで鎬を削っている。
そういった有名店にはいつも長蛇の列が出来ていて、なるほど美味いのだろうなあとも思うのだが、私の中では何かがちょっと違う。
何と言うのだろうか、「ラーメンなんてそんな大層な食い物じゃねえだろう」というような感覚が私の中にはあって、行列に何十分も並んだり、千円も出したりして食べるのは私の中では「ちょっと違う」のだ。
だからこそ、私が池袋で気に入っているのは、東口にある某博多ラーメン屋。到って普通の博多とんこつラーメンだが、500円で替え玉一回は無料。尚且つ辛子高菜は入れ放題である。何故か行列も滅多に無い。
さっと入ってさっと食って、金を払って「ごちそうさん!」。店を出てから独り言で「あー美味かったー…」と呟いて。私が考える「ラーメンの在り方」とは、かくの如しである。
無論、食べ物に対する趣味嗜好は人それぞれ。有名店のラーメンだって美味い所がたくさんあるのは知っている。私の嗜好を押し付けても仕方が無い。人が食っているものに「そんなマズイもの食って」などとケチをつける輩も稀にいるが、それこそ愚の骨頂、野暮の極みである。好きなものを好きなように食えば良いのだ。
少々話は逸れるが、私は人の批判ばかりしているような人間が嫌いだ。
という事で、今日も私は前述の池袋東口にある某博多ラーメン屋に行きたくなっている。ああ、また太る。否、既に太っている。
ちなみに私が東京で一番好きなラーメン屋は、「青葉」という超有名店だ。美味いものは美味い。
2010年12月22日 (水)
奇行の記憶
アナタ花ならアタシャ蕾(つぼみ)、今日もサケサケ明日もサケ
という都々逸があるが、酒はなかなかに怖いものである。
酒が人をダメにするのではない、人がダメな存在である事を再確認させる為に酒が在るのだ、とは立川談志師匠の言葉である。
いやはや、私も日々酒を呑み、また酒に呑まれながら過ごしているのだが、泥酔時の記憶は、翌日には忘却の彼方、というのが常である。覚えている事の方が驚きだ。酔った時の記憶は、九割方が、無い。
昨日は友人のヤマと夕方の17時頃より酒を呑み始めた。一軒目は近所の立ち呑み屋だった。麻木久仁子と大桃美代子のどちらを擁護するか、という高尚な激論を戦わせた後に、我が家へ。まだかみさんも帰っていなかった為、我が家を自由に使いながら更に酒を痛飲。この辺りから随分と記憶があやふやになる。モノマネ王座決定戦を見て、「集団でB'zの稲葉浩志のモノマネをしながらAKB48の歌を歌う」という芸にゲラゲラ笑っていたのは記憶にある。
鯨飲の後、テンションの上がりまくってしまった私達は、「カラオケスナックに行こう!」というハナクソのような意見が一致し、近所にあるスナックへと向かった。或いはモノマネ王座決定戦がいけなかったのかも知れない。私達もモノマネがしたくなってしまったのかも知れない。そこについては定かではないが、この辺りがはっきりした記憶の最後の部分である。
その後の事は、記憶には無い。ただ、私を迎えに来たかみさんの口から、私に関しては以下の奇行が報告されている。
・他人が歌を歌っている時にものすごいゴキゲンになって踊る。大体は沖縄のエイサー踊りのような踊りであったらしい。
・スナックのマスターに灰皿を差し出して「すんません!ここにテキーラ入れて下さい!」と懇願し、マスターを苦笑させる。
・帰る直前に、「待って!オレちゃんと償ってから帰る!」と言って、さだまさしの「償い」を熱唱。ちなみにこの「償い」という歌、交通事故で人が亡くなるという話の歌である。
