何もせずに一日が過ぎた
昨日は結局何も手に付かなかった。
練習をしようと思ってピアノの前に座ってはみたものの、全然楽しくない。いたずらに鍵盤の上で手を動かしているだけ、という状態が30分ぐらい続いたので、そこで練習をやめた。
ごろんと布団に転がって、天井を見つめる。
それからじっと目を瞑る。
そんな事を繰り返していたら、夕方になってしまった。
何だか私は、「このまま家にいても、暗い気持ちに塞ぎこむ一方だ」と思って、服を着替えて家を出た。JR信濃町駅まで向かい、神宮球場を目指した。
やっていたのは、ヤクルト-広島戦。私はいつもならばレフト側の外野自由席で、大声を上げながら広島カープを応援しているのだが、昨日ばかりは流石にそんな気分にもなれず、内野指定席を一枚買って、静かに野球を観戦した。
降りしきる雨と吹きすさぶ寒風。昨日の神宮球場は、まるで冬の如き寒さだった。
厚いジャンパーを羽織っていったにも関わらず、私はぶるぶると震えながらその試合を見た。本当に寒かった。買っていったビールも、結局飲まず終いだった。
試合自体はカープの惨敗。チャンスはことごとくものに出来ず、相手チームの四番デントナに満塁ホームランを打たれるなど、まるで良い所なし。今年のカープは本当に弱い。
それでもまあ良いか、という気にもなった。
黒い喪章をつけたカープの選手たちが、木村拓也を思い出しながら戦うところが観れた。だからまあ良い。
帰りの電車はそんなに混んでいなくて、座席に座りながら私は色んな事を思い出していたらうとうとと眠くなってしまった。
起きたらちょうど小岩だった。
ついている、と思った。
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