わー死んだー!ウソでーす!やっぱり死んでませーん!
只今大ヒット中の小説、村上春樹の『1Q84』のbook3(第三巻)を読んでいる。つい先日読み始めた。
まだ序盤なのだが…
book2の終盤において、主人公の「青豆」という女性が自殺するシーンがあった。高速道路の路肩で青豆さんは自分の口の中に拳銃を突っ込み、自殺をするシーンだ。
「天吾くん」と青豆は言った。そして引き金にあてた指に力を入れた。(『1Q84』book2、474頁より)
こうして「青豆さんの物語」は終わった筈だった。
なのに、book3では生きていた。青豆さんは生きていた。
「やっぱり引き金を引くのをやめた。なので死ななかった」みたいな展開で。
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それ、何ていう「少年ジャンプ」ですか、村上さん…
小学生が考えた適当な小説とか漫画にこういうのあるよなーとも思った。
「主人公は死んだ!いや、やっぱり死んでいなかった!」みたいな雑な展開。まさしくその展開じゃないっすか、村上さん!
ていうか、100万冊も売れるような小説で、そんな雑な展開を使ってオッケーなんだ!?
まあ、良いんだけどさ…
まだあと20章ぐらいあるので、楽しませて頂きます。
しかし、のっけでずっこけてしまいました。
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