以上である。他にもたくさんの奇行が報告されてはいるが、それは割愛する。翌日に泥酔時の奇行を聞かされるというのはなかなかの羞恥プレイなので、かみさんからこれら上記の報告を受けている時の私の心情は「死にたいっ!」の一択である。本当にマジ「出かけるのをやめなさい」。
忘年会など続くこの季節、読者の皆様におかれましてもこのような奇行をする事の無いよう、節度を持って楽しいお酒を。
本日の豆知識:JR蒲田駅の発車音は「蒲田行進曲」
2010年12月21日 (火)
エンディング
エンディングのパターンの持ちネタが少ないなと思って練習。
今日はロクリアン下行のパターンとⅡ♭からドミナントまでの四度進行のパターンを12のキーで。
いや結構大変だわ。
慣れるまでは暫く毎日の課題にします。
2010年12月20日 (月)
好きな事だけやっている
今日は夜に一つレッスンがあるだけなので、昼からずっとピアノの基礎練習。
いやー、オレ下手だわー、ありえない下手さだわー、とうんざりしながらも、少しずつ進む。嘆いたって仕方が無い。下手なものは下手なのだから。地道にやる以外に解決策は無い。
先程、入院して手術をしていた友人のヤマから「無事手術終わり」とメールが届く。良かった。明日退院らしいから、何処かに一杯呑りに行こうかな。
年の暮れ。皆様忙しくされているのだろうけれど、私はこんな感じで大好きなピアノを弾いたり酒を呑んだりしながらお気楽に過ごしております。
ありがとうございます。
2010年12月19日 (日)
眠くなる
二日続けてのライブも無事盛況の内に終わる。
今後の予定を見てみれば、もう年内には演奏の仕事は無い事が判明。さすが不人気にかけては右に出る者のいない私だ、と自嘲する反面、何処かで少々安堵する。
やはり本番を控えている時にはその事ばかり考えてしまうし、それに向けた練習もやらなくてはならない。本番が終われば、つかの間解放されたかのような安堵なのだ。
けれど、本当に大切なのはこういう「何も無い時期」だ。
当たり前に、頑張る事なく、淡々と楽しみながら日々の練習をしよう。
コピー。譜面書き。タッチの練習。そんな地道な事を。
でも、とりあえずは今日はゆっくり寝たい。
久しぶりに、ものすごく眠い。
眠くなる事なんて、私には随分と珍しい事なのだけれど。
2010年12月18日 (土)
高円寺終了→小岩経由で上野へ
高円寺のライブ終了。現在0時40分。小岩着。
楽しかった。鉄琴の木曜も今日は調子が良かったみたいで、すごくスイングしてた。木曜のオリジナルも良かった。鉄琴っていうのはやっぱり独特な感じだな。残響の間合いとかさ。歌はキモかった。これは毎度の事だけれど。
ゲストで歌ってくれた岡部さんも、無理の無いストレートな歌い方をする人で、伴奏していて楽しかった。良い声だったな。以前私のライブを他所で見てくれた事があるみたい。嬉しいねえ。また一緒に演奏出来ると良いけれど。
さて、切り替えて明日(日付としては今日、12月18日)は上野アリエス。ハーモニカ皆川和義とのデュオ。
明日は大好物のグランドピアノがたくさん弾けるから、それも楽しみ。今回は珍しくがっつりリハーサルもやったし。
一つ一つの音に集中して、決して雑にならないように。それと、「会話」をしっかり出来るように。
おし、ラーメン食って寝るべ!
明日は上野アリエスへどうぞお越しを!
2010年12月17日 (金)
西へ
私の住む街小岩は、東京の東の端にある。
という事で、都心に出ようと思えば、それなりに遠くへ行く事となる。
本日の演奏の店「アフターアワーズ」は、高円寺にある。
小岩から高円寺までは片道の運賃が450円、往復で900円かかる。
そんな時には「都区内フリーきっぷ」。23区内ならば好きなだけ乗り降り出来て、何と730円。
小岩は江戸川区であり、高円寺は杉並区(多分)の為、このきっぷの範囲内が適用される。
つまり一回あたり170円の得ですわー。ジュースが一本買えてはしまう訳ですわー。
たまにはこのブログにもオトク情報を載っけてやろうと思い、教えてあげましたわー。
ちなみに小岩−池袋間は往復780円なので、池袋でも50円オトク。
とても便利な都区内フリーきっぷですわー。
さて、演奏頑張って来ます。
2010年12月16日 (木)
明日は本番
明日本番なので、今日は一日練習。
飽きたらパソコンのマインスイーパとかやりながら。
マインスイーパは一回やり始めると10分はやってしまうから注意が必要。
てな訳で明日は高円寺アフターアワーズ。鉄琴の楠原木曜と。20:00から…だったかな(←自信がない)。
木曜は頭がちょっとおかしいので、明日も少し歌うつもりらしい。
オレも歌ったろかな。
や、それは冗談にしても。
木曜のオリジナルなんかもやります。頭はおかしいけれど、きちんと良い曲は書けるのです、この楠原木曜。鉄琴も叩けるんです。頭はおかしいけれど。
是非ご来場を!
2010年12月15日 (水)
週末ライブ詳細
昨日の記事でもちょっと触れましたが、週末はライブです。是非お越し下さい。
12月17日(金)東京高円寺After Hours
tel 03-3330-1556
http://www.afterhours-1975.com/index.html
vib , vo(?) :楠原木曜 piano:福島剛 guest:おかべあやこ(vo)
20:00~start music charge:1800円
12月18日(土)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
harp:皆川和義 pf:福島剛 guest:大塚美香(vo)
19:20~start music charge:2000円
2010年12月14日 (火)
酒に酔って寝る
「昼間に作った山菜うどんがあまりにもウマすぎて死にそうになる事件」を経て、一路千駄ヶ谷へ。リハーサルとレッスンをしに。
今週末はライブなので。
さて、私こと「うんこマン」であるが、ここ最近実に酒に弱くなった、と心底から感じている。
若い頃には「いやあ、オレも最近(酒に)弱くなってさ。もう歳だよなー」などと言う人間を軽蔑していた。
本来ならば酒はたくさん呑める→だが歳により今はそうでもない
という論法が、「オレも昔はワルくてさ(遠い目)今は随分丸くなったもんだよ(柔和な微笑み)」方式の訳の分からない自慢に聞こえて気持ちが悪かったのだ。何なのそのポテンシャル自慢!?馬鹿なの死ぬの!?と私も憤っていた。
しかし今ならば確かに言える。
「オレ、酒、弱くなった」と。
と言うのも、私はなまじっか酒が呑めていた為に、そして市川シュリンプ蔵さんや柳リーフ敏郎さんと同レベルの酒癖を保持していたが為に、酒では様々な失敗をやらかして来た。
「出かけるのを、やめなさい」
前述のシュリンプ蔵さんが戦場カメラマンのモノマネをしながら発したこの言葉が痛切に心に沁みる人間とそうでない人間。世界にはこの二種類の人間しかいないのだ。無論私は前者だ。ヒリヒリと傷口に沁みて眠れなかったよ。
そうであるから、私の「酒が以前ほど呑めなくなった」というのは、あながち「遠い目モード」という訳でもない。結構良かったのではないか、と思っている。
実際にどう呑めなくなったかと言うと、「寝てしまう」のである。酔っ払って上機嫌になり、真夜中に広島カープの応援歌を大声で歌ったり、股間に装備された泌尿器官(通称チンコ)をポロリしてみたりという一連の「お約束行動」をした後に、コテンと寝てしまうのだ。
これが嘗ては、コチンがポロリのしかるべき後に私と大便器が恋仲になり、私は大便器をしっかりと抱きしめてからその中に想いの丈を吐瀉、一般にベホイミだとかリバースだとかゲロだとか言われる行為であるが、そのような「再生行為」を経てから、再びウマウマと酒を啜るという、まさに輪廻を体現するかのような事が延々と朝まで続いていたのだが、今では寝てしまう。
・酔っ払って寝る
・吐いてまで再び呑む
この行為のどちらが財布と身体に優しいのかは、二歳児でも判る。
どちらが他人様に迷惑をかける可能性が低いのかも、三歳児になれば判る。
ならば、「酔っ払って寝る」ようになってしまった事は、寧ろ歓迎されるべき現象だとも言える。
しかし、やはり私には一抹の不満感がある事も否定は出来ない。
昨日は我が家にハーモニカの皆川和義と大塚女史が遊びに来ていた。鳥ツクネの鍋などをつつきながら酒を呑んでいた訳だが、やはり私は途中で寝てしまったのだ。やはりいつものように広島カープの応援歌を熱唱する事とコチンをポロリする事は義務と権利のように行っていた、というのは私の細君からの情報ではあるが、寝てしまった私は、起きてみたら和義も大塚女史もいない事にしょんぼりしなくてはならなかった。
「遊びに来てくれてありがとね。また来てね。気をつけて帰ってね。」
それぐらいは言いたかったのに。
起きたらかみさんの「酒くさっ!」という声。
「あれ?かずよしとみかちんは?」と私が聞くと、「もう帰ったよ。あんたもいい加減起きなさい」という返事。
この、「宴の終焉に参加出来ない」というのがイヤなのだ。せっかく楽しかったのに。
まあ仕方がないのだな、もう三十一歳だしな。
ちなみに本日のリハーサルは今週末12月17日の金曜日の本番に向けて。昨日和義達が遊びに来ていたとりあえずの名目は12月18日の土曜日の本番の打ち合わせ。
最後に週末のライブの宣伝。細かいことは明日書きます。
12月17日(金)は高円寺アフターアワーズ。鉄琴の楠原木曜と、ゲストボーカルに「おかべあやこ」さん。夜19:00ぐらいから。
翌日12月18日(土)は、上野アリエスでハーモニカの皆川和義と、ゲストボーカルに大塚美香さん。19:30からです。
ライブ中はあまりお酒をたくさんは呑まないので、途中で寝る事もありません。
皆さん、観に来て下さい。
2010年12月13日 (月)
AKB48
今を時めくアイドルグループ、AKB48には、篠田、大島、前田という人材がいるらしい。
AKB48の49番目の志士と言われているこの私が、ご存知無い方々の為に篠田、大島、前田という三名について今日は解説をしてみたい。
まず篠田。神奈川県出身、187cm、85kg、投手である。昨季は先発投手として活躍したが、今季は怪我などに泣かされ、中継ぎ投手として登板する事が多かった。チーム事情からすれば貴重な左腕、という事もあり、来季の飛躍に期待がかかる。また、乱視からサングラスを着用している。「サングラスと言えば篠田、と言われるようになりたい」と語っている。背番号は、14。
続いて大島。山梨県出身、185cm、83kg、これまた左腕の中継ぎ投手である。ブラウン政権時代に一度だけ開幕ローテーション入りを果たした事があったが、その後すぐに二軍落ち、それからは一軍と二軍を行ったり来たりという状態が続いていたが、今季一軍中継ぎ陣の相次ぐ故障により一軍に抜擢され、大車輪の働きを見せた。防御率自体は優れた成績は残せなかったが、来季の活躍への糧になった事は間違いない。背番号は、46。
最後に前田。大阪府出身、182cm、73kg。もはや何の説明も要らない、球界を代表する若きエースである。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手三冠を始め、ゴールデングラブ賞にベストナイン、更には先発投手の最大の誉れである沢村賞を獲得した事は記憶に新しい。ピンチになればなるほど集中力を高め、幾度となくチームの危機を救ってきた。今後、間違いなく歴史に名を刻む大投手になる逸材である。背番号は、エースナンバーの18。
また、同チームにはもう一人「前田」の姓を名乗る御方がいるが、こちらの前田については、これまでも、そして今後も「神」の名で呼んでいく。「神」という表記が出た際には、それは背番号1の「あの御方」を指す。そう、孤高の侍である「あの御方」である。
という事で、アイドルには興味のない方々にも、この篠田、大島、前田の事を覚えて頂きたい。
何?
それは広島カープの話じゃないかって?
あーあーあー聞こえない。オレはオレしか信じない。
2010年12月12日 (日)
釣りに行こう
釣りに行きたい。
今年の釣り納めに。
実は来週、かみさんが彼女の友人達と共に釣りに行くらしい。船に乗って。私は仕事なのでお留守番だ。くそっ。
皆初心者の分際で、「フグかイカに行く」などとナメた事を口走っている。どちらも中級者〜上級者向けの釣りであるのだが、これだから初心者は怖い。
新聞やネット、釣り好き生徒の口コミなどを駆使して情報を集め、現在の状況を鑑みるにまだイカの方がチャンスがありそうなので「イカにしなさい」とアドバイスをしてみたが、あろう事か「フグで予約を入れた」との事。
「お前、初心者がカットウ釣りみたいな難しい釣りが出来る訳がなかろうが!アホか!」と言ってはみたものの、「ハイハイ」と聞く耳持たず。それどころか「カットウ釣り?何それうまいの?」という体たらく。
恐らくはフグの歯でハリスをばしばし切られて、仕掛け不足に泣くに違いない。
イカに行けよ、イカに!私はイカが食いたいのだ!
さて、彼女らと違い身の程を知った私は、釣り納めに行くならば、「キスかな」と思っている。キス釣りは、初心者には易しく、上級者には奥の深い釣りだ。
年越し蕎麦に乗せる天ぷら。それが釣りたてのキスだったならばどれだけの美味であろうか。この時期のキスは比較的深い所にもいるし、外道にカレイやアイナメなども期待出来る。今流行りだという噂の「胴付き仕掛けでのシロギス釣り」にもチャレンジしてみたい。
年末にキス釣り。楽しそうじゃのう。ヤマちゃんが一緒に行ってくれれば良いが、無理なら一人でも行こう。
身の程を知らないかみさんは連れて行ってやらない。
2010年12月11日 (土)
不可解な金銭トレード
先日の、楽天イーグルス、渡辺直人選手の金銭による横浜ベイスターズへのトレードには驚かされた。
これに対し、鉄平選手、草野選手、嶋選手といった辺りの元同僚達が、その複雑な胸中を契約更改の記者会見で語っているのを見た。
楽天イーグルスの新監督に就任した星野仙一監督は、名うての名選手を複数獲得する一方で、渡辺選手のようなチームの屋台骨であった選手に、他所での活躍の機会を求めた。
確かにそれで楽天は一時的に強くなるかも知れない。過程よりも結果が優先されるプロ野球の世界では、当たり前の事なのかも知れない。
しかし、私には鉄平選手達が会見で見せた「無念の涙」も、強く響いて来る。
「勝てば良い」という考え方に納得する一方で、「品の無い勝ち方」には私は反感を抱く。
実の所を言えば、私は広島カープが元横浜ベイスターズの内川聖一選手の獲得に失敗した事に安堵している部分もある。
来期も間違いなくカープを応援する。
さて、今日は昼から一つだけレッスン。終わればワークショップへ。
人生で二回目の吉祥寺上陸。オシャレな街らしいので、やられないように頑張って来ます。
2010年12月10日 (金)
神を創り変える
やるべき事を傍らにうっちゃって、広島カープの選手の応援歌を全面的にアレンジするというものすごく下らない事をして一日を過ごす。
作ったのは、廣瀬純選手の応援歌、緒方孝市コーチの現役時代の応援歌、そして前田智徳選手の応援歌の各アレンジ。
取り分け前田智徳選手の応援歌に関しては、「完全に別物」という所までアレンジを施した。恐らく何も知らずに聴いた人は「何そのジャズの曲?」と尋ねる事だろう。
ⅠからいきなりⅢ7に行く、ジョージアなんかと同じコード進行を適用してみた。このコード進行を用いた瞬間、勝負の大勢が決した。私は勝ちを確信した。
いやあ。どっかで誰かに聴かせたいにゃー。
2010年12月 9日 (木)
嬉しい
仕事で池上へ向かう道すがら、すごく嬉しい報告が、かみさんからあった。
帰ったら祝杯を挙げなくてはならない。
誤解の無いように言っておくと、「妊娠」じゃない(笑)。
でもとても嬉しい事。
他人の事がこんなに嬉しい時に、「結婚して良かった」と思う。
年末
いよいよ年末だ。
とは言っても、私自身は何か変わりがある訳でもなく、毎日レッスンをしたり練習をしたり、譜面を書いたりたまにライブをしたりと普段通りの毎日を送っている。あ、年賀状書かなきゃ。
何も変わらない事が一番良い。音楽をやって、家に帰れば普段通りのかみさんがいて、一杯呑ってほろ酔いになったらさっさと寝る。
生きていられればきっと、十年後も同じような事をしている。いや、していたい。何か立派な事がしてみたい、という気持ちも無くはないが、そういう大それた事は恐らく、「当たり前の事」の連続の中から生まれてくる事なのではないだろうか、と私は思っている。
背伸びもしないし近道もしない。目の前にある事を大切に、サボらずにやる。それさえ出来れば、後はどうにでもなる。
多分。
さて、そんなこんなで宣伝。明後日はライフワークになりつつあるワークショップ。今回は吉祥寺のグランドピアノがあるスタジオで。ゲスト講師はバイブラフォン(鉄琴)奏者の有明のぶ子氏。
単純な一方通行の「合同レッスン」とは一線を画す、音楽の「共同研究」の場。俺は今回はどんな土産(課題、そして発見)を持って帰れるのか。そんな所から楽しみです。
まだ参加者枠には若干名の余裕があるそうで、参加希望者は以下からご予約をお願いします。
ミュージックワークショップ東京
http://mws-tokyo.jimdo.com/
12月11日(土)14:00〜、参加費は2000円です。
2010年12月 8日 (水)
何も捗っておりません
昨日はテレビで歌舞伎役者の人が記者会見をして戦場カメラマンのモノマネをしているのを観ていただけの私でございます。他には何もしておりませんでした。
あ、少しだけ働いていたか。
今日は朝から野暮用で東京駅へ。
家へ帰って来たらば丁度昼食の時間。冷蔵庫に豆腐が残っておりましたから、昼から湯豆腐なんぞを食って、食い終わるや否や、夕食のシチューを煮込み始めました。もうかれこれ4時間煮込んでおります。
傍らで譜面書き。譜面も、書かなくてはならないものが随分と溜まっておりましたから、この機会に書かなくてはなりません。なかなか面倒なものでございます。
今年の流行語大賞はもう決まったのでしょうか。
まだであるならば、「出かけるのをやめなさい」という言葉が流行語に入る事を期待して、本日は筆を擱かせて頂きます。
本当に酒は恐ろしゅうございます。
2010年12月 7日 (火)
2010年12月 6日 (月)
月曜ロードショー
そして本日はヤマちゃんが我が家にやってきて鍋。
終わったら、「天空の城ラピュタ」を見た事がないというヤマちゃんとラピュタを観ます。
ぼくは通算でいうと50回目ぐらいの鑑賞になります。
腑抜け
昨夜酒を呑みすぎたせいで、今日一日を腑抜けのふにゃふにゃになりながら過ごす。
これではいかんと思いながらも、更にまただらだらとしてしまうので、意を決して錦糸町へ。
プリンターを見に行って来ます。
2010年12月 5日 (日)
自転車
自転車が盗まれた。
腹が立つ。
四月に奈美子が買ったばかりのやつが。
私も奈美子も度々鍵をつけっぱなしにしてしまう悪癖があるのだが、今回もそのパターン。
ああ、本当に困る。
自転車が無いと生活が出来ない。←大袈裟。
2010年12月 4日 (土)
でかい月だな
水森サトリ著「でかい月だな」読了。
新進気鋭の作家のデビュー作である。大変に爽やかで充実した読後感を抱く。
物語は、所謂「青春小説」、或いは「教養小説」という体を採る。登場する人物の大半は中学生という設定だ。
冒頭に起こる殺人未遂事件をきっかけにして、そこに描かれる少年少女達の在り方が根底から変わる。つい先程まで居たその場所には二度と帰れない、もはや我々はまるで別の場所にいる。
そういう風に書いてしまえば、ごくごくありふれた凡庸な話に見えてしまうのだが、このありふれた(或いは使い古された)話に読者である私はぐいぐいと引き込まれた。
その要因の一つには、人物描写の素晴らしさが挙げられる。
私が嘗て随分と「若い」頃に、J・D・サリンジャーの「The Catcher in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)」という小説に熱中した事がある。私は主人公であるホールデン・コールフィールドこそが私の親友であるような気がしていたし、彼になら全てを正直に話せそうな気がした。「The Catcher in the Rye」のページをめくる事は、私にとってはホールデンと会話をするという行為と同義だった。蛇足ではあるが、今現在の私はホールデンには全てを正直に語りえない。私も変わったのだ。
卑近な例を出せば、「でかい月だな」という作品に触れている最中に、私はこの時の感覚を鮮明に思い出した。遥か昔の事のように感じられるその青臭い感覚が、不思議な程にありありと私の中に蘇った。
物語の主人公である沢村幸彦、そして彼を取り巻く個性豊かな登場人物達と、私は知らず知らずの内に親密に会話を交わしていた。
「お前のそういう所、好きだぜ」
「でもなかなか世の中は思い通りになんかならねえんだよ」
「お前、そうやってカッコつけちゃってんのは、後から恥ずかしく思い出すぜー?」
有り体に言えば、私は読書に没頭していた。水森サトリという作家の描き出す物語の中に、私は知らぬ間に包み込まれていた。
話がどのように展開していくのか。勿論そんな部分にも期待しながらページをめくっていた訳であるが、それとは別に「この少年少女達は次にどんな言葉を発するのだろう」、私はそんな事を考えながら、そしてとてもわくわくしながらページをめくっていた。彼らとのお喋りに夢中になっていたのだ。
作者の思いがどこまで登場人物に投影されていたのかは私にはわからない。或いは作者自身も彼らとの会話を楽しんでいたのかも知れない。彼らはあくまでも架空の「彼ら」であるが、それぞれに確固たる人格が与えられ、そして各々が勝手に主義や主張を抱いているようにも見えた。
作中にとても印象に残った一文があった。
主人公の沢村幸彦の同級生、中川京一がふとした瞬間に発する一言である。
「沢村君、生きてりゃこの先まだまだ悪いことがいっぱいある。−だから生きよう」
作品を貫くのは、どうしようもないまでの「生への肯定」である。
作者の背景や人格などは何一つ私は知らないが、それでもこの一文を読んだ時に、「水森サトリという作家の事を、とりあえずは信用せざるを得ない」、私はそう思った。
小説も文芸も、更には恥ずかしい事を承知で言えば「文学」も。まだまだ捨てたものではない。
本当に、素晴らしい作家がデビューした。
是非、他の作品も読んでみたい。
2010年12月 3日 (金)
2010年12月 2日 (木)
自分の音を聴く
あまり好きな事ではないのだけれど、録音した自分の演奏を聴く。
「おっ、なかなか良いな」と思う所も勿論あるにはあるが、やはり総じて不満の募る箇所が多い。
自分の声を録音して聴いてみると他人の声に聞こえるのと一緒で、演奏している時に「こういうイメージ」と思って出している音と実際の音との間には隔たりがある。
頭の中にある「理想の音」にはまだまだ程遠い。
それでも大分、近付いては来たのだけれど。
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